Monday 25 February 2019

お金を払うバトルに連敗中の夫(ミャンマー人)

夫(ミャンマー人)。

ミャンマー里帰り中に、お金を払うバトルで連敗記録を更新中。

夫(の言い訳):The battle is quite hostile...

さてその、「お金を払うバトル」とワタシが名付けたそのバトル、
どういうバトルかと言いますと。。。


ミャンマーでは、大人数集まって会食をする場合、
基本的に、割り勘はしません。

今まで、そんなシチュエーションで割り勘してるの見たこと無いです。

では、どうやって支払うかと言いますと、誰か1人が全部どどーんと払って、
他の皆は「アリガトゴザイマス!」と、ゴチになるわけです。

まるで、伝票のロシアンルーレット。

日本人のワタシとしては、我が家に順番が廻ってきたらどうしよう。
手持ちの現金で足りるかなあ。アセアセ。
と、いつも気が気ではありません。

さて、そんなシステムなので、何より緊張するのが会計時。

会計時に、バトルが繰り広げられるのです。

とはいっても、伝票の押し付け合いになるのではありません。

伝票の奪い合いが起こるのです。

ここで、ウェイター(ウェイトレス)さんの動きが、非常に重要となります。

彼らは、この会食のスポンサーは誰なのかと的確に値踏みして、
その人の前に伝票を置かなければなりません。

それでも、伝票が誰かの前に置かれた瞬間、目ざとく見つけて
ささっと駆けつけ、伝票をひったくる人もいます。

伝票が来た瞬間の反射神経が大切なのです。

出遅れてしまうと、バトルに加わる隙もありません。



そして、我が夫(ミャンマー人)は、
今回の里帰りで、このバトルに負け続けました。

明らかに、普段の練習が足りないようです。

だってヨーロッパでは、割り勘が基本ですからねえ。
こんなバトルは存在しないのです。

夫が里帰りという事で、彼の友人関係が集まる場合、
久しぶりということで、10人以上の会食になることが多いです。

そして、やっぱり久しぶりという事で、ちょっとはりこんで、
他よりちょっと高めのお店に行くことが多いです。

そうなると、いくらミャンマーと言えども、
お会計の合計は、軽く200USドル以上になってる思う。

夫(ミャンマー人)は、一応英国で働いてお給料もらってるから、
たまに会う友人との会食で200USドル支払うのはOKですが、

ミャンマーは、最低賃金が一日4,800チャット(約3.13USドル)なのですよ。

それで、200USドルって、最低賃金のお給料の2か月分以上ではないの!

それも、一ヶ月30日丸まる働いて!

ちなみに、夫が自分で主催する場合はもう少し経済的なお店を選ぶのですが、
それでも一人当たり10USドルくらいはかかります。

ミャンマーの外食は、けっこう高いです。

その、決して安くはないお会計を、1人でババーンと支払う夫の友人達。

お金持ちだ。。。

夫によると、彼らはミャンマーでは中産階級、もしくは中産階級の上くらい。
大抵、自分でビジネスをしているか、もしくは医者や地主など。

ミャンマーの中産階級だと、先進国のサラリーマンでは
経済的に太刀打ちできません。

その上にはさらに、Filthy Rich (超お金持ち)な人達がいるらしいです。

ワタシは、ミャンマーの Filthy Rich (超お金持ち)な方には
お会いしたことがありませんが、どんなんなんだろう。

日本が格差社会になってる云々といわれていますが、
ミャンマーの格差社会に比べたら、カワイイもんです。

ミャンマー貧富の差には、恐ろしいものがあります。

No comments:

Post a Comment