Thursday 15 June 2023

高齢者の転倒、そして骨折。えらいこっちゃ。

ワタシの実家では、両親が夫婦そろってほぼ同時期に認知症が発症するという、 えらいことなっております。

今、老々介護は世の中で色々問題になっていますが、いくらなんでも、二人同時に認知症になると、老々介護もできません。

母の方が早いタイミングで認知症と診断された為、まずは母の為の施設を探して、運良くグループホームんk空きがあったので入居できました。

とは言え、「運良く」思っているのは周りの人間だけで、本人と父は、グループホームへの入居に対して、全くハッピーではありません。

母は、典型的な初期の認知症と言いますか、短期記憶障害の状態でして、映画「Finding Nemo」に出てくる、青いお魚(ドリー)みたいな感じなのです。

なので、病気の事を説明して、グループホームに入ることを了承してくれても、次の日にはその事をすっかり忘れてしまってるわけです。

その度に、何回も何回も説明して、入居してからも、なぜ自分がここに入居したのかすっかり忘れて何回も聞いてきて、家に帰りたいと泣くのです。

落ち着くまでに、どれくらいかかるかなあ、と疲れ果てながら、心配する日々を過ごしていたのですが、ここにきて、事件が起こってしまいました。

母が、グループホームで転倒し、骨折してしまったのです。

母は骨粗鬆症なので、転けたぐらいで、骨が折れてしまったのです。

骨粗鬆症って、怖いなあ。

これが、自宅で父と2人で暮らしている時に起こらなくて、よかったです。それが、不幸中の幸いというか。父もかなりボケているので、状況を判断して、救急車を呼んだりできるかどうか、非常に怪しい。

でも、これから治るまでの間、入院するとなると、認知症が進んでしまうと予想されます。

世の中は、コロナがインフルエンザ扱いになったとは言え、まだ病院はコロナ対策をしっかりとされているので、家族でも簡単には面会できません。

この入院で、状況がどのように変化してしまうのか、心配が尽きません。

高齢者の転倒による骨折。非常に危険なパターンです。

無事に、回復してくれるよう、祈るしかありません。






Sunday 28 May 2023

チャリティーを反対方向から見る、こうなるんだねえ。

 今日、夫とのウォーキング中に、ふと、夫が若い頃(ミャンマーにいた頃)、リーバイスのジーンズを手に入れるのがどんなに難しかったか、どんなに努力したかという話になりました。

過去記事でもちょいと触れてます。

一枚の古いデニムシャツ https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/07/blog-post_23.html

つまり、(チャリティーに寄付された物資の中で、質の良いものは、本当に困ってる人たちの元には届かず、中抜きされてチャリティー流れの物資を売るお店で売られるのです。

そして、夫のような発展途上国の中産階級の子弟達は、アメリカ文化に憧れ、リーバイスのジーンズに憧れ、なんとか手に入れようとチャリティー流れの物資を探すわけなんですが、先進国(アメリカとか)から寄付されるジーンスは、自分達東南アジア人のサイズに合わない。

当時、身体に合うTシャツを着られるのは、お金持ちだけだったそうな。

チャリティー流れのお店でせっかくリーバイスのを見つけても、自分の身体に合わない。でも、ミャンマーには服のお直しをしてくれるお店が沢山あるので、そういうところに持って行くわけですが、あまりにもサイズの違うものをお直しすると、全くラインが違うものになってしまうわけですな。ジーンズなのに。

その苦労もなかなか涙なしには聞けませんが。やはり気になるのは、チャリティー団体にて、寄付として集められた物資の行く末。

チャリティー団体っていうのは、良いことばかりじゃないって事です。

でも、ワタシ達のような個人が、どれだけ困っている国の人達を助けようと思っても、自分達にできる寄付金程度の金額では、自分が実際に現地に行ってお金や物資を手渡すことはできないのです。

お金もなければコネもない。

だから、たとえ寄付したお金や物資の大部分が、チャリティー団体の運営資金になったり、中間業者に中抜きされていようとも、ワタシ達には、少しでも信頼できるチャリティー団体を探して、そこに託すことしかできないのです。



Friday 26 May 2023

夫婦そろって認知症

我々夫婦は、子供がおりません。

夫婦二人で、夫の祖国(ミャンマー)でもなければ、ワタシの祖国(日本)でもない、第3国である英国に住んでいるため、この国には、お互い以外には家族がおりません。

というわけで、今からけっこう、老後の事を心配しております。

どちらかが死んだら、財産は全て相手が相続できるように、遺言も書いとかないといけないなあ。

本当は、いちにのさんで、二人でポックリ死ねたら一番良いのですが、そうは問屋が卸さないでしょう。

英国のステートペンション(国民年金みたいな感じのもの)は、二人共満額もらえるように、働くつもりですが、ステートペンションでは、二人分合わせても、かなりの節約生活を強いられる事になります。

でも、歳取ったら、料理するのも面倒になるやろうし、どれだけしっかりと家計管理ができるか怪しいので、出来るだけ金銭的な準備をしておこうと考えています。

それに英国には、日本の介護保険みたいなありがたい制度は、ありませんからねえ。

介護保険。

日本では、40歳を過ぎたら介護保険を払わなくてはいけなくなりますよね。
保険料が、けっこう、地味にキツいらしいですが、介護保険って、いざ後期高齢者になって、身体や頭にガタが来た時に、とても助かる物だと思います。

特に、認知症。

英国では、認知症のケアホームは高額なので、夫婦のどちらかが認知症になった場合、残った方は、自宅を売ったりして施設に入れるお金を作るか、自宅で介護をするかになります。

本当に大変な思いをして、認知症になった妻を自宅で介護しているおじいさんのドキュメンタリーをみて、これは他人事ではないと、戦慄を感じてしまいました。

でも、どちらか一人が認知症になっても、もう一人がしっかりしていれば、残った人が(めちゃめちゃ大変やけど)なんとか世話出来ます。

では、二人揃って、認知症になってしまった場合は?

うちは、子どもがいないし、英国内には近い親戚もいません。

そんな夫婦が、二人揃って認知症になったら、もう、どうしようもないですね。

っていうか、夫婦二人揃って認知症になったという話は、あまり聞いたことがない。

と、思っていたら、、、

なんと、他でもないワタシ自身の両親が、夫婦揃って、ほぼ同時期に、認知症を発症してしまったのです。

なんてこったい。

人生は、良い事悪い事、プラスマイナスゼロで終わるというから、この不運の落とし前は、しっかりつけてもらわないといけません。誰がつけてくれるのか知らんけど。



Monday 27 March 2023

関西弁が、泉のように湧き出てくる

今回の一時帰国は、少し長め。

ワタシが現在パートで勤めている会社は、コロナですっかりリモートワークが定着したようす。パートタイマーでるワタシも、その恩恵を受けて、日本からリモートワークさせてもらいつつ、いつもより長めの里帰りをさせてもらっています。感謝。

ロンドンにいる時は、周りにいる日本人の方々は、日本全国いろんな所からいらっしゃっていて、その中でもワタシは、関西弁で話し続けているのですが、流石にあまりにもコテコテの関西弁は通じないので、ボキャブラリーは、それなり標準語に矯正しつつ、イントネーションは完璧な関西弁と言う感じで話しています。

でも、一時帰国して1ヶ月と少し、今や、すっかりコテコテの関西弁に戻りました。

なんて言うのかしら、久しぶりにコテコテ関西弁で話していると、関西弁のボキャブラリーが、身体の内側から、泉のように湧き出してくるのです。

意識しなくても、口から勝手に出てくると言うか。

自分で言った後で、そうそう、こういう関西弁の単語、あったよねえ、と思ったりして。

すごいなあ。ワタシはやっぱり、日本語の中の関西弁がネイティブで、標準語は、聞いてわかる程度なんやなあ。

あ。もちろん、標準語での読み書きもできますよ。



Saturday 25 March 2023

高校野球を見て、歳を感じる

まだ、日本にいます。

春のセンバツ高校野球なんぞを、テレビで見ています。

高校球児は、華奢でかわいいなあ。

ついこの間まで、WBCのでっかいおっさんの素晴らしいファインプレーを見ていた後で、まだまだ子どもな高校球児のファインプレーを見ると、いじらしくさえ感じてしまう。

大きい子もいるけど、まだまだ少年って感じの子も多いし。

この球児たちも、いつか、WBCの選手みたいな、でっかいおっさんになってしまうのだろうか。かなしい。

WBCよりも高校野球に萌えるっていうのは、歳をとったって事なのかなあ。



Wednesday 8 March 2023

「ルビーの指環」を聞いて、歳を感じる

現在、日本に里帰り中です。

テレビを見ていたら、懐かしの○×、という感じの特集か何かだったのか、 寺尾聰さんの、「ルビーの指環」が流れてきました。

ワタシが子供の頃に、すごく流行った曲です。

昔は子供だったから、この歌の良さは分からなかったのですが、今、聞いてみると、なかなか良い曲ではありませんか。

歌詞にしても、メロディーしても、なかなか、メランコリックで、キザというか、虚勢を張っている若い男性が可愛らしいというか、なんか微笑ましくさえ感じてしまいます。

また、寺尾聰さんの声で、淡々とした感じで歌うのが、良いんですよねえ。

この歌を聴いて、こんな風に感じるようになろうとは。

歳をとったなあ、と、しみじみ感じてしまうのです。



Tuesday 14 February 2023

一見よく見えても、一概に良い事ばかりとは言えない場合もある

パスポートの更新。

期限が切れる1年前から更新可能なのは日英同じです、

でも、更新時点から有効期限までの半端な期間の扱いが両国では異なるんですよ。

日本:半端な期間は切り捨て。新しいパスポートの有効期限は、更新日からピッタリ10年(10年パスポートの場合)

英国:半端な期間を、新しいパスポートの有効期限に足してくれる。古いパスポートの有効期限が切れる3ヶ月前に更新した場合、新しいパスポートの有効期限は、更新日から10年3ヶ月(10年パスポートの場合)

パスポートの発行手数料もなかなかバカにならないので、数ヶ月分を失うのは、もったいない。

でも、入国条件がパスポートの残存期間が3ヶ月とか半年とかなってる国が多いので、有効期限6ヶ月をきったら、早めに更新してしまいたくなるのも人情です。

ワタシはいつも、勿体無いけど、涙を飲みながら、6ヶ月きったら更新しています。

その点、夫は英国籍なので、半端な期間も新しいパスポートに上乗せされて、損しません。

と、思っていたのですが!

やっぱりそこには罠が!

国によっては(シェンゲン加盟国とか)、入国条件に、パスポートの残存期間だけではなく、発行日から10年未満という条件を課しているのです。

日本では、パスポートの有効期間が10年より長くなることがないので、気にした事なかったよ。

でも、英国籍の人がパスポートを更新して10年パスポートをとると、前パスポートの半端な期間を足して、10年プラス数ヶ月という有効期限のパスポートになるわけで。

だから、英国がEUを離脱した今、英国籍の人がヨーロッパ(シェンゲン加盟国)を旅行する時は、気をつけないといけないねえ。

パスポート更新時に、旧パスポートの残存期間を新パスポートに追加する。

親切な制度だけど、時によっては、その親切さに足を掬われることがあるかもしれない。

一見よく見えても、一概に良い事ばかりとは言えない場合もあるのです。







Saturday 11 February 2023

白人男性は、あなどれない。

昔のロック・ポップス名曲100選(失恋編)みたいな番組をみていたら、その中に、ボンジョビのAlwaysが入っていました。

うら若きジョン・ボンジョビが、あの人は今もかっこいいけど、やっぱり若い時の彼はかっこいいなあと唸ってしまうジョン・ボンジョビが、三揃のベストだけを直接素肌に着て(下は普通にズボンはいてる)歌ってるビデオだったのです。

それを見て、ショックで固まってしまったワタシ。

夫(ミャンマー人)が放った一言。

「すごい胸毛だねえ。」

ショックを受けたワタシの返答。

「本当、絨毯みたい。」

ワタクシ、彼の胸毛があんなに濃いとは、知らなかった。

顔は、あんなにキレイなのに。

腕は、そんなに毛深くないのに。

なぜ、胸はフサフサなんだろう。

夫曰く、彼は髭も濃いから、きっと全体的に体毛が濃いんだよ。

って。。。。

たしかに、白人男性って、体毛が濃い人が多い。

すごい綺麗な顔してても、胸毛がフサフサだったりするのよ。

そして白人社会では、胸毛が濃いのがセクシーだったりするのよ。

なので、胸毛を見せびらかしたりする白人男性もいたりするのよ。

かれこれ20年以上英国に住んでいますが、この価値観だけは受け入れられません。

別に、白人男性を嫌っているわけではありません。

ワタシが知っている白人男性達はジェントルマンだし、人間的に好感を持てる人達です。

でも、胸毛を自慢するのはやめて。




Monday 6 February 2023

たまごサンド

たまごサンドの夢を見た。

日本の、やわらかいパンにゆで卵を潰したペーストをはさんだタイプの、フワフワのたまごサンド。

実はこれ、英国で再現するのは難しい。

卵も食パンも、英国で簡単に手に入る食材であるので、簡単に出来そうなものですが、英国で売ってる食パンは、日本みたいにフワフワじゃないのです。

ヨーロッパのパンは、基本、噛みごたえのある、しっかりしたパン。

通常は、ワタシの好みは、噛みごたえのある、フランスの田舎風バゲッドなのですが、時折、あの、日本のフワフワのたまごサンドが食べたくなるのですよねえ。

関西出身なので、たまごサンドと言えば、卵焼きをはさんだタイプのものが真っ先に思い浮かびます。地元の喫茶店とかで出てくるたまごサンドは、卵焼きタイプです。

でも関西でも、コンビニとかパン屋さんで売ってるたまごサンドは、ゆで卵つぶしタイプです。おそらく、卵焼きタイプは、大量生産には向かないのでしょう。

なので、どちらのタイプも小さい頃から慣れ親しんでおりました。どちらも好きです。

今回夢に出てきたのは、ふわふわパンのゆで卵つぶしタイプ。

こればっかりは、次の里帰りまでおあずけやなあ。




Tuesday 31 January 2023

ミャンマーのミネラルウォーター疑惑

東南アジアあるあるの一つに、売られているペットボトル飲料の内容量がマチマチ、というのがあります。

今までは、「さすが東南アジアだな〜」くらいにしか思っていなかったのですが、ある日、ミャンマーで、見てしまったのです!

ペットボトルやウォーターサーバー用の水の卸売りのような感じのお店の店先で、オフィスなどにあるようなウォーターサーバー用の大きなボトルに、お店の人が、手で、水をボトル詰めする姿を!

流石にこれには、夫(ミャンマー人)もドン引き。

なぜなら、夫のお母さんも、家でウォーターサーバー使ってるのです。

あまり衛生的ではないような気がするので、使うのやめた方が良いとお母さんに進言した方が良いかも。

そこでワタシに、ある疑惑がムクムクと湧き上がりました。

東南アジアあるあるの、水位がマチマチのペットボトル飲料も、もしかして、手でボトル詰めしてるとか?

ちょうど、ホテルで毎日無料でもらえるペットボトルの水が、未開封で2本あったので確認してみたら、案の定、こんな感じ!


右側の水位はキャップの少し下の辺りですが(ペットボトル飲料としては、普通の水位)、左側のは、キャップギリギリまで入っています。

キャップギリギリって、ペットボトル飲料の水位としては、ちょっとおかしい。案の定、開けたら水が溢れたよ。

夫に見せた所、

夫 : この程度なら、誤差だ。

ワタシ : えええ!誤差!(さっきはドン引きしてたくせに、これはええんかい!)

結局、この疑惑は解決すること無く、疑惑のままに終わるのです。

東南アジアでは機械も適当なのか、まさか、人件費が安い事を良いことに、手でボトル詰めしているのか。

いやいやいや、いくらなんでも、市販の500ml程度のペットボトルを手詰めするのは、無理!

無理なはず!無理であってほしい!

きっと、東南アジアに持って行くと、機械も適当になるのです。



Thursday 26 January 2023

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 4

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)-1  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs.html)

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 2  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs-2.html)

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 3   (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2023/01/vs-3.html)

の続きです。

2008年の春にフラットを購入、Bank of England の金利が5%の時に変動金利で住宅ローンを借りました。最初の3年間は優遇金利でBank of England の金利プラス0.5%(借りた当初は5.5%)、それ以降は銀行の定める変動金利(借りた当時の、その銀行の変動金利7%ちょっとくらい)。

25年ローンです。

もし、返済予定の計算書では、そのまま金利が変わらないで、繰上げ返済もしないで、借り換えもしなかったとしたら、25年後の完済時には、借りた金額の2倍以上の金額を払っている事になりました。

まあ、少しでも余剰資金が有れば、繰上げ返済する気マンマンでしたが。

とはいえ、購入直後は何かと物入りです。引っ越し費用もかかりますし、やっぱり中古住宅に入居となると、ある程度の階層が必要ですから。

頭金と諸費用で貯金の大部分を放出していましたし、本当にお金が心許ない状態だったので、ペンキ塗りなどは出来るだけ自分達でやり、床の張り替えや浴室の改装など、自分では難しい部分のみ業者に頼みました。キッチンは、とりあえず使えるからそのままで。

入居後半年くらいは何かと物入りで、繰上げ返済も出来ていなかったのですが、そんなこんなしてるうちに、リーマンショックが起こったのです。

2008年の秋頃から金利が下がりはじめ、あれよあれよという間に、2009年の春頃には、0.5%まで下がったのです。

我々の優遇金利は3年間。結果的には約2年間、Bank of England の金利プラス0.5% = 1%で借りる事ができたのです。

住宅ローン返済開始直後に、この金利の変化が起こった事は、我々に非常に有利に働きました。月々の返済額が激減したのです。

でも、喜んでばかりはいられません。

金利が下がるという事は、世の中の景気が悪いという事。

終身雇用が一般的な日本とは異なり、英国では、景気が悪くなるか、会社は容赦なくリストラを行います。実際、夫はこれまでに何度もリストラを経験しています。

なので、返済額が減ったからと言って、安心してはいられない!

我々は、返済額が減って浮いた分を全て繰上げ返済にまわしました。

繰上げ返済は、返済期間短縮型ではなく、返済額軽減型。

我々がローンを借りた銀行は、繰上げ返済はデフォルトが返済額軽減型で、期間短縮型にするのはめんどくさかったのです。

なので、繰上げ返済を続けると、月々の返済額がさらに減ってくるので、その分も繰上げ返済にまわす。これを繰り返していきました。

優遇金利期間が終わった後は、固定金利に借り換えて、繰上げ返済を継続。

英国では10年固定とかあまりないので、3年固定を何回か借り換えたのですが、借り換えのタイミングでも、少しまとめて繰上げ返済したりして、最後には再度貯金を放出して、2019年の秋頃、約11年半くらいで住宅ローンを完済しました。

その翌年にコロナが始まって、夫の勤める会社(アメリカ系)が英国撤退を決め、再度リストラの憂き目に合うわけですが。

その頃はすでにワタシもセミリタイアしてパート主婦状態になっていたので、えらいこっちゃな状態だったわけですが、住宅ローンを完済してしまうと、それ以外の月々の支出って、大した事ないんですよね。

コロナで外食も旅行もできない状態では、生活費なんてそんなにかからない。

家に引きこもって質素に暮らして、コロナを乗り越えられたのも、住宅ローンの返済がなくて、失職のストレスが少なかったおかげだと思います。

そして今になって、再度金利が上がってきている。

そう思うと、我々は運が良かったなと思うのです。

株価がイケイケで金利が低かった数年間、住宅ローンの繰上げ返済は悪手のように言われていましたが、我が家は、金銭的損得よりも、リスク回避を優先して繰上げ返済を励行しました。

これは、我が家にとっては結果的に吉と出ましたが、色々な偶然が重なって、結果的に上手く行っただけで、再現性はありません。

もう一回やれと言われても、もう無理です。

再現性はありませんが、我が家としては、持ち家vs賃貸は、持ち家に軍配があがります。






Monday 16 January 2023

憧れの空港ラウンジ

我が家は、国際結婚で第3国に住んでるので、夫婦双方の実家に里帰りしたりするので、結構ちょくちょく海外旅行するのですが、エアラインのマイレージは、全くもって貯まっていません。

エアラインにこだわる事なく、その時々で、最安のチケットを買う為です。

するとまあ、航空会社が分散されるだけでなく、航空会社グループ(スターアライアンスとかワンワールドとか)さえも分散されてしまうので、一つのところにマイルがたまらないのです。

あっちで5000マイル、こっちで4000マイルという風に、とり散らかってる状態。

陸マイル貯めるためにクレジットカード作ったり、キャンセルしたりするのも面倒でやらないから、航空会社の上級会員になる事は、今までもなかったしこれからもないでしょう。

使っているクレジットは、メインバンクの無料クレジットカードや、よく行くスーパーマーケットの無料クレジットカードがメイン。空港ラウンジへのアクセスがついてくるようなカードは、年会費がめちゃくちゃ高いので考えたこともありません。

なので、海外旅行に行く際も、空港ではサンドウィッチと飲み物買ってベンチで食べてる感じ。

フライト前は元気だから、空港のベンチでサンドウィッチでも良いんですよ。

でも、長距離フライトで、途中にトランジットがあったりすると、ベンチでの休憩では辛い時があります。

ゲート移動中に見かける空港ラウンジを横眼に見ながら、休憩できるところを探すのですが、そういう時は、たとえ空港料金で高いとは分かっていても、ちゃんとした椅子のあるお店で座って、ビールとおつまみでも、と考えてしまいます。

しかしやっぱり、高い。

某東南アジアの空港で、小さなビール一杯とちょっとしたおつまみで、8ポンドちょっと。(日本円で1300円くらい)

ロンドンの外食費に慣れてるから、「まあ、こんなものか」と思えるけど、それでもやっぱり高いねえ。

とは言っても、空港ラウンジアクセス付きのクレジットカードの年会費は、それの比にならないほど高いので、たまに行く海外旅行で、空港でベンチじゃない椅子に座って休憩するための、一人10ポンド程度の支出は仕方がないと諦めております。

でもやっぱり、空港ラウンジって憧れるなあ。




Tuesday 10 January 2023

まんまと罠にはまってしまった気分

我が家は、コロナ禍をきっかけに某通販サイト、アマ〇ンの特別会員(アマ〇ンプライム)に入会しました。

おかげで、ロックダウン中のオンラインショッピングは快適になり(送料無料)、引きこもり生活のエンターテインメントが一つ増え(アマ〇ンプライムの動画配信サービス)、楽しいカウチポテト生活を送っていたのですが、そんな快適な生活にも暗雲が立ち込めてきたのです。

さすが敵もさるもの、今年の年会費を上げてきました。

年間79ポンドから95ポンドへの値上げです。(我が家は年払いしてます)

月々払いの場合、月7.99ポンドから8.99ポンドへの値上げだそうです。

月払いの値上げ幅が約12.5%なのに対し、年払いは約20%の値上げなのが、地味に腹立たしい。

それでもまだ、年払いの方が月当たりの単価は安いので、年払いです。

今回の値上げにあたり、退会を検討した方々も多いかと思います。

我が家も一応、アマ〇ンプライムの利用状況をちょこっと確認してみました。

その結果、我が家は継続する事になりました。

うちの夫は非常に、非常にテレビっ子なので、某ネット〇リックスとアマ〇ンプライムの二本立て、さらにBBCの動画配信サービスなども駆使して、日々、映画やドラマの試聴に余念がありません。

そしてなにより、オンラインショッピングの送料無料なのが、本当に便利なのです。

ちなみに、昨年どれだけ注文したかを確認してみたところ、約40回ほど注文していた模様です。

40回注文したら、年95ポンド払っても、一回あたりの送料は2.4ポンドほど。日本円で380円ほどです。

送料の事を考えて(送料無料の金額にする為に)無駄に買い物をする事がなくなり、オンラインショッピングがすっかり快適になりました。

人間、こうやって沼にはまっていくんやなあ。

まんまと罠にはまってしまった気分です。



Monday 9 January 2023

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 3

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)-1  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs.html)

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 2  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs-2.html)

の続きです。

ここに、ワタシが結果的に持ち家を我が家を購入して良かったと思う経緯(再現性はナシ)を記しておこうと思います。

再現性がないので、もう一回やったとしても、絶対こんなにうまくいかないと思うので、もう一件買おうとかは考えていません。

ワタシ達夫婦が、英国に小さなフラットを買ったのは、2008年の春のことでした。

リーマンショック(英国ではCredit Crunch と呼ぶ方が一般的)の直前です。

英国では、リーマンショック後、銀行が貸し渋りを始め、住宅マーケットがしばらく停滞し、不動産価格が一時下がりました。

と書くと、リーマンショック直前の一番高い時に買って、タイミング悪かったかな、と思わない事はないですが、ところがどっこい、リーマンショック後は、価格は下がっても、銀行がお金を貸し渋った為、住宅ローンを借りないと買えない層にとっては、非常に買い難くなったのです。

不動産の値段が下がった恩恵を受けたのは、ローンを借りなくても買えるような大金持ち。やっぱりお金は寂しがり屋だから、仲間がたくさんいる所に行くのね。

なので、少々高くても、リーマンショック直前に住宅ローン借りられて、売買契約を結んでしまうことができたのはラッキーでした。

不動産価格が下がったって言っても、リーマンショック後の5年間くらいでしょうか。

そうこうしているうちに、うちのフラットの評価額も、購入金額まで持ち直し、購入から15年目の今は、低めに見積もっても、購入価格の1.5倍くらいにはなってます。

とは言っても、それは今だから言える事で、価格が持ち直すまでの間(5年程度はかかったかな)に、返済不能状態に陥るとヤバかったので、我が家も、かなり危ない橋を渡っていた事になります。購入時は頭金の為に貯金を放出しましたので、購入直後に失業したら、本当に危なかった。

でもそこで、我々には、幸運の女神が微笑みかけてくれていたのですよ。

当初は、固定金利のローンを借りようとしていたのですが、購入に至るまでにすったもんだあり、その解決のために有償のファイナンシャルアドバイザーに相談したところ、勧められたローンが変動金利だったのです。

当時の不動産マーケットは、低価格帯の住宅市場は超売り手市場だったので、売り手の気が変わらないうちに、迅速に住宅ローンを確保する必要があったのですが、ファイナンシャルアドバイザーが、ここが一番審査が速いと進めてくれた銀行の変動金利ローンにアプライしたところ、サクサクと審査が進んで、購入契約にこぎつける事ができたのです。

当初は、固定金利一択だと考えていたのですが、不動産売買交渉やローン確保に右往左往しているうちに、金融市場にきな臭いにおいが立ちはじめ、金融に詳しい人達が、変動金利の方が良いと言い始めた頃だったのです。

友人にも、今借りるなら変動金利だと断言され、変動金利で借りる事にしたのです。

そうやって、売買契約にサインして、住宅ローンを借りたのが2008年の春、Bank of England の金利が5%の時でしたが、2008年秋にはリーマンショックが起こり、徐々に金利が下がり始めたのです。


持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)-1  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs.html)

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)- 2  (https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2022/12/vs-2.html)



Thursday 5 January 2023

諦めて、受け入れる事が肝心。

昨日は、自分自身のメモがわりに、心配事に関する名言を2つ投稿しました。

つまりまあ、心配事があるわけですな。

でもまあ、心配していても仕方がない。

大切なのは、世の中には自分ではどうにもできない事もあるのだと、諦めて受け入れる事です。

それができたら、心配事の半分は解決したような気がする。


世の中は、自分ではどうにもできない事の方が多いのです。

むしろ、ほとんどと言っても良いくらい。

それを嘆くのではなく、かと言って無視するわけでもなく、そういうものだと諦めて、そのまま、ありのままを受け入れる事ができたら、きっと、心穏やかに過ごせるのでしょう。


Tuesday 3 January 2023

心配事に関する名言をもう一つ

心配事に関する名言なら、こちらも有名。

ダライ・ラマさんの名言です。

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“If a problem is fixable, if a situation is such that you can do something about it, then there is no need to worry. If it's not fixable, then there is no help in worrying. There is no benefit in worrying whatsoever.”

― Dalai Lama XIV 


もし、問題が解決可能なら、その問題について自分で何らかの対応をする事ができるのだから、心配する必要はない。

もし、その問題が解決不可能なら、いくら心配しても、自分ではどうもできない。どんなに心配しても仕方がないのです。


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ワタシの適当な訳ですが、ワタシはこの名言をこのように理解しております。

この言葉を見るたびに、ダライ・ラマさんの豪胆さに感銘を受けます。

ダライ・ラマさん、良い人やなあ。

Today Is The Tomorrow You Worried About Yesterday

2023年は、色んな事に心配しすぎる事なく、楽しく気楽に過ごしたいなあ。

でも、もともとが小心者で心配性なワタシ。

普段、そのようなそぶりも見せないため、他人からは心配性とは思われないのですが、実は色々な事に心を砕いているのです。

そんなワタシのお気に入りの英語のフレーズ。


Today Is The Tomorrow You Worried About Yesterday 

― Dale Carnegie


英国では、結構有名なフレーズのようです。

このフレーズ、訳すのが難しい。

「今日」とは、昨日、あなたが心配していた「明日」。

うう~ん。なんかしっくりしない。

あなたは昨日、「明日」の事を心配していたけど、「今日」はその、昨日あなたが心配していた「明日」なのよ。

という事ね。



Monday 2 January 2023

2022年の節酒成績

昔は浴びるようにお酒を飲んでいたワタシですが、フルタイムで働くのをやめ、週2日のパート主婦になったのを機の、酒量を減らしております。

一旦飲みはじめてしまうと、酒量を調節するのは難しい性格なので、手っ取り早く、休肝日を設ける事で酒量を調節しております。

最近の、年間休肝日目標は260日。

平均週5日の休肝日ですね。

週2日の飲酒日とも言えます。

さて、2022年は、休肝日成績はどうだったかと言いますと、なんと、目標プラス10日の、270日を達成しました。

12月のクリスマス辺りなんて、週に4日も飲んでた日もあるのに、余裕でゴールラインをフィニッシュできました。

勝因は、今年は何故かやたらと、抗生物質を飲むハメになったからです。

体調が悪かったのか免疫力が弱ってるのか。

まずは歯が痛くなって、それも神経系の痛みで、歯医者さんに行ったらば、歯茎が膿んでるとの事で抗生物質を1週間分処方される。

歯の痛みが治ったと思ったら、なぜか、前から気になっていた、背中にできたデキモノが大きくなってきて、どうやら膿んでいるらしい。

とりあえず、またー抗生物質を1週間分処方される。

1週間飲んだけど、全く良くならない。

というわけで、急きょ切開して膿を出してもらう事に。

けっこう深いところに膿が溜まっていたので、局部麻酔されて切開して膿をだす。

その後、傷が化膿しないように、再度抗生物質を1週間。

というわけで、2022年は、なんやかんやと、抗生物質をトータルで3週間も飲むハメに。

抗生物質を飲んでる間のアルコール摂取はご法度なので、もちろんその間は休肝日だし、切開した傷が治るまでは、ちょっと警戒してお酒を飲まないようにしていたので、休肝日数がグッと伸びたのです。

良かったのか、悪かったのか。

まあ、結果的に、休肝日目標は達成できたので、ヨシとしましょう。

2023年も、目標は年間休肝日260日。

これくらい休肝日をとれば、きっと大丈夫だと信じたい。