Saturday 1 December 2018

毒を食らわば皿まで

メイ首相がEUと合意した離脱案は、
英国としてはかなり妥協した内容のようですね。

これからEUと合意した離脱案が英国の議会にかけられるわけですが、
「この案に合意する事は、結局EUに残るのと大差ない」
と言うような意見もあるようで、議会で否決される可能性は
無きにしも非ず。って言うか、結構高いかも。

なんとなく、合意なきブレグジットになりそうな予感がしてきています。
ここ数日の、ロンドンの荒天も、心に影響しているのかもしれませんが。

元々ブレグジットは英国に主権を取り戻すためのもの。
誇り高き英国の国会議員は、英国経済が少々停滞しても、
英国民が英国の主権を取り戻す方を選ぶかもしれないと思うのです。

乗りかかった船。もしくは、
毒を食らわば皿まで。

今のままの、かなり妥協した離脱案を受け入れてしまったら、
それでおしまいです。
でも、否決したら、再交渉のチャンスができる。
そこで最後の悪あがきをして、ダメなら合意なきブレグジットも上等。

そう考える議員はがいるのではないかと思うのですねえ。


驚きなのは、この後に及んで、「まだ2回目の国民投票を!」と
叫んでいる人がいる事。

個人的には、2回目の国民投票には絶対に反対です。
そんな事をしてしまったら、国民投票の意味がなくなってしまう。

「結果が気に入らないからもう一回」て、子供じゃないんだから。
そんな事をやり始めたら、民主主義の土台が揺らいでしまうと思うのです。

誇り高き、社会民主主義の英国が好きです。

もし、2回目の国民投票なんて情けない事になったら、
真剣に、英国脱出を検討するかもしれません。

でも私も夫も、もう40代。
今から他の国に移住するのは難しいかなあ。

No comments:

Post a Comment