今日(2月1日)の朝、いつものようにワタシを起こしに来た夫(ミャンマー人)が、開口一番に言いました。
「悲しい知らせがある。ミャンマーでクーデターが起こった。」
「えええ。」
2020年11月に行われた選挙に不正があったとして、軍がアウンサンスーチーや大統領などを拘束し、「群が国家の権力を掌握した」と宣言したそうです。
選挙に不正。他にも、そんな事言ってる人がいたなあ。
ミャンマーに電話はできるのかと聞いてみたらば、電話は普通になってるけど、インターネットは、つながる事もあるらしい。
前回のクーデターが起こった1988年とは異なり、今のミャンマーでは、外資系プロバーダー数社による携帯電話とインターネット回線が普及しています。それらを直ちに完全に止める事はできないのでしょう。
幸い、夫の母親(義母)からインターネット電話がかかってきて、少し話す事ができました。
少しでも話す事ができたら、安心します。
彼女が言うには、今のヤンゴンは混乱しているそうです。
普段は汚い言葉を使わない彼女が、「サノバビッチ(のミャンマー語版)」と言っていたそうです。
そうやろうなあ。
普段汚い言葉を使わない人でも、悪態の一つもつきたくなるやろう。
義母は今年81歳。
去年、80歳の誕生日をお祝いにミャンマーに行きたかったのですが、コロナのせいで行けませんでした。
コロナが収まったら、会いに行ってお祝いしたいと思ってたのですが、どんどん先行きが不透明になっていく。
不透明というか、もう、どどめ色。
今年81歳の義母は、生まれた時は第二次世界大戦、その後、英国占領下のミャンマー、ミャンマー式社会主義、軍事政権、そして一応民主化したと言われていたミャンマーと、色々なミャンマーの顔を見てきました。
クーデターや暴動を目の当たりにしたのも、今回が初めてではありません。
だから夫は、彼女は大丈夫だと言ってます。
とは言っても、やっぱり心配。
これからどうなるのか、毎日ニュースにかじりつきな生活になりそうです。