Wednesday 28 October 2020

親切をやり散らかす人達

時々、テレビ番組で、有名人が「昔、あれそれこういう事ですごくお世話なった人がいて、その人を探し出してお礼を言いたい!」と、会いに行く企画がありますよね。

あれ、やっと探し出した人に、有名人が、「あの時お世話になった〇×です。あの時はお世話になってありがとうございました!」って突然お礼をいっても、意外と相手の反応が鈍かったりする事ってありません?

おそらく、事前打ち合わせをしないで、ドッキリでやった場合に、そうなってしまう危険性があるのだと思いますが、やっと探し当てた恩人は、そんな昔の事、ぱっと思い出せないという感じ。

薄情な。と思われるかもしれませんが、それは、仕方がない事なんです。

親切を受けた方は、常々もしくは時折、「いつかこの恩返しをしよう」と考えてながら生活しているかもしれませんが、親切をした方は、「いつ誰にこんな親切をした」っていちいち考えて生活しているわけではありませんからね。

親切は、した方は案外忘れてしまっているものなのです。

特に、心の底から親切な人というものは、色々と親切をやり散らかしているので、いちいち覚えていないのですよ。

うちの夫(ミャンマー人)も、そんな、親切をやり散らかす人の一人。

以前、ミャンマーに里帰りした時に、お義母さんの生まれ故郷の村を訪問しようという企画を立てた夫。

お義母さんの生まれ故郷の村は、それはもう、辺鄙な所にありまして。

エーヤワディー川デルタ地帯の、網の目のようになった川の中洲の一つにあるので、車では行けない所なのです。

最寄りの町まで車で行って、そこから小さなボートに乗って、約2時間。

ヤンゴンのシティーボーイの夫には、少し手に余る企画だったのですが、彼の友人に、その地域に詳しい人がいて、その人が色々手配してくれて、お義母さんの故郷への旅が実現したのです。

いやあ、すごいお世話になった。

っていうか、その旅に一緒に来てくれたし。その友人。

だって、すごいアドベンチャーだったんですよ。

もちろん、車とかボートとかのチャーター代は夫が出していますが、それにしても、どんだけ親切なんや、その友人。

と思っていたら、その友人が言うことにゃ。

どうやら昔、夫が、その友人が困っている時に助けた事があるそうなのです。

「とてもお世話になったから、これくらいの事、チョロイもんさ!」と言うのです。

なぜ、助けた事がある「そう」なのかと申しますと、

なんと夫は、その事を覚えていないのです!

「覚えてないんだけど、何したのかな~???」って、首をかしげている。

多分、夫の事なので、すごくお金がなくて困っている時に、お金を貸すかカンパするかしたんだと思いますが、夫はそれを覚えていない。

なぜなら、夫がそういう風に人を助けているのは、その友人だけではないからです。

やり散らかしてるので、覚えていないんですね。

ここでワタシが学んだ事は、ズバリ、

「親切をやり散らかす人達は、自分がした個々の親切については覚えていない」

だから、いきなり行ってお礼を言っても、何のことか分からないのですよ。

「昔、お世話なった人を探し出してお礼を言いたい!」企画をやる時は、感動の再会前に、事前うち打ち合わせをする事をお勧めします。


エーヤワディー川デルタ地帯。水草をかき分けながら進むボート。


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Tuesday 27 October 2020

30分で40万使ったマダムの見る世界

30分で40万のお買い物をしたマダム。

30分で40万。 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/3040.html

その買いっぷりに、かなりビビッてしまっていたのですが、翌日も同じメンバーでアユタヤ遺跡観光です。

行きはマイクロバスでアユタヤまで行き、遺跡見学の後は、チャオプラヤ川をクルーズしてバンコクに戻ってくるというツアーで、なかなか盛りだくさんのツアー。

つまり、丸一日ご一緒するわけです。

どうなる事かと少し心配したのですが、フタを開けてみたら、なかなか気さくで話しやすい人でした。

というか、芯からのお嬢様で、嫌味がない人だったのです。

育ちが良いんやなあ。

お土産物屋さんで、カワイイけど、いつどこで使ったらよいのかわからないようなタイシルクのクラッチバッグをみていたら、

マダム:あら、これカワイイじゃない~。

ワタシ:カワイイけど、使う機会がなさそう。

マダム:うーん。そうねえ。でも、パーティーに行く時に、ちょっと持ってたらカワイイわよ~。

という感じ。

アユタヤからの帰りのクルーズ、デッキでまったりと河からの風に吹かれながら世間話をしていたのですが、どうやらさる銀行の偉いさんのご令嬢で、旦那様も同じ銀行にお勤めらしい。

「パーティー」が日常に組み込まれたような生活をしている方だとお見受けしました。

ワタシ:ルイ・ヴィトン、お好きなんですか?

マダム:そうなの~。海外だと、日本にない品物があったりするので、旅行の時には寄るようにしているの~。ほら、良いものは長持ちするから。娘とか孫娘の代まで使ってもらえるし。

とまあ、こういう感じの会話だったののですが、このセリフをマダムが言うと、嫌味じゃないのです。

生きてる世界が違うから、何を言われてみ嫌味に感じない。

このマダムの見る世界っていうのは、どんな感じなのかなあ。

あれから約四半世紀。

その後もワタシは、あのマダムの見るような世界を体験したことはありませんでしたし、きっと今後もないでしょう。

世の中にはこういう人が存在するのだと、感心してしまった若き日のタイ旅行でした。


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Monday 26 October 2020

30分で40万。

昔々、まだワタシが日本でOLをしていたのは、1990年代の後半の事でした。

ワタシは、大学在学中にバブルが崩壊し、そのまま就職活動戦線に突入した、初期の氷河期世代にあたるのですが、なんとか就職した後も景気が上向くことはありませんでした。

当時は最悪だと思っていた就職戦線も、今思えば、ワタシの後輩世代よりは、幾分かはマシだったのかもしれません。

ワタシがなんとか就職した会社は、どうやらワタシ達の年度を採用した後に力尽きたらしく、以後、後輩が入社する事はありませんでした。

その会社には6年務めたけど、6年間ずっと一番下っ端OLだったと思う。

つらいなあ。

そんな下っ端OLだった頃、何とか仕事をやりくりして休みをとって、大学時代の友人と一緒に、3泊4日のタイ旅行に行ったのです。

1996年、今から24年前の春。

当時は、今みたいにインターネットでサクサク海外旅行の手配なんてできませんでしたから(っていうか、インターネットが普及していませんでしたから)、旅行会社で2名から手配してもらえるパックツアーを申し込んでの旅立ちです。

もちろん、バンコクにスワンナプーム空港ができる前の事ですので、ドン・ムアン空港に降り立った我々は、現地ガイドと合流して、マイクロバスでバンコク市内に向かいます。

3泊4日なので、ガッツリ活動できるのは正味2日間。

その2日間の間、ずっと同じガイドさん(日本語ができるタイ人の女の子。カワイイ。)にお世話になりました。

今でこそ、海外旅行の個人手配なんて、スイスイとインターネットでできてしまうので、現地ガイドのお世話になる事なんてないのですが、四半世紀前は、ワタシのような下っ端OLでも、現地ガイドさんのお世話になるような旅行をしていたのです。円高やったし。

ガッツリ活動できる正味2日間のスケジュールは、一日目はバンコク市内観光で、二日目はアユタヤの遺跡めぐり。

観光は、ワタシ達とはホテルは別だけれども、同じ日程でバンコクに来ている人達と合流する事になります。

団体行動になるだろうなあと、思っていたら、たまたまお客さんが少ない時期だったのか、ご一緒するのは、ワタシ達よりハイグレードなホテルに滞在するリッチな中年のご夫婦一組のみ。

運転手さん、ガイドさん、ワタシ達、リッチなご夫婦の6人旅となりました。

少人数で、ゆるゆると活動できて良かったのですが、今、振り返ってみると、この旅行で一番印象に残っているのが、このリッチなご夫婦の奥様だったりするのです。

このリッチなご夫婦、バンコク市内観光の最後に、ルイ・ヴィトンのお店に連れて行って欲しいとガイドさんにリクエストされました。

ワタシ達に、ルイ・ヴィトンに寄っても良いかと聞くガイドさん。

いくら当時は円高だったとは言え、下っ端OLにはちょいと敷居が高い、ルイ・ヴィトン。

せっかくやから、ワタシ達もウィンドウショッピングさせていただきましょうと、リッチな夫婦の後をノコノコとついて行く若造二人。

我々だけなら、恐れ多くて入店できませんからね。

品物と値札を見比べて、きょろきょろお上りさん状態のワタシ。

でも、ワタシみたいな若造が店内できょろきょろしていても、店員さんに嫌がられたりしません。

っていうか、店員さん、リッチなご夫婦の奥様のお相手に夢中だったのね。

お店には、30分も居たでしょうか?

奥様が購入する品物を決めて、旦那様がカードをきっている気配がして、お店の入り口に戻ったワタシ達。

その時、だんな様がぼそっと一言。

「このお金で、もう一回この旅行に来られるなあ。」

どうやら奥様、ほんの30分の間に、免税枠二人分一杯(一人20万円x2=40万円)の買い物をされたよう。

やるなあ、マダム!

バブルがはじけたとは言え、1990年代後半は、まだまだジャパンマネーが海外で幅を利かせていました。

まあ、四半世紀も前の話です。

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禁酒月間:あとは下り坂を下るだけ。

ワタクシの 10月禁酒月間(Go Sober for October)も、とうとう終わりに近づいてきました。

残すところ、あと6日。

一週間を切ったら、もう後は、惰性で坂道を下るのみです。

先日書いた、禁酒月間中の心の中を覗いてみると、

https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post.html

>22~27日目。今までの努力を無駄にしたくないので、今更あきらめてたまるかという気分で頑張る。

まさに、こんな感じの心境です。

今までの努力を考えたら、この6日間の禁酒なんて、屁のカッパ!

そして今年は、ワタシの禁酒月間を終了と、夫の退職が重なります。

退職というか解雇なのですが、それは気にしない。

破産管財人の仕事 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post_9.html

人生の一区切りと言いますか、新しい一章の始まりです。

ですので、11月1日には、夫のお疲れ様パーティーとワタシの禁酒月間達成お祝いで、酒盛りでもしようかと計画中。

禁酒月間達成お祝いが酒盛りっていうのも、ちょっと問題アリかもしれませんが、それも気にしない!


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Tuesday 13 October 2020

禁酒月間の一つ目の山

本日、禁酒月間13日目です。

元大酒のみのワタシが、1カ月の禁酒をどんな心持ちの乗り切るのか。

先日の記事では、禁酒月間中の心の動きを予想してみました。

禁酒月間中の心の中 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post.html

その中で、こんな事を書いておりますね。

「12~14日目。まだもう少し、惰性で行けるかな。」

今日は、そのど真ん中の13日目。

いやあ、惰性が無くなってきてる。

なんか、中だるみになってきているというか。

そして、10日(3分の1)とか15日(2分の1)みたいなキリの良い数字でもないので、モチベーションがない。

おそらく、明日も同じ感じだと思います。

明後日(15日)は、晴れて2分の1に到達するので、またモチベーションが上がると思うのですが。

それまでの間、なんとか今日と明日を乗り切らなければ。

そうか。

12~14日目は「まだもう少し、惰性で行けるかな。」ではなく、「一つ目の山」だったのね。

読みが甘かったなあ。ワタシ。

とりあえず、今日はノンアルコールビールでも飲んで、自分をごまかそうと思います。

今日、ノンアルコールビール飲んだら、明日は惰性で行けるかも。

15日(2分の1)を越すと、だいぶ景色が違って見えるはずなので、とりあえず15日まで頑張れ、ワタシ!


Friday 9 October 2020

破産管財人の仕事

夫の会社がコロナ倒産し、破産管財人が入って絶賛清算処理中です。

そろそろ、真剣に腹をくくる時が来たhttps://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/09/blog-post_23.html

倒産発表後、会社の経営陣は早々に退陣、破産管財人が入ってきて会社の主導権を握りました。

彼ら、破産管財人が会社の主導権を握って何をやるかと言いますと、

  • 会社の資産と負債を洗い出して、
  • 資産を売って現金化し、
  • そのお金を、債権者に優先順に分配するのです。

こうやって書くと簡単ですが、実際にやるのは大変です。

夫も、リストラは二度経験してますが、倒産は初めてなので、色々興味津々です。

ワタシも、経理畑で働く労働者の端くれとして、身近に破産管財人の仕事の話が聞けるのは興味深い。

というワケで、最近の我が家の会話は、破産管財人があー言ったとかこー言ったとか、夫の会社の清算処理に関する話題で持ちきりです。

破産管財人が入ってきて、まず取り掛かったのは、

  • 資産と負債の洗い出し
  • 従業員の職務内容の把握

資産と負債を洗い出して、評価額を算定し、資産の売却先を探しはじめました。

それと並行して、従業員を段階的に解雇するために、各従業員の職務内容の把握を行います。

英国では、コロナ禍休業させている社員の休業手当を政府が補助するという救済措置を行っており、夫の会社もその制度を使って数名休業させていました。

残念ながら、休業中の従業員は、即解雇です。

そして、休業していなかった従業員でも、セールスとか広報(PR)みたいな、清算処理に必要でない部署の社員は即解雇。

残っているのは、最低限のオペレーションに必要な人員。

お客様対応のコールセンターとかITとか経理とか。

彼らは、資産の売却先が決まるまでの間、とりあえず雇用が継続されます。

「資産の売却」といっても、もしかしたら、ビジネスごと、まるっと売却できるかもしれませんからね。その場合は、従業員付きで売るわけです。

もし、そうなった場合は、従業員は買い手の会社にまるっと移管され、解雇されるにしても、買い手の会社に解雇される事になります。

ちなみに英国では、会社が他社を買収して、従業員に余剰が出た為にリストラする場合、リストラ対象となる人員の選別において、買収された会社の従業員に不利があってはいけないという決まりがあります。

つまり、買収した側の会社の従業員も、リストラの憂き目にあう可能性があるのです。

実際、買収した側の会社の従業員だったのに、リストラされてしまった経験がある人に出会った事があります。

厳しいなあ。

閑話休題

夫の会社の清算処理の話に戻ります。

破産管財人も、最初は、ビジネスごとまるっと売却の可能性を模索していたようですが、そもそも倒産したビジネスなのですから、それをまるっと購入するなんて奇特な人はおりません。

その場合、資産を切り分けて売っていく事になります。

まずは資産を分類していくつかのグループに分け、それぞれオークションにかけて買い手を探すわけです。

結構な資産を残しての倒産だったので、資産の売却に時間がかかったようです。

なぜ、結構な資産があるのに倒産になったかというと、それをはるかに上回る負債があったからです。でも、それらの負債は、倒産となると優先順位がそんなに高くない「一般破産債権」のため、おそらくそれらの債権者に分配されるお金はないでしょう。

多分、資産を売却したお金は、優先順位の高い債権、つまり、

  • 破産管財人への報酬
  • 従業員の給与
  • 夫の会社の場合、法的に、顧客の為の問合わせシステム(ウェブサイト)をあと9か月間保持しなければならない為、その費用。

で、殆どが消えていくでしょう。

一般破産債権を持ってる方、ごめんなさい。

さて、夫の勤める会社が倒産を発表して、そろそろ3カ月くらいたちますでしょうか。

ついに、資産売却の目途が立ち、残った従業員が解雇される日が決定してしまいました。

顧客問い合わせシステムの保持には携わる従業員以外は、すべて解雇です。

夫も、顧客問い合わせシステムの保持には携わっていないので、その日が最終日。

今から最終日までの間は、不要となるシステムの解体なんかで、結構忙しくなりそう。

そして、顧客問い合わせシステムだけを残して、すべてをスイッチオフ。

そして、本当に、さようなら~。

けっこう長く働いていた会社だけに、なんか寂しいねえ。

Thursday 8 October 2020

人から嫌われる仕事

仕事を探す時、できることならば「人から嫌われる仕事」は避けたいものです。

「人から嫌われる仕事」と言っても、色々ありますが。

ぱっと思いつくのは、借金取りとか。

借金取りとまではいかなくても、債権回収のコールセンターとか。

コールセンターってのは、内容によっては(債権回収とかノルマのあるセールスとか)かなり人から疎まれる仕事で、やってる本人も、かなり心にダメージを受けると思います。

そういう、心にダメージをうける「感情労働」と呼ばれる仕事は、一般的にお給料もそんなに高くない事が多く、できれば、他に選択肢があるならば、避けたいと思う人が多いのではないでしょうか。

でも、考えてみたならば、世の中には、高度な資格が必要な為にけっこう高給で、高給な故に希望者も多い(資格がいるから簡単にはなれないけど)けど、でもやっぱり人からは嫌われる仕事っていうのもあるのですね。

それはズバリ、監査法人の会計士。

監査法人で働くには、何らかの会計の資格が必要ですし、その資格を取るのは簡単ではありません。

おまけに仕事もキツイ。

でも、お給料は良いし、資格に加えて監査法人でしばらく経験をつめば、将来、食いっぱぐれはなさそうです。

というワケで、監査法人で働きたい会計士はたくさんいるのでしょう。

でも、ワタシなんぞは企業の経理側の人間なので、監査の人たちなんて、鬱陶しくってしょうがない。

決算前の忙しい時に、あれ見せろこれ見せろ、これは何でこうなったんだ、あの数字をどうやって計算したんだ、、、

いやいやいやいや。ワタシら、今から決算しないといけないんです。

あんたら、期日までに監査しないといけないんでしょ。

でも、あんたらが監査する為には、うちは決算を終えなきゃいけないのよ~!

とまあ、なんとも鬱陶しい人達なんですよ。

監査法人で企業の監査をしている会計士は、企業の経理の人間から嫌われていることは確実です。

そして、大抵の監査法人には、企業の倒産を扱う部署もあるのですよね。

資格をもった破産管財人を、倒産した企業の清算をしてくれるわけです。

この、破産管財人。これも、結構人から嫌われる仕事だといういう事を最近発見しました。

というのも、夫の会社がコロナ倒産したので、現在、破産管財人が入って会社の清算処理中なのですが、この破産管財人さん達、従業員に嫌われているのですよ。

だって、これから従業員を徐々に解雇していくのは、この破産管財人さん達ですからね。

別に、破産管財人さん達が個人的に悪いわけではないんです。

でも残念ながら、ただ破産管財人だというだけで、「嫌われる立場」にいるわけなんです。

これは、つらい仕事やなあ。

色々、資格とか知識とか経験がないとできない仕事やし、もちろん高給取りやと思うけど、でも、精神的にはつらいやろう。

でも、仕事を割り切ってサクサクやったはるんやろうなあ。

ワタシも、経理畑の労働者の端くれですが、資格をとっても、監査法人には勤めたくないなあ。

いくら経験を積むためとはいえ、企業の監査とか、破産管財人とか、ワタシにはできそうもありません。

Wednesday 7 October 2020

禁酒月間中の心の中

ワタシにとって、10月は禁酒月間であります。

語呂合わせ好きの英国人が、10月を禁酒月間と設定し、チャリティー活動をやっているからです。

なぜ、語呂合わせ好きかと申しますと、10月の禁酒月間は

Go Sober October と呼ばれているからです。

Sober (シラフ)と October の ober 部分で音韻を踏んでいるわけですね。

そしてなぜ、禁酒月間とチャリティー活動が関係するのかと申しますと、

英国人は、何かチャレンジをする際に、周囲の人たちにそれを宣言して、見事成し遂げた場合は、ご褒美として(周囲の人たちに)どこかのチャリティーに寄付してもらうというチャリティー活動が、やたらと好きなのです。

よく、マラソンとかで寄付金集めてる人がいます。

10月の1カ月間禁酒っていうのも、ある意味マラソン的なチャレンジでありますので、これを周囲に宣言して「頑張ってるワタシ」をアピールし、周囲の人間に寄付をさせるわけです。

若干、自己顕示欲が旺盛な「かまってちゃん」という気がしないでもありません。

ワタクシは、そんなチャリティー活動とは全く無関係なのですが、10月に禁酒すると、飲み会とかがあっても、「今月は Go Sober October やってるから」っていってソフトドリンクで済ませる事ができるので、この機に乗じて、10月を禁酒月間としているのです。

英国では、11月に入るとすっかりクリスマス気分になって、街中が浮かれて飲んだくれはじめますので、10月あたりで一度ピシッとシラフになっておくのがよいですね。

そして、年間酒量をコントロールするのに、1カ月禁酒というのは、とても有効です。

2018年にセミリタイアして節酒活動を始めて以来、10月の禁酒月間も、今年で早や3回目。

でもやっぱり、元飲んだくれとしては、31日の禁酒はちょっとしたチャレンジです。

そんなワタシが、禁酒月間をどのような心持ちで過ごすか、ここに記しておこうと思います。

ーーーー

1~3日目。普段から飲酒は週2日ペースの為、3日までの禁酒はもう慣れたものです。

4日目。4日目は1ー3日目からの惰性でいけます。

5日目。30分の5、つまり6分の1が終わったと自分を励ます。(ここからは、31日ではなく30日で考え始める。31だと色々割り切れないから)

6日目。たった一日で、6分の1から5分の1になったと気分を良くする。(今ここです)

7日目。1週間経過。あと3週間半。

8~9日目。惰性でがんばる。

10日目。今日が終わったら3分の1!

11日目。3分の1終わった!

12~14日目。まだもう少し、惰性で行けるかな。

15日目。今日が終わったら半分!

16日目。半分終わった!

17~20日目。ちょっと惰性が弱まる。でも、今までの努力を無駄にしたくないので頑張る。

21日目。3分の2終わった!

22~27日目。今までの努力を無駄にしたくないので、今更あきらめてたまるかという気分で頑張る。

28日目。4週間終わった!明日からあと3日!

29日目。あと3日!

30日目。あと2日!

31日目。ラスト!

ーーーー

こんな感じで一カ月過ごします。

今日は7日目。まだまだ平気。

このまま、平気なまま1カ月過ぎないかなあ。

もう3回目なんだから、そろそろ、1カ月禁酒くらい、へっちゃらな人間になってもよいころなんですが。

どうなる事やら…。とりあえず頑張ります。


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