Tuesday, 23 April 2019

日本の相続税率は高い。これは是か非か?

ずいぶん前にインターネットで読んだ記事。

人々が欲張りだから居酒屋で酒が飲め、経済がうまくいく

この記事の結論は、最後の3段落にまとめられていると思います。

しかし、「欲張り」が良いと言っても「貧富の差」が良いとは限りません。「努力をした人が豊かになる」ならば皆が努力をするので良いのでしょうが、「運の良い人が豊かになる」のでは、皆が努力するようにはならないので、経済はうまくいかないでしょう。

極端な場合には、金持ちの子は苦労せず金持ちになり、貧しい人の子は教育が受けられないので貧しいままである、ということになりかねません。それは問題ですね。筆者としては、相続税をしっかり徴収するべきだと考えています。

努力した人が豊かになるのは良いことですが、その子が金持ちになる必要はありませんから、「相続税をしっかり徴収して、貧しい子供達に教育をしっかり施して、誰でも頑張れば豊かになれる国を作る」というが良いのではないでしょうか。」

この記事を読んでの感想が、う~ん。

申し訳ないですが、ワタシ、この記事には賛同できません。

人が欲張りになるのは、自分だけでなく、自分の子孫の為でもあると思うのです。

最近、子供のいない夫婦が増えていますが、子供がいない夫婦は往々にして、
自分たちが必要とする以上に財を蓄えようとしない。

お金のために一生懸命働いて、必要以上に財を蓄えようとする人たちって、
財産を残す相手、つまり、子供がいるのです。

なので、もし相続税を増やして自分がどんなに努力して稼いでも、
それが自分の子孫の幸せ、繁栄につながらないとなってしまえば、
この記事の筆者が言われる、共産主義世界のようになってしまうかもしれません。

自分のためだけにそれだけ頑張れるかって言ったら、
まあ、そういう人もいるかもしれませんが、
大部分の人たちは、自分の子供に不自由をさせたくなくて、
頑張って働くんですよ。

むしろ、人々のやる気を起こさせるためには、
相続税は軽減した方が良いと思うくらいです。

「蓄財は一代かぎりで皆平等に競争する」っていうのは聞こえは良いですが、
動物の、自分の遺伝子を受け継いだ子孫の繁栄を望むという
本能に反すると思うのです。

共産主義しかり、本能に反する政策って、
上手くいかないと思うのですよね。

日本って、中途半端に資本主義で所得税はそんなに高くないクセに、
相続税はやたらと高いですよね。

高収入の個人から個人所得税をガッポリ徴収している、
社会民主主義国である英国の方が、相続税に関しては寛大です。

でもワタシは、英国の方が正しい姿たと思います。

だって、相続税って、思いっきり二重課税じゃないですか。

冒頭の記事の著者は、金持ちの家に生まれた「運の良い人が豊かになる」
っていうのが不公平だという主張のようですが、
ワタシとしては、頑張って子孫のために蓄えた財産(所得税支払い済み)に
再度課税するなんて、それこそ不公平だと思います。

Saturday, 20 April 2019

「働き方改革」の名のもと、罫線オジサンに宣戦布告します。

近年、ゆとり教育を受けて育った若者が会社に入社するようになり、

「これ、ボクの仕事っすか?」

業務指示に対して、こう返してくる若者の扱いに、
困ってしまって「ワンワンワワン」という中年。

という構図がよく見られるようですね。

「上司の指示には疑問を持たず服従」というバブル世代サラリーマン。

「万年下っ端社員で、部下を教育した経験がない」まま
中年になってしまった氷河期世代サラリーマン。

同じ中年と言っても、毛色は少々異なりますが、
困ってしまって「ワンワンワワン」には変わりがないようですが。

でも、ワタシは思うのです。

昨今、巷で問題になっている「働き方改革」のために必要なのは、

「これボクの仕事っすか?」という視点ではないかと。



上司から仕事を一つ指示されました。それに対して、

「これワタシの仕事っすか?」と言いたくなるのは、こういう時です。
  • ちょっと無茶ぶり?
  • ただでさえ忙しいのに。
  • 他にやる人いないの?
  • だいたい、その仕事、そんなに重要?
さて、これらを一つずつ見ていくと、

  • ちょっと無茶ぶり

→ 職務ランク(給与ランク)・職務内容に合致しているのか?
 つまり、それだけの仕事をさせるに見合ったお給料を払っているのか?
 ジョブ・ディスクリプションの範囲内か?

  • ただでさえ忙しいのに。

→ 仕事量は適正か?
 部下の仕事量を把握しているのか?
 残業させる場合になった場合は残業代が払えるのか?
  • 他にやる人いないの?
→ 職務ランク(給与ランク)・職務内容・仕事量を総合的にみて、
 他にもっと適任者はいないのか?

ここまでは、管理職の管理能力の問題ですね。

そもそも、管理職の仕事は、部下を管理する事なんですから、
適正に仕事を割り当てられないという事は、管理職の能力不足です。

でも、それより何より重要なのが、
  • だいたい、その仕事、そんなに重要?
→そもそも、その仕事は本当に必要なのか?
 さして重要でもない、無駄な仕事を部下にさせていないか?

まずは、そこを検討する必要があると思います。

つまり、「これワタシの仕事っすか?」という質問は、

適正な仕事の割振りがなされているか?
その仕事は、本当に必要なのか?

という、二つの意味がこもった質問なのです。

「働き方改革」を進める上では、
特に、二番目の質問が重要になると思います。

日本の、特にバブル世代の「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンたちには、
ここらへんの意識を改革してもらう必要があると思うのです。

そして、「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンの共通点は、
「資料に挿入された図表の罫線の書式にこだわる」ことなんですよね。

ワタシは個人的に、こういうオジサンを罫線オジサンと呼んでいるのですが、

あんた達、無意味な仕事を増やしてることを自覚してるのか!

こういうオジサンに限って、
「罫線を直すなんて一分でできる」って言うんですよ。

でもね、罫線を直す事自体は一分もかからないかもしれないけど、
ファイル開けて、該当箇所にいって、罫線なおして、再印刷してってやってたら、、、

一分ではできません!

最低でも、2~3分はかかります。

10回やったら20~30分。20回やったら40~60分。

それは小さな訂正ですが、チリも積もると一時間にもなるのです。

そして、それを訂正しなかったと言って、
何人の他人が困るのでしょう?

数字が間違ってるとか、言い回しが誤解を与えるとか、
そういう内容を訂正するのではなくて、単なる、罫線の太さですよ!

ワタシは、「働き方改革」の名の下に、罫線オジサンに宣戦布告いたします!

自分の気分で、部下の仕事を無意味に増やすのは止めてください!

Thursday, 18 April 2019

新卒で就職した会社の思い出(1)就職活動

良くも悪くも、昭和な会社でした。

ワタシが大学を卒業をしたのは、確か1995年3月だったかなあ。
大分前の事だから、忘れちゃったよ。

でも、唯一つ忘れないのは、ワタシが就職活動をした1994年は、
今、話題になっている、就職氷河期がちょうどはじまった頃だったという事。

確か、ワタシの3年先輩くらいまではかなり売り手市場だったけれど、
2年先輩くらいの頃から、ちょっと雲行きが怪しくなり、
1年先輩の時には、さらに怪しくなり、
ワタシが就職活動した年は、出生数が多い年であった事もあいまって、
「最悪の年」だといわれていました。

でも、結局の所、フタを開けてみたら、
ワタシの年が「最悪の年」だったのは、それ以前と比べての事で、
その後、数年間「最悪の年」が続いたのですが。

まあ、それは置いといて。

その、当時としては「最悪の年」に、さらに輪をかけて、
「4大卒女子」という最悪のスペックであったワタシ。

就職活動は、人生始めての左折挫折であったといって過言ではありません。

それまでは、つまり学生時代は、まじめに勉強して良い成績をとっていれば、
男女なんて関係ありませんでした。

でも、就職活動では、ワタシより学歴も成績もイマヒトツなヤロウが、
野郎だという事だけで、良い会社に合格していくのですよ。

「世の中には、自分の努力ではどうしようもない事が存在する」

って事を、人生で初めて、身にしみて感じました。

それまで、その事を感じなかったのが、幸運だったのかもしれませんが。


というワケで、就職活動には苦労したのですが、
そこはまあ、「立ってる者は親でも使え」といいますか、
コネでも何でも、使えるものは、なんでもかんでも総動員して、
なんとか地元の中堅の会社に正社員として就職しました。

その会社が、まあ、なんとも昭和な会社だったのです。

そもそも、ワタシをコネで採用してくれたと言うこと自体が、昭和的でした。

昭和の終わり、バブル経済の頃なんかは、女子社員の採用には
コネが大きく幅を利かせていたんですよ。

特に商社などでは、採用された女子の大半は、
男性社員のお嫁さん候補でしたからね。

バブル経済の中、馬車馬のように働きまくる男性社員たちは、
忙しさのあまり、女の子と出会う機会がないので、
「それなら社内で見つけてください」と、
会社がお嫁さん候補を雇っていたのです。

当時、女子の就職に最強のスペックは、

適当に教養があって、見た目がよくて、身元のしっかりとしたお嬢さん。

学歴は、低すぎたら困るけど、高すぎる必要はない。
それよりも、身元のしっかりした女性が好まれたという印象があります。

だから、「コネならば、少なくとも身元がしっかりしているので安心。」
ということで、女子社員の採用には、コネがブイブイいわしてたのですよ。

思ったより長くなりそうなので、つづく。