そんなに物欲がないから、洋服でもカバンでも、
新しいものはほとんど買わず、手持ちのものを徹底的に使い倒すからです。
食品も、できる限り、買ったものはすべて使い切るようにしています。
時々、どうしても古くなってしまって、
食べ切れないまま捨ててしまう食品もありますが。
ゴメンナサイ。
でもね、そんなワタシ達も、日本で生活すると出るんですよ。
ごみが。
それも、けっこうたくさん!
なんでだろう?
同じ人間が、同じように生活しているはずなのに、
日本ではごみがたくさん出る(ような気がする)。
日本に一時帰国中に滞在している部屋の、
ゴミ箱の中をのぞいて考えてみました。
ほとんどが、買ってきた商品が入っていたプラスチックやら紙やら。
やはりこれは、日本の商品の、過剰包装によるものに違いありません。
過剰包装の話をする場合、よく引き合いにだされるのが、
海外のスーパーマーケットでは、野菜や果物などは、
個別包装ではなく、バラで棚に山積みされたものを、
適宜、必要な分だけ重さを計って購入する「量り売り」の存在。
確かに、「量り売り」は便利です。
必要な分だけ購入できるので、使いきれなかった分の食品ロスが減るし、
個別包装されていない分、包装関係のごみもでません。
でもワタシ、ふだん英国で食品を買う際に、
特に意識して「量り売り」の物ばかり購入しているわけではないのですよ。
野菜なんかも、適宜、普通にパッケージに入ったものを購入しています。
それでも、日本で生活するより、包装関係のごみの量は少ないですね。
たぶん、英国では、個別包装もシンプルなのです。
日本のは、懇切丁寧に、二重・三重包装されてる。
クッキーとかも、一枚一枚小さい袋に入ってたりするし。
おまけに、観光地のお土産のお菓子なんかだと、
個別包装された一つ一つのの小袋に乾燥剤が入ってたりする。
日本の事を良く知らない外国人に、うっかりそんなお土産を渡してしまうと、
乾燥剤を食べそうになるので注意が必要です。
そんなに懇切丁寧に包装しても、食べるときは一瞬なのに。
もったいないなあ。
いつも、そう思っているのです。
最近、環境省がレジ袋の有料化を義務化する方針を表明して、
ニュース等で話題になっていますが、レジ袋もそうだけど、
この過剰包装をなんとかしないと、ごみが増えてしょうがないと思うのですよ。
製造者の自主的な取り組みになってしまいますね。
買う側としても、選択の余地がある場合は、包装の少ないほうを選ぶとか、
なんらかの意思表示を行うことで、世の中の流れを変えていくことが
できるかもしれません。
フランス人が、フランスパンをそのまま買い物カゴに入れて歩いてるのって、
「ちょっとカッコいい」じゃないですか?
ピーマンだってキャベツだって、そのままポイっとエコバッグにいれちゃったら
「カッコいい」と思うんです。
そんな世の中になれば、きっとごみも減ると思うんだけどなあ。
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