ネット上でも、レジ袋関連のいろいろなニュースが散見されます。
そんなニュースに、賛否両論、読者のコメントが色々ついているのですが、
そのコメント数が、すごい。
なぜ日本人は、レジ袋の有料化にこんなに過剰反応するんだろう。
ポイ捨てが問題なので、レジ袋を有料化しても環境への影響はない。
→ 有料化すれば、絶対量が減りますので、ポイ捨ても減ると思います。
廃油を使って生産しているので、環境には悪くない。
→ だからって、無償配布するべきなのか?
レジ袋はごみ袋として使用しているので必要だ
→ 必要なら、お金出して買えばよいのに。
レジ袋が有料がしても、今まで商品の値段に転嫁されていた
レジ袋代分が値引きされるわけではないので、実質の値上である。
→ レジ袋代が商品の値段に転嫁っていっても、
レジ袋は販売費だと思うので、粗利には直接関係ないと思うのです。
小売店は、サービスの一環としてレジ袋を無料で配布していたわけですが、
小売店側も、買い物客がスーパーの名前が入った持ち歩く事によって
宣伝効果もあったわけで、まあ、広告宣伝も兼ねた経費ですね。
レジ袋が有料化になっても、せいぜい1枚3円とか5円とかの世界なので、
それで儲けるというワケではないだろうし。
買い物客が持ち歩く袋の数が減るということは、宣伝効果も減るというわけで、
もし、他に広告宣伝費がかかるようになるとすると、
この法案によって小売店が儲かるという事は決してないと思うのです。
英国では、2015年から、レジ袋有料化の法規制をはじめました。
もう、かれこれ4年くらいマイバッグ生活しているので、慣れたもんです。
有料化以前は、一人あたり一年間で140枚使用していたレジ袋が、
最新の統計では一人当たり19枚と、約86%の削減に成功したとの事です。
英国でこの法規制が導入された時には、
そんなにゴチャゴチャ問題はでなかったと思う。
そりゃあ、めんどくさいし、
エコバッグ持って行くの忘れたら5ペンス(7円くらい)余分な支出だし、
英国人だってお金持ちばかりじゃないので、
5ペンスの余分な支出にはハッピーな訳ではありません。
でも、興味深いことに、英国人って、環境の為とか言われたら、
「まあ、仕方ないか」とあっさり納得してしまうのですね。
そしてなにより、英国のレジ袋には、
パンチであけたみたいな穴が複数開いているので、
ゴミ袋には不向きなのです。
乾いたごみには使えますが、生ごみには全く不向き。
なぜ穴が空いているかというと、
子供が誤って頭からかぶって、窒息するのを防ぐためです。
日本から来た人は、十中八九、穴のあいたレジ袋をみてびっくりします。
「嫌味でやってるのかと思った」とまで言う人もいました。
理由を話すと、皆、納得してくれるのですが。
というわけで、英国では、もともとレジ袋は
ゴミ袋としてあまり機能していなかったのです。
なので、有料化が始まった時に、
「ゴミ袋として再利用するから、環境へ負荷は少ない」とか、
「ゴミ袋を別に買うことになれば、環境への影響は変わらない」みたいな
屁理屈みたいな議論はでませんでしたし、
「ゴミ袋に必要だから困る」といった、
必要なものなら自分で買え!とつっこみたくなるような
バカな議論も耳にしませんでした。
大体、日本のレジ袋は、無料配布してる割に質が良過ぎるんですよ。
使い捨てなんだから、もっとペラペラのどうしようもないモノにしておいたら、
有料化になってもこんなに抵抗がなかったかもしれませんね。
もしくは、有料化する前に下準備として、
子供が頭からかぶっちゃった場合の窒息事故防止の為に、
レジ袋に穴を開ける事から始めたら良かったかもしれませんね。
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