ワタシ、何をかくそう、この歳になるまで、一本も親不知がでてきてなかったんです。
大体皆さん、30歳くらいで親知らずが出てきて、
変な方向に生えてきて痛いから抜いたとか、
磨きにくい場所にあるから虫歯になって抜いたとか、
抜くときは、片側ずつ抜かないとご飯が食べられなくなるとか、
友人や同僚から、色々なエピソードを耳にしたものです。
ワタシも、今はまだ出てきてないけど、きっとそのうち出てくるだろうから、
よく話を聞いておこう~!と、フムフムとうなずきながら
親知らずバナシに花を咲かせていたのですが。。。
それから5年経っても、10年たっても、生えてこない。
実は、知らない内に出てきてるのかもしてないと
何回も歯の数を数えたりしてみましたが、それらしい歯は見あたらず。
もうねえ、ワタシは自分の事を、
「親知らずを持たない新人類」なんだと思っていたのです。
そしたら、苦節15年!
やっと、それらしいものが出てきました。
でも、出てきたのは、左上の一本だけ。
他の3本はどうしたんだろう。
いるのかなあ?いないのかなあ?
もしかしたらワタシ、「親知らずを持たない新人類」改め、
「親知らずを1本しか持たない新人類」なのかなあ?
いやあ、でもね。
「親知らず」っていうくらいだから、
昔は、親が亡くなってから出てくるものだったんだと思うのですよ。
昔は、平均寿命が短かっただろうから、
30歳くらいというのが、微妙な年頃だったのかもしれません。
でも、今の長寿大国日本で、齢30歳で生えてくる歯は、
事実上、「親知らず」ではありません。
「親知ってる」です。
日本人の平均寿命が延びた今、「親知らず」が「親知らず」たる為には、
出てくるのは、早くても50歳くらいが適当なのではないでしょうか?
そう考えたら、ワタシの左上親知らずも、ちょっとフライング?
他の3本は、多分ワタシが60歳くらいになるまで待ってるのかもしれません。
いや、今や日本は、人生100年時代ですから、
80歳くらいまで待つつもりかもしれませんねえ。
80歳にもなって、親知らず抜きに歯医者さん行くの、
ちょっと恥ずかしいなあ。
と、今から心配してしまうワタシ。
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