パスポートの更新。
期限が切れる1年前から更新可能なのは日英同じです、
でも、更新時点から有効期限までの半端な期間の扱いが両国では異なるんですよ。
日本:半端な期間は切り捨て。新しいパスポートの有効期限は、更新日からピッタリ10年(10年パスポートの場合)
英国:半端な期間を、新しいパスポートの有効期限に足してくれる。古いパスポートの有効期限が切れる3ヶ月前に更新した場合、新しいパスポートの有効期限は、更新日から10年3ヶ月(10年パスポートの場合)
パスポートの発行手数料もなかなかバカにならないので、数ヶ月分を失うのは、もったいない。
でも、入国条件がパスポートの残存期間が3ヶ月とか半年とかなってる国が多いので、有効期限6ヶ月をきったら、早めに更新してしまいたくなるのも人情です。
ワタシはいつも、勿体無いけど、涙を飲みながら、6ヶ月きったら更新しています。
その点、夫は英国籍なので、半端な期間も新しいパスポートに上乗せされて、損しません。
と、思っていたのですが!
やっぱりそこには罠が!
国によっては(シェンゲン加盟国とか)、入国条件に、パスポートの残存期間だけではなく、発行日から10年未満という条件を課しているのです。
日本では、パスポートの有効期間が10年より長くなることがないので、気にした事なかったよ。
でも、英国籍の人がパスポートを更新して10年パスポートをとると、前パスポートの半端な期間を足して、10年プラス数ヶ月という有効期限のパスポートになるわけで。
だから、英国がEUを離脱した今、英国籍の人がヨーロッパ(シェンゲン加盟国)を旅行する時は、気をつけないといけないねえ。
パスポート更新時に、旧パスポートの残存期間を新パスポートに追加する。
親切な制度だけど、時によっては、その親切さに足を掬われることがあるかもしれない。
一見よく見えても、一概に良い事ばかりとは言えない場合もあるのです。
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