世の中の仕事って、「人の役に立っているか」と「お給料」が比例する事はないんだなあ。
いやむしろ、反比例しているかもしれません。
人の役に立っているのにお給料が低い(低め)な職業の例としては、看護士や消防士、警察官、学校の先生、保育士、介護士、などがあるでしょうか。
あと、料理人とか理容師・美容師とか大工さんとか電気技師とか配管工とか。
こういった職業は、「やりがい」があるし、プライドを持って仕事をしている人が多いし、毎日が真剣勝負で飽きる事がないので、お給料が低くても続けられるのではないかと思います。(疲れて嫌になる事はあるかもしれませんが)、
また、責任重大な仕事なので、一旦始めたらそう簡単に放り出せない、辞められない仕事なのかもしれません。
どちらにしても、「人への役に立ち具合」と「お給料」とを比較してみると、「やりがい搾取」だなあ、と感じてしまうのです。
一方、その対極にあたるのが、投資銀行のトレーダーとか、なにやってるのか良くわからない「コンサルタント」とか。
どういう風に、世の中の役に立っているのか、いまひとつ不透明。
もし地球に大災害が起こって、生き残った少数の人間がサバイバルするような世の中になったら、真っ先に不要となる職業です。
なのに、こういう人達って、やたらとお給料がよいのです。
まあきっと、その分、やりがいが無いんだろうなあ。
「コンサルタント」なんて、大抵は業績不振の会社にテコ入れするために雇われたりするんだと思いますが、別にいなかったって、その会社はなんとかジリ貧で回っていくかもしれないし、もし失敗して会社が一つ倒産したって、それは「コンサルタント」の責任ではない。
金融系のトレーダーなんて、自分のお金でトレーディングしているわけじゃないんだから、気楽なもんですよ。
大きく儲けたらボーナスがもらえるかもしれないけど、失敗したって、お客様が損するだけ。まあ、成績が悪いとお客様が離れていってしまうと思いますが、自分の財産をなくすわけではない。
まあ、直接自分へのリスクがないからこそ、感情に流されずに、データに基づいた投資判断ができるから、自分のお金でやってるトレーダーより良いパフォーマンスを達成できるわけですね。
まあ、投資家の役には立ってるかもしれないですが、お金持ちがさらにお金持ちになる為の手伝いをしているに過ぎません。
やりがいがあるって言ったらあるかも知れませんが、看護士さんとか消防士さんとかに較べたら、人の役に立つ重要度が全然ちがう!
でもお給料は、投資銀行のトレーダーとかナゾの「コンサルタント」の方が、ずっと高いわけなんです。
多分、人の役に立たない、しょうもない仕事だから、高給でないとやってられないんですかねえ。
でも、もし地球に大災害が起こったら、大災害の後の社会では、こういう高給取りの人ほど「役立たず」になります。
なので最近では、ある人が高給取りだと聞くと、「ああ、この人は役立たずなんだなあ」と思うようになりました。
ワタシって、アマノジャクねえ。
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