彼らの間で、最近チラホラみかけるのが、
子供達をインターナショナルスクールに通わせている人達。
学費がクッソ高いミャンマーのインターナショナルスクール。
そこに通う New-rich の子女達は、大使館員の子女や大企業の駐在員の子女、
そして、自分と同じような財力のある家の子女と机を並べて勉強し、
子供の頃から、ネットワークを作るのです。
そうやって、エリート集団が形成されていくわけですね。
そして、そんな子供達は、小学校(もしくは幼稚園)から
英語で教育を受けるため、英語ネイティブとなります。
信じられないことですが、ミャンマー人の両親とミャンマーで暮らしながらも、
英語ネイティブとなるのです!
夫の友人の息子さんが、そんなインターナショナルスクールに通う
子供達の一人なのですが、彼が10歳くらいの時、
一度ワタシ達夫婦で、彼のベビーシッターをしたことがありました。
一日一緒に観光地に遊びに行ったのです。
夫の友人も、その奥さんも、二人とも英語を話さないので、
インターナショナルスクールに通い始めて5年ほどの息子の英語力が
どんなものかを、夫にチェックしてもらいたかったそうです。
さて、その子の英語力は?
英語で話す限り、こまっしゃくれた生意気な10歳のクソガキでした。
ワタシがミャンマー語ができないため、ワタシたちの会話は英語になるのですが、
その時は活き活きとペラペラと沢山は話してくれます。
彼のお父さんやお母さんと話す時は、ミャンマー語になるのですが、
夫いわく、彼のミャンマー語は、少し幼いらしい。
つまり、ミャンマー語で話すと、
「こまっしゃくれた生意気な10歳のクソガキ」ではなくなるみたいなのす。
多分、家で両親と話す時しかミャンマー語を使わないので、
簡単な事しか話せないんですね。
複雑な事を話すには、英語になってしまうのです。
そして読み書きに至っては、さらにひどくて、
ミャンマー語の標識など、読めない事があるらしいです。
英語では小説読んでるのに。
いくら裕福な家庭とはいえ、そのミャンマー語レベルでは
ミャンマーで暮らしていくのが大変なのではないかと、
夫は心配していましたが、夫の友人いわく、
「息子は近い将来、海外に留学させるから大丈夫」だと。
それを聞いて、ワタシ夫婦は、少し複雑な気分になってしまったのです。
母国語って、自分のアイデンティティーだから、
まずは、自分の国の言葉(ミャンマー語)をしっかり身につけて、
その上に英語でもなんでも、外国語をのっけた方が、よいのではないかなあ。
でも、それを覆してしまう、ミャンマーのインターナショナルスクールの
質の高さにも脱帽です。
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