Friday 7 June 2019

ブーディーヒンガー

ロンドンのスーパーマーケットで、
時々、冬瓜(のようなもの)を見かけます。

特に、ワタシが住んでいる近辺は、インド系・パキスタン系をはじめ
その他アジア系の移民が多く住んでいるので、
地元にある大きなスーパーマーケットは、
その顧客層に合わせた品揃えをしてくれています。

冬瓜(もどき)だけでなく、大根(に限りなく近いもの)とか、
ベトナム料理のフォーに使われるような米の乾麺とか、
Halal (イスラム教において食べてもOKな肉)のチキンとかラムとか。

色々、エキゾチックなモノが売っているので、
店内をぶらぶら歩いて眺めてるだけでも、けっこう楽しめます。

でも、冬瓜って、けっこう売れ残ってるんですよ。

いくら、ロンドンではアジア食ブームが起こっているとはいえ、
きっとロンドンっ子は、あんまり冬瓜は食べないのね。

だから、あんまり売れてないようです。

まあ、どうやって料理したらよいかわからないんやろうなあ。

そんな、売れ残りがちな冬瓜(もどき)。

時々、Reduced to clear (日本で言うところの「本日の見切り品」)で、
かなり安くなってる事があるのですね。

まあ、スーパーにしてみたら、かなり長い期間、商品棚に陳列されてるので、
さすがに見切らなければ、と思うのでしょう。

でもね。

でもね。

それは、冬瓜なのですよ~。

きっと、スーパーの店員さんは、冬瓜の名前の由来を知らないのでしょう。

っていうか、それが日本語で冬瓜と呼ばれていることを知らんやろうなあ。

冬瓜はね、あまりにも長持ちする瓜なもんだから、
夏にとったものが、冬になってもまだ食べられるから、
冬に食べる瓜って事で、冬瓜って呼ばれているのですよ~。

ドヤ顔でスーパーの店員さんに教えてあげようかと思いましたが、
彼らはそもそも冬瓜という単語を知らないという事に気づいて、やめました。

そんな冬瓜、見切り品で安売りになってるのを買ってきても、
まだまだ全然大丈夫です。

なのでワタシ、基本的に冬瓜は、
見切り品になってるのを見つけた時にしか買わないのよ~。

おほほほほ。

そうやって、見切り品になってたのを目ざとく見つけて
冬瓜を買ってきたら、ミャンマー料理もどきを作ります。

ミャンマーでも、冬瓜はよく食べられているのです。

ミャンマーには、冬らしい冬がないから、
持ち前の「冬瓜パワー」は発揮されていないようですが。

でもまあ、美味しかったらよいのです。

ミャンマーでは、ブーディーと呼ばれ、
てんぷらになったり、スープの具になったりしてます。

てんぷらは、ブーディージョー。

モヒンガー屋さんの不思議という記事にも登場しましたが、
モヒンガーという、ミャンマーの国民的麺料理のトッピングになったり、
活躍の幅は広いようです。

そしてスープは、ブーディーヒンガー。

ブーディーヒンガー。なんか強そうな名前でしょ。

ブーディーヒンガーといいモヒンガーといい、

フンガーフンガーフランケン、じゃなくて、ヒンガーが重なってるなあ。

ヒンガーって言うのは、スープを意味って意味なのかしらと予想して、
夫(ミャンマー人)に聞いてみたならば、
「胡椒を効かせた、細麺入りスープ」の事を、ヒンガーと呼ぶらしいです。

短い言葉やのに、複雑な意味がこもってるんやなあ。

でも、ヒンガーって音、なんか強そうに聞こえません?

フンガーフンガーフランケンのイメージに影響されてるのかもしれないけど。

ブーディーヒンガーとモヒンガー、戦ったらどっちが強いかなあ?

夫(ミャンマー人)に聞いてみたところ、

「麺料理は戦わない。」らしいです。

そうかあ。残念。

ブーディーヒンガーvsモヒンガー/ダイニングテーブルでの死闘!

とか、面白そうなんやけどなあ。


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