Monday, 3 June 2019

デリバルーとかウーバーイーツは、小金持ちの向けのサービスです。

今流行の、デリバルーとかウーバーイーツ。

レストランで食事してると、
カンガルーに似たカワイイロゴがついたバッグを持ったデリバルーの配達員さんや、
べつに可愛くともなんともないロゴがついたウーバーイーツの配達員さんが、
料理をピックアップしに来るのをチラホラと見かけます。

このサービス、宅配ピザなど、普通のデリバリーサービスとの違いは、
そのお店自体がデリバリーサービスを行っていないお店の料理も、
デリバリーしてもらえる。という事。

よって、料理の料金に加え、配達料金が別に上乗せされるわけです。

もともと、イギリスのレストランの料理は高いです。

スターターで5~8ポンド(700円~1,100円)、
メインなら最低10ポンド(1,400円)から、
相場は15~20ポンドくらいでしょうか(2,100円~2,800円)。

レストランでの食事は、お酒を飲まないとしても、
一回の注文は、一人分20~25ポンドにはなると思います。
(ちなみに、お酒を飲んだらこの限りではありません。)

通常、デリバリーサービスをやってるお店は、客単価が低めなのですが、
デリバルーとかウーバーイーツは、
デリバリーサービスを行っていない店=客単価が高めな店
からのデリバリーをしてくれるのが売りですので、
客単価は、通常のデリバリーよりも高くなると思われます。

そして、それをデリバルーしてもらうには、配達料が別途2.5ポンドかかります。

ちなみに、デリバルーは最近、"デリバループラス"なるモノを導入し、
月7.99ポンドの会費で、その都度の配達料が無料なるようですね。
月に4回以上利用する人にはお得なようですね。


つまり、デリバルーやウーバーイーツって、決して安いものではないのです。

なので、デリバルーやウーバーイーツというサービスの客層って、
都市部に住む、まあまあお給料の良い、きちんとした仕事をもった、
独身または子供のいないカップルっていう感じではないでしょうか。

日中はバリバリ働いて、家に帰ったら疲れてもう自炊なんかできない。

疲れてるから、外食に出かけるのもイヤ。

でも、宅配ピザとかチャイニーズは脂っこくてもう食べたくない。

そんな、ちょっと小金持ちな若者達のニーズに応えているのです。

そして、「出かけなくてもすむ」というほかに、配達料を別途支払ってでも、
デリバルーしてもらう事のメリットが、もう一つあります。

それはずばり、アルコール。

ロンドンのレストランのアルコールは、べらぼうに高い。。。

なんと、ロンドンのレストランでは、グラスワイン一杯を、
同じワインのボトル一本の仕入れ価格で販売しているらしいです。

ぼったくりやん。

なので、レストランで外食すると、料理代もさることながら
ワイン代で請求金額が跳ね上がってしまうのですね。

でも、料理をデリバルーしてもらって、
アルコールはスーパーマーケットで調達すれば、
けっこうお得にレストランの味を楽しめるのです。

なので、最近のちょっと小金持ちな若者達は、
お家でのんびり、ネットフリックスなんて観ながら
デリバルーした料理を食べ、
スーパーマーケットで調達したワインやビールを飲んでいるのです。

ああ、優雅だなあ。

でも、レストラン側にしたら、利ざやの高いアルコールの売上が減って
大変なんじゃないかと、他人事ながら心配してしまうのです。

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