Tuesday 17 March 2015

イギリス住宅事情

自己紹介では、浮き草のような私たちなのですが、
一応、今のロンドンの住まいは、持ちフラットです。

なぜかと言いますと、ロンドン、家賃が高いのです。

東京出身の方にとってはそんなに変わらないのかも知れませんが、
京都から出てきた私にとっては、めちゃくちゃ高い。

我が家はロンドンゾーン3にある自称2ベッドルームフラット。

2ベッドルームフラットとは、リビングルーム、キッチン、
バスルームの他にベッドルームが2つあるフラットなのですが、
自称2ベッドルームフラットと言うだけあって、二つ目のベッドルームは
ベッドをいれると部屋中ベッドだらけになってしまうようなコンパクトサイズ。
 そんなフラットでも借りると月に1000ポンド程かかると思います。

1000ポンド!

今の為替相場は1ポンド180円として、日本円にして18万円ですよ。

18万円!

大卒の初任給の手取りくらいではないでしょうか?
これは、痛いです。

我が家にはこんな家賃を毎月払い続けていくだけの経済力はありません。
まあ、何とか家賃は払えたとしても、将来に向けての貯金等ができません。

そしてもう一つの理由は、英国の日本との不動産市場の違い。

英国は日本と違って、きちんとメンテナンスしてあれば、
中古住宅だからと言って価値が落ちる事もありません。

また、一時リーマンショックなどで英国の不動産価格も下落しましたが、
ロンドンに限って言えば、どんどん人口が増えて住宅不足に陥っているので、
リーマンショックの影響も少なかったし、今はまた値上がり状態です。
 
そんな不動産事情の英国では、不動産は、買えるならば買ったほうが良い。

とりあえず、小さなフラットが買える程度の頭金がたまったら、さっさと買う。
家族が増えたら必要に応じてそのフラットを売って、
売れたお金と、足りない分は追加のローンを組んで大きなフラットや家を買う。

子供が巣立って夫婦二人になったら、その家を売って小さなフラットを買う。
そこででる差額が老後資金になるのです。

日本の場合は、30年、40年経ったら家の価値がなくなるので、そんなことはできません。
畢竟、実際の支払い額と家賃を比べてどちらが得か判断することになります。

でも英国(というか、ロンドン)では、家の価値はそんなに下がらないと想定できるため、
私は、どちらが得か判断する際に、金利と家賃を比較するという暴挙に出てみました。

英国の金利は、超低金利の日本に比べたら、高いです。
今でこそ下がってきていますが、私たちがフラットを購入した時点(リーマンショックの前)では、
優遇金利で5.5%、普通の変動金利が7%という感じでした。

高!


でも、それでも、1000ポンド家賃を払い続けるよりも、
金利を払う方が、安いと判断し、フラット購入に踏み切ったのです。





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