Sunday 3 March 2024

ドッグシッター

ドッグシッターとあ、ベビーシッターのワンコ版です。

友人が、少し長めの旅行に行くので、その間友人の家に住み込んで、ワンコのお世話をする事になりました。

その友人、数年前に血のガンと診断され、骨髄移植やキモセラピーといったつらい治療を受けていました、ラッキー事に、治療に効果があり(ガンは治療を受けたからといって快方に向かうという保証はない)、今はまた普通の生活が送れるまでに回復しているのです。

お医者さんが言うには、今、彼が普通の生活をできているのは、おまけの人生なんだから、なんでもやりたい事をやれと。

という訳で、彼は、昔から行きたかったアフリカ旅行に行く事にしたのです。

パートナーと一緒に。

で、彼らが家をあける間、ワンコのお世話をする人が必要という事になり、夫とワタシの打診があったのです。

丁度タイミングよく、3ヶ月のサバティカル休暇に入った夫と、リモートワーク(おまけにパートタイム)のワタシに。

友人宅は、車がなければ生活できないような所です。

郊外というよりは、田舎。

どれくらい田舎かというと、隣に家がありません。

隣の家に行くのに、歩いて何分くらいかかるんだろう。

今までは、遊びに行っても最寄り駅から家までは車で移動、友人宅からどこかに出かける時も車で移動。

ちょっとミルクを買いに行く時さえ、車です。

でも我が家は、夫もワタシも、車の運転をしません。

ワタシはペーパードライバー歴20年以上だし、夫は永遠の仮免。

仮というコンセプトを打ち砕く

よって、ドッグシッター中は、友人宅に缶詰めになる予定です。

最寄りの家まではどのくらいあるのか、歩いてみよう。

楽しみね。


Wednesday 21 February 2024

安物仕様

どうやら我が家は、夫婦揃って安物仕様にできているらしい。

ラッキーアップグレードでシャンパンを楽しんだ我々なのですが、

なんと夫は、「どうやら僕は、シャンパンはそんなに好きじゃ無いようだ。」などと、のたまったのです。

なんと贅沢な!

「身体に合わないみたい。味は美味しいと思うんだけど、飲んだ後、頭が痛くなったんだよねえ。」

そうかあ。今までシャンパンなんて飲む事ないから、知らなかったよ。

実はワタシも、プロセッコを飲むと頭が痛くなるので、そういう事もあるかもしれない。

という事は、今後も我が家はスパークリングワインは、Cavaで行くしかないな。

今までも、ワタシがプロセッコ飲めないという事で、家でスパークリングワインを飲む時は、もっぱらCavaだったのです。(シャンパンは頭から除外してた。高いから。)

今後も、「少し奮発してシャンパン」という選択肢はなくなりました。

どうやら我が家は、安物仕様にできているようです。

そもそも、2人して小柄なもんで、そんなに大きな家は必要ないし(そういう問題か?)。

飛行機だって、エコノミークラスの席でも、それほど窮屈なわけではない。

時々、エコノミークラスでもフットレストがついてるシートがあるけど、ワタシなんて、そのフットレストに足が届かないもんねえ。

背が小さいワタシにとっては、エコノミークラスのフットレストさえ、無用の長物なのだ!

自分で言ってて悲しくなるわ。


Tuesday 13 February 2024

ラッキーアップグレード

ラッキーアップグレード。

ワタシは個人的にそう呼んでいるのですが、飛行機旅に詳しい人々の間では、インボラアップグレードと呼ばれているようですね。

どういうカラクリになっているのか不明ですが、やぶから棒に、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードされるヤツです。

ワタシは、かれこれ30年くらい、色々と飛行機に乗っておりますが、特に搭乗回数が多いわけではありません。

まあ、年に二回か多くて三回、海外に行くぐらいなものです。

その都度、一番安い航空券を取っておりますので、特にどこかの航空会社の上級会員というわけでもありません。(もしかして、安物買いの銭失い?)

そんなワタシですが、この30年くらいに、ラッキーアップグレード(インボラアップグレード)された事が、2度ほどあります。

これは、ワタシの条件(年二、三回程度の渡航、航空会社バラバラ)としては、結構多い方なのかもしれません。

1度目は、ずーっと昔、1990年台の終わり頃(1998年くらいかな)。

確か、日本からバリ島に旅行に行った時の往路のフライトでした。

当時はワタシも若かった。社会人になって数年程度の小娘が、機内サービスも食事もしっかりビジネスクラスで、ウェルカムドリンクにシャンパンもらって、すっかりご機嫌でした。

分不相応と言えば分不相応なのですが、まあ、自分の財力ではなく、ラッキーアップグレードなんだかあ、良いよねえ。

でも、ラッキーアップグレードなんて、そうそう何回も起こるものではありません。

それ以降は、そんなラッキーな出来事に遭遇する事なく、粛々と、自分が購入したクラスの座席(エコノミークラス)に乗っておりました。

20年以上昔は、今よりもラッキーアップグレードが多かったような気がするのですよ。

友人、知人からも、そういう話をチラホラと聞いていたんです。

でも、世の中はどんどん変わっていきます。

エコノミークラスの運賃が下がり、飛行機に乗る人が増え、航空会社のヒラ会員のワタシでは、ラッキーアップグレードなんて事はまずないだろうと考えておりました。

それなのに、もう一回起こったんですよ。

ビックリやあ。

それは、2022年の秋。

コロナ騒動が一段落し、人々が海外旅行を再開し始めて少し経った頃。

我々は、英国に帰国する際にPCRテスト陰性証明が不要になるまで、海外旅行は控えておりましたが、そろそろ大丈夫やろうと、かねてから行きたいと思っていたポルトガルへ行く事にしたのです。

英国ロンドンからポルトガルのリスボンまでは、3時間程度のフライトです。

里帰りの為に、英国から日本やらミャンマーやらに飛んでいる我々としては、ちょいとそこまでと言う程度の短距離フライト。

当然エコノミークラスで良いし、なんなら機内食もなくても良いから、LCCでも良いくらいだったのですが、たまたまBAがセールをしていて、時間帯と値段の兼ね合いが一番良かったので、BAで予約しました。

そしたらね、当日、空港で搭乗券を印刷してみたら、なんか前の方の席なんですよ。

でも、その時点でも、まだピンときてなかったんですね。

何せ、ラッキーアップグレードなんてものは起こらないと、頭っから思ってますから。

ヨーロッパ内のフライトは小型機なので、ビジネスクラスと言ってもシートは普通で、3つ並んだシートの真ん中がブロックされてて空席となるだけです。

なので、席についた時点でも、ちょっと違和感はあったんですが、たまたま夫とワタシの間の席が空席なのかなあ???なんて思っていたのです。

そしたらなんと、ウェルカムドリンクの配布が始まるではあーりませんか。

それも、シャンパンかオレンジジュース。

ヨーロッパ内のエコノミークラスで、シャンパンのウェルカムドリンクはありません。

おまけに、機内食のメニューの紙が配られました。

ヨーロッパ内のエコノミークラスでは、機内食はちょっとしたスナックが配られるだけで、メニューなんてありえません。。

その辺で、どうやら我々は、ビジネスクラスに迷い込んでしまったようだと気付いたのです。

気づくのが遅いけど。


あああ、せっかくラッキーアップグレードされるなら、長距離便がよかったなあ。

なんて、そんな罰当たりな事を考えつつ、ビジネスクラスの食事を堪能したのでした。



これが二回目のラッキーアップグレード。

さて、この先の人生でもう一回くらい、ラッキーアップグレードされる事はあるのでしょうか。

一般的には、どれくらいの割合で、ラッキーアップグレードされる可能性があるものなのか、知りたいような気もします。

ってか、もうええ歳なんやから、長距離はビジネスクラスでの移動も検討した方が良いのかも。

宝くじ、当たってほしいなあ。

Thursday 8 February 2024

飛行機に乗る時の下着

注)この記事で言及する下着とは、主に、パンツの事だと考えてください。

藪から棒ですが、飛行機の乗る時の下着について、ワタシのポリシーを述べてみたいと思います。

バックパッカーや、身軽に旅する人たちは、旅行には捨てても良いような下着を持って行き、ボロボロになった下着は、捨てて帰ってくるという人たちがいます。

そういう人たちは、きっと飛行機にもボロボロの下着で乗ってるんでしょうね。

外から見えないからわからんだけで。

他方では、飛行機に乗る時は、万が一の事があった場合の為に、新しい下着をつけるという人たちもいます。

古いヨレヨレの下着を履いた状態で救出されて、病院で手術とかなってしまったら恥ずかしいと。

こういう意見は、女性に多いようです。

乙女心やね。

では、ワタシはどうなのか。

一応女性ではありますが、もうかれこれ半世紀以上も生きてきて、今更乙女心もなにもあったもんじゃありません。

でもワタシは、変に験を担ぐところがありまして。

そしてなにより、飛行機が大嫌いなのです。

なぜなら、高所恐怖症だから。(長距離フライトの過ごし方(1)

毎回、飛行機に乗るのは恐怖との闘いです。

そんなワタシは、「万が一の事が起こったら」なんて考えられない。

そんなこと考えたら、万が一の事が起こってしまいそうな気がして。

なのでワタシは、「万が一の事なんて絶対に起こらない」と信じて、

その決意表明の為に、

「この下着で、万が一の事に遭遇して病院に運ばれるワケにはいかない」

という感じの下着を選びます。

自分自身にプレッシャーをかけるのです。

まあ、いくら自分にプレッシャーかけたって、万が一の事が起こる時には起こるんやけどね。

まあ、気分の問題です。

Wednesday 7 February 2024

ちょっと高めのお酒を少し飲むスタイルが良いね

 ワタクシ、5年ほど前にフルタイム就労を引退し、現在はセミリタイアしてパートタイムで働いております。

とは言え、夫はフルタイムで働いてるから、セミリタイアというよりは、パート主婦なのですが、通算したらフルタイムで20年くらい働きましたので、結構燃え尽きてしまっていて、気分的には「リタイア」なのです。でも、まだパートで働いてるから、「セミリタイア」。

まあ、それは置いといて。

セミリタイアだろうがパート主婦だろうが、ワタシがパートタイムでしか働いていない、つまりパートタイム収入しかない事には変わりがない。

そんな中、夫が、サバティカル休暇に入りました。

日本ではあまり効かない制度ですが、サバティカル休暇っていうのは、仕事以外にやりたい事があるから、無給の長期休暇くださいって感じの休暇です。

人生に対してアグレッシブで、仕事は仕事で全力投球してるけど、仕事以外にも色々やりたい事がある人が、ここらでいっちょ「キャリアブレイク」して、やりたい事に取り組もうという感じで取る場合も有れば、ワタシのようにフルタイム労働に燃え尽きた人が、気力充填の為に取ることもあるのかも。

でも、育児休暇のように公的な制度になっているわけではないので、希望しても認められるかどうかは、会社次第。

もちろん、手当も何もありません。

失業するわけではないから、失業手当ないし。

つまり、休暇中は、完全に無給です。

休暇明けには、一応、会社に席はある事になっていますが。

つまり今現在、我が家は、

夫:無給の休職中

妻:パートタイム

という、「お前ら、どーすんねん」という感じの状態です。

まあ、貯金を切り崩して生活しよう。

とまあ、節約しなきゃいけないはずなのですが、夫は休み中に旅に出たいと言ってるし、せっかくの休みなんやから、普段は出来ないことしてもらいたいし、せっかくお金を使う時間があるのだから、やりたい事をやってもらおうと思うのです。

そしてワタシも、貯金を切り崩すという状況の中でも、ギスギス節約しないで生活するという胆力を鍛えたいと考えております。

そんな中、本日買ってきたお酒。

今、英国でブイブイ言わしているクラフトビールのブランド、BREWDOGのビールです。

スーパーで330ml4本入り7ポンド(日本円1300円くらい)。高っ。

それが割引で5.5ポンド(1020円くらい)。

 


ビール好きなので、なんでも美味しく飲むのですが、ここのビールもワタシ好み。

他のビールに比べて値段が高い分、飲む量を抑えられるので、節酒中のワタシにちょうど良いかも。

健康の為に、アルコール摂取量を減らしているのだから、飲む時は少々高くても、美味しいものを少しだけ。

これからは少し大人になって(実年齢はすっかり大人です)、節約一辺倒ではなく、良いお酒を少量嗜むスタイルに変えていきたいものです。



Sunday 4 February 2024

仮というコンセプトを打ち砕く

うちの夫は、車の免許を持っていません。

ワタシは英国では車を運転していませんが、日本の免許を切り替えたので、免許だけは持ってます。

夫は、ミャンマーの運転免許は持っていたみたいなのですが、ミャンマーの免許は英国の免許に切り替える事ができないのです。

ミャンマーから来た人たちは、皆さん一から試験を受けて、ドライビングレッスンを受けて、免許を取ってます。

夫も、ずーっと昔、大学卒業して就職活動中に運転免許を取ろうと、仮免までは取ったのですが、ラッキーな事に、その後すぐに就職が決まり、ドライビングレッスンを受ける時間がなくなってしまったのです。

そのまま月日は流れ、夫は未だ、仮免のまま。

身分証明書として使えるので、有効期限が切れたら更新して、未だ仮免のまま。

仮免を更新って、、、

仮というコンセプトを打ち砕く所業です。

ってか、仮免が更新できる事自体、ビックリです。

ものすごく運転が下手で、全然受からない人が、一定数いるのかなあ。

と言うのも、日本の仮免の有効期間は、半年とか9ヶ月とからしいですが、

なんと、英国の仮免は10年間有効!

そこから既に、仮というコンセプトを打ち砕いてる。

さすがは、英国。

常に我々の斜め上を行ってます。


Friday 2 February 2024

たかが風邪、されど風邪

たかが風邪、されど風邪。

これは、コロナが証明したけど、

やっぱり風邪は侮れないなあ。

ちょいとタチの悪い風邪をひいて、ここ数日寝込んだり、寝込むほどでなくても何もする気になれなくでダラダラしてたりしていたら、あっという間に10日経っていた!

パートタイムとは言え仕事もあるので、仕事の日はつらい体にムチ打って働き、最低限のタスクだけこなしてたのですが、しんどくて集中できないから効率悪いのなんのって、いつもより長い時間かかってなんとか仕事をやっつけて、後回しにできるものは後回しにして、やっと一息ついてます。

こんな頭に霧がかかったような状態で、これ以上無理に頑張っても仕方がないので、後回しにした仕事の日は尻拭いについては、来週の稼働日に考えよう。(週二日労働)

とりあえず、早く治して、通常運転に戻らねば。

それにしても、風邪って、侮れない。

ちょいとどこかで拾ってきてしまったウイルスのせいで、10日もフイにしてしまうとは。

なんか、何もしないままあっという間に10日過ぎて、タイムスリップしたみたいな気がする一方、もっと長い期間、世間から離れていたような気もする。

やっぱり、健康第一やなあ。

そして、ちょっとした風邪がこんなに治りにくくなったのは、歳のせいもあるんやろうなあ。

明日こそ、良くなりますように。



 

Tuesday 30 January 2024

確定申告、頑張るでえ。

 確定申告の季節ですね。

経理職を生業としていたワタシですが、なんせもう20年以上も英国に住んでますので、日本の確定申告は今まで無縁なものでした。

ところが、父が認知症。

つい最近まで、自分で確定申告をしていたのですが、前回の確定申告は、「もう自分では出来ないので代わりにやってくれ」と、降参してしまいました。

たまたま里帰り中だった(こうなる事を予想して、時期を合わせて里帰りしていた)ワタシが、過去数年分の申告書の写しやら添付書類やらを引っ張り出して、なんとか申告を完了。

その際に、過去数年間にわたる間違いがあった事に気づいて、税務署に相談に行って修正申告も行いました。

父よ、やっぱりボケてたな。

と言うのは冗談で、一人でやってると先入観とかもあるから、間違いに気づかないのよねえ。やっぱり、こういう類の物は、別の人の目でチェックする事が大切です。経理の鉄則です。

経理の鉄則をおさらいしつつ、さてこの間違いをどうしようかと、税務署に相談の電話をかけて事情を説明した所、今は税理士さん達が忙しいので、確定申告の提出期間が終わった後に、税理士相談の予約とって下さいとの事。

3月15日が過ぎたら早速、税務署の税理士相談の予約をとって、緊張しながら出向いた所、見た目はちょいと無愛想ながら、話し方は丁寧な感じの税理士のおじさん(おじさんと言っても、ワタシち同い年かちょっと上くらい)が、すごきテキパキ、サクサクと修正申告の手続きをしてくれました。ついでに、ワタシが気づいてなかった間違いも訂正してくれた。

すごい!めちゃめちゃ助かりました!ありがとうございます!

そんなこんなで、無事に過去数年分の修正申告も終え、今年は2回目なので、余裕なはず!

と思いつつ、現在、父親の確定申告に取り組んでおります。

今年は確定申告の時期にあわせて里帰りできなかったので、家族に資料をメールで送ってもらってやってます。

まあ、アメリカ人の多くは、確定申告をインドにアウトソースしてるって話やし、この手の仕事はリモートでできる世の中になりましたね。

今年は父母とも医療費やら介護費やらがやたらとかかっているので、医療控除の領収書の整理作業を頑張らなければいけません。

今まではかからなかった種類の費用の領収書が色々あるので、その都度、医療控除できるか否かを調べているのですが、国税局なり税金関係の情報のサイトは、漢字が多くて大変です。

まあ、今からコツコツやれば、間に合うでしょう。

頑張るでえ。

Friday 26 January 2024

輪廻転生するパンツ

日本女性の多くは、所謂ズボンの事をパンツとお呼びになる事が多いですが、この記事におけるパンツは、下着のパンツです。

古くなったパンツの捨て時って、家庭によって色々あると思うんですが、我が家ではズバリ、穴が空いた時です。

普通は、ゴムがヘロヘロになったタイミングとかが多いのかな。穴が空くまではくなんて、貧乏くさいと思われる方が大半なのではないでしょうか。知らんけど。

そんな、穴が空くまでパンツをはき続けている我が家なのですが、穴が空いたからと言って、すぐにポイする訳ではありません。もう一段階ステップが存在するのです。

ワタシのモノに対する思い入れが強いせいなのか、今までお世話になってきたパンツさんを、穴が空いたからと言って、汚れたままボミ箱に捨てる事ができないのです。

大抵、穴に気付くのは着替える時。脱いだパンツをみて穴に気付く訳ですが、もう引退してもらおうと決めたものの、汚れたままの姿でゴミ箱に入れるのが忍びなく、せめてキレイになってから廃棄しようと、最後にもう一回洗濯するのですよ。もちろん、他のパンツも一緒に。

そして、洗濯したパンツを片付ける時には、すっかり、そのパンツが引退予定だった事を忘れて、また洋服ダンスにしまうのです。

それを夫は、あまりよく確認せずにはき、脱ぐ時に気付く。

汚れたパンツをそのまま捨てられないワタシはまた洗濯する。(そして忘れて洋服ダンスに戻す)

我が家では、これが輪廻のように繰り返されているのです。

まあ、少なくとも、穴が空いてるのが判明してから3回ははいてるね。

夫が、着用前のパンツに穴が空いているのを発見した場合のみ、そのパンツは廃棄用の箱に行きます。

ゴミ箱ではなく、廃棄用の箱。

その中のパンツは裁断され、掃除用の布となるのです。

まあ、古着を切って掃除に使うって家は珍しくないよね。きっとどの家もやってるはず。

パンツで掃除してる家は、どれだけあるのか知らんけど。

Tuesday 9 January 2024

マボロシさん。

前回の記事から大分間があきました。なんか、色々あってブログを書く気分にならなかったのです。でもまあ、年も明けた事だし、少しずつ、活動をはじめなければ。

前の記事で、両親共に認知症になってしまった件に触れました。https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2023/05/blog-post.html

夫婦そろって認知症とは言え、二人の違う方の認知症となります。

母は、認知症の中では最も多く、一般的に認知症と言えば連想される、アルツハイマー型認知症。

父の認知症は、レビー小体型認知症というタイプで、どちらかと言うと認知症の中では少数派のタイプのものです。

レビー小体型認知症の特徴としては、

初期症状はパーキンソン病と似て、身体を動かす事が困難になる。

記憶は、結構ある(自分が言った事や、やった事は、結構覚えている)。

幻をみる(せん妄)。

というのが挙げられるでしょうか。

これらの症状は、パーキンソン病と似ています。そのため、最初はパーキンソン症候群と診断される事が多いようです。

日本に里帰りして驚いたのは、世間話をしていても、「親戚の誰それがパーキンソンで、、、」というコメントが多い事。

でも、ワタシの記憶が正しければ、パーキンソン病って、結構珍しい病気ですよね?

それなのに、なぜこんなに頻繁にパーキンソンという言葉を聞くのだろうか。

と、不思議に思っっていたのですが、もしかしたら、世間話で聞く「パーキンソン」という言葉は、パーキンソン病ではなく、パーキンソン症候群(パーキンソン病のような症状が出ている)で、蓋を開けてみれば、レビー小体型認知症なのかもしれないなあ、なんて、思ってみたり。

さて、これらの症状の中で厄介なのが、せん妄です。

どうやら父には、色々なマボロシさんが見えているようなのです。

ある日の午前中。父が突然、昔どこそこで撮った家族写真があるはずだと言って、物置に探しに行きました。

しばらくして戻ってきた父ぼ様子を見たところ、どうやら探していたものは見つからなかったようです。

ワタシ:写真、見つかった?

父: 見つからへんなあ。

ワタシ: そうかあ。まあ、モノがいっぱいあるし、そう簡単には見つからへんやろう。頑張らんとねえ。

父:  物置にアニキがいるんや。

ワタシ: おじさんがいはるの?(父の兄は、数年前に亡くなってます)

父: アニキがいるんやけど、じっとしてるだけで、手伝ってくれへん。

ワタシ:  そうかあ。手伝ってくれはらへんのかあ。ところで、もうすぐお昼ご飯ができるよ。

父: そうかあ。じゃあ、アニキも一緒に食べるか聞いてくるわ。

と、父の兄(のマボロシ)を、お昼ご飯に誘いに行ってしまいました。

もう、その時のワタシときたら、本当に父の兄がお昼ご飯を食べに来たらどうしようかと、めちゃめめちゃドキドキしながら父が戻ってくるのを待ったのです。

結局、父が再度物置に行った時には、「アニキ」はもう物置にはいなかったようで。

ワタシはほっと胸をなでおろしながら、父とお昼ご飯を食べたのです。

よかった。マボロシで。

なんて、これはせん妄に関するほのぼのエピソードですが、父はせん妄によって、もっと色々大変なことをやらかしております。

今、父には世の中がどんな風に見えているのか、知りたいものです。