Tuesday 29 January 2019

公的年金 (State Pension) 満額受給への道のり

英国では、2016年に年金制度が変更されました。

過去記事:イギリスの公的年金 (State Pansion) でも色々書いてます。

どれくらいの割合かはわかりませんが、一部の人達にとっては改悪、
それ以外の人達にとっては、どっちもどっち、という感じでしょうか。

改悪となるのは、主に高所得層から中所得層。
低所得層は、まあ、そんなに大きな影響はないんじゃないかな。

一点良くなった点を挙げるならば、今まで不透明だった受給額の計算が、
シンプルかつ明瞭になった事です。

ワタシのようなセミリタイア派にとっては、
将来の年金受給額の予想がやり易くなったというのは、とても助かります。

ざっくりと変更点を説明してしまうと、
英国の個人所得税は、Income Tax と National Insurance からなります。

Income Tax は、日本で言うところの所得税で、
年収に応じて累進課税でどんどん増えて行くエゲツない代物です。

一方 National Insurance は、NHS(国民保健サービス)や公的年金の原資となる
と言われている税金で、ある程度までは一定の税率で、
ある一定のラインを超えると、超えた部分の税率がぐっと下がります。

日本の健康保険料と厚生年金保険料に似てる部分もありますが、
ワタシとしては、似て非なるものだと思います。


それは何故かと申しますと。。。

英国の公的年金は、各個人の National Insurance の支払い履歴によって、
受給の可否及び年金額が決定されます。

2016年に変更以前は、支払い履歴とは支払い期間と金額の複合技で、
たくさん払っていた人は年金額も多かったようです。

しかしなんと!

しかしなんと、2016年の変更により、
支払い履歴で参照されるのは、支払い期間のみとなったのです。

支払った金額に関係なく、支払い期間によって受給額が決まる。

シンプル!

ワタシにも計算できる!

この変更、多くの人にとっては改悪かもしれませんが、
予想受給額が簡単に計算できるようになったのは良い事だと思います。

老後資金計画の第一歩は、公的年金受給見込み額を把握することですからね。

自分で予想受給額を簡単に計算できれば、
希望する老後のライフスタイルに必要な費用と照らし合わせて、
足りない分を企業年金なり個人年金で補うよう、対策できますからね。

でもまあ、ワタシのようなセミリタイアラーの場合は、
企業年金よりも個人年金よりも何よりも、
公的年金 (State Pension) の満額受給が最重要課題です。

新制度では、公的年金満額受給の為には、
毎年少しでも National Insurance.を支払う必要があるのですが、
(働いてない人は、日本の国民年金みたいに自ら進んで支払う事もできます)
その為には、最低限いくら稼がなければならないか。
2019年バージョンを計算して見ましょう。

2019年度は、年収が 8,424ポンド (約122万円)以下の場合、
National Insurance を支払う必要がありません。

つまり、年収 8,425ポンド以上だと、National Insurance が徴収されます。

まあ、あんまりギリギリなのもあれなので、
年収 8,500ポンド (約123万円)くらいを最低ラインとしましょう。

そして、2019年4月からの、英国の最低賃金(25歳以上)は、
時給 8.21 ポンド (約1190円)となります。

年収 8,500ポンド稼ぐには、1036時間働かなければなりません。
一日7時間働くとして、148日。
年間148日働こうと思ったら、週当たり、2.85日。

ざっくりと計算して、最低賃金で週3日働けば、
National Insurance を支払う事ができて、
将来の年金額を増やすことができるわけですね。

そしてワタシの場合、満額受給まであと14年くらい支払わないといけないから、
60歳までの間、週3日程度働く必要があるわけです。


まあ、週3日ぐらやったら、60歳まで働いてもいいかなあ。

でも、これから14年もの間、コンスタントにパートタイムの仕事に
ありつけるとは限らないので、無職期間ができるかもしれませんね。

その場合は、派遣でフルタイムで働いたりして調節できたらと思います。

フルタイムなら、5カ月も働いたらきっと、
National Insurance を支払う程度の年収になるはずなので、
数ヶ月無職でも挽回できるはず。

それに、ワタシの公的年金受給開始予定年齢は、今の所67歳なので、
7年間のバッファがあるから、なんとか67歳までに満額になるようにしたら良いのです。

疲れたら、1~2年無職ってのもありかなあ。
貯金がそこを尽きない程度にね。

Monday 28 January 2019

お金持ちになる方法と家の中をスッキリさせる方法

ワタクシ、昨年から断続的に禁酒活動にいそしんでいます。

今まで何度も、週に3日程度の休肝日を習慣にしようと
試みてきたのですが、いつも断念していました。

でも、昨年は、ついに年間183日の休肝日目標を達成!

そして今年は、昨年より高い目標に向けて邁進中です。

今回こそ、なんとか続けたいと思います。
健康のためにも。

さて、昨年の目標達成の主な勝因は、
チャリティー好きで飲んだくれのイギリス人が考案したチャリティーイベント、
Go Cover for October に便乗したことでした。。

最近ワタシの中で流行っている、紀貫之ごっこ、すなわち、人のまねっこです。

禁酒月間 - Go Sober October

ワタシは今までの人生46年間、「他の人がやってるから」という理由で
物事を行うことは、殆どありませんでした。

他の人のまねをするのを避けていたと言うよりは、
自分の事に夢中で、他の人の事なんて目に入っていなかったという感じです。、

この歳になって、ちょっと疲れてセミリアイアして、
自分の人生の来し方行く先について思いを馳せてみると、
今までの人生、特にイギリスに来てからのの17年間、
「とにかく目の前だけを見て、夢中で生きてきたなあ」と、しみじみ思うのです。

そして今、人生半ばでちょっと立ち止まって、
周りを見る余裕が出てきたというところでしょうか。

そして、周囲の人たちがやっている事を見て、
「良いな」と思う事があったら、まねっこしちゃったら良いんだ、
という事に、今さらながら気がついたのです。

とはいえ、ファッションとかはやっぱり関心がないし、
イギリスに着てから物欲がすっかりなくなってしまったので、
自分の服装も他の人のファッションにもまったく頓着していません。

今もっぱら関心があるのは、生き方というか、ライフスタイル。
例えば、今はやりのミニマリストとか。

ただワタシの場合、ミニマリストに関しては、
まねっこ紀貫之にはなれそうにありません。

いくら物欲がないとは言え、ワタシ、自分の住処は
ある程度雑然としている方が居心地が良いのです。

でも、どんどんモノが増えるのも不愉快なので、
出来るだけ、あたらしいモノは買わずに、すでに持っているものを
最大限に活用して生活しいます。

すでに持っているものを、不用意に捨てることはしていません。

押入れの中で眠っていて、ずっと使っていなかったモノたち。


家の中のモノを減らすならば、そんなモノたちをばっさり捨ててしまったら、
スッキリするのかもしれませんが、それはそれで、心理的抵抗があるのです。

今日本では、スーパーのレジ袋有料化が問題になっていますが、
反対派の意見には、こんな声がありました。
  • スーパーのレジ袋はごみ捨て使っている。
  • スーパーでレジ袋がもらえなかったら、 ゴミ袋をホームセンターで買う事になるので、 結局、レジ袋の有料化はプラごみの原料にはつながらない。
  • ホームセンターで買ったゴミ袋=新しい袋でごみを捨てる事に心理的抵抗がある
つまり、スーパーのレジ袋をゴミ袋として使うと、
袋を2回使うことになるので、もったいない感が薄れるわけですな。

多分、ワタシが押入れの中で眠っていたモノをばっさり捨てられないのにも、
似たような心理的作用があると思います。

押入れの中に眠っているモノは、大きく二つのカテゴリーに分けられます。

①センチメンタルバリューがある
②いつか使うと思ってとっておいたモノがいつの間にやらたまった。

①センチメンタルバリューがある
これは、仕方ないです。捨てられません。
押入れのスペースを占領するだけの価値があるモノので、
そのままスペースを占領しておいてもらいます。

②いつか使うと思ってとっておいたモノがいつの間にやらたまった。
これはまあ、ホコリのようなものですね。
世間の皆様は、この類のモノをばっさり捨てていらっしゃるのだと思います。
ただ、こういったものは、一応、まだ使えるモノ、使い道があるモノなので、
ばっさり捨てるには心理的抵抗も少なからずあるのです。

なのでワタシは、「いつか」使うと思ってとっておいたものは、
「いつか」ではなく、「今」使って消費することによって、
押入れから姿を消してもらっています。

時間はかかりまずが、まず、新しいモノが入ってくるのをストップして、
今すでに家の中にあるものは、下記の3つに分類して
  • センチメンタルバリューがあるものは捨てない。
  • 「いつか」使おうと思ってとっておいたものは「今」使う。
  • 上記2つに当てはまらない、本当に不要なモノは、捨てる。
こうやって、少しずつモノを減らしていったら、
長い時間かければ、家の中も少しずつスッキリしていくのではないかと。


お金を貯めるには、入ってくる金額より出て行く金額を減らせば良いと言いますね。
それと似たようなもので、家の中をスッキリさせるには、
出て行くモノより入ってくるモノの量を減らせば良いのです。

お金を貯めるのに、入ってくる金額を増やすか、出て行く金額を減らすか、
どちらの方法が向いているかは、各個人の個性であります。

それと同じで、家の中をスッキリさせるのに、
入ってくるモノを減らすか、出て行くモノを増やすか、
どちらが向いているかは各個人の個性です。

ワタシは、物欲がないけど、まだ使えるものを捨てるのに抵抗があるタイプなので、
「入ってくるモノを減らす」派です。

そしたらお金が貯まるという副作用もある!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代の生き方へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

40歳代ランキング


Sunday 27 January 2019

物欲

今のワタシは、物欲がないのであまり無理せずともお金がたまります。

こんなワタシも、就職したばかりの22~23歳の頃は、
毎月決まったお給料がもらえるようになって、
学生時代とは桁違いの金額を自由に使えるようになって、
浮かれてしまった、必要もないのに洋服やバッグなど、
いろいろ買い物を楽しんだ時期がありました。

買い物だけでは飽きたらず、英会話教室に通ったりなんかして、
授業までの間、カフェでコーヒーのみながら、読書をしたり勉強したり。

あの頃のワタシは、純粋に、お金を使う事が楽しかったのです。

今思うと、あれは、熱病のようなものだったのでしょう。

3年も経つと、そんな「お金を使いたい熱」はすっかり冷め、
今度は、海外留学のための「貯金熱」という熱病にかかりました。

そして英国に留学して夫(ミャンマー人)と出会い、
結婚して今のワタシがあるわけですが。。。

こんな過去があってこそ、今ではすっかり、つき物が落ちたように、
物欲がありません。

まだまだ、旅行には行きたいので、そこでお金を使いますが。。。

物欲がなくなって分かった事なのですが、
モノを持ちすぎると、管理がストレスとなります。

購入する時に、あれこれ悩むのもストレスです。

洋服やアクセサリーの場合、これを買ったら、
これに合わせる為に、今度はあれが欲しい、という風に、
芋づる式に次々と欲しいものが出てくるのもストレスです。

きっと、買い物好きな人っていうのは、
こういう事を楽しめる人なんだと思います。

そういう人たちにとっては、お金がなくて思う存分買い物できないのが
ストレスなんでしょうねえ。

逆に、今の日本の若い人達は、物心ついた時から日本が不景気で、
「節約第一!お金の使いすぎは罪悪!」みたいな考え方の若者が多いようです。

それはそれで、ちょっと残念かもしれません。

ワタシは今でこそ、物欲とはかけ離れた生活をしていますが、
昔に一度「お金を使いたい熱病」を経験をしていますので、
浪費することの虚しさをを身にしみて感じているのです。

そう、確かに、浪費は虚しいものなのですが、
長い人生、少しはそういう無駄なことを経験する時期があっても
良いのではないかと思うのです。

その経験があるからこそ、物欲がなくなった今だって、
「ちょっとした贅沢にお金を使う」=「浪費」だとは考え方にはなりません。

浪費というのは、「ちょっとした贅沢」にお金を使うことではなく、
「見栄をはるために」お金を使う事だと思います。

自分が楽しむ為に「ちょっと贅沢」っていうのは、浪費じゃないと思いますし、
少々高いモノを買っても、自分が後々、それを使う度に幸せになるならば、
それはやっぱりムダ遣いではないのです。

物欲がないワタシでも、たまに時々、そういうモノに出会います。
そして、そういう物欲は、満たしてあげるべきだと思うのです。

Saturday 26 January 2019

イギリスの公的年金 (State Pansion)

英国の State Pension (公的年金)。

強いて言えば、日本の国民年金に一番近いでしょうか。
年金制度そのものが異なるので、一概には言えませんが。

基本的に、サラリーマンも自営業も、年収がある一定の金額を超えると
National Insurance という一種の税金の支払い義務が発生し、
National Insurance を払い込んだ年は Qualifying year と呼ばれ、
公年金の支給額は、Qualifying year の数によって決定されます。

満額もらうには、35年の Qualifying yearが必要です。

イギリスでは2016年から制度が変わりました。

2016年以前の制度では、払った金額によって受給金額も増減したのですが、
(つまり若干、厚生年金的要素もあったのです)
新制度に移行後は、払込金額によって金額は増減しません。

金額に反映するのは、払い込んだ年数のみです。
そういう意味で、日本の国民年金に近いものになったという感じです。

しかし、大きな違いがあります!

日本の国民年金の保険料は収入に関係なく一定金額であるのに対し、
National Insurance は、収入に比例して金額が上っていくのです。

それなのに、払込金額が年金受給金額には反映されないという、
高所得者にはえげつないシステムです。

National Insurance という字面から、社会保険料のような印象を受けますが、
支払う金額が受取る金額に反映される、日本の社会保険料とは異なります。

特に高収入の人達にとっては、支払う金額と受取る恩恵(リターン)の
バランスがとれていないので、どちらかというと、
税金=富の再配分という性質が強いのです。


まず、恩恵の一つである国民保健サービス(NHS)は、
National Insurance 払っていようがいまいが、
英国人や英国永住者(EU市民を含む)なら無料で利用できます。
(短期滞在者は有料、期限付き長期ビザでの滞在者は、
ビザ発行時に別途NHS保険料が徴収されているようです。)

そして、現役時代に National Insurance を払ってなくて、
年金が少額、もしくは最悪の場合、無年金で老後を迎えても、
公的年金受給額が生活保護額より低い場合は、
差額の生活保護費が給付されますので、なんとかなります。

つまり、高収入の人達は、ただでさえ高い個人所得税に加えて、
低収入の人より多めに National Insurance  を払っているにも関わらず、
いざ、受け取る段になると、低収入の人と同じ恩恵(リターン)しか
受け取れないのです。

足りない分は、プライベートの医療保険に入ったり、
企業年金や個人年金、投資などで老後に備えます。


英国は Social Democracy(社会民主主義国)であり、
収入が増えれば増えるほど、個人の税負担はえげつなく上昇し、
その分が低収入・無収入の人達へまわされます。

なので英国は、法人税率を下げて外国企業の誘致を促しているのだと思います。
法人税収入は減るかもしれませんが、外国企業を誘致することによって、
雇用が確保されれば、個人所得税がガッポリ取れますからね。

そして、養わなければならない失業者の口が減るので、
国としては万々歳なんだと思います。

Friday 25 January 2019

合意なきブレグジットに備えて。。。

英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐって、まだまだ迷走中の英国議会。

ああ。もういい加減、さっさと決めてくれないかなあ。

そんな事言っても、決まらないものは決まらないし、
庶民で、おまけに移民であるワタシには何の発言権もないので
(国民投票の投票権もなかったし)、
文句を言わずに、自分に出来る事を淡々とやりましょう。

合意なきブレグジットに備えて、
生活スタイルを見直そうと思います。

つまり、今より質素に生活する練習をしようと。

合意なきブレグジットによって引き起こされる問題として、
庶民の生活に直に関係するところでは、

  • 関税による、食料品やその他生活物資の価格上昇
  • 通関手続の遅延や物流の停滞により起こるかもしれない品不足

などが懸念されています。

価格上昇品不足

これらが懸念される状況で、まず起こるのが買占めですね。
そして更なる品不足

では、このような状況下では、どういった動きをとるのが賢明なのか。


心配して買いだめするにも限界があります。
それよりは、少ない物資でシンプルに生活する練習をしておくほうが、
持続可能な対策だと思うのです。

そんな状態も、せいぜい半年か1年、
最悪でも2、3年もしたら落ち着くと思うのです。

その間、質素でシンプルな生活をしてしのいだら、
また普通の生活ができるでしょう。

景気なんて、どうせ浮き沈みするものです。

合意なきブレグジットになってしまったら、
英国の景気は一時的に悪くなるでしょうが、
どんなに景気が悪くなっても、いつかまた浮き上がるでしょう。

リーマンショック級の不景気になると囁かれていますが、
リーマンショックなんて、たった10年前の事。
10年経って、英国経済はまた浮上してきています。

そして、そういった経験してきたのは、英国だけではありません。

世界中が、リーマンショックや世界大恐慌やら石油危機やら、
今まで色々経験したけれど、全て復活してきたのです。

合意なきブレグジットからだって、きっと復活できるから大丈夫。

若者はまだ、経済の浮き沈みを肌で感じた経験がないと思うので、
リーマンショック級!とか言われたらパニックになるかもしれませんが、
年寄りは、もっとひどいことも、そこからの復活も経験してます。

なので、年寄りに Brexiter (ブレグジット推進派)が多いんでしょうね。
(って、なんでも新しい英単語作るのやめてほしい。)

まあ、人生良い時もあれば悪い時もある。

良い事ばかりの人生なんてないけれど、
その代わり、悪い事ばかりの人生もないのです。

だからきっと大丈夫。

Wednesday 23 January 2019

ダラダラ仕事してお金がもらえるのは、サラリーマン(平社員)の特権

セミリタイアして、家で家事やってて実感しました。

いくら長時間やったって、成果がでなかったら、やらなかったのと同じ。

早い話、成果がでるなならば、やった時間は少なくてもOKだと思うのです。

サラリーマンなら、不調な日や気分が乗らない日でも、
とりあえず会社の席に座って、ダラダラ仕事して時間をやり過ごしたら、
一日が終わってお給料がもらえます。

仕事は進まないけれど。
そして、その後忙しくなってエライ目にあうけど。

でも、今日は不調だな~ていう日でも、
とにかく時間をやり過ごしたら、お給料がもらえるのです。

少なくとも、その時間を過ごした対価がもらえる。

でも家事って、気がのらないからとダラダラやってたら、
あんまり成果がでないのですね。

特に掃除とか、家の片付けとか。

ダラダラやるのは、時間の無駄。

長時間やるのが偉いわけではないのですから、
集中してちゃっちゃと終わらせて、
浮いた時間を他の事に充てた方が、楽しく生活できます。


家事労働には賃金が発生しません。これはすなわち、
家事労働とは、平社員のように時間を切り売りする労働ではなく、
むしろ、管理職のような裁量労働だということです。

きっと、自営業も同じなんだろうなあ。

仕事したって成果がなければお金にならないから、
不調な時にダラダラ仕事するくらいならば、思い切って休んでしまう。

そして、やる時は集中してやって、成果をだす。

自営業者の辞書に「ダラダラ仕事をする」って言葉は存在しない。

大きな組織の中で働くのがイヤだから、
自営業になりたいって思う事も時々あるけど、
お金を稼ぐという観点から考えたら、きっと、
サラリーマン(平社員)の方がずっと楽だろうなあ。

結論。

ダラダラ仕事してお金がもらえるのは、サラリーマン(平社員)の特権です。

あ、でもこれは、サラリーマンの中でも、平社員に限ります。
管理職になると、お給料が上る分、きっと色々と大変なはず。

特に中間管理職は辛いだろうなあ。

ワタシは、今の平社員(おまけにパートタイム)のままが良いです。

Monday 21 January 2019

光熱費を節約して風邪ひいたら元も子もない。

セミリタイアして家にいる時間が長くなると、
光熱費が上ります。

日本ならば、水道代もあがるところですが、
我が家は水道メーターをまだ設置していないので、水道代は定額です。

英国では、もともと、各家庭に水道メーターは設置されておらず、
不動産のサイズによって水道料金が決まります。

例えば我が家は2ベッドルームフラットですので(日本の2LDKくらい)、
「一般的な2ベッドルームフラットに住む人々の水道料金はこれくらいかな~」と、
水道会社が決めた金額を、我々は、言われるがままに支払います

このシステムを初めて知った時は、驚愕でした。

「それなら、庭にスプリンクラーつけたろか!」

なんて考えたものです。

今は、希望すれば水道メーターを設置してもらい、
使用量に応じた金額を支払うという契約に変更できるそうですが、
水道メーターを設置しにきた業者がアホだった場合、
間違った場所にメーターを取り付け、隣の家の分の使用量もうちが払う、
なんていう羽目になるということもある。
という噂を聞いて、二の足を踏んでおります。


閑話休題。

光熱費の話でした。

家にいる時間が長くなると、光熱費が上るのです。

折りしもここ数日、ロンドンも寒くなってきました。

冬至を越したとはいえ、まだ1月のロンドン。
午後3時を過ぎると暗くなりはじめ、
午後4時頃には部屋の明かりつけなければなりません。

そのくらいの時刻になると、だんだん気温も下がってきます。

さ、寒いよう。

普段なら、会社から帰ってくるくらいの時刻(夕方6時)に
自動的に暖房を入れるようにタイマーをセットしているのですが、
家にいる日は、6時まで待つと寒い。

でも、暖房を入れたらガス代が、、、

英国のガス代は高いです。
我が家は、暖房がガスなので、冬場のガス代は半端じゃないです。

週末は夫(ミャンマー人)も家にいるから、
あっさりと昼間から暖房をつけているのですが、
(ミャンマー人なだけに、寒さに弱いのです)
ワタシがセミリタイアしたせいで、ワタシだけが家にいる平日に
昼間から暖房を入れるのは、気がひける。。。

でも、風邪ひいたら元も子もないし。。。
節約って難しいですね。

日本だと、光熱費節約して風邪ひいて病院行ったら結局高くつくから
割り切って暖房を入れられるんですが、
英国では、医療は NHS(National Health Service) とよばれる
国民保健サービスにより、基本無料です。

なので、そこで割り切ることもできない。。。

まあ、NHSは無料とはいえ、お薬は処方箋をもらって
お薬一種類につき一定金額を負担する必要があるので、
日本ほどではないにせよ、出費はあります。

なにより、しんどいし、寝込んでる時間が無駄になるし、
そう思って割り切って、無理しないことにしようかなあ。

Sunday 20 January 2019

プチ断食

年末年始の暴飲暴食がたたったのか、
なんとなく、身体に肉(より正確には脂肪)を一枚
まとってしまったような気がします。

なので、これからしばらくの間、
ミャンマーの修行僧の食事サイクルをモデルにした、
プチ断食を週に一回程度行おうと思います。

ミャンマーの修行僧は、正午までに昼食を済ませ、
正午から翌日の日の出まで断食をするのです。

夫(ミャンマー人)が言うには、この食事サイクルは、
時計がなくても出来るそうです。

なぜなら、ミャンマーだと正午にはお日様は真上に行くため、
影がなくなるからです。

影がなくなったら、次の日の出までご飯は食べない。

シンプル!

でも、英国ではそうは行きません。

冬は、正午でも「もう夕方かいな」という程度のお日様だし、
夏は真上を突き抜けて、若干北のほうを廻ります。

時計なしで正午を計るのは、ほぼ不可能。

そして、季節によって日の出の時間も大きく変わるから、
絶食時間する時間も大きく変動します。

ミャンマーだと、冬と夏で日の出の時間は一時間ほどしか変わりません。
でもロンドンだと、軽く三時間くらい違うのです。

これは複雑すぎてムリムリムリムリ!

イスラム教のラマダンも、お日様が出てる間絶食するけど、
英国に住んでいるイスラム教徒は大変やなあ、っていつも思ってます。

北欧とかカナダとかだと、もっとひどいよねえ。
どうしてるんだろう。

とまあ、我々にはそんな複雑なことは出来ないので、
我が家のプチ断食はもっとシンプル。

ただ単に、夕食を抜きます。

お昼ごはん食べ終わったら、次の日、朝起きるまで食べない。

お腹がすいた場合、次の日早起きして食べるのはOK。


さて、そんなプチ断食。

世の中では、プチ断食は身体に良いと、その効能について
インターネットなどでも話題になっていますね。

ぱっと思いつくのでも、
お通じがよくなって腸がきれいになりますし、
お腹が減っているほうが、集中力が増します

お腹が一杯になるとすぐに眠くなるワタシとしては、
夕食を抜く事によって、夜に瞑想や勉強など、
集中力が必要なことをして行うことができるかもしれません。

実際にやるかどうかは別として。
(きっとやらないな。夜は疲れてるから。)

そして極めつけ。

「午後に食べない」と「アルツハイマーの予防になる」

というのです。

夫(ミャンマー人)の言うことですので、
本当かどうかは分かりませんが。

もし本当なら、世紀の一大発見でっせ!

夫が言うには、アルツハイマーになったミャンマー僧侶って
聞いたことないから、本当だと思う。と。

でも、ワタシ個人的には、僧侶がアルツハイマーにならないのは、
別の理由があると思うんです。

まあ、それは置いといて。

あと、「プチ断食で痩せる」という話もチラホラ耳にします。

まあ、お通じがよくなって腸がきれいになるから、
その分体重は減るとは思いますが。。。

ワタシ個人的には、プチ断食でやせるかどうかは、ちょっとナゾ。

夫がミャンマーで一週間プチ出家して帰ってきた時、
若干丸くなって帰ってきたような。。。

頭を丸めてマルコメ君になったから、丸く見えたという事ではなく、
実際に丸まったと思うのです。

どうやら、夜に食べない分、朝ごはんをタラフク食べていたらしい。

そりゃ、いかんがな。

Saturday 19 January 2019

英国人にとってのフランス語は、日本人にとっての英語に似てる(ような気がする)

レ・ミゼラブル

ビクトル・ユーゴーによる、ロマン主義フランス文学の大河小説。

今までも色々ドラマ化、映画化やミュージカル化されてきた大作です。

最近では、ヒュー・ジャックマン主演の
ミュージカルバージョンの映画が人気でしたね。

ワタシも、何回観たことか。作なだけに映画だと

今回BBCは、そんなレ・ミゼラブルをドラマ化してくれました!

年末に始まって、毎週日曜日の夜9時放送の6回シリーズ。

普段は日曜日はデジタル・デトックスしている我が家ですが、
これだけは特別と、ポチっとテレビをつけてます。

そんなBBCで現在放送中の、6回シリーズドラマ、

レ・ミゼラブル

大作だけあって、BBCもかなり力を入れている様子で、
テレビを見ていると、チラホラと宣伝が入ります。

BBCは、日本のNHKみたいなもので、TVライセンスと呼ばれる、
日本のNKH受信料みたいなものを原資として運営されているため、
コマーシャルは入らないのですが、その代わりと言ってはなんですが、
自社の番組の宣伝が、そこここに入ります。

面白いのが、その番組宣伝でナレーションの人が、

レ・ミゼラブル

ジャン・バルジャン

という単語を、フランス語風に発音する事。


その発音が正しいフランス語の発音なのかどうかは、
ワタシには全然わかりません。

でもそれが、フランス語風の発音だということは、わかる。

英国人って、結構こういうことが、よくあるんですよねえ。
フランス語語源の単語をフランス語風に発音したり。

フィアンセとか、クロワッサンとか。

ワタシが思うに、英国人は、フランス語にコンプレックスがある。

英国人って、けっこう外国語が苦手な国民だと思うのですよ。
お金持ちとかビジネスマンは別として、庶民は。

ただ、母国語が英語だから、海外旅行しても困らないだけで。

大体、英語圏の人って、世界中どこへいってもガンガン英語で押し通すでしょ?

あれって、彼らにとっては、母国語でしゃべってるだけなんですよ。
すごいことも偉いことも、何にもないんですよ。

大体、英語圏では、ホームレスだって英語話すんだから。

そんな彼らも、学校では外国語を学ぶんです。

一応、色々な言語から選べるみたいですが、
フランス語を選ぶ人が多いみたいな感じです。

なので、英国人にとってのフランス語ってのは、
日本人にとっての英語と少し似ていると思うのです。

多くの人が、学校でずっと勉強したのにも関わらず、
使いこなせるレベルに到達するのは少数っていうところが。

島国だし、シャイな国民性だし、日常生活で必要ないし。

唯一つ異なるのは、日本人の場合、国内ではOKでも、
世界に出ようと思ったら日本語だけでは不可能なので、
外国語(英語)を習得するモチベーションが生まれますが、、
英国人にとっては、そんなモチベーションすらない。

他の国々の人たちが英語を勉強してくれるから、
英国人が外国語を学ぶ必要がないんですね。

そんな状況の中で、あえて外国語ができる英国人というのは、
羨望の的となっていると思います。

フランス語の単語をフランス風に発音するっていうのは、
そういう、英国人のコンプレックスからくるのかなあ?
なんて、ちょっと穿った見方をしてしまうのです。

Friday 18 January 2019

鉄のたまごはプラシーボ効果?

鉄欠乏性貧血がちなワタシ。

どうやら、鉄分がすぐに足りなくなる体質らしいです。

それが食生活によるものなのか、遺伝によるものなのか。

まあ、レバーきらいだし、そもそも最近ベジタリアンもどきになったから、
赤身の肉を滅多に食べなくなったので、それも関係してるかもしれません。

でも、鉄欠乏性貧血になったのはベジタリアンもどきになる前からだし、
近しい女性の家族(母と姉)も同じ問題をかかえているので、
遺伝によるものである可能性も高いです。


体質的に鉄分が不足しやすいと言うことは、
できるだけ、何らかの方法で鉄分を摂取するべきなのですが、
鉄剤は、飲むと気分が悪くなるし、
お茶飲んだらダメなので(吸収が悪くなる為)続きません。

お茶飲めないのはツライ!

食べ物から摂取しようとする場合、
鉄を含んでワタシの好物であるものっていったら、
ほうれん草がダントツトップなのですが、
英国で売ってるほうれん草は根性なしなんです。

日本みたいにガシっとした束で売ってるのではなく、
赤ちゃんみたいなフニャフニャの葉っぱが、袋に入って売ってるの。

まあ、それでも、バター醤油炒めにして食べたら、
その日は鉄分が足りたような気がするのですが。

でも、日持ちがしないので、しょっちゅう買わなきゃいけなくて、
メンドクサイ。

と、思っていたら、日本への一時帰国から戻ってきた友人が、
「鉄のたまご」をお土産に買ってきてくれました。


これを、ご飯を炊くときに、一緒にお鍋に入れるだけ~。

微量の鉄分がたまごから水に溶け出して、ご飯にしみこむのです。

夫(ミャンマー人)は、「それは、絶対に気のせいや」と言います。

インターネットで検索して、ホラホラ、ちゃんと出てくるよって見せても、
それはプラシーボ効果だと、とりあってくれません。

まあ、それでワタシの気が済むなら、使ったら良いよと言うのですが、
効果の程に関しては、全く信じていないようです。

ワタシとしては、長年使用したら、いつかこのたまごがすり減って
なくなってしまう日がくるのかなあ、なんて思いながら使ってます。

夫(ミャンマー人):そんなワケない!!!

Thursday 17 January 2019

英国、内閣不信任投票

先日のポスト、日本の総理大臣が、英国の合意なきEU離脱回避を期待していると表明しましたね で予想した通り、メイ首相のEU離脱合意案が
1月15日の採決で否決されました。

まあ、それは想定内だったのですが、
その結果を受け、労働党がメイ首相率いる内閣不信任案を提出、
その投票が昨日、16日に行われました。

結果は、内閣不信任案が否決、すなわち現内閣は信任され、
続投することが決定しました。

まあ、大方の予想は「内閣は信任されるだろう」という事だったので、
これも想定内だったのですが。。。

驚いたのは、その票数。

内閣不信任:306 対 内閣信任:325

という、たった19票の差の、きわどい勝利だったのです。

ちなみに、EU離脱合意案は 

反対:432 対 賛成:202 と、ランドスライドで敗北。

これは国会の採決としては歴史的な大差だったと言われてますが、
今回の不信任案の採決も、たいがい歴史的な僅差だったと思う。


投票後にスピーチするメイ首相、とても疲れたはるように見えました。

そりゃ、疲れるやろうなあ。

大体、投票始まったの夕方の7時やし。

英国の国会議員って、働くときはめっちゃ働いてるような気がする。

さすがアングロサクソン。
狩猟民族なだけあって瞬発力がスゴイ。

遅くまで残業で、みんな疲れてると思うけど、
メイ首相は、精神的疲労がものすごいやろうなあ。

彼女、次の選挙には出馬しないと表明したけど、
今期は途中で逃げないで、務め上げてくれると思う。

すごい精神力だと思います。

まさに、鉄の女性。

歴史に残る首相の1人となりますね。

ワタシ、けっこう(というか、かなり)メイ首相のファンなんです。

Wednesday 16 January 2019

限りなく不合格に近い合格

先日受験した、ACCAのAudit and Assurance

試験が終わった!

受験後、全く受かる気がしなかった試験です。

試験場では、できる限りの力は出したと思ったけど、
よくて48点くらいかな、と思っていました。

合格点は、50点。

そして先日、合格発表の日を迎え、、、
ワタシはACCAに携帯電話番号を登録しているので、
ACCAのウェブサイトで合否が見られるようになる前に、
テキストメッセージで合否の連絡を受け取ることができます。

でも、合否を知りたくなかったチキンなワタシは、
午後まで携帯電話をチェックすることなく過ごしました。

悪いニュースはできるだけ遅く。

そう、思ったのです。

でもさすがに午後2時くらいになって、
もうウェブサイトでも合否が判明する時刻。

嫌なニュースでもさすがにずっと避けるわけにはいかない。

再受験は3月を希望しているので、Standard Entry の受験料で
受験するには、1月28日までに申し込まなきゃならないし。

と思って、恐る恐る携帯電話を覗いてみると。。。

なんと、、、、50点で合格!

もはや、ギリギリですらない。。。ピッタリなんて。

限りなく、不合格に近い合格。。。

なんて エネルギー効率の良い合格なんでしょうか。
全く無駄がありません。

もうこれは、神様がワタシに「会計士になれ」って言ってるに違いない、
とまで思ってしまいました。

Monday 14 January 2019

マスクをしないイギリス人

最近風邪ぎみで、体調がスッキリしません。

多分、地下鉄とかバスとかで、もらってしまったんだと思います。

セミリタイアして以降、外出の頻度が減ったので、
免疫が弱くなってるのかなあ。

「風邪をひいたらマスクをしなきゃ!」
と日本に住む母親にはいつも言われるのですが、
ロンドンでは、、、マスク、、、できないですねえ。

だって、ロンドンの街中では、誰もマスクなんてしてないから。

地下鉄でもバスでも、誰もマスクなんてしてないから、
だから、風邪がうつるんですよねえ。

時々、マスクしている人を見かけると思ったら、
大抵、日本や韓国からの観光客です。

つまり、マスクをしているという事は
自分は観光客ですとアナウンスしているようなものです。

冬場にロンドンに観光に行かれる方は、その辺りを考慮して
それでもマスクをするかどうか、決断してください。

それではなぜ、ロンドンでマスクをする人がいないのか。

それは、マスクをしている人=顔を隠している人は、
とても警戒されるからです、

地下鉄などで、もし、自分の近くにマスクをしている人がいたら、
もしかしたらテロリストかと、とても居心地悪く感じますし、
できれば、次の駅で降りてその人から離れたいと思います。

もし、銀行にマスクをした人が入ってきたら、
CCTVに顔が映らない=銀行強盗かもと、
とても警戒されるでしょうし、警備員に止められるかもしれません。

ちなみに、キャップやフードも同様で(CCTVに顔が映らない)、
かぶったまま銀行などに入るのはNGですね。



基本的に、顔を隠すっていうのは、それだけで怪しまれるのです。

フランスで、イスラム教徒の女性が着るブルカという服装の
公共の場での着用を禁止して問題になりました。

宗教の弾圧だ。基本的人権の信仰の自由の侵害だと。

でも、ブルカって、顔も身体もすっぽりと隠してしまって、
本当に、目だけしか出さないんですよ。

小さい子どもなら、ふだんとあまりにも違うお母さんの姿に
泣くんじゃないかと思うくらい。

お母さんと出かけた子どもが、繋いでた手を離してはぐれてしまったら、
どうやってお母さん探すんだろう、と思うくらい。

なので、ヨーロッパ人としては、宗教云々以前に、
そんなに顔を隠して公共の場を歩かないで欲しいって事なんだと思うのです。

ロンドンもまあ、その辺りは似たりよったりなので、
近くにマスクをしてる人を見たら、とても居心地が悪いのですね。

なので、他人にもそんな思いをさせたくないから、
マスクをして公共の場に出ることはありません。

いくら風邪ひいてても。

まあ、日本に比べて、風邪など体調が悪い時にまで
無理して出勤する人の割合は少ないですけれど。

あ、でも、自転車乗ってる人の中には、排気ガスの吸引防止に
ガスマスクみたいなマスクしている人がいますね。

自転車はアットいう間に通り過ぎていってしまうから、
その人の隣にいて居心地悪いって事はないですが、
別の危険性がありますね。

それは、自転車やバイクに乗ったひったくり。

車道の近くでスマホなんかを使っていたら、
自転車やバイクに乗ってる人にひったくられるかも知れないので、
注意しましょう。

バイクの他人はフルフェイスのヘルメットしてるし
自転車も、排ガス防止のガスマスクしてますから。

顔が見えない人達は、キケンな人かもしれません。
(良い人かも知れないけど。)


日本では、風邪をひいていなくても、予防の為とか、
ひどいときには、女性がノーメイクであることを隠す為に
マスクをする人がいるみたいですね。

英国だったら、ノーメイクを隠す為にマスクするくらいなら、
電車の中で化粧したほうがマシだと思います。

シミジミと思います。

日本は平和やなあ。

顔を隠して外に出ることが許される国っていうのは、
基本的に、他人に警戒しなくて良い国だということなのです。

Sunday 13 January 2019

ダーリンは中国系ミャンマー人

2019年が始まって、夫(ミャンマー人)が突然中国語を勉強しはじめました。

まあ、新年には新しい事を始めたくなるものです。
新年の抱負とか考えたりするからね。

一月にジム通いを始める人は、きっと多いはず。
一月の、ジムの申込み受付係は、かきいれ時ですね。
(ジムではなく、ジムの申込み受付係というのがポイントです。)

さて、夫も例のもれず、新年の抱負などを考えて、
彼なりに何か思うところがあって、中国語の勉強をする事にしたようです。

うちの夫、いつも夫(ミャンマー人)と表記していますが、
実は民族としてはミャンマー人ではありません。

中国系ミャンマー人です。

祖父母の代にミャンマーに移住したそうなので、
夫自身は中国系ミャンマー人の3世になります。

よって、夫の実家はヤンゴンのチャイナタウンにあるし、
夫の家族や親戚は、みんな中国語を話すし、
夫の実家のテレビは、時にはミャンマー語、
時には中国語の番組が流れています。

お義父さんもお義母さんも中国語を話すので、
二人だけで話す時は、中国語だったそうです。

そんな環境で育ったにもかかわらず、
なんと、夫は中国語は話せません。

その事実を知ったワタシは、

もしかして、夫はアホなのでは?

と、夫アホ疑惑を胸に抱いたこともありました。


でもどうやら、アホというよりは反抗的なくそガキ少年だった夫は、
中国語を学ぶのを断固拒否したらしいのです。

ミャンマー生まれ育って、
学校の授業も友人も全てミャンマー語だし、
両親だってミャンマー語を話せるので、
若き日の夫は、中国語を学ぶ必要性を感じなかったそうです。

それを、今になってちょっと後悔してるみたい。

でも、さすがに生まれた時から周りが中国語を話しているのを
聞いて育っているだけあって、耳は慣れているようです。

音のピックアップは早いので、他の人が一から始めるよりは、
上達が速いかもしれません。

問題は、漢字ですな。

一方、私は中国語なんてほとんど知らないし、
発音に関してはそれこそサッパリダメダメですが、
漢字が分かるので、夫に対してちょっと優越感を感じております。

ググってみたら、日本の小学校・中学校・高校までで
大体3000個程の漢字を習うようですね。

私の若い時の貯金がここでものを言う!

夫の中国語学習が続くようなら、私も便乗して
少し習ってみるのも良いかな。なんて考えています。

いやいや、ワタシは先にミャンマー語の勉強しないと。

Friday 11 January 2019

日本の総理大臣が、英国の合意なきEU離脱回避を期待していると表明しましたね

昨日夜10時のニュースを見ていたら、
見慣れた日本人の顔が。。。

阿部総理が訪英していたのですね。

そして、メイ首相と会談し、
合意なきEU離脱回避に期待感を示したみたいですね。

おまけに、あろう事か、
「日本政府は、英EU間の離脱協定案を完全に支持する」
と明言したと!

えええ。

もうあかん。

きっと、来週の火曜日の採決では、離脱協定案は否決されるでしょう。
このまま合意なきEU離脱に突き進むかもしれません。

だって、これは英国の問題です。

いくら経済大国とは言え、所詮アジアの一国の総理大臣が
英国の内政に口をだしてはいけません。

そもそも、英国がEU離脱の方向へ向かったのは、
EUの内政干渉を面白く思わなかった国民感情によるところが大きいです。

誇り高き大英帝国の国会議員とのあろう人々が、
アジアの一国の総理大臣の意見など、
反発する事こそあれど、同意する事はないと思うのです。



そういえば、ワタシの記憶が正しければ、彼は国民投票の時も訪英し、
「残留を支持する」と、いらん事を言ったのですよ。

そのニュースを見た時も、ワタシは、
「裏目にでるんじゃないかなあ」って思ったのです。

だってこれも、英国人にしたら「大きなお世話」ですよねえ。

遥か東方にあるアジアの一国の総理大臣が
どちらを支持しているかなんて、
誇り高き大英帝国の国民には関係ありません。

むしろ、内政干渉されるのと嫌がる英国民の
感情を逆撫でする可能性もあると思ったのです。

ワタシが思うに、浮動票のいくらかは、
阿部総理の残留支持コメントのせいで離脱に向かったはず。

まあ、離脱に向かった浮動票の多くは、
デイビッド・キャメロンが残留派だったせいだと思いますが。
アンチ・エスタブリッシュメントってヤツですな。

まあ、彼にしてみれば、EU市場への足がかりとして、
金融の中心であり、英語が通じる英国に投資している日本企業が多いので、
何かと口を出したいのでしょうが、できれば、いらん事言わないでほしい。

まあ、来週火曜日の採決に関しては、
彼が何を言おうと言うまいと、否決の線が濃厚ですがね。

二日酔い。後悔先に立たず。

先日、今年の禁酒目標について書いたばかりなのに。

元日には、夫が1月の禁酒チャリティイベント、Dry January
やるというので、途中で参戦しようかなんて言っていたのに。

昨日は疲れていたのか、やたらとワイン欲が高まり、
一杯引っかけてしまいました。

ああ。特に理由もなく、貴重な飲酒日を使ってしまった。

後悔。

おまけに今日は二日酔いで、半日以上まともに機能していません。

さらに後悔。

酒飲みにとって、二日酔いで翌日の時間を無駄にする時ほど、
深く自己嫌悪に襲われる時はありません。

後悔先に立たずです。



昨年から、飲酒量を減らすべく断続的に禁酒をしているのですが、
特に昨年の10月に1ヶ月の連続禁酒をして以来、
ワタシの身体に少し変化が起こったようなのです。

アルコールに弱くなったというか、
飲酒日だからと、以前と同じような調子で飲酒すると、
ほぼ、必ず二日酔いになるのです。

多分、今のワタシの身体にとって、
一日あたりのアルコール摂取の適量は
以前の半分か、せいぜい3分の2くらい。

それくらいの量にとどめておいたら、次の日に残りません。

つまり、貴重な飲酒日をだからと言って、
欲張って無茶呑みしてはいけないという事ですな。

でないと、次の日、貴重な時間を無駄にしてしまいます。

今年の禁酒目標は、年間休肝日260日。

つまり、105日は飲酒OKなのです。

その105日の翌日を、毎回二日酔いで無駄にしていたら、
105日も無駄にしてしまうことになります!

若い時なら、二日酔いも愛嬌ですみますが、
46歳のワタシにとって、つまり、
もう人生の半ばを過ぎてしまったワタシにとって、
二日酔いで時間を無駄にする余裕はありません。

今年の禁酒目標に追加します。

今年は飲酒日も、節度を保って呑むこと。

Wednesday 9 January 2019

今年の禁酒目標。

先日、2019年の抱負を考えました。

抱負というよりは、「2019年にやりたい事20」
という、やりたい事リストなのですが、
その中に、禁酒に関するものを三つ設定しました。

他の事は、旅行や勉強など、楽しいことや前向きな事が多いので、
まあ、楽しみながら一つ一つやっていこうと気楽に考えているのですが、
禁酒に関する項目だけは、「なんとしても達成しなければ!」
という、プレッシャーを感じています。

なぜならば、自分の健康について若干心配しているからです。

なので、自分自身にさらなるプレッシャーを与えるためにも、
禁酒にかんする項目については、ここに記しておこうと思います。

  • 休肝日年間183日(コレは絶対!)
  • 休肝日年間260日(努力目標。できるだけ頑張る)
  • Go Sober October (10月の31日間、連続禁酒)


年間休肝日を2段階で目標設定したのは、
本音は年間休肝日260日を目指したいけれども、
これはかなり高い目標なので、あまり自信が無く、
目標が達成できなかった場合、モチベーションが下がって
来年以降の禁酒活動に支障が出る事を恐れたためです。

絶対目標の183日は、単純に、一年365日の過半数を目指すものです。
これは、上方修正後の2018年の目標と同じ数字で、
2018年はこの目標を達成しました!

なので、2019年も、183日は絶対に達成したいと思います。

努力目標の260日は、目標休肝日週5日x52週という計算です。
週休二日のフルタイムで働いている人の年間出勤日数です。
(実際は、祝日や有給休暇があるから、これよりは少ないと思うのですが。)

今はパートタイムでしか働いていないから、
休肝日くらいはフルタイムの出勤日数を目指してみようというわけです。


おそらく禁酒に関しては、今後も毎年この三つの目標を
設定する事になるんじゃないかなあ、なんて思ってます。

Monday 7 January 2019

チリもつもれば山になる。でもそれは、チリの山。

クレジットカードの明細書を眺めていて、ふと思いました。

チリも積もれば、山になるなあ。

ワタシは、普段の生活をほぼクレジットカードで済ませているので、
小さな個人商店で買い物する時以外は、少額でも殆どクレジットカード決済です。

英国は、キャッシュレス可がかなり進んでいるため、
大きなスーパーマーケットのセルフレジ等では、
支払いはカードのみのマシンも多いのです。

おそらく、セルフレジのマシンに現金授受機能をつけると
メンテナンスがかなり大変なのでしょう。
紙幣が詰まったりするし、つり銭準備しないといけないし。

そういう場合は、たとえ1ポンド(約140円)の買い物でも
カード払で支払うことになります。

なので、ワタシのクレジットカード明細書には、
3ポンド(約420円)とか6ポンド(約840円)とかの少額取引が
ずらっと並んでいるのです。

まあ、たまには 100ポンド(約1万4千円)やそれ以上の、
まとまった金額の取引もありますが、
殆どの取引は30ポンド未満(約4200円)

一つ一つは、そんな少額取引なのに、
ずらっと並ぶと、合計では300ポンド(約4万2千円)とかになるのですね。

すごいなあ。チリツモって。


まあ、ワタシのこの場合は、支出がチリツモなのですが、
チリツモ貯金と呼ばれるものは、これを逆手にとったものですね。

一回一回の貯金額は少額でも、こつこつ続けていけば、
チリも積もれば山となる。

まあ、山と言っても、所詮チリの山やけど。

チリがいくら積もっても、エベレストみたいな大きな山はできません。

エベレストみたいな大きな山は、地殻変動や火山の噴火のような
スケールの大きなモノによって作られるのです。

そういうダイナミックな事が起こらないと、大きな山はできません。

チリが積もってできるのは、、、せいぜい砂山くらいです。

つまり、こつこつとチリツモ貯金をしても、
たまるのはせいぜい数十万円から頑張って100万円。

億単位の大きなお金を手にする為には、宝くじに当たるとか、
昨年の仮想通貨バブルみたいな波に上手くのるとか、
そういう、ドッカーンとした事件が必要です。

残念ながら、それが現実。

でも大切なのは、それが現実だと諦めてしまわないこと。

もし、元々標高が高い所にいるならば(元手があるならば)
ちょっとした地殻変動や小噴火で、けっこうな標高に達するかもしれません。

標高が高いところに行くためには、まずは砂山でもよいから
何かを積み上げる必要があります。

千里の道も一歩から。

たかがチリの山、されどチリの山。

チリの山をあなどってはいけません。

(まあ、大した事ないっていうのはどうしようもない事実ですが。)

Sunday 6 January 2019

外国に移住するという事

外国に移住するという事。

この話題については色々な視点から色々な議論が交わされています。

特に、日本人が海外に出て暮らす場合、

海外では、こんなにのびのびとリラックスして暮らす事ができる。

日本社会はこんなところが窮屈でイヤ。

海外はこんなところがステキ。

なんて感じで日本をこき下ろして海外の良さを主張する人がいて、
それを「海外かぶれ」だなんだと避難する人がいて、
もう何がなんだか、て感じになってしまうのですが。。。

実は私も、「日本社会のこんなところが窮屈ネタ」は、
心の中に、思うところをいくつか隠し持っているので、
「英国社会(というかサラリーマン生活)のこんなところが嫌いネタ」
とあわせて、また機会があれば、いつか書こうと思います。



閑話休題。

この前ふと、「外国に移住するという事」を、
「日本人」が「海外」に出てく暮らすという事でなく、
「人が」が「祖国を離れて暮らす」というという観点で考えてみました。

ミャンマーにて、夫の友人達を観察していて、ふと感じたのです。

ミャンマーに住むミャンマー人も、いろいろと競争とかあって大変そう。

日本人旅行者がミャンマーに行くと、ミャンマーってゆったりしていて
人がやさしくてリラックスできる国だという感想を持つと思います。

ミャンマーに住む外国人も同様だと思います。

働かないミャンマー人にイライラしながらも、
「まあ、こんな国だから。」
「あわてない、あわてない。」
「一休み、一休み」
って感じで、ゆったり生活してると思います。

でも、ミャンマーに住む、ミャンマー人(エリート)は違います。

高学歴高収入のエリートとして、ミャンマーの社会を生きている彼らは、
常に他人より優秀でなければならないので、私なんかより
よっぽどピリピリして生活している感じがするのです。

日本社会で疲れている日本人と、大差ありません。

一方、私は英国で、かなりリラックスして生きていると思います。

なぜなら、英国は私にとっては外国だから。

「外国で生活していて、人並みの生活ができたら、まあ成功。」

という風に、外国で生活しているというだけで、
「成功」対するハードルが一気に下がってしまうのですよ。

外国人男性相手に、見る目が甘くなる日本人女性みたいなもんです。

もし私が、日本で生活していたならば、今の私の状態(人並みの生活)では
満足していなかったかもしれません。

「もっともっと、高いところを目指さなければ」と頑張って、
疲れ果てていたかもしれません。

なぜなら、「外国で生活しているか」という言い訳が使えませんからね。

そういう意味で、私は外国に移住して楽になったと思うのです。


つまり私が思うに、海外で暮らす日本人が
「海外ではのびのび生活できる」という感想をもつ時、
それはもちろん「海外かぶれ」的な要素、つまり
日本社会の窮屈さや、海外の社会のゆるさに起因するところが大きいですが、
でも、それ以外もファクターもあると思うのです。

つまり、本人の心の持ち方に変化が起きている。
それも、本人も気づかないうちに。

たとえば、今まで公立の普通の小学校で優等生だった児童が、
中学受験をして難関私立中学に見事合格したとします。

小学校までは、いつでもテストでクラス1番を目指さなければならなかったのが、
難関中学校に入ったら、クラスの真ん中ぐらいでもOKな気持ちになる。

そんな感じの変化でしょうかね。

難しい環境に自分をおいたのだから、
周りについて行くだけで十分。
トップを目指さなくて良い。
つまり、いつも全力で頑張らなくて良い。

これが、「海外では、のびのびとリラックスして暮らす事ができる。」
のヒミツだとおもうのです。

私個人的には。

Saturday 5 January 2019

2019年の抱負

以前は普通に新年の抱負を考えていました。

英語を勉強する、とか、
体重を減らす、とか、
飲酒量を減らす、とか。

でも、こういう感じの抱負って、
どうしても漠然としてしまうというか、
ボワ〜っとしていてつかみどころがないというか、
1ヶ月も過ぎると、もうどうでもよくなってしまうんですよね。

で、一年を振り返ってみても、結局何にも達成できてない、
なんて事を繰り返してきたのです。

しかし、去年(2018年)より、何を思ったのか
「その年にやりたい事20」というフォーマットに変えてみました。

「目標」ではなく「やりたい事」なので、具体的な内容です。
そして、明確な KPI を設定してみました。

KPI=Key Performance Indicator(主要業績評価指標)

例えば、「お酒を減らす」ではなくて、
「休肝日を〇〇日」という感じです。

そうしてみたら、意外と管理しやすかったので、
今年も同じフォーマットで作りました。

「2019年にやりたい事20」


今年は、去年よりもさらに明確な KPI の設定の徹底を目指し
漠然とした目標になりがちなものについては、
わざわざ、むりやり、数値目標を設定しました。

これで、年の途中でも進捗状況を計りやすくなります。

これは、会社の人事考課のための目標設定で使用されるテクニックですね。

私の大嫌いな、大企業のやり口です。

私は基本的に、大企業のやり口に批判的なスタンスで生きてます。

たとえば、大企業が予算作成にものすごい労力を費やすのとか、
もう、無駄としか思えません。

「ああ。予算ができたら、あとはやるだけやね。」

なんて、皮肉な事を考えながら、斜めから傍観しています。

でも、本件に関してだけは、利用しました。

長年のサラリーマン生活で身につけたテクニック。

苦渋の決断です。

そして、無事に目標が設定できた暁には、
自分自身に、斜めからこう言わせていただきます。

「目標作ったら、あとはやるだけ。」

Friday 4 January 2019

日本の投資推進制度(iDecoとNISA)はせこすぎる ②。

先日、日本の投資推進制度(iDecoとNISA)はせこすぎる ①。 にて
日本の個人型確定拠出年金 (iDeco)のせこさについて驚いていました。

ただ私は、個人的には、いくら節税になるからと言っても、
若いうちから大金を確定拠出年金に拠出する事は、
あまり得策だとは考えておりません。

金融資産でありながら、流動性に大きく欠けるからです。
一旦拠出してしまったら、60歳までその資金には手をつけられない、
つまり60歳になるまでは、その資金はないのと同じです。

もし今20代での人であれば、今後30年間以上もの長い間、
その資金に手をつけることが出来なくなるわけです。

30年って、何が起こるかわかりません。

家を買う時に、あとXXX万円余分に頭金を準備できたら、
気に入った物件に手が届く、とか、
教育資金が足りない、とか、
最悪の場合、病気になって治療費や入院費を工面するために
現金が必要になるかもしれません。

そんな時に使えないお金なんて、無いのと同じです。

60歳になるまでの間、iDeco に拠出した資金は捨てたのと同じなのです。

なのでまあ、私としては、前回の記事では文句を言ってましたが、
文句を言いつつの、実はまあ、iDeco はせこくっても良いかなと思うのです。

貯金・節約好きな日本国民に、あまり多額の非課税枠を与えてしまうと、
所得税節税というエサにつられて拠出しすぎ、今の資金繰りに困窮する、
「iDeco 貧乏」なるモノを生み出してしまう可能性がありますからね。

限度額一杯拠出しても、「iDeco 貧乏」にならない程度の金額に
非課税枠を抑えておくのは、国民のためなのかもしれません。


しかし、もう一つの投資推進制度、NISA は少し話が違います。

そして、NISA もせこい!

さて、NISA とは何ぞや?

NISA とは、英国の ISA(Individual Savings Account : 個人貯蓄口座)
をモデルとした日本版の個人貯蓄口座制度で、日本版 ISA ということで
NISANippon Individual Savings Account)と名付けられたようです。

英国の ISAがモデルになっているということなので、
英国の ISA と比べてみましょう。

NISA とは、1人1口座のみ開設可能な、株式・投資信託の口座で、
この口座を使用して購入した株式・投資信託から得られる
配当金や譲渡益が非課税となる制度です。

投資可能金額の上限は1年あたり120万円。(ちょっとせこい。)
最長5年間の投資が可能です。(せこい!)

つまり、生涯で最大600万円の株式や投資信託への投資にかかる
利益が非課税となります。

iDeco とは異なり、どうしてもお金が必要になった場合は
解約して引き出すことが可能です。
(その分の非課税枠を失うだけ)

NISA はどうやら、期間限定の制度のようで、
投資可能期間は、2014年~2023年の10年間のようです。(これもせこい!)

まだ始めていない人は、最長5年間の利益を享受するためには、
2019年の今年から始める必要がありますね。

まあ、これは延長される可能性もあると思いますが。。。


さて、この制度のモデルとイギリスの ISA はどんな制度かと申しますと。

1人1口座のみ開設可能(日本と一緒)

株式・投資信託だけでなく貯蓄もOK。(ちょっと違う)

配当金や譲渡益、利息が非課税となる。

投資可能金額の上限は年間2万ポンド (英国太っ腹!)
(約270万円~300万円くらい?この頃レートの変動がすごいのでよくわからない。)

最長何年とかの制限なし。毎年非課税枠がもらえます。(英国太っ腹!)

実は英国でも、私が英国に来た頃(2001年)は ISA 枠はもっと少額で、
年間7,000ポンド(約100万円)くらいだったのです。

ですが、それから18年の間に、あれよあれよと非課税枠が引き上げられ、
現在の年間2万ポンドにまで上ってきたのです。

英国でも、日本同様、国民の貯蓄や投資を奨励するために
この制度を導入し、非課税枠を年々引き上げているわけですが、
まあ、この18年間でインフレで物価が下がっているとはいえ、
この非課税枠の上げ方は、なかなか太っ腹だと思います。

英国政府の本気度が見えるというか。

国民としても、ISA は年金とは異なり、もし現金が必要な時には
引き出すことができますので(その分の非課税枠を失うだけ)
気軽に始めることが出来ます。

そして毎年、年間2万ポンドの非課税枠を利用して
貯蓄・投資をしていけば、ちょっとした財産を築く事が出来ます。
(というか、毎年枠を使い切る事ができません。)

これはとても良い制度なので、重宝しています。
若い人にとっては、年金よりも ISA の方が良いと思います。

日本の NISA  も良い制度だと思うのですが、、、ちょっとせこい。

年間120万円は許せるとしても、
それができるのが最長5年で、生涯最大600万円ってのがせこい!

日本政府も、もうちょっと本気見せてくれたら良いのになあ。

Wednesday 2 January 2019

Dry January

Happy New Year!

ついこの前に始まったと思っていた2018年が終わり、
2019年が始まりました。

歳をとると、月日が過ぎるのが速い。

さてワタクシ、昨年は Go Sober October なる、
英国のチャリティーキャンペーンなんだかなんだかよく分からない
キャンペーンに便乗して、禁酒月間を決行していました。

英国という国は、チャリティーという名の下に、
色々なコトをやりたい放題やっちゃう国なのです。

「ロンドンマラソンを走って募金を集めた」
云々のエピソードを聞いても、
日本に住んでいた頃の私はピンと来なかったのですが、
英国に住む事十数年。今の私は分かります。

つまり、「ワタシ、○×マラソン走るから、完走したら募金してね!」
って、親類縁者、友人知人に宣伝しまくって、募金を集めるのです。

そんな事は、日本では起こりません。

マラソン完走して募金集められるのは、24時間テレビで走る有名人くらいです。

そもそも日本では普通、一般人が「ワタシ、これこれをやるから、
成し遂げたら募金してね!」って周りに宣伝しまくって募金を集める、
なんて文化は無いですよねえ。

しかしながら、私が昨年挑戦した、Go Sober October という
チャリティーキャンペーンは、多くのイギリス人が参加して一ヶ月禁酒し、
ご褒美として募金を集めるイベントなのです。

でも私は、禁酒しただけで募金は集めませんでした。

だって、こっぱずかしいというか、なんというか。。

自分が禁酒して募金集めるってどうよ?って思ったのですね。

さて、英国には、似たようなイベントが1月にもあります。


その名も、Dry January.

10月は、October なので  Go Sober October でしたが、
1月は韻を踏んで、Dry January というのですね。

韻を踏むって大切です。

そんなコトを夫(ミャンマー人)と話していたら、なんと彼は、
今年は Dry January  をやってみようと思うなんて言い出しました。

これは困った。

だって、私(日本人)にとって元旦というものは、一年でただ一日

日本人が昼間から飲んだくれる日。

昼間からはお酒を飲まない自制心あふれる日本人は、
この日だけは昼間から、もしくは朝から、酒じゃ酒じゃ~と
飲んだくれるコトができる貴重な一日なのですよ。

なので、日本人であるワタシにとって、Dry January  は難しいなあ、
なんて思っていた矢先の、この夫の一言。

どうしようかなあ。

なんて、一応少しは悩みつつ、結局の所、
今日(元日)は予定通り、日本の伝統にのっとって飲んだくれ、
明日(1月2日)からDry January に参戦しようと思います。

まあ、一ヶ月は無理でも半月くらいは禁酒しようと思います。

Half Dry January

でも良いではないですか。

まずは、今年最初の禁酒月間です。