Monday 8 May 2006

永住権

先日、晴れて永住権を取得いたしました。

英国では、「Indefinite Leave to Remail (ILR)」、「永住権」というよりは、「無期限滞在許可」ですね。

とにかくこれで、一つ面倒なことが終わりました。

結婚してから2年の間に相方が英国に帰化した為、前回私の配偶者ビザを申請した時のステータス(永住権保持者)とは変わってしまったので、何かつっこまれたりはしないかと心配していたのですが、杞憂でした。良かったです。

でも、やっぱり申請料金、高すぎです。
郵送で335ポンド、直接行って申請して500ポンドは、やっぱり高いよう。

直接行く方が高くなるのは、よほど書類不備他の問題がない限り、ビザを即日発行してくれるからです。郵送だと1ヶ月くらいかかるのです。その間パスポート預けっぱなし。うちは相方がパスポートが必要になるかもしれないのもあって、直接申請にいきました。だから500ポンドです。う~ん。必要経費だからしかたがないけど、高いよう。。。

500ポンドあったら、2人で週末、パリにショートトリップくらいできてしまう~。

おまけに、係員の態度がひどかった。外国人とは話もしたくない、という感じで・・・。私の書類を見ては放り投げ、を繰り返し、最後には自分が持っておくべき書類まで返してしまったかもしれないので、返した書類をチェックしろ、とか言い出す始末。。(結局彼女の側の他の書類の下に隠れてた。)

すごーく嫌な気分でしたが、ここで喧嘩してビザがもらえなかったら困るので、じっと我慢。。そのあと、パスポートを預けた状態で2時間後に戻ってくるようにいわれ、1時間半後くらいに戻ってきて待ってると、ほどなく受付番号を呼ばれ・・行ってみると、すごーくあっさりパスポートを返されました。パスポートにはA4サイズの紙(Home Office からの手紙)がはさんであり、そのページを開けると、「Indefinite Leave to Remain」と書かれたステッカーが・・・。

終わりよければすべてよしです。
どんなにいやな係員でも、ビザくれたから、よしとします。
逆に、どんなにフレンドリーな係員でも、ビザくれなかったらダメだしね。

まだまだ色々問題がありますが、とにかく一歩進みました。
これからも、頑張ります!

Monday 17 April 2006

The No.1 Ladies\' Detective Agency

by Alexander McCall Smith

「The No.1 Ladies' Detective Agency」シリーズの第一弾。
私の大好きなシリーズです。

一冊目は表紙が気に入ってお買い上げしました。
いわゆる、ジャケ買いです。

The No. 1 Ladies' Detective Agency (No. 1 Ladies Detective Agency (Paperback))


このシリーズの本の表紙は、動物がアフリカ風のカラフル画風で描かれています。
アフリカの絵画は、日本人には考えられないような色彩が素敵です
民族衣装も、すごく綺麗。(でも、あの鮮やかな色彩は、彼らの肌の色であるから似合うんだろうなあ。日本人の肌だとぼやけちゃうよ。)

この本の舞台はボツワナ。プレシャス・ラモツウェ(Precious Ramotswe)という女性が亡き父親の遺産を受け継ぎ、それを元手に探偵事務所を開設します。

鋭い洞察力、女性ならではの観察眼、彼女の生まれ持っての才能である人間を見る目と、色々と辛い経験をした女性だからこそ持てる優しさでもって、バサバサと(小さな)事件を解決していきます。

まるで、私の大好きな、大岡越前さまのようです。(彼も、大工さんの借金問題みたいな小さな事件を、見事に円満解決させてますよね。)

女性におすすめ。すごく元気になれます。

アフリカの景色を、マ・ラモツウェの運転する小さな白いバンがのんびり走っていくのを想像すると、心が癒されます。

これ読んで、ボツワナに旅行したいと思ったくらいです。

お勧めのシリーズです!

Saturday 15 April 2006

イースターホリディ

イースターホリディの為、昨日、4月14日(金)から4連休です!

でも相方は、金・土は仕事。つまらん。

おまけに木曜日の夜に相方と喧嘩して、昨日は一日ふて寝してました。
ストレスがたまると眠くなるのです。

寝て、ご飯食べて、寝て、ビール飲んで、寝て・・・という風に、怠惰な一日を過ごしてしまいました。今日は、ちょっと浮上したかな。でもまだかなり、気分はブルー。今回の諍いの原因は、ちょっと深刻な問題で、解決するまでは気分すっきりにはならないだろうな・・・。

相方との関係で、文化の違いでイライラすることはたまにありますが、今回のイライラは文化の違い+お互いの国の経済力の違いに根ざしており、怒りのやり場がない状態。

東南アジア諸国は、日本人が経済発展の道のりのなかで、どこかに置き忘れてしまった何かを、まだ持ち続けています。人々は純粋で情に厚く、助け合いの精神に満ちております。

実は私は、このディープな人間関係が、ちょっと苦手。良い事だとは思うけれど、良い事だからといって偉そうな顔して押し付けられると、イライラしてしまう。親切の押し売りのように感じてしまうのです。

悪気がない分、よけいに腹がたつ。だって、怒りの持って行き場がないから。

無邪気で罪がないという事は、時として無神経で厚顔になり得ると思う。

東南アジアが大嫌い状態です。ホント、イライラしてますね。私。

Tuesday 4 April 2006

The Curious Incident of The Dog in The Night-time

by Mark Haddon

この本は、表紙が気に入って買いました。

私は犬が好きなので、くたばっている犬を見て「ムムム」と感じてしまったのです。

本を手にとって裏の解説を眺めると、フムフム・・・

アスペルガー症候群(軽症の自閉症)という障害をもつ15歳の少年クリストファーが、隣家の犬が殺された謎を解くべく、(彼にとって)一世一代の冒険にでかける。

ちょっと中をぺらぺら・・・不思議な図表や絵がちらほら。う~ん、気になる。えい、買っちゃえ!てな感じでご購入です。

結構良く売れていた本みたいで、地下鉄で読んでたら、近くの席の人も同じ本をよんでた、なんて事がちらほらありました。(というか、私は結構、本屋で平積みの本を買うので、そういうことが多々あります。)

この本を読んでいた頃、私はちょっと貧血気味だったのか、人ごみを上手く歩けない事があって、そういった状況を相方に説明するのに「ちょっと今、私、クリストファーってる。」なんて言ってました。だから私は、彼の気持ちがとても良く理解でき、それだけにこの物語は痛々しくもあり、微笑ましくもありました。

英語的には簡単なので、一気に読めちゃいます。
子供向けバージョンと大人向けバージョンがあるらしい。私が読んだのは、どっちなんだろう。(青い表紙のバージョンです。)

↓この、表紙がなんともいえません。
The Curious Incident of the Dog in the Night-time

Saturday 1 April 2006

エイプリルフール

今日は4月1日!エイプリルフールです!

イギリスでは、BBCとか新聞なんかが、ほらニュースを流してくれるらしいので、ちょっと楽しみ。

だまされないようにしなくっちゃ!!

Wednesday 29 March 2006

休肝日

この頃仕事が忙しくてストレスがたまっていたのか、半月近く休肝日が無かったのですが、昨日は久々に休肝日をとりました。今日も頑張れば、二日続けて休肝日。頑張ろう。

日本にいた頃は、2~3年くらい、まったく休肝日が無かったような気がする。
イギリスに来てからも、一人で暮らしていた頃は、ほぼ休肝日無しでした。

相方があまりお酒を飲まないので、一緒に暮らすようになってから酒量がちょっと減少。

結婚してからは相方がうるさくなって(子供ができたら、とか考えているらしい)大幅に減少。今は、週に3日の休肝日を目標にしています。まあまあ達成できてます。すごい!(自画自賛)

なのに、この半月は休肝日がとれなかった。そろそろ相方の視線が痛いので、頑張ります。

しかし、呑み助がイギリスで節酒するってのはキツイ。
なぜかというと、イギリスは日本よりお酒が安いんです~。
近所の Wine Shop では、500ml缶が6本で5ポンドなんですよ!
1本200円もしないのです。天国みたいなもんです。

でも、昔は一人でワイン1本くらいすぐ空いたのに、この頃は半分くらいで満足できるようになったから、経済的です。燃費が良くなったというか。その分、ちょっと良いワインが飲めるぞー!

結婚して、量より質の女になったのね。

Tuesday 28 March 2006

サマータイム

サマータイムで時差ぼけです。

たった一時間なのですが、身体が微妙に慣れません。

朝の出勤がつらい・・・。
夕方は5時になっても明るいので、ついつい残業してしまった。

適応能力ないのかな。夜も、いつも寝る時間には眠くならないし。
きっかり一時間、夜更かししてます。

生活のリズムって、思ったよりも身体に染み付いているですね。

でも、仕事終わって外に出てまだ外が明るいってのは、断然気持ちを明るくしてくれます。

嬉しい~~!!

Sunday 26 March 2006

My Sister's Keeper

by Jodi Picoult

最近読み終えたばかりの一冊です。

3歳で珍しいタイプの白血病を発病した姉のドナーとなるため、最も遺伝子的に適合した受精卵を選んで妊娠、出産された少女。13歳となった彼女が、大きな移植手術を前に両親を訴えるという、とてもヘビーなテーマのお話です。

アメリカ英語なので、正直、私にはちょっと読みにくかった。。。

それに加え、内容がemotional なので、途中でちょっと、地下鉄の中では読めないなあ、って感じになってきて。。 真ん中すぎあたりで、読みながら涙がでそうになって、恥ずかしいので地下鉄で読むのをやめました。で、最後の最後の感想は、

「こう来たか!やられたー!!」

という感じです。大泣きしてしまいました。(クスン) 身内に重い病気の方がいらっしゃる方には、読める話ではありません。つらすぎる。。

でも、平易な文章で(病気関係のボキャブラリーはやたら難しいですが。でも、そんなの、日本語でだって100%理解できないし。。私の場合。)、場面転換なんか、そのまま映画にでもできそうな感じの本でした。


本の虫

私はかなり「本の虫」です。

というか、活字中毒と言うべきか。
新聞でも雑誌でも、とにかく何でも文字を読む。
ひどいときは広告でも読んでます。

ロンドンに来て日本語のものが手に入りにくくなったので、とにかく手元にあるものは何でも読んでるかも。。
でも、手に入り易さのため、英語のものを読むことが増えたかな。

ただ問題は、私、英語の本を読むのが遅いのです~。
読解力は悪くないと思うんだけど。。
新聞は結構ちゃっちゃと毎日読み捨て状態だし。。

でも本となると、じっくりゆっくり読んじゃって。。
結構時間がかかります。
まあ、通勤時間しか読書の時間がとれないというのもあるのですが。。

日本にいた時には、本を読むたびに一言感想を書きためていたのですが、ロンドンに持って来るなりラップトップのハードディスクが壊れてしまい、データも修復できず、で、全部記録をなくしてからは、読みっぱなしになってました。

でも、せっかくブログがあるんだから、これまでに読んできた本をの感想を、徐々に書き残していこうと思います。

London ? UK?

この頃思うこと。

今、どこに住んでいるかと聞かれたら、私は、「ロンドンに住んでいる」と答えます。UKに住んでいますと答えることは、まず、ないですね。

逆に、「どこから来たの?」と聞かれたら、「日本」と答えます。「日本のどこから?」と聞かれて初めて、都市名を出します。

私、UKに住んでいるという自覚がないんですよね~。ここはあくまで「ロンドン」なんです。

それくらい、UKのほかの都市とロンドンでは趣が違うんですね~。

ロンドンは、本当に人種のるつぼ。だから、居心地が良いのです。
ロンドン以外の町は、観光旅行に行くならたのしいけど、住むとなると、私にはちょっとキツイだろうなあ。

結局私には、UKに帰属意識はないのですね。あくまで日本人のままで、外国人としてUKに住んでいる。移民という自覚さえない。だからロンドン以外の町は、ちょっと住み心地悪く感じるのかもしれません。

Monday 20 March 2006

帰化申請

帰化申請

英国では、「Naturalisation」 と言います。

個人の状況によって申請資格は若干異なりますが、

英国に合法的に滞在して5年以上(英国人の配偶者は3年)、
且つ
英国の永住権をもっての滞在が1年以上

それに加えて、「Life in the UK」とかなんとか言う
citizenship 取得に必要なペーパーテストを受けて合格なければならなくなりました。または、指定されたコースを終了でもOKらしいです。

テストは、あるテキストブックに準拠して出題されるので、それ一冊をみっちり勉強したら余裕です。

まあ、そんなこんなで相方は帰化申請しました。
一般的には審査に3ヶ月と言われているのですが、相方が申請したところ、一週間後に「申請書を受領しました&申請料を領収しました」手紙。
そして、その一週間後にまた、Home Office から手紙が。。。

おそるおそる開けてみると、
「貴殿の申請が通りました」という手紙。
日付は、前回の申請書受領報告手紙から、たったの3日後です。

ちゃんと審査してるのかなあ。。

まあ、通してくれたんだから文句はないけど。。。

Saturday 18 March 2006

そろそろ春

前回落ち込み投稿していらい、書いていませんでしたが、この頃気持ちが復活してきました。

やっぱり冬は気持ちが落ち込むのかしら。
この頃、夕方6時くらいまで明るいから、気分も上向いてきたのかな。

もう一つ、相方の英国への帰化申請が通ったのもあると思います。
正直、時期尚早かと思ってたんだけど、事情があったので、あたって砕けろで申請したところ、あっさり認めてもらえました。あんまりあっさり認めてもらえたので、ちょっと気が抜けたくらい。

でも、心配事が一つなくなった!
まあ、今でも仕事のことや、これからの生活のこと、いろいろ心配事はつきませんが、まあなるようになると気楽に行きましょう。

実は今は、自分の仕事について悩み中。生活を安定させる為には、今の仕事は必要だし、仕事自体に不満はないけど、やっぱり夢に向かって努力したいなあ。
今まではとにかく仕事に慣れるのに必死だったけど、これからは、なんとか自分の夢の為に努力する時間を見つけられるようになろう。