Thursday 24 November 2016

Apprentice を見て、Big Mouth について考える。

英国のリアリティ・ショーとしては、そろそろ古株ともいえる
Apprentice.

コンセプトは、壮大なるジョブ・インタビュー。

ホストは英国有数の大企業のワンマン社長で、
参加者は毎週2チームに分けられ、ビジネスタスクを与えられる。
負けたチームから毎週一人以上が脱落し、
最後まで残った人が、ホスト社長が経営する会社で6桁
(英国ポンドで6桁、つまり、日本円だと1千万以上)の
サラリーの仕事に就ける。

という、番組です。

最近は、エサは6桁サラリーマンではなく、
ビジネスパートナーとして、250,000ポンドの投資と、
ホスト社長やその幹部のコネ、となっていますが、
番組の大筋には変わりありません。

さて、そんなリアリティ・ショー、参加者にはかなり
 Big Mouth (大言壮語する、ほら吹き)な方々がいらっしゃいます。

そういう方々は、まあ正直な所、私がホストだとしてもクビだな、
と思いながら見ているのですが、やっぱりクビになります。

何故なのかと、考えてみました。

何故、私がだめだと思う人は、やっぱりクビになるのか。

それはきっと、そういう風に番組を作っているから。
ある程度の段階で、誰がクビになりそうか、なんとなくわかる。

クビになる人の共通点として感じられるのは、
彼らのパフォーマンスと、言ってる事の差。
それが、視聴者に違和感を感じさせるわけですな。

そういう感じの人は、ほぼ間違いなくプロジェクトマネージャーとかを
割り当てられて、チームが負けたらクビ、という経路をたどっていると思う。

ではそれが、実際の会社でも当てはまるのか。

「この人は、口では自分がとても能力があるような事を言ってるけれど、
実際のパフォーマンスはそうでもないな」
という印象を、上司や同僚に与えてしまったら、クビになるのか?

私の印象としては、平社員なら問題ないと思う。
なんとか、だらだらと勤め続けられる。

きっと、中間管理職くらいまでなら、問題ない。

でも、上に行けば行くほど、厳しいと思う。

そして、英国は年功序列ではないので、
役職が上がらないとお給料は上がらないから、
Big Month の役立たずの場合、お給料があまり上がらないと思う。

もしくは、もしBig Month の役立たずが幅を利かせている職場なら、
他の人が嫌になって辞めちゃうかも。

そう思うと、英国のほうが、シビアだけど、健全かなあ。



この人も、出世しそこねたのかなあ。

Monday 21 November 2016

トイレットペイパーの哀愁

昔、親元を離れてロンドンに渡り、
渡英直後にお世話になっていたホームスティの家も出て、
シェアハウスに移って一人暮らしらしい一人暮らしをはじめた時、
トイレットペーパーを自分で買うようになって、
自分が自立したなあ、としみじみ感じました。

そして結婚して、二人になったからトイレットペーパーの買い置きも増えて、
自分が所帯じみてきたなあ、なんて感じていました。

そして今、自分が歳をとったなあ、一番しみじみと思うのが、
スパーマーケットでトイレットペイパーを選んでる時。

お金の無駄?と、若い頃は思っていました。
でも、歳をとってくると、お尻をいたわることも大切だと思うようになったのです。

今まで、スーパーのオリジナルブランドの中でも一番安いやつ買ってたのに、
最近は、スーパーのオリジナルブランドの中でもソフトでナイスな、
ちょっと値の張るものを使うようになりました。

若い人でトイレットペイパーの質にこだわってる人は、
ちょっと見栄っ張りなところがあるかな、なんて思ったりするのですが、
歳をとってくると、ちょっとしたところにちょっとした贅沢を求めるのです。

とまあ、なぜかしら、私にはトイレットペーパーに、
人一倍の思い入れがあるようです。



この人にも哀愁を感じます。


Wednesday 16 November 2016

イギリスでアーリーリタイア、もしくはセミリタイアするには、いくら必要か? (2)

前回の記事:イギリスでアーリーリタイア、もしくはセミリタイアするには、いくら必要か? (1) の続きです。

前回の記事では、目標を £1 million と設定し、
投資などせず普通に貯金をした場合、目標達成までに何年かかるか、
シミュレーションしました。

そして、今のペースで貯金を続けた場合、
£1 million に到達するのは75歳という事が発覚し、ショックを受けておりました。

75歳って。もうアーリーリタイアどころか、レイトリタイア。。。
それはちょっと、悲しい。

さて、今回は逆に、自分の現状は一切考慮せず、単純に月いくら投資にまわして、年利何パーセントくらいで運用できれば、 £1 million に到達つするのかをシミュレーション。

あ、でも、一応自分の年齢は考慮して、まずは期間20年で計算してみました。
20年後、私は還暦越えてますので、すでにアーリーリタイアではないのですが。。

ゼロからの出発で、20年で金融資産 £1 millionに達するためには、
月£2,000 を投資にまわし、それを年利7%で運用する必要があるようです。

これを、Doable と感じるか感じないか。

難しいところです。

両方とも、多分短期間なら可能かもしれませんが、
それを20年続けなければならない、というのが難しい。

私としては、正直のところ、あまり現実的には可能ではない、と
考えてしまいます。

では、どうしたら良い?

投資にまわす額を増やす?
それとも、もっと良い利率での運用をめざす?

投資にまわす額を増やしすぎたら、今の生活を楽しめなくなりそう。
老後の事を考えるのは大切だけど、老後の為に今の生活を犠牲にするのは、
本末転倒な気がする。

では、もっと良い利率での運用をめざす?

それはつまり、リスクをとることになります。

リスクをとって、結果オーライなら万々歳ですが、
リスクをとる限り、結果が上手く行かない可能性も多々あるわけで。

そして、結果は20年くらい経たないとわからないわけで。

投資の一部をリスクの高い商品に振り分けることは検討しますが、
全体的には、どうしても保守的な投資に走ってしまいます。

ああもう、八方ふさがり。



Monday 14 November 2016

Japan Rail Pass の日本人特例がなくなっちゃうんですね。

本日、Facebookなどつらつらと眺めていたら、
Japan Rail Pass の日本人特例が廃止されるんですね。

ちょっと残念です。

英国に暮らして15年、夫と結婚して12年。
その12年の間に、Japan Rail Pass を使ったのは、多分3回。

実家が関西にあるので、滞在中に東京に行きたい場合は購入していました。
関西から東京への往復新幹線プラス、あと少し乗ったら元がとれるという程度の
価格設定のため、重宝していたのです。

3回のうち一回は、ガッツリ新幹線を乗り倒して、
かなりお得な旅をする事ができました。
もう、そんな事ができなくなるのかと思うと、ちょっと寂しい。

夫の分は買えるとはいえ、世帯出費を考えてしまいますからね。

来年の6月で終わりかあ。
その前に、最後の Japan Rail Pass ガッツリ旅行を計画してみようかなあ。

そして、それ以降は、青春18切符を夫にも使わせる。

それはそれで、楽しそう。

Friday 4 November 2016

夫と出会った経緯 (思い出)


現在、古いブログからの記事の移行をゆるゆるとやっています。

3年半前の私は、どうやらミャンマー特集をしていたようで、
やたらミャンマーについての記事が多いのですが、
その中で、夫と出会った経緯について、つらつらと書きなぐっていたようです。

夫との出会い(1)
夫との出会い(2)
夫との出会い(3)
夫との出会い(4)

4部作も書いたのか!と自分で自分に驚きましたが、
一つの記事が短いので。

私のブログは、本当に不定期更新で、気が向いた時にババーっと何回か更新して、
仕事などが忙しくなったらピタッと止まる、を繰り返してきました。

一年以上更新しなかった時期もあります。

でも、たとえ不定期でもボチボチと書いてきたものが、ある程度の量になってきました。

そしてこうやって、昔に書いた記事を読み返してみると、
当時どんな事があって、その時自分は何を心配したり考えたりしていたのか、
いろいろな事が思い出されてきて、なかなか感慨深いです。

外国生活は、楽しいようでつらいこともあって。
そんな中で少しでも自分を表現しようと始めたブログですが、
ブログって、未来の自分の為に書いているんですね。

今後も、気の向いた時・不定期更新になると思いますが、
それでも、どんなに更新の間が空いても、また、戻ってくると思います。

毎日、面白い記事を更新して数多くの読者に読んでいただくだけが、ブログではありません。

私のブログのようなブログの在り方も、有りだと思います。

Wednesday 2 November 2016

なぜ私はビルマ語を話せないのか (再考察)

現在、古いブログからの記事の移行をゆるゆるとやっています。

何かツールを使ったらすぐににできるのでしょうが、
ゆっくりと昔の記事を振り返りながら手動でやっている為、遅々としてすすみません。

先日移行した記事の中に、こんなのがありました。


なんで、私がビルマ語を話せないのか(理由を考察してみました)

2013年2月の記事です。
3年半前の私は、ビルマ語を勉強しようと試みていたのです。

というか、2年に一回程度ミャンマーを訪問するのですが、
その度に、ビルマ語を勉強しようと試みて、その度に挫折しているのです。

こんな感じでやっている為、夫と結婚して12年たった今でも、
私のビルマ語が上達しそうな気配は一向にありません。

まあ、わかっているんです。

一番大きな理由は、必要に迫られていないから。

夫とは英語で話しているため、意思の疎通に問題はありません。
夫も私も、英国生活が長くなるにつれ英語も上達してくるので、
英語でのコミュニケーションが一番楽です。

私のビルマ語の練習の為にと、ビルマ語で話そうとしても、続かないんです。

これは、留学生が留学先で日本人同士でつるんだら
英語が上達しない、といわれているのと同じです。

中には、日本人同士でも英語(ないしは留学先の言語)で話すという、
意思の強い学生さんもいらっしゃるようですが、

正直な所、意思疎通に問題の無い共通言語がすでにある場合、
学習中のたどたどしい言語で意思疎通を試みるというのは、とても難しい。