Thursday 17 December 2020

壮大な責任転嫁

知らない間に、長い間ブログを書いてませんでした。

英国では、サマータイムが終了すると、ガクッと日が暮れるのが早くなってしまいます。

あれよあれよという間に、どんどん寒くなり日が短くなって、柄にもなく、どうやら少し落ち込んでしまっていたようです。

英国で冬を越すのは、今年で20回目。

今まで、こんな風に気が滅入る事はなかったのに、おかしいなあ。

やっぱり、コロナ禍でずっと家に引きこもってるのが影響してるのかなあ。

それとも、夫の勤める会社が倒産して失業したことが影響してるのかなあ。

多分、両方やろうなあ。

英国は、11月いっぱいコロナで全国都市封鎖してたし。

夫の会社の清算は10月末で終了し、11月からは失業者になったし。

そんな鬱々をした気分を少しでも何とかしようと、瞑想に精を出していたのですが、瞑想も、気分が落ち込んでる時にやると、さらに気分が落ち込んでしまう事もあるので、なかなか注意が必要です。

そんな中で、インターネットで、「禅」の言葉や考え方を通して、心を元気にしようというような記事を読みました。

その記事の中でワタシの目にとまった言葉は「自分でどうしようもできない悩みは、忘れちゃってよい。」

そうかあ。忘れてよいのかあ。目からウロコ!

なんて思いながら、夫と瞑想談義をしていまある朝。

朝から瞑想談義をする夫婦っていうのも、我ながらちょっとどうかと思いますが、まあ、仕方がない。

ワタシ:この前インターネットで読んだ記事にあったけど「禅」の考え方では、「自分でどうしようもできない悩みは、忘れちゃってよい」んやってね。

夫:そうだよ。自分の力の及ばない事象について、「それは自分の問題ではない」と忘れてしまうのは、瞑想テクニックの一つだよ。

ワタシ:ふむふむ。

夫:例えば、瞑想中に脚がしびれてどうしようもなくなったとする。

でも、長時間同じ態勢で座っていたら脚がしびれるっていうのは、地球上の殆どの人間について起こる事だよね。

つまり、それはボクだけの問題じゃない。人類すべての問題であり、ボクにはどうしようもない事なんだ。

だからこれは、ボクの問題ではない。

だから、瞑想中に脚がしびれても、それはボクの問題じゃないんだから気にしなくてもよいんだよ。

ワタシ:えええ。「人類すべて」とは!また大きくでたなあ、このヒト。


そうなのです。夫(ミャンマー人)の言う事にゃ、脚がしびれるのは人類すべての問題。

自分が考えたり思い悩んだりしても仕方がない問題なので、忘れちゃってOK。

なんとも壮大な責任転嫁です。

でも、自分ではどうしようもない問題は、自分の問題ではないから、その問題について思い悩む必要はない。

という考え方は、人生の中の色々な場面で、心を軽くしてくれるかもしれませんね。


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Wednesday 28 October 2020

親切をやり散らかす人達

時々、テレビ番組で、有名人が「昔、あれそれこういう事ですごくお世話なった人がいて、その人を探し出してお礼を言いたい!」と、会いに行く企画がありますよね。

あれ、やっと探し出した人に、有名人が、「あの時お世話になった〇×です。あの時はお世話になってありがとうございました!」って突然お礼をいっても、意外と相手の反応が鈍かったりする事ってありません?

おそらく、事前打ち合わせをしないで、ドッキリでやった場合に、そうなってしまう危険性があるのだと思いますが、やっと探し当てた恩人は、そんな昔の事、ぱっと思い出せないという感じ。

薄情な。と思われるかもしれませんが、それは、仕方がない事なんです。

親切を受けた方は、常々もしくは時折、「いつかこの恩返しをしよう」と考えてながら生活しているかもしれませんが、親切をした方は、「いつ誰にこんな親切をした」っていちいち考えて生活しているわけではありませんからね。

親切は、した方は案外忘れてしまっているものなのです。

特に、心の底から親切な人というものは、色々と親切をやり散らかしているので、いちいち覚えていないのですよ。

うちの夫(ミャンマー人)も、そんな、親切をやり散らかす人の一人。

以前、ミャンマーに里帰りした時に、お義母さんの生まれ故郷の村を訪問しようという企画を立てた夫。

お義母さんの生まれ故郷の村は、それはもう、辺鄙な所にありまして。

エーヤワディー川デルタ地帯の、網の目のようになった川の中洲の一つにあるので、車では行けない所なのです。

最寄りの町まで車で行って、そこから小さなボートに乗って、約2時間。

ヤンゴンのシティーボーイの夫には、少し手に余る企画だったのですが、彼の友人に、その地域に詳しい人がいて、その人が色々手配してくれて、お義母さんの故郷への旅が実現したのです。

いやあ、すごいお世話になった。

っていうか、その旅に一緒に来てくれたし。その友人。

だって、すごいアドベンチャーだったんですよ。

もちろん、車とかボートとかのチャーター代は夫が出していますが、それにしても、どんだけ親切なんや、その友人。

と思っていたら、その友人が言うことにゃ。

どうやら昔、夫が、その友人が困っている時に助けた事があるそうなのです。

「とてもお世話になったから、これくらいの事、チョロイもんさ!」と言うのです。

なぜ、助けた事がある「そう」なのかと申しますと、

なんと夫は、その事を覚えていないのです!

「覚えてないんだけど、何したのかな~???」って、首をかしげている。

多分、夫の事なので、すごくお金がなくて困っている時に、お金を貸すかカンパするかしたんだと思いますが、夫はそれを覚えていない。

なぜなら、夫がそういう風に人を助けているのは、その友人だけではないからです。

やり散らかしてるので、覚えていないんですね。

ここでワタシが学んだ事は、ズバリ、

「親切をやり散らかす人達は、自分がした個々の親切については覚えていない」

だから、いきなり行ってお礼を言っても、何のことか分からないのですよ。

「昔、お世話なった人を探し出してお礼を言いたい!」企画をやる時は、感動の再会前に、事前うち打ち合わせをする事をお勧めします。


エーヤワディー川デルタ地帯。水草をかき分けながら進むボート。


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Tuesday 27 October 2020

30分で40万使ったマダムの見る世界

30分で40万のお買い物をしたマダム。

30分で40万。 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/3040.html

その買いっぷりに、かなりビビッてしまっていたのですが、翌日も同じメンバーでアユタヤ遺跡観光です。

行きはマイクロバスでアユタヤまで行き、遺跡見学の後は、チャオプラヤ川をクルーズしてバンコクに戻ってくるというツアーで、なかなか盛りだくさんのツアー。

つまり、丸一日ご一緒するわけです。

どうなる事かと少し心配したのですが、フタを開けてみたら、なかなか気さくで話しやすい人でした。

というか、芯からのお嬢様で、嫌味がない人だったのです。

育ちが良いんやなあ。

お土産物屋さんで、カワイイけど、いつどこで使ったらよいのかわからないようなタイシルクのクラッチバッグをみていたら、

マダム:あら、これカワイイじゃない~。

ワタシ:カワイイけど、使う機会がなさそう。

マダム:うーん。そうねえ。でも、パーティーに行く時に、ちょっと持ってたらカワイイわよ~。

という感じ。

アユタヤからの帰りのクルーズ、デッキでまったりと河からの風に吹かれながら世間話をしていたのですが、どうやらさる銀行の偉いさんのご令嬢で、旦那様も同じ銀行にお勤めらしい。

「パーティー」が日常に組み込まれたような生活をしている方だとお見受けしました。

ワタシ:ルイ・ヴィトン、お好きなんですか?

マダム:そうなの~。海外だと、日本にない品物があったりするので、旅行の時には寄るようにしているの~。ほら、良いものは長持ちするから。娘とか孫娘の代まで使ってもらえるし。

とまあ、こういう感じの会話だったののですが、このセリフをマダムが言うと、嫌味じゃないのです。

生きてる世界が違うから、何を言われてみ嫌味に感じない。

このマダムの見る世界っていうのは、どんな感じなのかなあ。

あれから約四半世紀。

その後もワタシは、あのマダムの見るような世界を体験したことはありませんでしたし、きっと今後もないでしょう。

世の中にはこういう人が存在するのだと、感心してしまった若き日のタイ旅行でした。


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Monday 26 October 2020

30分で40万。

昔々、まだワタシが日本でOLをしていたのは、1990年代の後半の事でした。

ワタシは、大学在学中にバブルが崩壊し、そのまま就職活動戦線に突入した、初期の氷河期世代にあたるのですが、なんとか就職した後も景気が上向くことはありませんでした。

当時は最悪だと思っていた就職戦線も、今思えば、ワタシの後輩世代よりは、幾分かはマシだったのかもしれません。

ワタシがなんとか就職した会社は、どうやらワタシ達の年度を採用した後に力尽きたらしく、以後、後輩が入社する事はありませんでした。

その会社には6年務めたけど、6年間ずっと一番下っ端OLだったと思う。

つらいなあ。

そんな下っ端OLだった頃、何とか仕事をやりくりして休みをとって、大学時代の友人と一緒に、3泊4日のタイ旅行に行ったのです。

1996年、今から24年前の春。

当時は、今みたいにインターネットでサクサク海外旅行の手配なんてできませんでしたから(っていうか、インターネットが普及していませんでしたから)、旅行会社で2名から手配してもらえるパックツアーを申し込んでの旅立ちです。

もちろん、バンコクにスワンナプーム空港ができる前の事ですので、ドン・ムアン空港に降り立った我々は、現地ガイドと合流して、マイクロバスでバンコク市内に向かいます。

3泊4日なので、ガッツリ活動できるのは正味2日間。

その2日間の間、ずっと同じガイドさん(日本語ができるタイ人の女の子。カワイイ。)にお世話になりました。

今でこそ、海外旅行の個人手配なんて、スイスイとインターネットでできてしまうので、現地ガイドのお世話になる事なんてないのですが、四半世紀前は、ワタシのような下っ端OLでも、現地ガイドさんのお世話になるような旅行をしていたのです。円高やったし。

ガッツリ活動できる正味2日間のスケジュールは、一日目はバンコク市内観光で、二日目はアユタヤの遺跡めぐり。

観光は、ワタシ達とはホテルは別だけれども、同じ日程でバンコクに来ている人達と合流する事になります。

団体行動になるだろうなあと、思っていたら、たまたまお客さんが少ない時期だったのか、ご一緒するのは、ワタシ達よりハイグレードなホテルに滞在するリッチな中年のご夫婦一組のみ。

運転手さん、ガイドさん、ワタシ達、リッチなご夫婦の6人旅となりました。

少人数で、ゆるゆると活動できて良かったのですが、今、振り返ってみると、この旅行で一番印象に残っているのが、このリッチなご夫婦の奥様だったりするのです。

このリッチなご夫婦、バンコク市内観光の最後に、ルイ・ヴィトンのお店に連れて行って欲しいとガイドさんにリクエストされました。

ワタシ達に、ルイ・ヴィトンに寄っても良いかと聞くガイドさん。

いくら当時は円高だったとは言え、下っ端OLにはちょいと敷居が高い、ルイ・ヴィトン。

せっかくやから、ワタシ達もウィンドウショッピングさせていただきましょうと、リッチな夫婦の後をノコノコとついて行く若造二人。

我々だけなら、恐れ多くて入店できませんからね。

品物と値札を見比べて、きょろきょろお上りさん状態のワタシ。

でも、ワタシみたいな若造が店内できょろきょろしていても、店員さんに嫌がられたりしません。

っていうか、店員さん、リッチなご夫婦の奥様のお相手に夢中だったのね。

お店には、30分も居たでしょうか?

奥様が購入する品物を決めて、旦那様がカードをきっている気配がして、お店の入り口に戻ったワタシ達。

その時、だんな様がぼそっと一言。

「このお金で、もう一回この旅行に来られるなあ。」

どうやら奥様、ほんの30分の間に、免税枠二人分一杯(一人20万円x2=40万円)の買い物をされたよう。

やるなあ、マダム!

バブルがはじけたとは言え、1990年代後半は、まだまだジャパンマネーが海外で幅を利かせていました。

まあ、四半世紀も前の話です。

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禁酒月間:あとは下り坂を下るだけ。

ワタクシの 10月禁酒月間(Go Sober for October)も、とうとう終わりに近づいてきました。

残すところ、あと6日。

一週間を切ったら、もう後は、惰性で坂道を下るのみです。

先日書いた、禁酒月間中の心の中を覗いてみると、

https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post.html

>22~27日目。今までの努力を無駄にしたくないので、今更あきらめてたまるかという気分で頑張る。

まさに、こんな感じの心境です。

今までの努力を考えたら、この6日間の禁酒なんて、屁のカッパ!

そして今年は、ワタシの禁酒月間を終了と、夫の退職が重なります。

退職というか解雇なのですが、それは気にしない。

破産管財人の仕事 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post_9.html

人生の一区切りと言いますか、新しい一章の始まりです。

ですので、11月1日には、夫のお疲れ様パーティーとワタシの禁酒月間達成お祝いで、酒盛りでもしようかと計画中。

禁酒月間達成お祝いが酒盛りっていうのも、ちょっと問題アリかもしれませんが、それも気にしない!


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Tuesday 13 October 2020

禁酒月間の一つ目の山

本日、禁酒月間13日目です。

元大酒のみのワタシが、1カ月の禁酒をどんな心持ちの乗り切るのか。

先日の記事では、禁酒月間中の心の動きを予想してみました。

禁酒月間中の心の中 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/10/blog-post.html

その中で、こんな事を書いておりますね。

「12~14日目。まだもう少し、惰性で行けるかな。」

今日は、そのど真ん中の13日目。

いやあ、惰性が無くなってきてる。

なんか、中だるみになってきているというか。

そして、10日(3分の1)とか15日(2分の1)みたいなキリの良い数字でもないので、モチベーションがない。

おそらく、明日も同じ感じだと思います。

明後日(15日)は、晴れて2分の1に到達するので、またモチベーションが上がると思うのですが。

それまでの間、なんとか今日と明日を乗り切らなければ。

そうか。

12~14日目は「まだもう少し、惰性で行けるかな。」ではなく、「一つ目の山」だったのね。

読みが甘かったなあ。ワタシ。

とりあえず、今日はノンアルコールビールでも飲んで、自分をごまかそうと思います。

今日、ノンアルコールビール飲んだら、明日は惰性で行けるかも。

15日(2分の1)を越すと、だいぶ景色が違って見えるはずなので、とりあえず15日まで頑張れ、ワタシ!


Friday 9 October 2020

破産管財人の仕事

夫の会社がコロナ倒産し、破産管財人が入って絶賛清算処理中です。

そろそろ、真剣に腹をくくる時が来たhttps://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/09/blog-post_23.html

倒産発表後、会社の経営陣は早々に退陣、破産管財人が入ってきて会社の主導権を握りました。

彼ら、破産管財人が会社の主導権を握って何をやるかと言いますと、

  • 会社の資産と負債を洗い出して、
  • 資産を売って現金化し、
  • そのお金を、債権者に優先順に分配するのです。

こうやって書くと簡単ですが、実際にやるのは大変です。

夫も、リストラは二度経験してますが、倒産は初めてなので、色々興味津々です。

ワタシも、経理畑で働く労働者の端くれとして、身近に破産管財人の仕事の話が聞けるのは興味深い。

というワケで、最近の我が家の会話は、破産管財人があー言ったとかこー言ったとか、夫の会社の清算処理に関する話題で持ちきりです。

破産管財人が入ってきて、まず取り掛かったのは、

  • 資産と負債の洗い出し
  • 従業員の職務内容の把握

資産と負債を洗い出して、評価額を算定し、資産の売却先を探しはじめました。

それと並行して、従業員を段階的に解雇するために、各従業員の職務内容の把握を行います。

英国では、コロナ禍休業させている社員の休業手当を政府が補助するという救済措置を行っており、夫の会社もその制度を使って数名休業させていました。

残念ながら、休業中の従業員は、即解雇です。

そして、休業していなかった従業員でも、セールスとか広報(PR)みたいな、清算処理に必要でない部署の社員は即解雇。

残っているのは、最低限のオペレーションに必要な人員。

お客様対応のコールセンターとかITとか経理とか。

彼らは、資産の売却先が決まるまでの間、とりあえず雇用が継続されます。

「資産の売却」といっても、もしかしたら、ビジネスごと、まるっと売却できるかもしれませんからね。その場合は、従業員付きで売るわけです。

もし、そうなった場合は、従業員は買い手の会社にまるっと移管され、解雇されるにしても、買い手の会社に解雇される事になります。

ちなみに英国では、会社が他社を買収して、従業員に余剰が出た為にリストラする場合、リストラ対象となる人員の選別において、買収された会社の従業員に不利があってはいけないという決まりがあります。

つまり、買収した側の会社の従業員も、リストラの憂き目にあう可能性があるのです。

実際、買収した側の会社の従業員だったのに、リストラされてしまった経験がある人に出会った事があります。

厳しいなあ。

閑話休題

夫の会社の清算処理の話に戻ります。

破産管財人も、最初は、ビジネスごとまるっと売却の可能性を模索していたようですが、そもそも倒産したビジネスなのですから、それをまるっと購入するなんて奇特な人はおりません。

その場合、資産を切り分けて売っていく事になります。

まずは資産を分類していくつかのグループに分け、それぞれオークションにかけて買い手を探すわけです。

結構な資産を残しての倒産だったので、資産の売却に時間がかかったようです。

なぜ、結構な資産があるのに倒産になったかというと、それをはるかに上回る負債があったからです。でも、それらの負債は、倒産となると優先順位がそんなに高くない「一般破産債権」のため、おそらくそれらの債権者に分配されるお金はないでしょう。

多分、資産を売却したお金は、優先順位の高い債権、つまり、

  • 破産管財人への報酬
  • 従業員の給与
  • 夫の会社の場合、法的に、顧客の為の問合わせシステム(ウェブサイト)をあと9か月間保持しなければならない為、その費用。

で、殆どが消えていくでしょう。

一般破産債権を持ってる方、ごめんなさい。

さて、夫の勤める会社が倒産を発表して、そろそろ3カ月くらいたちますでしょうか。

ついに、資産売却の目途が立ち、残った従業員が解雇される日が決定してしまいました。

顧客問い合わせシステムの保持には携わる従業員以外は、すべて解雇です。

夫も、顧客問い合わせシステムの保持には携わっていないので、その日が最終日。

今から最終日までの間は、不要となるシステムの解体なんかで、結構忙しくなりそう。

そして、顧客問い合わせシステムだけを残して、すべてをスイッチオフ。

そして、本当に、さようなら~。

けっこう長く働いていた会社だけに、なんか寂しいねえ。

Thursday 8 October 2020

人から嫌われる仕事

仕事を探す時、できることならば「人から嫌われる仕事」は避けたいものです。

「人から嫌われる仕事」と言っても、色々ありますが。

ぱっと思いつくのは、借金取りとか。

借金取りとまではいかなくても、債権回収のコールセンターとか。

コールセンターってのは、内容によっては(債権回収とかノルマのあるセールスとか)かなり人から疎まれる仕事で、やってる本人も、かなり心にダメージを受けると思います。

そういう、心にダメージをうける「感情労働」と呼ばれる仕事は、一般的にお給料もそんなに高くない事が多く、できれば、他に選択肢があるならば、避けたいと思う人が多いのではないでしょうか。

でも、考えてみたならば、世の中には、高度な資格が必要な為にけっこう高給で、高給な故に希望者も多い(資格がいるから簡単にはなれないけど)けど、でもやっぱり人からは嫌われる仕事っていうのもあるのですね。

それはズバリ、監査法人の会計士。

監査法人で働くには、何らかの会計の資格が必要ですし、その資格を取るのは簡単ではありません。

おまけに仕事もキツイ。

でも、お給料は良いし、資格に加えて監査法人でしばらく経験をつめば、将来、食いっぱぐれはなさそうです。

というワケで、監査法人で働きたい会計士はたくさんいるのでしょう。

でも、ワタシなんぞは企業の経理側の人間なので、監査の人たちなんて、鬱陶しくってしょうがない。

決算前の忙しい時に、あれ見せろこれ見せろ、これは何でこうなったんだ、あの数字をどうやって計算したんだ、、、

いやいやいやいや。ワタシら、今から決算しないといけないんです。

あんたら、期日までに監査しないといけないんでしょ。

でも、あんたらが監査する為には、うちは決算を終えなきゃいけないのよ~!

とまあ、なんとも鬱陶しい人達なんですよ。

監査法人で企業の監査をしている会計士は、企業の経理の人間から嫌われていることは確実です。

そして、大抵の監査法人には、企業の倒産を扱う部署もあるのですよね。

資格をもった破産管財人を、倒産した企業の清算をしてくれるわけです。

この、破産管財人。これも、結構人から嫌われる仕事だといういう事を最近発見しました。

というのも、夫の会社がコロナ倒産したので、現在、破産管財人が入って会社の清算処理中なのですが、この破産管財人さん達、従業員に嫌われているのですよ。

だって、これから従業員を徐々に解雇していくのは、この破産管財人さん達ですからね。

別に、破産管財人さん達が個人的に悪いわけではないんです。

でも残念ながら、ただ破産管財人だというだけで、「嫌われる立場」にいるわけなんです。

これは、つらい仕事やなあ。

色々、資格とか知識とか経験がないとできない仕事やし、もちろん高給取りやと思うけど、でも、精神的にはつらいやろう。

でも、仕事を割り切ってサクサクやったはるんやろうなあ。

ワタシも、経理畑の労働者の端くれですが、資格をとっても、監査法人には勤めたくないなあ。

いくら経験を積むためとはいえ、企業の監査とか、破産管財人とか、ワタシにはできそうもありません。

Wednesday 7 October 2020

禁酒月間中の心の中

ワタシにとって、10月は禁酒月間であります。

語呂合わせ好きの英国人が、10月を禁酒月間と設定し、チャリティー活動をやっているからです。

なぜ、語呂合わせ好きかと申しますと、10月の禁酒月間は

Go Sober October と呼ばれているからです。

Sober (シラフ)と October の ober 部分で音韻を踏んでいるわけですね。

そしてなぜ、禁酒月間とチャリティー活動が関係するのかと申しますと、

英国人は、何かチャレンジをする際に、周囲の人たちにそれを宣言して、見事成し遂げた場合は、ご褒美として(周囲の人たちに)どこかのチャリティーに寄付してもらうというチャリティー活動が、やたらと好きなのです。

よく、マラソンとかで寄付金集めてる人がいます。

10月の1カ月間禁酒っていうのも、ある意味マラソン的なチャレンジでありますので、これを周囲に宣言して「頑張ってるワタシ」をアピールし、周囲の人間に寄付をさせるわけです。

若干、自己顕示欲が旺盛な「かまってちゃん」という気がしないでもありません。

ワタクシは、そんなチャリティー活動とは全く無関係なのですが、10月に禁酒すると、飲み会とかがあっても、「今月は Go Sober October やってるから」っていってソフトドリンクで済ませる事ができるので、この機に乗じて、10月を禁酒月間としているのです。

英国では、11月に入るとすっかりクリスマス気分になって、街中が浮かれて飲んだくれはじめますので、10月あたりで一度ピシッとシラフになっておくのがよいですね。

そして、年間酒量をコントロールするのに、1カ月禁酒というのは、とても有効です。

2018年にセミリタイアして節酒活動を始めて以来、10月の禁酒月間も、今年で早や3回目。

でもやっぱり、元飲んだくれとしては、31日の禁酒はちょっとしたチャレンジです。

そんなワタシが、禁酒月間をどのような心持ちで過ごすか、ここに記しておこうと思います。

ーーーー

1~3日目。普段から飲酒は週2日ペースの為、3日までの禁酒はもう慣れたものです。

4日目。4日目は1ー3日目からの惰性でいけます。

5日目。30分の5、つまり6分の1が終わったと自分を励ます。(ここからは、31日ではなく30日で考え始める。31だと色々割り切れないから)

6日目。たった一日で、6分の1から5分の1になったと気分を良くする。(今ここです)

7日目。1週間経過。あと3週間半。

8~9日目。惰性でがんばる。

10日目。今日が終わったら3分の1!

11日目。3分の1終わった!

12~14日目。まだもう少し、惰性で行けるかな。

15日目。今日が終わったら半分!

16日目。半分終わった!

17~20日目。ちょっと惰性が弱まる。でも、今までの努力を無駄にしたくないので頑張る。

21日目。3分の2終わった!

22~27日目。今までの努力を無駄にしたくないので、今更あきらめてたまるかという気分で頑張る。

28日目。4週間終わった!明日からあと3日!

29日目。あと3日!

30日目。あと2日!

31日目。ラスト!

ーーーー

こんな感じで一カ月過ごします。

今日は7日目。まだまだ平気。

このまま、平気なまま1カ月過ぎないかなあ。

もう3回目なんだから、そろそろ、1カ月禁酒くらい、へっちゃらな人間になってもよいころなんですが。

どうなる事やら…。とりあえず頑張ります。


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Sunday 27 September 2020

オナラ話は、日常会話か否か。

読書日記の方に書いたのですが、先日テレビで、おもしろい英単語に遭遇しました。

それは、Flatulent 

単語帳:Flatulent 

https://undertheduvettimetoread.blogspot.com/2020/09/flatulent.html

どんな文脈ででてきたかというと、

英国の研究所が、ある実験を行いました。

数名の大人を湖水地方に集め、一定起案、肉類は一切摂取せず、お米とお芋と野菜という食生活をしてもらったのです。

期間中、被験者たちは、湖水地方でサイクリングしたりお散歩したりと、とても健康的な生活を送っていました。

さて、彼らの身体にどんな変化が起こったか?

皆、Flatulent になったという事です。

さて、英国では、聴覚障碍者の方や、英語学習の移民の為に、一般のテレビ放送では、文字放送の英字幕を付ける事ができます。Teletext っていうのかな。

ワタシも夫(ミャンマー人)も、英国に住んでそろそろ20年ほどになりますが、番組によっては、やっぱり、Teletext をつけて見ております。

その時も、Teletext を付けていたのですが、ワタシはもともと、Flatulent という単語を知りません。

知らない単語が出てきた場合は、文字でスペリングを確認してようが、何をしようが、やっぱりわからないものは分からない。

夫(ミャンマー人)は、分ったような感じだったので、Flatulent とはどういう意味かと聞いてみたらば、a lot of farting (オナラがたくさん出る事だよ)と。

まあ、そうかもしれんなあ。

芋ばっかり食べて、適度に運動して健康的な生活を送ったら、屁こき人間ができるのかもしれません。

でも、今まで20年近く英国で生活してたけど、こんな単語に遭遇したことなかったよ。

まあ、仕方がないかなあ。

だって、日常会話で使わないですもん。

会社の同僚との世間話で、「最近お芋ばっかり食べてるからか、オナラがたくさんでて困るのよねえ。」なんて話は、しませんもんねえ。

家族とやったら、オナラ話もOKやろうけど(OKじゃない家庭もあるやろうけど)その時はもっと直接的に、too much farting とか言うやろうし。

まあ、将来この単語を使う機会があるとしたら、お医者さんに行って「最近、何か気になる事はありませんか?」って聞かれた時くらいかなあ。

まあ、その時でも、a lot of farting で済みそうやけど。

それにしても、なぜ、夫(ミャンマー人)は、この単語をしってたんだろう。

お医者さんで、オナラが出すぎて困る相談をした事があるのかなあ?


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Wednesday 23 September 2020

そろそろ、真剣に腹をくくる時が来た。

コロナ禍の中、夫の会社が倒産しました。

倒産が発表された時に書いた記事

受難のサラリーマン人生

 (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_10.html)

失業カルマ 

(https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_16.html)

残業代の恨みは海より深い 

(https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_12.html)


倒産発表後、会社の経営陣は早々に退陣。

破産管財人が入ってきて会社の清算を粛々と行う中、従業員の解雇は段階的に行われています。

会社の清算をするには、従業員の協力が必要ですからね。一気に全員解雇できないのです。

とはいえ、セールととか広報(PR)とか、そういう攻めの部署の従業員は、即解雇。

残っているのは、コールセンターとか、ITとかです。

後始末部隊ですね。

夫はITエンジニアでありますので、希望すれば最後まで残れるかもしれません。

でも、同僚が沈みかかった船から逃げるネズミのように、どんどん転職活動をして会社を去っていく中、会社の清算という発展性のない業務を行うのは、結構ストレスみたい。

でも、よりにもよって、このコロナ禍の最中に転職活動するのもストレス。

という事で、まあ、再就職については焦らないで、清算業務のキリがついて解雇されるまでは、今の会社にいれば良いじゃない、という事になりました。

そしてついに、その「清算業務のキリがついて解雇される日」が近づいてきたようです。

そろそろ、真剣に腹をくくる時が来ました。

ワタシがセミリタイアしてパート勤務の今、夫の収入がなくなるのはつらいところですが、まあ、コロナ禍の間は外食も旅行もいかないから、しばらくは家で冬眠して暮らせば何とかなるでしょう。

コロナ禍が長引いて、夫婦そろってゆったり生活に慣れきってしまうと、もう、夫もフルタイム労働には戻りたくなくなるかもしれません。

それでも経済的に何とかなりそうなら、それでも良いかもしれない。

問題は、コロナ禍が収束して、旅行が解禁になった時。

今、夫婦そろってリタイアしてしまうと、旅行にに行くお金がない。

まあ、コロナ禍が収束したら、経済も上向くだろうし、仕事も探しやすくなるだろうし。

旅行資金を稼ぐ為に、短期派遣みたいな感じで働くのも悪くはないかもしれません。

あまり将来の事を心配しすぎても仕方がないですね。

今は、腹をくくって、どんと構えてまいりましょう。


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Wednesday 16 September 2020

007は二度死ぬ

英国のテレビ放送では、ちょくちょく古い007映画を放送しています。

ある日、テレビ番組表に007映画っぽいタイトルの映画があったので、チャンネルを回してみたらば、ロジャー・ムーアがジェームス・ボンドをやってるやつでした。

夫:ロジャー・ムーアかあ。彼は、けっこう最近亡くなったね。

  何歳で亡くなったんだろう…(ググって)享年89歳かあ。

  ショーン・コネリーは今いくつだろう…(またググる)…90歳!

  ジェームス・ボンドをやった俳優は、長生きだねえ。

ワタシ:「007は二度死ぬ」っていうからじゃない?

    一回生き返るから、トータルしたら長生きになってるとか。

夫:???

ワタシ:そういうタイトルの007映画があるでしょ。

夫:違う~。二度死んだらあかん。彼は、二度生きるんだよ!

ワタシ:えええ。

と思ってググってみたら、邦訳のタイトルは「007は二度死ぬ」となっていますが、

原文は 「You Only Live Twice」なんですね!

「007は二度生きる」だと、なんかリズムが野暮ったいから、

「007は二度死ぬ」にしたのかなあ。

二度生きたら二度死ぬから、同じ事やし。

やっぱり、このタイトルは名訳やと思うわ。

Monday 14 September 2020

何事も、欲張ってはいかん。

約二年半前にセミリタイアした時、まず最初に取り組んだのが「お酒を減らす事」

フルタイムで働いていた時のワタシは、ただでさえお酒が好きな所に、ストレスのダブルパンチが入り、結構な量のお酒を消費していたのです。

でも、セミリタイアしてストレスが減ったおかげで、2018年には年間休肝日183日を達成。

2019年には、さらにグレードアップして、年間休肝日260日を達成しました。

年間休肝日260日という事は、平均週5日の休肝日です。

ここまで休肝日を増やすと、お酒を飲まない日の方が普通になってきますので、休肝日を取ること自体は、苦痛ではなくなってきました。

でも、まだ一つ問題があるのです。

それは、飲酒日になると欲張って、けっこうな量を消費してしまう事。

ここら辺、やっぱり根が酒飲みなんだなあ。と我ながら感心してしまいます。

でも、休肝日を増やした事によって、お酒に弱くなってきたので、昔の調子で深酒すると、二日酔いするのですよ。

なので、今の目標は、「飲酒日の酒量をセーブする」事。

飲酒日の酒量を、ワインなら750mlのボトル半分、ビールなら2パイントまでくらいに抑える事ができるようになれば、お酒と上手く付き合っていく事ができそうな気がする。

「ちょっとお酒をたしなむ」という感じですね。あこがれるなあ。

そのためには、「少しでもたくさん飲みたい」という酒飲み根性を改めなくては。

欲張ってたくさん飲んで、次の日二日酔いになったら元も子もない。

飲んでる時は美味しくても、次の日には不味い思いをする事になる。

適度な所でやめれば、次の日も元気に活動できて、ずっと美味しいお酒になるはずです。

量より質。

何事も、欲張ってはいかんねえ。


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Wednesday 9 September 2020

一難去ってまた一難

ここ数日、めまいに悩まされています。

料理中、ちょっとかがんでお鍋の火加減を見たあと、通常体制に戻った時にフラッ。

野菜を切っている最中、特に体制を変えたわけでもないのに、突然フラッ。

体制を変えた時にフラっとする程度ならまだなんとかなりますが、特に体制を変えてないのにフラフラするのはつらい。

歩いていてもフラフラしてしまうので、外に出るのがおっくうになってきました。

家の中だったら、少々フラフラしても、壁とかドアにぶつかるくらいですみますが、外で歩いていてフラっとしたら、下手したら車道側に倒れて車にひかれてしまうかも。

そう考えたら、外で歩くのが怖くなってきて、外で歩くときは、緊張して歩いてます。

困ったなあ。更年期障害かなあ。

なんて思いつつ、頭上の棚から食器を取ろうと背伸びをすると、フラッ。

あれ、でも、、、

フラっとするから気付かなかったのですが、よく考えてみたら、腕が頭上に上がってる。。

ワタクシ、 四十肩(もうアラフィフなので、五十肩かな)に悩まされていたのです。

一旦治ったかな、と思ったのですが、最近また少し痛みがでてきて、高いところにあるものを取るのがおっくうになってきていたんですね。

でも、フラフラしてるのに気をとられて気が付かなかったけど、最近、肩の痛みがマシになっている。

でも、今度はフラフラするようになったから、高いところにあるものを取るのがおっくうなのは変わりませんが。

まさに、一難去ってまた一難。

まあ、肩の痛みとめまいが同時にこなくて良かったと、自分を慰めています。


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Monday 17 August 2020

必要最低限の生活費、節約生活チャレンジの感想

コロナウィルスによる引きこもり生活で、我が家の毎月の支出は大幅に減りました。 

会社に行く日の昼食代や、時々行ってた外食代・パブ代が無くなったからです。

おまけに、夫婦とも在宅勤務になって通勤交通費もかからなくなったし。

(英国では、原則、会社から通勤交通費は支給されないのです。通勤手当の不思議 https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_20.html

ずっと家にいると自宅の光熱費が増えますが、ロンドンのえぐい交通費に比べたら、増えた分の光熱費なんて微々たるものです。

夫はフルタイムなので、定期代月163ポンド(約2万2千円)。

ワタシはパートタイムなので、毎日通勤しないので定期は買っていないのですが、一日往復して、6.2ポンド(約860円)くらいかな。

これらが節約できたら、月々の支出がかなり減ったような感触があって、それに気を良くして、我が家の必要最低限の生活費はいくらくらいになるかを算出してみたのです。

生活費。我が家の場合、どこまで減らせる?https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/04/blog-post_8.html

不要な支出をそぎ落としつつ、毎日自炊なら、そんなにキチキチ節約しなくても、おいしくご飯が食べられる程度の食費を確保した結果、我が家の必要最低限の生活費は、月650ポンド程度(約9万円)となりました。

どうせ今は、コロナで外食やパブに思うように行けないんだし、夫ももうすぐコロナ失業するし(失業カルマ https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_16.html )ということで、とりあえずこの数カ月は、この金額(650ポンド)を予算に節約生活チャレンジを行ってきました。

で、その感想ですが。

3カ月くらいなら大丈夫やけど、必要最低限の生活費で長期間生活するのはキツイなあ。

予算設定の際に、「毎日自炊なら、そんなにキチキチ節約しなくても、おいしくご飯が食べられる程度の食費」ので、食生活は結構豊かです。

自炊なら。

最近は、自炊生活にもなれてきて、手の抜き方も上達してきました。

でも、いくら手抜き料理を駆使しても、やっぱり、今日は料理するのメンドクサイという日がでてきます。

今は、コロナで外食・パブに行けない(というか、メンドクサイので行きたくない)状況だから、それでもそんなにストレスがたまりませんが、今後、コロナ前のように、外食・パブに行ける状況になってきたら、節約の為に極度に外食を我慢するのはストレスになりそうです。

やっぱり、ある程度の外食費の予算を組み込む必要がありそうですね。

次の問題になるのは、雑費。というか、臨時出費というか、特別出費というか。

今夏、いろいろあって、ついに重い腰を上げてガーデニングを始めた我が家なのですが、

高枝切りバサミ https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/08/blog-post_9.html

必要最低限の生活費では、このような、ガーデニングにかかる費用みたいなのがカバーできません。

屋根とか水回りとか、大規模な家の修理が必要になった場合に備えたお金は、一応、別に積み立ててあるのですが、そのお金を、庭の整備に使うわけにはいきません。

業者に丸投げで頼んだら高くつくので、運動と節約を兼ねて、自分たちでできそうな

事はできるかぎりDIYしようとしているのですが、それでも道具代とか材料代がかかります。

なので、こういう、ちょっとした出費をカバーできるような予算組が必要です。

これは、月々の予算を少し増やすよりも、年間、もしくはプロジェクト毎に、ある程度予算をとったほうが良いかもしれませんね。

近い将来、夫婦揃ってセミリタイアする為には、もう少し予算を練り直す必要がありそうです。


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Sunday 9 August 2020

高枝切りバサミ

最近、我が家の庭が森のようになってます。

雑草の森。

あまりにもミドリミドリしているので、カワイイ小鳥さんとかが遊びに来てくれたりして、それはそれで楽しいのですが、やっぱりモノには限度があります。

さすがの我が家も、重い腰を上げて、庭の手入れをする事にしました。

とは言え、まず夫(ミャンマー人)がやった事は、近所のビルダーから見積もりを取ったのです。

うちの庭の状態を見せて、育ちすぎた木の枝を切って、雑草を始末して、塀の壊れたところを修理したらいくらくらい?と。

出てきた見積もりは、1,200 ポンドから1,500ポンド。(日本円、16万円から21万円くらい。)

普通の時だったら、これでお願いしたかもしれません。

が、今の我が家は非常事態。

何を隠そう、夫の勤める会社は、現在絶賛破産手続き中なのです。

近々夫が失業予定の今の我が家にとって、庭の手入れ(必需品でないもの)に1,200 ポンドから1,500ポンドの出費はつらい。

おまけに夫は、失業したらヒマになる。

今の英国は、まだまだコロナウィルスパンデミックの真っただ中で、そう易々と就職先が見つかるとは思えませんからねえ。

就職活動は、長期戦を覚悟しています。

という事は、しばらくヒマです。

というワケで、今までは見向きもしなかった、庭の手入れをDIYしようという事になりました。

そこで必要になるのが、ガーデニング道具。

特に、育ちすぎた木の枝を切る為には、高枝切りバサミが必要です。

で、オンラインショッピングしようとしたのですが、この「高枝切りバサミ」、英語でなんて言うのかわからない。

適当なキーワードで画像検索してたどり着いたのが

Telescopic Tree Pruner

テレスコーピック!

そう来たか!

でもなんか、「高枝切りバサミ」の方が分かりやすくて良い!

「高枝切りバサミ」という商品名は、秀逸ですね。

この商品に関しては、日本語の商品名の方に、軍配をあげたいと思います。



Saturday 8 August 2020

分数の読み方

日本の方と話をしていて、英語のレベルの話題が出てくると、「日常会話程度」をいう言葉が良く出てきます。

例えば、「1年間語学留学に行っても、身につく英語は日常会話程度、ビジネスレベルの英語ができないので帰国後の就職が難しい。」とかね。

でもワタシ的には、英会話は、日常会話が一番ハードルが高いと思うのですよ。

ビジネスだったら、ある程度の専門用語をエイヤっと覚えてしまえば、あとは自分の業務上の知識で勝負できますからね。

でも、日常会話は何でも来いです。

ほんの簡単な事なのに、英語ではなんて言うのかわからない、なんて事が、世の中にはたくさんあるのですよ。

例えば、分数の読み方。

2分の1とか3分の1とか4分の1とか。

英語でああいうのって、何て読む(発音するのか)のでしょう。

なまじ、2分の1とか3分の1とか4分の1には、half, third, quarter という特別な単語があるので、日本の学校英語では、そこからあんまり掘り下げない。

少なくとも、ワタシが学生だった時代(1980年代に高校生)はそうだったのです。 

それ以外、例えば、3分の2とか4分の3はこんな感じ。

3分の2の場合は、3分の1が二個でtwo thirds 
4分の3の場合は、4分の1が三つでthree quarters

後は、序数が~分の1という意味になるという事で、

8分の1は one eighth で、8分の5 だと、five eighth とか、そう言う感じ。

でも、23分の13とかも、その調子でいくんだろうか?

thirteen twenty-thirds って感じ?それは、はっきり言って、分りにくい。 

日本語みたいに、あの、分数を目で見たまま読む感じの読み方はないのだろうか?

と、思っていたら、あったのです!

    分子 over 分母

23分の13なら、13 over 23 ですね。

8分の5なら、5 over 8 です。

けっこう、いや、かなり見たままやん。

half を 1 over 2 とか、quarter を 1 over 4 と読むのは聞いたことがありませんので、どのあたりから、over を使った読み方を使うのかは、人によるかもしれません。

多分、学校の算数の時間とかでは、この読み方を使うのかもしれません。

英語で分数を教わった経験がないのでわかりませんが。

さて、そんな、over を使った分数の読み方ですが、ワタシはこれ、結構最近まで知らなかったんですよ。

ある日、友人の家に遊びにいったらば、友人の息子さんたちが居間で宿題をしてたんですね。

うちの夫(ミャンマー人)は、子供が好きなのか、それとも自分も子供だから精神年齢が近いのかわかりませんが、子供を見かけるとちょっかいを出す傾向にあります。

で、案の定、宿題をしている友人の子供に、「宿題を教えてあげよう」とちょっかいを出し始めたのです。

宿題は、分数。

でも、驚いた事に、夫(ミャンマー人)、普通に英語で分数の足し算の説明をしてるんですね。

すごいなあ。ワタシにはできないなあ。

ミャンマーって、小学校1年生から英語の授業があるらしいんです。

そして、日本みたいに、いろいろな外来の概念を日本語に翻訳していないので、ある程度の高等教育は、英語で行われるみたいです。授業自体はミャンマー語ですが、ボキャブラリーは英語。

化学の元素周期表とか、英語で覚えてるので、元素の名前は全部英語で知ってる。

どうやら、数学もそうみたいです。

分数の読み方。

シンプルですが、こんなシンプルな事でも、日本の昔の人たちは、英語のまま輸入するのではなく、ちゃんと日本語に翻訳してくれたんだなあ。

昔の日本人を尊敬すると共に、こんなに簡単な事なのに、今まで知らなかった自分が少しはずかしかったりするのです。


Thursday 6 August 2020

二重国籍問題(その2)

二重国籍問題。書いてたら長くなってきたので、一旦休憩。

先日の記事、二重国籍問題(その1)の続きです。

(その1)では、ワタシ(と日本)の二重国籍問題について、つらつらと書きなぐりました。

では、夫(元ミャンマー人)の方はどうなのかと申しますと、ミャンマーも日本同様、二重国籍を認めていない国なのです。

夫は、ミャンマー生まれのミャンマー育ち、ミャンマー国籍を持っていたのですが、英国に移住し、英国への帰化の条件が揃うと、あっさり帰化して元ミャンマー人となりました。

ワタシが知る限り、英国に長期在住しているミャンマー人の殆どは、英国帰化の条件が揃ったら、さっさと帰化してしまいます。

ワタシが今まで出会った中で、帰化の条件が揃っているのに帰化していないミャンマー人には、大きく分けて二つのタイプがいました。

1:ミャンマーの民主化運動に深くかかわって国を出た亡命者であり、ミャンマーが民主化された暁には、ミャンマーに戻って祖国の政治に参画したいと考えている人。

さすがに、政治家になりたいと思っている人は、国籍離脱するわけにはいきませんからね。

こういう人たちは、ミャンマーが一応「民主化」された今、ミャンマーに戻ったはります。
結構大物になった人もいるとかいないとか。

2:ミャンマーの実家がめちゃめちゃお金持ちな人。

ミャンマーは、ミャンマー国籍がないと不動産を所有する事ができません。

今では、外国人でも購入可能なアパートメントがチラホラ出てきているようですが、外国人が購入できるのは、外国人OKと指定された物件だけで、一般にそこらへんで売ってる不動産は、外国人には購入できないのです。

なので、ミャンマーに投資するビジネスは、ミャンマー人とパートナーシップを結ぶ必要があるわけです。

で、実家がお金持ちなお坊ちゃんやお嬢さまは、ゆくゆくは実家の財産を相続する事になるわけですから、おいそれとミャンマー国籍を放棄するわけにはいかないのです。

そして、上記のいずれに属していない人たちは、英国帰化の条件が揃い次第、さっさと帰化する傾向にあるようです。

愛国心が無いわけではないのです。

でも、ミャンマー国籍を保持する事によって受けられる恩恵と、英国籍を取得する事によって受けられる恩恵を比べたら、やっぱり、英国籍を選ぶのです。

パスポート一つとってみても、ミャンマーパスポートと英国パスポートでは、ビザなしで訪問できる国の数の差は歴然です。

やっぱり、一般庶民のミャンマー人にとっては、英国籍は魅力的なのです。

一方、ワタシがのん気に日本国籍に執着していられるのは、日本国籍から受けられる恩恵と、英国籍から受けられる恩恵が、甲乙つけがたいからでしょう。

ていうか、英国の無期限滞在許可もってたら、選挙権以外は英国人と同等の権利がもらえますし。

パスポート的には、日本パスポートは英国パスポートより強い。

なので、のほほんとしていられるワケです。

日本サマサマ。

でも将来、もし日本の国力が落ちてしまったら、日本国籍を捨ててでも、外国籍を取ろうとする若者が出てくるかもしれません。

もしそうなってしまったら、その時が、日本が二重国籍を認める時かもしれませんね。

Wednesday 5 August 2020

二重国籍問題(その1)

今日の郵便に、茶色い封筒が混じっていました。

英国では、茶色い封筒といえば、お役所からの手紙です。

他の手紙は放っておいても、なにはともあれ、茶色い封筒だけはすぐに開封して、中身を確認しなければなりません。

まあ、それを見越して、わざわざ茶色い封筒で送ってくるダイレクトメールもあるのですが。

今日の茶色い封筒は、カウンシル(区役所みたいなもの)からのお手紙。

選挙人名簿(electoral register)の記載内容の確認です。

我が家の住所に登録されている、選挙人、つまり英国の選挙権を持っている人は、夫ひとりだけ。

ワタシには選挙権はありません。

なぜならワタシは、英国の無期限滞在許可(Indefinite Leave to Remain)でもって英国に滞在する、日本国籍保有者だからです。

今回、この手紙を見た夫は、何を思ったのか、ワタシも選挙人登録ってできるんじゃないの?と言い出しました。「長い間英国に住んでるんだし」って。

んな、アホな。

いくら長い間英国に住んでいたって、英国籍もEUの国籍もコモンウェルスの国籍も持ってないんだから、登録はできないよ~。

まあ、夫がワケの分からない事を言い出したのも、無理はないかも。

思えばワタシ、英国の無期限滞在許可をとってから、もうかれこれ、14年も経つんです。

長い間住んでるんだから、そろそろ選挙権もらえないのかと、そういう発想だったのでしょう。

ワタシも、こんなに長く住んでる国の選挙に参加できないのは、歯がゆいものがあります。

英国への帰化の条件も満たしていますし、帰化しようと思えばいつでも帰化できます。

でも、あえて帰化していないのは、日本国籍に執着しているからなんです。

日本は、二重国籍を認めていないですからねえ。

ウワサでは、二重国籍なんてばれないよ~っていう人もいるんですが。

まあ、生まれた時点で二重国籍で、22歳に到達して、国籍選択をしなければならない時に、選択しなかった人っていうのは、アクションをしなかった事による二重国籍なので、ばれにくいそうです。

一方、ワタシのように、生まれた時は日本のみの単一国籍だった人が、もし大人になってから帰化した場合は、アクションを起こした事による二重国籍なので、ばれやすいらしい。

これが、本当がどうかはわかりませんが、そういわれてみてれば、そうかもって感じですよね。

そして、チキンなワタシは、日本国籍を失いたくないので、今のところ、英国への帰化は考えていません。

ただ、英国の無期限滞在許可は、無期限と言いながらも、BRPカードなるものが導入されて、そのBRPカードが無期限じゃない(定期的に更新しなくてはいけない)ので、それが今のワタシの頭痛の種になっています。


無期限滞在許可やのに、それを証明する書類(BRPカード)が期限付きって。

詐欺やあ。

まあ今のところ、BRPカードが必要になるのは就職の時だけで、失効したパスポートにくっついている無期限滞在許可でも、英国への入国は可能です。

雇用に流動性がある英国では、普通の人が普通に何度も転職しますので、就職で制限する事によって、ゆるやかに無期限滞在許可保持者のBRPカード申請を促進しているのでしょう。

さすが英国政府、やり方が英国風です。

もしかしたら、70歳とか80歳とかになって、BRPカードの更新が面倒になってきたら、もしくは、ボケてきてそんな申請が困難になってきたら、英国に帰化しようかなあ、なんて考えたりしています。



Thursday 23 July 2020

一枚の古いデニムシャツ

夫(ミャンマー人)が、結婚前から持っているお気に入りのデニムシャツ。

古いけど、縫製もしっかりしていて、デザインも素敵。全然、古臭い感じがしない。

来た時のシルエットがすっきりしてるから、きっと裁断が良いのね。

ちょっとフレンチコネクションみたいな感じ。違うけど。

ふと、そのシャツを洗濯して洋服ダンスに片づける時に、夫に言いました。

ワタシ:このシャツ、結婚前から持ってるねえ。古いけど、まだまだしっかりしてるし、デザインも全然古臭い感じがしないし、高品質なシャツやねえ。

夫:ああ、それね。ミャンマーで買ったんだ。

よく見ると、昔々、ティーンネイジャーの頃の夫の写真の中に、そのシャツを着て写っているものがあります。

ワタシ:おお。そんなに昔に買ったのね。すごい長持ちしてるなあ。ミャンマー製の服は丈夫やなあ。

夫:いや、アメリカ製やと思う。このブランド、調べてみたらアメリカのブランドやった。

ワタシ:でも、あなたが子供の頃のミャンマーって、社会主義だったから外国の物資は入ってこなかったって言ってなかった?

夫:うん。ブラックマーケットで買った。

ワタシ:えええ。違法輸入品?

夫:ええーっと…。違法輸入というわけではないと思うよ…。(ここで少し、言いにくそうになる夫。)

ワタシ:なんか言いにくそうやなあ。なんで?

夫:つまり…その…

ワタシ:その?(問い詰めるワタシ)

夫:先進国で寄付された物資が、ミャンマーに届いた後、その一部がブラックマーケットに流れてるんだよ。寄付として受け取った物資のなかで、品質の良いものは、仲介者がくすねてブラックマーケットに売るんだと思う。

ワタシ:えええ。(絶句)

チャリティー団体の裏側の汚いところを、一枚の古いデニムシャツという形で、まざまざと見せつけられてしまったワタシ。

でも、この素敵なデニムシャツをブラックマーケットで見つけて買った10代のミャンマー人少年(夫)は何も悪いことはしていないと思う。

物資の乏しいミャンマーで、アメリカ製のカッコいいシャツを手に入れた少年は、そのシャツを着て得意げにカメラの前でポーズをとっている。

少なくとも、そのシャツは、その少年をハッピーにしてくれたし、その証拠に、その後30年も大事にしてるんです。

寄付してくれた人の思いは、十分に果たされたと思います。

ただ、彼はそれを寄付物資として受け取ったのではなく、ブラックマーケットで、お金を出して買ったというだけで。

仲介業者が悪いのです。

チャリティー団体ってのは、表ではカッコいい事言ってるけど、その中には「慈善活動」という名目で動く資金や物資のおこぼれにあずかろうと、寄生虫のように群がる輩が紛れているのです。

ワタシ:ああ。チャリティー団体なんて、信用できないものなんやねえ。

夫:そうだね。どんなに大きな組織の有名なチャリティーでも、大なり小なりそういう事があるのは仕方がないと思うよ。

ワタシ:でも、それでも、あなたはチャリティーに寄付してるよねえ。

夫:僕たちみたいな一般市民には、自分で現地にお金や物資を持っていくだけの力もお金もコネクションもないから、チャリティー団体に託すしかないんだよ。
10ポンド寄付したうち、1ポンドが困ってる人に届いたら良しとしないとね。

そうかあ。

チャリティー団体にはある程度汚い部分がある、という事を受け入れた上で、それでも、自分一人ではできないことだから、人に託すってことなのね。

ここで、チャリティー団体に清廉潔白を求めて、「もう寄付なんかしない!」っていうのは、ナイーブなのかもしれません。

キレイ好きは良いけれど、潔癖すぎると、それよりも大切なものを見失ってしまうかも。

お父さんの洗濯物を、自分の洗濯物と一緒に洗いたくない女子高生みたいにね。










Wednesday 22 July 2020

ホホの肉のたるみ。

鏡を見て、歳をとったなあ、としみじみ思う事。

それは、ホホの肉のたるみ。

ワタシは、ラッキーな事に、歳の割には、あまりシワはないのですが。

なので、ほうれい線とか、そういう悩みはないのですが。

っていうか、ほうれい線って、どの線なのか、いまだによくわからないのですが。

でも、ホホの肉は、たるんできました。

宍戸錠さんのような感じ。

中年になって、感情の起伏があまりなくなったのが原因かもしれません。

もっと、激しく笑ったり怒ったりしないといけないのかなあ。

日常生活で感情の起伏が減った分、鏡の前で笑ったり怒ったりして、いわゆる、表情筋というものを鍛えないといけないのかもしれませんね。

たるんできたのを触っていて発見したのですが、さホホの肉というのは、柔らかいものなんですね。

豚のホホ肉とか、レストランのメニューにあるけど、柔らかいもんなあ。

それとも、豚さんも、ワタシのように、あまり日常生活で笑ったり怒ったりしないからホホ肉が柔らかいのであって、普段から表情豊かでたるんでないホホの肉は、柔らかくないのでしょうか。

いきなり他人のホッペタ触るわけにはいかんから、この謎は解けそうにありません。