Sunday 31 March 2019

教科書を買いにブラックマーケットへ

夫(ミャンマー人)が子供だった頃の、ミャンマー事情あれこれ。

教科書について。

世間話をしていて、夫がふともらした事実。

夫:僕、くじ運悪いんだよなあ。
  子供の頃、教科書のくじであたった事ないし。

ワタシ:教科書のくじ?それなに?
    当たった人はタダで教科書もらえるとか?

夫:ううん。教科書が人数分ないから、
  くじ引きして、当たった人が買えるの。

ワタシ;えええ。で、当たらなかった子はどうするの?

夫;ブラックマーケットで買う。
  僕は、毎年くじに外れたから、家に帰って
 「ソーリー、ママ。またくじに外れた。」って。
  そしたらお母さんが、教科書を買いにブラックマーケットへ走るんだ。

ワタシ:えええ。ブラックマーケット!



なんと、ミャンマーの学校では、
年度の初めに、クラスでくじ引きをするそうです。

なぜなら、教科書が人数分ないから!

くじに当たった子供が、教科書を購入できるのですね。
そして、くじにはずれた子供の母は、ブラックマーケットへ走る。

ハーブを買いにスカボローマーケットへ、ではなく、

教科書を買いにブラックマーケットへ!

ちょっとシュールですが、それって、どうなんだろう。。。

ミャンマーという国は、義務教育を何と考えているのか。
そもそも、ミャンマーに義務教育という概念はあるのか。。。

義務教育の間は教科書を無償給与してくれる日本で育った私としては、
ちょっとびっくりです。

でも、日本のこの制度も、ずっと昔からあるわけではなく、
昭和37年に公布された法律に基づいて、昭和38年から実施された
比較的新しい制度なのですね。(ワタシが生まれる10年前です。)

そしてこの制度は、当時の母親達が、教科書無償化運動をして
勝ち取ってくれた制度なのです。

当たり前だと思っていた制度ですが、当たり前ではなかったのですね。

さて、今のミャンマーの教科書事情はどうなのでしょうか?

今は、ミャンマーも民主化されたことだし。
教科書の無償化は無理としても、教科書が足りなくて、
ブラックマーケットで買わなきゃいけない、なんて事は、
もうきっと、起こっていないはず。

気になるなあ。

Saturday 30 March 2019

土曜の午後は「刑事コロンボ」タイム

日本では、土曜日の午後に「刑事コロンボ」の再放送があるらしいですね。

いいなあ、「刑事コロンボ」。
子供の頃、良くテレビで見たなあ。

と、思っていたら、実は。
実はですね。。。

英国でも、Saturday Afternoon は刑事コロンボタイムなんですよ。

それも、2連発!

ダブルコロンボ!

ふふふ。うれしいなあ。

さすがに、2本も見ると土曜の午後が丸々つぶれちゃうので、
毎週2本は無理ですが。

「今日は何もないぞ~。」っていう土曜の午後は、
まったりとダブルコロンボ。

最近の楽しみです。

ワタシは普段、あまりテレビは見ないのですが、
これはけっこう楽しみにしていて、
土曜の午後になると、「あ、コロンボ!」と
テレビ好きな夫(ミャンマー人)からチャンネル権を奪います。

普段のワタシは、全くと言ってよいほどチャンネル権を行使していないので、
週に一回くらいは良いのです。

夫も、刑事コロンボは好きなので大丈夫。

と、思いきや、ソファで寝っころがってた夫(ミャンマー人)、
最初の殺人シーンの途中で寝て、種明かしの最中に起きた!

いやいや、それでは「刑事コロンボ」の面白さが。。。

どうやら、刑事コロンボに関しては、
ワタシと夫で、テレビへの食いつきが逆転するのです。

子供の時のワタシには、少し難しかったけど
頑張って背伸びして見ていた「刑事コロンボ」。

今になっても、日本でも英国でも再放送されている
全世界的に、息の長い人気番組。

放送されていると、ついつい見てしまう、
「刑事コロンボ」の魅力とは。

やっぱり、

よれよれのコート着てる
パッと見た感じ、うだつの上らない刑事
役職も中途半端:Lieutenant =警部補
イタリア系移民

であるコロンボ刑事。

犯人は大抵の場合、社会的地位のあるインテリ層。
鼻持ちなら無い、ヤナ感じのヒトが多い。

そんな、インテリでヤナ感じの犯人に
バカにされながらも、疎ましがられながらも、
時には、ほぼ八方塞がりになって、呆然とさせられたりしつつも、
最後には、ドッカーンとどんでん返しとしてくれる、
その痛快さが人気のなのでしょうね。

勧善懲悪という単純な構図。

それに加えて、裕福で社会的強者である犯人が、
警察とは言え、中途半端な役職で質素な身なりの、
どちらかというと社会的弱者の部類に入る(ように見える)
コロンボ刑事に、彼の見事な推理によって
コテンパンにやっつけられてしまうという、
愉快痛快な下克上的な構図。

それは、アメリカの格差社会における貧乏人の鬱屈を代弁し、
憂さ晴らししてくれているという部分もあるのでしょう。

ちなみに、英国で土曜の午後の「刑事コロンボ」タイムをやってるのは、

Channel 5 の 5USA

英国人にとっても、「刑事コロンボ」は、アメリカの象徴なんやと思う。


Friday 29 March 2019

伸びきったセーター

ワタシはあまり、新しい服を買いません。

年に一度の、日本への里帰りの際に買出しするくらいです。

あとは、ローテーションで着てる服がみすぼらしくなってきたら、
補充するくらいでしょうか。

「服を買う」という行為が、どうもメンドクサイのです。

何でもスッポリ着られて似合うというならば、
そんなに面倒ではないのかもしれません。

でも、アラフィフでふくよかなワタシの場合、
そうは簡単に物事は運びません。

どうやらワタシ、あの、店で試着するっていうのが
かなり苦手というか、好きでないのです。

そして、もう一つ問題が。

服を選ぶ際には、自分に似合えば何でも良いわけではありません。

自分の洋服ダンスの中にある服を思い出して、
組み合わせしやすそうな服を選ばなきゃいけない。

これがワタシにとって、けっこう精神的な負担なのです。

自分に似合いつつ、着まわししやすそうな服を選ぶという、ダブルタスク!

ワタシにとってこのタスクは、脳ミソをフル回転させなければならず、
頭も心も、どっと疲れます。

ワタシは、そんな事の為に、脳ミソは使いたくないんです~。

というわけで、一度買った服は、できるだけ「着倒し」ます。

京都人の象徴とされている「着倒れ」ではありません。

「着倒し」です。

「着倒れ」は、倒れるのは自分ですが、
「着倒し」は、倒れるのは服です。

でも、悩ましいのが、セーター。

厚手の暖かいセーターって、長い間着てると伸びるちゃうんですよね。

家の中で着ている厚手のセーター。

暖かくて軽くて、丁度良いから2枚くらいでヘビーローテーションしてたら、
べろべろに伸びてきました。

洗濯した後は、ちょっと戻る。

でもまた、すぐにべろべろ。

上手く、洗濯を失敗することによって、
伸びきったセーターを復活させる事が出来ないかと妄想中です。

というか、検討中です。

やったるでぇ!

Thursday 28 March 2019

取らぬ狸の皮算用のススメ

取らぬ狸の皮算用

まだ狸を捕まえてもいないうちから、その皮をどうやって使おうと
いろいろ楽しく考えをめぐらせることですね。

日本では、どちらかと言うとネガティブな意味合いで使われているようです。

でも、ふと思うんですが、よくスポーツのトレーニングに使われてて、
重要かつ効果的であるといわれている手法であります、

イメージトレーニング

って、まあ、早い話が取らぬ狸の皮算用って事ですよねえ。

実際にプレイしてたら、すべてがイメージ通り上手く運ぶなんて事
まず100%無いわけです。
それでも、頭の中で成功パターンを反復することは効果的なわけですよ。

それと同様、普段はどちらかというとネガティブな意味合いで使われている諺、
取らぬ狸の皮算用だって、良いこともあると思うんです。

考えるだけで楽しい。
→人生、楽しみが必要です。

皮算用の結果、タヌキの皮をあまり活用できそうにないと判明した場合は、
狩りを取りやめるという選択も可能。
→ 不要な殺生をしなくて済む。

想定外のことが起こっても、事前に色々な場合を想定して皮算用しておけば、
柔軟に対応できるかも
→まさにイメージトレーニング!

特に、宝くじを買う前には、しっかりと取らぬ狸の皮算用して、
いざ当たったときに慌てないようにしないとね!

Wednesday 27 March 2019

背が小さいといろんな事が許される

実は、何を隠そう、ワタシは関西人です。

そして関西では、背が低いことを「背が小さい」
背が高いことを「背が大きい」と言います。

高低ではなく、長短でもなく、大小

なんで、大小なんだろう。

せめて長短ならば、他地域の皆さんにも納得してもらえるかもしれないのに。

なんて思いつつ、この記事に関しては、
大小を使った方がワタシの中でしっくりくるため、
以後、背が低いことを「背が小さい」、
背が高いことを「背が大きい」と書きますので、
標準語に脳内変換してお読みください。

以前、肥満って感覚的にどれくらい丸い?という記事で、
ワタシのBMIは、限りなく肥満に近いと白状しました。

荘なんです。数値だけ見たら、世間から
太りすぎ!肥満!とお叱りを受けるような数値だけど、
実際、面と向かって言われることはありません。

それは日本人が、他人に面と向かっていきなり、
太りすぎ!肥満!なんて言わないような国民性であるからかも知れませんが、
ワタシが思うに、それだけではないと思うのです。

ワタシのBMIを押し上げているのは、重い体重だけではありません。
低い身長も、ワタシのBMIを押し上げている、重要な要素なのです。

つまり、ワタシは背が小さいから、太っていても圧迫感がないのです。

もし、背が大きい人がワタシと同じBMIだったら、
かなりの存在感をかもし出してしまうでしょう。
そしてそれは、圧迫感を与えるかもしれないのです。

英国には、Ant & Deck という、二人組み男性のTVプレゼンターがいます。
二人とも、もういい歳こいたオッサンなのですが、
昔も今も、相変わらずチャラチャラした二人組みです。




でも、彼らには、とてつもない強みがあります。

それは、二人とも背が小さい。

もし、彼らの背が大きかったなら、
「いい歳して何をチャラチャラしてんだ」と世間から批判されていたかもですが、
二人とも小さいから、世間の人々はあまり気にしていません。

むしろ、「中年になっても子供みたいで、微笑ましい二人組み」
くらいの立ち位置ではないでしょうか。

すごい、得してると思います。

ワタシも、そういう意味では、得してるかも。

背が小さいおかげで、肥満ギリギリの BMI 値に関わらず、
世間から、スペースの無駄だと邪魔者扱いされないですんでるような。

まあ、背は、今後も伸びるわけではないし、
でも、体重は今後も増えるだろうから、
ワタシのBMI 値は、これからも増える一方なのです。

でも、背が小さいおかげで、よっぽどな事にならない限りは、
世の中の人に邪険にされる事はないだろうと、甘い事を考えているワタシです。

Tuesday 26 March 2019

肥満って感覚的にどれくらい丸い?

肥満って、感覚的にどれくらい丸いヒトの事を指すのでしょう?

ワタクシ、数値的には、もしここで公開したならば、
日本の皆様のほぼ100%から、

太りすぎ!肥満!

と、厳しいお言葉をいただく事でしょう。

ちなみにBMI値を計算してみると、ギリギリ普通体重です。
つまり、BMI値が25に限りなく近い。

確かに、細くはないですが。

肥満って。。。。

傷つくなあ。

いや、実際に上記のようなお言葉をいただいたわけではないのですが、
以前、どこかの掲示板か何かで、
ワタシより高い身長と低い体重を公開しておられた方がいて、
その方に対するネット市民の反応が、
上記のような感じだったと記憶しているのです。

ワタシより高い身長と低い体重なのに!

そりゃ確かに、日本人女性は全体的にスリムです。
前から見たら普通にスリムなだけなんですが、横から見たら、

薄い。

ですよねえ。

それに対して、ワタシの身体を横から見ていただくと、

分厚い。

です。

これが、BMI値の差か~!

多分、上から見たら、スリムな日本人女性は横長の楕円に見えるけど、
ワタシは、まん丸の円に見えるんだろうなあ。

肥満って言うのは、横に成長するというより、
満遍なく丸まっていくという感じなのかも知れませんね。

でもワタシは、背が低いので
太っていても、あまり圧迫感を与えないらしく、
他人から邪険にされる事はありません。

むしろ、「小さい」という事が前面に出ているようです。

小さくて、丸い。

丸いけど、小さいから、あんまり邪魔じゃないから、OK!

という感じですね。

なので、他人から見たワタシの印象は、

もしかしたら肥満なのかもしれないけれど、小さいからどうでも良い。

という感じなのかもしれませんね。

それで誰にも何にも言われないので、
安心してどんどん丸まっていくわけです。

きっと、メカニズムになっているのです。

納得。

納得したところで、お腹がすいたなあ。

さあ、ビスケット行こう。

昨日、家にあるの全部食べちゃったのよねえ。

Monday 25 March 2019

持ち家vs賃貸論争は永遠につづくよどこまでも

持ち家vs賃貸論争。

これには、確固とした正解はありません。

不動産マーケットは国によって異なりますし、
同じ国の中でも、地域によって状況は異なります。

さらに、同じ国内の同じ地域でも、
その人の年代や購入タイミングによっても状況は異なります。

なので結局のところ、この論争は、線路のように永遠とつづくよどこまでも

なのですが、一つだけ思うことがあります。

かの有名な某キヨサキ氏の著書


金持ち父さん貧乏父さん

では、自分が住む家は負債だだという理論が繰り広げられていますね。

この考え方は、やっぱりちょっと、極端なのではないかと思うのです。

この本の著者であるロバート・キヨサキ氏は日系アメリカ人で、
だからこの本は、アメリカ経済をベースに書かれていると思います。

アメリカ人って、一般的に、マイホームを持つ場合は、
少し郊外に大きな家を買う人が多い傾向にあると思いませんか?

家の大きさが誇りというか、部屋の数で見栄をはっているというか。

なので、マイホーム=必要以上に大きな家という傾向にあるような。

逆に賃貸の場合、小さくても通勤に便利な、
都市部のアパートメントが多いような気がします。

ですので、アメリカでは、

マイホーム=郊外の必要以上に大きな家=負債

という図式が成り立つのではないでしょうか。

確かに、分不相応な家=必要以上に大きな家、高価な家を、
自宅として購入するのは、負債になるリスクが高いと思います。
(というより、大博打だと思います。)

が、家族で普通に生活するのにちょうど必要な、ほど良い大きさの、
分相応な家を買うというのは、やっぱり資産になると思うのですよ。

確かに、自宅を持っていても、自分の懐にはお金は入ってきませんが、
ローンを返し終わってしまったら、その家に無料で住めるようになります。

それは、家賃相当分の不労所得がある事と同義だと思うのです。

アメリカで、もし、通勤に便利な場所にある小さなアパートメントを
購入して自分で住む場合、それは資産と呼べると思うのですよね。

投資家は、そういう物件を購入して賃貸に出して収入を得るわけですが、
自分がその物件に住むという事は、空室期間や家賃の未払い等の
リスクのない投資ができるともいえます。

なので、ワタシとしましては、
「もし自分が投資家だったら、購入して賃貸に出そうと思う物件」
を買って、自分で住むのが一番良いのではないかと思うのです。

ちょっとセマいけどね。

Sunday 24 March 2019

All I have is money.

夫(ミャンマー人)が、時々冗談で使う言葉。

All I have is money.

一緒にパブに行っておごってもらった時とか、
ミャンマー旅行中に、恐怖の伝票ルーレットにあたっちゃった時とか、

ワタシ;大丈夫?お金ある?

夫:ダイジョブ!All I have is money! (僕、お金しか持ってないから!)

ワタシの心の中:おお!なんてカッコいいことを言うんだ!

さてこのセリフ、カッコよく聞こえますが、
夫がお金持であることを意味するわけではありません。

でも、あながち100%事実に反するというわけではないかも。

つまり、我が家ってあんまりモノを買わないから、
モノを持っていないのですよね。

家は小さいし、車は持ってない。
高価な腕時計や宝飾品も持ってないし、
薄型大型テレビも、アマゾンのアレクサみたいな
ステキなガジェットも持ってません。

我が家にあるのは、大量の本と古いコンピュータくらい。

高価なモノは持っていないのです。

なので、我が家が持っているのは、モノに交換する前のお金のみ。

All I have is money. 

という事になるのですね。

そのお金の量が、他所の家比べて多いかどうかは分かりません。

我が家はモノは買わないけれど、旅行エンゲル係数が高いので、
持ってるお金の量も、きっと他所の家と比べて少ないでしょう。

でも、他所の家は、お金の他にも色々沢山、高価なモノをお持ちです。

それに比べると、我が家が所持するものは、、、やっぱり、お金しかないかも。

我が家の状態が、良いのか悪いのかは良く分かりませんが、
もし我が家に泥棒が入ったら、がっかりする事は確実だと思います。

お金は現金で家に置いてるわけではないですからね。

Saturday 23 March 2019

片付け下手は貯金ができない?

先日インターネットで見つけた記事

片付け下手は「100%貯金ができない」

この記事を読んで、ちょっと違和感。

確かに、片付け下手な人に貯金ができない人が多いかもしれませんが、
経済観念の有る無しと、片付けが上手い下手は、基本的に別物だと思うんですよねえ。

そういうワタシも、片付け下手なヒトの一人。

お部屋はまったり雑然としております。

雑然としてる中にもワタシなりの秩序があって、
下手に片付けてしまうと、どこに何が有るかわからなくなるタイプ。

基本的に、あまりモノを買わないので、足の踏み場とかはありますし、
ぱっと見はまあ、普通に見えると思うのですが、
細かいところを見ると、色々ごちゃごちゃしている。

そんなワタシですが、貯金はちゃんとできてるなあ。

片付け下手でモノが捨てられない自分の性格を自覚してる分、
極力モノを増やさないでおこうと努力してるので、お金を使わないのです。

モノもお金も、手放す事ができない性質なのです。

逆に、片付け上手な人でも、必要なモノまでバンバン捨てちゃって、
捨てちゃったモノが、後日必要となった場合には、
再度バンバン買っちゃうような人は、お金が貯まらないかもしれない。

つまり、お金にもモノにも、執着していない人ですね。

今、流行の「ミニマリスト」と呼ばれる人の中には、
そういう消費行動をとっている人もいるのではないでしょうか。

本当の「ミニマリスト」は、持たない、そして、
できるだけ持っているもので代用して、極力モノを買わない、
という消費行動の人だと思いますが。

そういう、お金にもモノにも執着しないという生き方は、
なかなかカッコいいと思うし、羨ましいと思いますが、
ワタシにはできそうにないなあ。

ワタシの目指すライフスタイルは、
もうすでに手に入れたものは手元に置き、できるだけ活用する。
できるだけ持っているもので代用して、新しいモノを買わない。

という感じですかね。

家は雑然としたままですが、お金はかかりません。

なので、セミリタイアして収入が減った今でも、
まだ少しくらいは、貯金にまわせてます。

あ、そうだ。もう一つ片付けられないものがあった!

ワタシ、貯金をいろんな金融機関にやり散らかす癖があるんですよねえ。

これを人は、分散投資とか、ペイオフ対策などと呼びますが、
ただ単に片付け下手なだけかもしれません。

Friday 22 March 2019

不景気の間は、無理に働かないに限る

昨日は我が家の家庭内ソックフロー問題について語りましたが、
本日は経理ウーマンらしく、キャッシュフローのお話を。

ある会社が予算を作る場合、年間の売上や利益などを示す損益計算書と
その会社の資産と負債の内訳を示す貸借対照表、
そしてキャッシュフロー計算書の3つについて予算を作成いたします。

いくら、損益計算書で利益を出していても、
キャッシュの出入りの調整に失敗してしまうと、
その会社は倒産の危機に陥ります。

ですので、時には、利益を犠牲にしてでも、
必要なキャッシュを確保しなければならないのです。

そして、家計管理の場合、その原則はさらに重要となります。

いくら、投資などで利益をだしていても、
必要な時に必要な額のキャッシュが調達できなければ、
家計は破綻いたします。

そして、家計とは、すなわち人生です。

家計を上手く管理する事 ≒ 人生を上手く管理する事だと思うのです。

そして、人生色々。山あり谷あり。

常に、上手くいった場合と行かなかった場合の2パターンを想定して
イメージトレーニングしておくことが大切です。

さて現在、ますます玉虫色の様相を示してきている英国EU離脱問題。

最悪、合意なきブレグジットになった場合に備えて、
イメージトレーニングをしておこうと考えています。

まあ、英国経済は、10年くらいは低迷するのではないのでしょうか?

ワタシとしましては、その間、熊が冬眠するように、
Hibernate してやり過ごそうと考えています。

Hibernation =冬眠、引きこもり、休止状態。

だって、不景気になったら基本、
頑張っても働いてもお給料は上らないし(ここ重要)
政府の金融政策では金利を下げるだろうから、
この時期に頑張って貯金を増やしても、あんまり利息はつきません。

お給料にしても利息にしても、労力の割にリターンが少ない。

それならば、不景気の間は、キャッシュインの減少を
あえて容認するのが得策だと思うのです。

そして、その労力をお金以外で得られる生活の質の向上に向ける。
趣味を楽しむとか、読書するとか、何か勉強するとか。

キャッシュアウトの方も、質素・簡潔な生活スタイルを目指し、
損益計算書に記載されるような種類の支出は、極力減らします。

ただ、もし優良株の株価までが大きく下がりはじめたら、
チャンスですので、キャッシュを少し放出するかもしれません。

不動産が大きく値崩れする可能性もありますが、
我が家の場合、面倒くさいので、不動産には手を出さないだろうなあ。

不動産投資が好きな方にとっては、不景気こそ投資のチャンスですよね。

どちらにしても、不景気の間は、キャッシュインの減少同様、
キャッシュ残高の減少も容認するしかないと考えます。


不景気時のキャッシュフロー戦略は、こんな感じですかね。
  • キャッシュイン減少
  • キャッシュアウト減少
  • キャッシュ残高減少
  • 投資額増加(?)(状況による)
不況の間は、大半の人は頑張ってもたいした結果が出せません。

そんな時にアクセク頑張って働くよりも、無理せず大人しくしておいて、
しばらくして景気が好転してきたら、春に熊さんが冬眠から起き出してくるように、
おもむろに活動を始めようと思うのです。

好景気の世の中では、
頑張って働いたらお給料が上る可能性もあるし、
政策金利も上るだろうから、
頑張って働いて収入をあげて、貯金を増やす甲斐があります。

もし、株価が上ってきたら、不景気の間に仕入れた株を
利益確定してキャッシュ残高を増やすのも得策かと思います。

金利収入は、なんと言っても無リスクです。
好景気の間はぜひともキャッシュ残高を増やして、
無リスクな金利収入の恩恵を享受したいところです。

好景気のキャッシュフロー戦略が、こんな感じかなあ。
  • キャッシュイン増加
  • キャッシュアウト微増(?)(あまり増加させないように頑張る)
  • キャッシュ残高増加
  • 投資額減少・もしくは売る
さあ、色々ざっくりとイメージトレーニングしてみましたが、
これからの英国経済は、十中八九、不景気に陥るので、
不景気戦略のほうをもう少し精査してみる必要があるかなあ。

Thursday 21 March 2019

ますます玉虫色の様相を示してきた英国EU離脱問題。

最近の英国は、連日ブレグジット関連のニュースでもちきりです。

まあ、もうすぐ締め切りですからねえ。
今の英国議会は、宿題に追われる夏休み最終日の子供みたいなんもんです。

先日EUは、「EU離脱時期の延期について、離脱の条件を定めた協定案が
29日までに英議会で可決されることを条件にする」という考えを示しました。

なんか、禅問答みたいな条件ですね。

EU側は、これ以上合意案について交渉するつもりはなく、
英国議会下院の議長が、「合意案が前のものと『同じ』なら、
3度目の採決は無し。」という判定を下した以上、
これは無理ゲーではないですか。

ブレグジットの行く末は、ますます玉虫色の様相を示してきております。

いや、玉虫色なのは、英国議会とEU議会の胸の内かな。

っていうか、もうスパッと合意なき離脱しちゃえば?って思いますよね。

すべての関係者の、時間と労力の無駄です。

この時間と労力を、合意なき離脱後の混乱への対応に使ったほうが、
建設的なような気がする。

リーマンショックから約11年。

せっかく景気がちょびっと上向いてきたかなあ、っていうところで、
再度大きなショックが起こるのは残念です。

残念ですが、まあ、リーマンショックも10年くらいで回復したんだし、
きっとノーディールブレグジットショック(合意なき離脱ショック)も、
10年もしたら、そこそこ回復するんでないかい?

その間は、熊が冬眠するように、
じっと耐え忍んで、やり過ごそうと考えています。

その手始めと言ってはなんですが、
次回の旅行はヨーロッパ外に行くことにしました。

ソックフロー問題

ソックフロー問題。それは、

必要な時に、必要な厚さの清潔なソックスが、必要な数だけあるか。

という、(我が家のみで大きく取り扱われている)問題です。

ソックスを数多く保有する必要はありません。

上手く洗濯・乾燥して回っていれば、過剰なソックスを保有せずとも、
快適に日常生活を送る事ができます。

ビジネスにおけるキャッシュフロー管理において、
貸借対照表の現金残高が少なくとも、上手くキャッシュが回っていれば
ビジネスを継続する事が出来るのと同様です。

でも、ちょっと洗濯をサボると、
またたく間にソックスがショート(不足)してしまい、
アセる、夫(ミャンマー人)。

夫(ミャンマー人)は、普段は小さな事は気にしない、
というか、「いや、これはちょっと大切なのでは?」という事さえ
ころっと忘れてる事もあるような、かなりおおらかなヒトなのですが、
どうやら、このソックフロー問題は彼のツボであるようなのです。

時折、洋服ダンスの引き出しの中のソックスの数を数えて、

「もうない!あんまりない!洗濯して!」

騒ぎ始めるので、やかましい。

なんで、ソックフロー問題がこのヒトのツボになったんやろう。
そういえば、思い当たることが無きにしもあらず。。。

今は昔、夫が独身の頃にも、彼はソックフロー問題を抱えていました。
一人暮らししてたからね。

当時は、ソックスフローがショートした際には、
忍法リサイクルの術(裏返して履く)で乗り切っていたようです。

結婚当初、その事実を知ったワタシは、

頼む~~~。リサイクルはやめて~~~。

と、必死に夫を説得し、それ以降、我が家では
忍法リサイクルの術は封印されたのです。

そして今や、すっかり説得されてしまった夫は、
引き出しの中をチェックしてソックスを数えるヒトになったのです。

ああ。ヒトって変わるもんやなあ。

(えーやんか。 足りひんかったら、リサイクルしたら。)

Wednesday 20 March 2019

ミャンマーで住宅購入できるかなあ?

夫(ミャンマー人)の言うことにゃ、
現在、ミャンマーの銀行預金金利は8%もあるらしい。

預金金利で8%なら、貸出金利はいくらなんだろう。。。

ググッてみたら、13%という数字がでてきます。

13%かあ。

日本のバブル期に、住宅ローン金利が8.9%まで上昇し、
その時期に借りた人は返済が大変だったと記憶しています。
バブル崩壊後、上手く借り替えられた人達は、
なんとか何を逃れたと思うのですが。。。

8.9%でそんな感じなのですから、13%なんて金利では、
長期の住宅ローンなんて借りられません。

そしてなんと恐ろしいことに、ミャンマーでは、つい最近まで
不動産の取引は、現金払いが主流だったそうです。

一般庶民には、不動産購入はほぼ不可能ですよね。

まあ、少し前までは、自分でビジネスをやってない人は
銀行口座すら保有していなかったらしいですから。

現金社会なんです。日本以上に。

でも、最近は一般庶民にも銀行口座が普及してきたようで、
住宅ローンサービスを提供する銀行も出てきているようです。

とはいえ、金利が金利ですから、25年とかで借りちゃったら、
最終的な返済額がいくらになるのか、計算するのも恐ろしい。

でも、面白そうなので計算してみました。

1億ミャンマーチャット(約722万円)を、
年利13%で借りて、25年の元利金等返済で返済すると、
総返済額は、約3億4200万ミャンマーチャット(約2470万円)となります。

元金の3.4倍かあ。

きついなあ。

いくらミャンマー経済がインフレ基調といえども、3.4倍はきつい。

ワタシの感覚では、7%くらいで借りて25年の元利金等返済すると、
返済総額が大体2倍くらいになると思うんですが、
それくらいが、ギリギリ許容範囲だなあ。

今のミャンマーの金利では、長期ローンを組んでの、
住宅購入はちょっと難しいと考えます。


ところで、最近のヤンゴンでは、雨後の筍のようにニョキニョキと
新しいショッピングセンターが出現しているのですが、
雨後の筍はショッピングセンターだけではありません。

ステキなアパートメント(彼らはコンドって呼ぶのかな)も
ニョキニョキと生えてきています。

夫(ミャンマー人)の友人が、悲願達成、コンドの一つ購入したのですが、
たしか、分割払いみたいなので購入してました。

予定金利込みの金額を、5年とか10年くらいかけて支払う。
どちらかというと、車のローンに近いような感じ。

調べてみると、ミャンマーのエーペックス銀行が始めた
新しい住宅ローンサービスは、5年ローンみたいですね。

1億ミャンマーチャット(約722万円)を、年利13%で借りて、
5年の元利金等返済で返済すると、いくらになるんだろう?

計算してみると、返済総額は、1億3800万ミャンマーチャット(約996万円)

1.38倍です。

あ、これなら許容範囲だわ。

でも、5年で返済って、普通の人には無理よねえ。
なにか自分でビジネスやってる社長さんとかでないと。

ミャンマーでマイホーム。

まだまだ、一般庶民には手が届きそうにありませんね。

では、ワタシのような外国人にとってはどうか?

現在、ヤンゴンの不動産価格はかなり高騰しており、
ちょっと割高かなあ、というのが正直な感想です。

なので、ワタシは今は手をだしません。静観中です。

ちなみに、ミャンマーでは外国人の不動産購入には制限があります。
外国人購入可となっている物件しか買えないのです。

つまり、ステキな外国人向けコンド=割高な物件しかないので、
ちょこっと気軽に不動産投資、というワケにはいきません。

ヤンゴンに家があったら、便利だとは思うんですが
世の中、そう上手くはいかないのです。

Tuesday 19 March 2019

ミャンマー、現在の銀行預金金利は8%。日本のバブル期を思い出すなあ。

夫(ミャンマー人)の言うことにゃ、 
現在、ミャンマーの銀行預金金利は8%もあるらしい。

8%ですよ!8%!

日本のバブル期では、定期預金金利が6%以上まで上昇し、
当時は、1億円銀行に預けておけば、利息だけで生活できると言われていました。
年間600万円あれば、生活できますよねえ。

それよりさらに2%も高い、8%!

1億円銀行に預けておけば、年間800万円の利息です。

おおお!これは素晴らしい!。

とは言っても、我々は1億円なんてお金もってないから、関係ないんですが。

でも、夫は一応、ミャンマーの銀行口座を持っています。

最近、外国人でも銀行口座の開設が容易になったので、
今のうちに!と開設したのです。

そして、里帰り時に余ったミャンマーチャットを入金しております。

我が家は、ミャンマーチャットを手に入れる為には、
イギリスポンド→USD→ミャンマーチャットと、3段階両替している為、
余ったミャンマーチャットを再両替する事はありません。

手数料がもったいなすぎます。

なので、余ったミャンマーチャットは、次の里帰りまで銀行に預金しておきます。
少しでも利息がつくかなあ、というささやかな望みを持って。

ミャンマーでは、会食の際の恐怖の伝票ルーレットがありますので、
いつ何時、まとまった現金が必要になるかわかりません。

なので、いつも少し多めに現金を準備しているので、
150万~200万チャットくらい(約10万円~15万円くらい)
余ることが多いのです。

10万円を一年間預けたら、利息は8000円。

次回のお小遣いの足しになるかなあ、って感じですね。

もちろん、もっと沢山預けておいたら、もっと沢山利息がつくのでしょうが、
それには躊躇しています。

だって、ミャンマーチャットって、かなり不安定な通貨なんですもん。
年利8%くらい、簡単に食われてしまいそうな勢いの変動幅。

そんな博打は打てません。

ワタシ達夫婦は、小心者なのです。

この博打が打てたなら、お金持ちになれるのかも知れませんが、
それができないのがワタシ達。

それで良いのです。

Monday 18 March 2019

派遣社員の交通費

日本の税制では、通勤交通費は月10万円まで非課税扱いとなっており、
殆どの会社が、正社員には、通勤交通費を給与とは別に支給しています。

でも、派遣社員には交通費が別途支給されない場合の方が多いようですね。

その分時給に上乗せされている、という考え方らしいです。

でも、所得税を計算する際に、上乗せした交通費を控除してくれるという
親切な派遣会社は殆どないようですね。

つまり、交通費別途支給ナシ、という派遣社員の人は、
本来非課税であるはずの交通費についても、所得税を支払っているという事です。

これは、確定申告で還付されるはず。

面倒でも、是非、確定申告して払いすぎた税金を取り戻してください。

そうすれば、所得税の課税所得を元に計算される住民税も減るはずです。
もし、国民健康保険を支払っている人ならば、
国民健康保険証も少し減るかもしれません。

確定申告で還付されたら、減るのは所得税だけではないのです。
課税所得を減らすと、色々と良い事があるのですよ。ムフフ。

2018年10月現在、派遣社員は130万人とも言われていますが
彼ら彼女らの何割くらいが、交通費ナシで就業していて、
その内何割くらいが、確定申告で払いすぎた税金を取り戻しているのか、
気になる所です。



ちなみに英国では、通勤交通費は課税対象。
よって通常、交通費は支給されません。
交通費として分ける理由がないからです。

もし、会社と交渉して交通費を支給してもらうことになったとしても、
その金額には所得税が課税されますので、手取りは減ります。
ただ単に、交通費分昇給してもらったのと同じです。

正味交通費の金額分手取りを増やすためには、
所得税をグロスアップした額を支給してもらう必要があります。

まあ普通は、そんなめんどくさいことはやりません。
高額の交通費がかかる、つまり遠方の職場に就職するような場合、
それを見越した額の給与を交渉します。

会社が、それでもその人を雇いたいと思ったら交渉成立。
そこまで支払いたくないと思ったら、交渉決裂。それまでです。

英国に来たばかりの日本人が、こちらで就職活動して、
通勤交通費が支給されない事について愚痴を言ってるのを時折耳にしますが、
そういうことなんですよ。
日本と違って、通勤交通費は非課税にならないから、別途支給しないのです。

遠方に住んでいて交通費がかかる場合、給与交渉するしかないのです。
そうすると、求職者としては、不利になりますね。

これと言ったスキルを必要としないポジションの場合は特に。

よって英国の若者は、若い間はシェアとかしながら、通勤に便利な場所に住み、
安いお給料でも、希望する業界での仕事をゲットして経験を積みます。

そして、十分な経験とスキルが身についたら、
会社と給与交渉するなり転職するなりしてお給料をあげ、少し郊外に家を買う。

でも、夫婦共働きで二人とも街の中心部で働いてる場合は、
少し高くても通勤に便利な場所に家を買ったほうが良いかもしれませんね。

だって、通勤交通費は支給されませんので。
雇用形態に関係なく。

Sunday 17 March 2019

おくりびと

少ない元手から億単位の資産を手にした「億り人」じゃないですよ。

数年前に映画になった「おくりびと」

納棺師(のうかんし)さん。
広い意味では、葬儀屋さんも「おくりびと」ではないでしょうか。

これって、景気に左右されない、超安定ビジネスだと思うのです。

人は誰でも死ぬし、その時、家族はちゃんとしたお葬式で送りたい。

人生で滅多にある事ではないので、
いざ、お葬式を手配しないといけないとなると、
ほとんどの人が何をどうやったら良いのか途方にくれる。

そういう時に登場するのが、葬儀屋さん。

彼らは慣れているので、テキパキ、サクサク物事を進めてくれます。

途方にくれた遺族にとって、救いの手を差しのべる天使のような存在です。

とても助かるし、とても重要な仕事なのですが、、、
「死」を扱うため、人から忌み嫌われる仕事なのです。

「葬儀屋」だと、昔からの悪いイメージが定着してしまっているので、
死出の旅に出る人を送る出す人、という意味合いを前面にだした
「おくりびと」という言葉が、クローズアップされているのかもしれません。

ちなみに、葬儀屋さんは、米国英語で Funral Director と呼ばれています。

英国英語では、Undertaker が一般的なようですが、
Funeral Director も使われています。

つまり、Funeral と言う儀式を取り仕切るディレクターなのですね。

アメリカでは合理的に、これをビジネスの機会と捉えているのか、
Funeral Directing の学位もあるようですね。

英国では、Diploma があるようです。

日本では、、、どうなんでしょうか?

納棺師って、とても専門的なスキルが必要とされる仕事だと思いますが、
とくに公的な資格というのはないかもしれません。

でも、「葬儀に関連するコース」というのを設置している専門学校もあるようです。

今後、高齢化社会が進むなか、こんなスキルを見につけておくのも、
先見の明があるかもしれません。

Friday 15 March 2019

アルコール依存症の治療は、絶対に断酒でないとダメ?


アルコール依存症 やめられないなら、まず「減酒」で…心身回復、重症化予防

インターネットにこんな記事がありました。

この記事は、次のような一文で始まります。

 「アルコール依存症の治療は、酒を全く飲まない「断酒」が基本だが、途中で断念してしまう人が少なくない。最近、まずは飲酒量を減らし、心身の回復を目指す「減酒」が注目されている。」

えええ。知らなかった。

「減酒」って、アルコール依存症の治療とはみなされていなかったんだ。

この記事はヤフーニュースの記事なので、コメント欄があるのですが、
コメント欄を見てみると、驚いたことに、

アルコール依存症の治療には減酒は意味がない
一滴でも飲んだら元の木阿弥

という意見の多いこと。。。

今までワタシ、自分はアルコール依存症だと思っていて、
セミリタイアしたのを契機に、このままではいけないと一念発起、
「減酒」というか「節酒」に励んでいるのです。

ワタシは個人的には「節酒」という言葉の方が好きなので、
「節酒」と呼んでいますが、まあ、同じことでしょう。

このブログにも、節酒・休肝日というレーベルを作って、
時折、進捗状況や目標をこちらで発表する事によって、
モチベーションを維持させてもらっています。


そんなワタシですが、一昨年までは毎日飲んでたんですよ。
それも毎日けっこう大量に飲んでて。
だからワタシは、依存症だったんだと思うんですよ。

でもね、前述した通り、去年のはじめのセミリタイアしたのを契機に
「節酒」をはじめた結果、去年はめでたく休肝日183日を達成しました。

一年の半分が休肝日、つまり、飲酒日を二日に一日の割合まで減らす事が出来ました。

とは言っても、一年間、むらなく二日に一日飲んでいたわけではなく、
旅行にいったら10日間くらい毎日飲んだくれ、
普段の生活では禁酒期間を定めて、まとまった日数の禁酒に挑戦したりもしてました。

Go Sober October という、英国のチャリティー禁酒イベントにのっかって、
一ヶ月禁酒 にも挑戦しました。

そうやって、一週間、10日、1ヶ月、また10日、という風に、
断続的に禁酒を繰り返した結果、体質が変わってきて、
身体がそんなにアルコールを消化できなくなってきたんです。

まあ、早い話が、弱くなってきたんです。

そうすると、すぐに酔っ払うので、飲酒日の飲酒量も減るし、
ちょっと油断して深酒すると、すぐに二日酔いになるようになったので、
気をつけるようになりました。

そしてだんだん、禁酒するのが楽になってきたんです。

なので、今年は休肝日を年間260日まで増やし、
今後はこのペースでやっていけたらなあ、と考えています。

ワタシが思うに、「断酒」だと、どうしても始めるハードルが高くって、
明日から、来週からってずるずる引き延ばしちゃうけど、
「節酒・減酒」ならその逆で、
今日だけ禁酒、来週までの3日だけ禁酒っていう風に、
比較的気軽に始められるんじゃないかなあ、と思うんです。

それともワタシは、自分でアルコール依存症だと思っていただけで、
実は、アルコール依存症の一歩手前程度だったのでしょうか?

病院で診断されたわけではないので、その辺りは分からないのです。

「節酒・減酒」は、アルコール依存症の一歩手前や、
軽度の患者には有効なだというのが、実際の所なのかもしれません。

Thursday 14 March 2019

ロンドンでカジノへGO!

英国はギャンブルOKカジノも合法です。

特に、Bookmaker と呼ばれる賭け屋さんは、あらゆる商店街に最低1件はありますし、
貧乏エリアになればなるほど、商店街の Bookmaker の数が多くなる
と言われるほど、生活に密着したものとなっています。 

でも、Bookmaker だけじゃありません。

注意してみてみると、ロンドンの街中には、カジノもけっこう多いんです。

一昔前までは、カジノはすべて会員制だったので、
観光客には敷居が高かったかもしれません。

会員になるのは簡単で、審査とかはないんですが、
身分証明書と住所が必要で(多分ホテルでもOK)
手続きして、後日会員証が送られてくるのを待たなきゃ行けなかったんです。

観光客でも、一週間とか滞在する場合なら、初日に手続きすれば、
滞在中に会員証をゲットする事はできたと思うのですが、
それもちょっとメンドクサイですよねえ。

カジノ目的のリピーターの観光客なら、そんな苦労はいとわないのでしょうが。


とまあ、一昔前まではそんな感じだったんですが、それがですね。

2012年のロンドンオリンピックでメイン会場となった Stratford 。
駅の近くに、選手村に隣接するョッピングセンターがつくられ、
その中に新しくオープンしたカジノ、ASPERS CASINO は、
会員でなくても入場できるのです!

もちろん会員にもなれます。
なったら確か、中のパブの飲み物が安くなったりすると思う。

そして、その約半年後にオープンしたのが、レスタースクエアにある、

Hippodrome Casino.

こちらも、会員でなくても入場できます。

Hippodrome Casino セントラルロンドンのさらにど真ん中、
地下鉄レスタースクエア駅から出てすぐお所にあって、抜群の立地!

昔、劇場だった建物はとても豪華で、ちょっとした非日常感を味わえます。

それに、このエリアは(SOHO、チャイナタウン)は、
夕方以降はパブも混み混みで、飲みに行くのも大変なエリアですが、
意外とカジノって、敬遠する観光客が多いのか、
カジノの中のパブだと席が見つかったりすることもあるのです。

我々夫婦は、ホリデーギャンブラーなので、
普段、地元であるロンドンでカジノに行くことはないのですが、
日本から友人が遊びに来た時なんかに、観光がてらに遊びに行ったりしてました。

今の所、日本にはカジノはないですからね。

ロンドン観光の際には、是非、カジノ訪問も日程に組み込んでみてください。

たしか、ミニマムベット5ポンドくらいだったと思います。

ちなみに、Hippodrome にあるATMは、
最低100ポンド(約1万4千円)からしか引き出しできません。
おまけに出てくる紙幣は、50ポンド紙幣のみです。

50ポンド紙幣、市中では受け取り拒否されたりと使いにくい紙幣です。
つまり、ここで引き出したお金はここで全部使えって事ですね。

なんか、カモにされてる感がすごいので、気が引き締まる思いです。

Wednesday 13 March 2019

女子力がサラダ取り分けなら、男子力とはなんぞや?

以前、女子力という言葉とサラダ取り分け女について。という記事で、
まじめに女子力という流行語について考察しつつ、
サラダ取り分け女に対する不満をツラツラと書き連ねた事があるのですが、
先日、ふと、思いました。

女子力がサラダ取り分けなら、男子力とはなんぞや?

ぱっと思いつくのは、

男子力=男らしい。

本来ならば、男らしさっていうのは、
強さであるとか、優しさであるとか、
包容力、頼りがいなんてのが挙げられると思います。

でも、女子力を「サラダ取り分け女」と定義する場合

それに対応する男子力っていうのは、

「ソファ独り占め男」とか
「冷蔵庫の牛乳パック直接飲み男」とか

そんな感じになるのではないかなあ。

これからは、ソファを一人で占領してテレビを見たり、
冷蔵庫の牛乳をパックから直接飲んだりするの男子を見たら、
「男子力高~い」と言ってやろうと思うのです。

Tuesday 12 March 2019

ヨーロッパ旅行の予約を躊躇する根性なしのワタシ

BBCでは毎週、Question Time という視聴者参加型の討論番組をやっています。

国会議員やビジネス界の大物がパネラーとして出演し、
一般人のオーディエンスが、質問を投げかけ、
パネラーがそれについて討論するというもの。

この番組、だいたい毎週ブレグジット関係の質問が出てくるのですが、
最近は、議論が白熱して時間がおしてきたら、
まあ、どうせ来週もブレグジットの話はすると思うから、今日はこの辺で。」
って感じで、司会者が討論が打ち切ったりします。

最近は、英国人もブレグジットネタに食傷気味なんですね。

うちの夫(ミャンマー人だけど国籍は英国籍)も例にもれず、
すでにブレグジットには関心がありません。

どうせ、一般庶民の生活が良くなるような方向には向かわないだろう、
と、めちゃくちゃ若干投げやりな感じです。

残留に投票した人には、特にその傾向があるような気がします。

まあ、合意なきブレグジット(英国EU離脱)に備えて何ができるか
でも書きましたが、ワタシたち夫婦としては、
ブレグジットの影響で、英国経済が停滞したならば、
その間、節約生活しようと腹を括っているので、
まあ、なるようになれって感じです。

でも一つ気になるのは、最悪のケース、つまり合意なきブレグジットとなった場合、
英国人がヨーロッパに行くには、ビザが必要となるのか?という事。

本当は、もう少しして季節が良くなったら、
ヨーロッパのどこかに旅行に行きたいのだけれど、
今予約して、もし、ビザが必要ってなったらって思うと、
ネット検索して良さげなホリデーを見つけても、ポチっとできずにいます。

と、言いますのも、普段はワタシからミャンマー人扱いされている夫ですが、
実は、国籍上は英国籍しかもっておりません。

ミャンマーは日本同様、二重国籍を認めていないので、
夫は英国に帰化した時に、ミャンマー国籍を喪失しているのです。

まあ、ミャンマー国籍でもヨーロッパ行くには、
シェンゲンビザ取らないといけないけど。

とまあ、英国籍しか持っていない夫は、EU離脱交渉の成り行き如何では、
今までのように気軽にホイホイと、
ヨーロッパ旅行に行けなってしまうかもしれないのです。

さて、今年のイースターは4月19日から21日。

すでに、ヨーロッパホリデーを予約している英国人は、
ヤキモキしてるかもしれませんね。

Monday 11 March 2019

強欲である事は犯罪ではない。

日産ルノーの元役員、カルロス・ゴーン氏が日本のニュースを騒がせていますね。

もちろん、これほどの事件ですし、彼のルノーの役人でもありますので、
彼のスキャンダルは、英国でもニュースにはなっています。
たぶん、日本ほどではないと思いますが。

英国では、どちらかと言えば、彼のスキャンダルよりも、
イングランド北部、サンダーランドにある日産の英国工場での減算計画と、
それによる雇用喪失の懸念の方が大きく報道されているようです。

カルロス・ゴーン氏一人が巨額をポケットに入れたかどうかという問題よりも、
数百人、数千人の雇用の方が、大きな問題なのです。

確かに、彼が様々な方法を用いてちょろまかしたとされる資金は、多額に上ります。

役員報酬を過少申告して所得税ごまかしたのでx億円。
CEO特別予算枠での、一般人に理解不能が支出がx億円。
怪しげな子会社を通した怪しげな取引がxx億円。

とか、出てくる怪しい取引がすべて億円単位ですからねえ。
どんだけ欲の皮がつっぱってるの。ゴーン氏よ。

100万ポンド(約1億5千万円)手に入ったら、即リタイヤや!

なんて言っている、ワタシと夫(ミャンマー人)からしたら、
彼の強欲さは理解できません。

ワタシの感覚では、円建てで2~3億円あったら、
アクセク働かなくても、死ぬまで普通に暮らせるだろうし、
それ以上の金額には、あまり興味ありません。

それよりも、ギャンブルは引き時が肝心と、
風向きが変わる前にドロンします。

でも、彼は違うんですねえ。

多分、生活レベルもそれなりに上げちゃってるだろうから、
いくらお金があっても足りないんでしょうねえ。

そしてきっと、物欲もものすごいに違いない。
南の島とか、プライベートジェットとか。。。

日本の検察は、ゴーン氏の罪を立件するのに手間取っているようです。
109日も拘留しても立件できなかったということは、
決定的な証拠が出てきていないのでしょうか。



では、彼はどんな罪を犯したのか?

彼の一番の罪は、「強欲である事」かもしれません。

でも、強欲である事は犯罪ではありませんから、それで立件はできません。

検察側としては、とにかくどんな罪でもよいから、
立件できる証拠を見つけようとしてるんでしょうねえ。

で、色々な容疑をかけて再逮捕を繰り返している。

ドロ沼試合ですなあ。

そして、彼をこのスキャンダルに陥れたのも、彼自身の強欲さに他なりません。

彼の失敗は、引き時を間違えた事。

あちこちで色々な悪事を働いていたようですが、
ギャンブルと同じで、引き時が肝心だったと思うのです。

もし彼が、5~6億円程度ちょろまかした時点くらいで、
すっと身を引いていたとしたら、
日産も日本政府も、見逃していたかもしれません。

腐ってもタイじゃありませんが、
彼は、一時どうしようもなく傾いてしまった日産を、
ビシバシと建て直した功労者なのですから。

でも、彼の行状が、あまりにも目に余ったので、
ついに、行動に出してしまったという感じなのでしょうか。

ゴーン氏も、自分の強欲さをもう少しコントロールする事ができたら、
上手く逃げ切れたかもしれないのに。

でもきっと、彼はそんな風には考えてないだろうなあ。

Sunday 10 March 2019

セミリタイアラーの収入源

世の中のセミリタイアラーさん達の多くは、
生活費を資産運用による不労所得で賄われているケースが多いようですね。

ワタシは、現状ではそんなに潤沢な資産も不労所得もありません。

パートタイムで働いているお給料と夫の収入で生活しています。

なのでワタシの場合は、セミリタイアラーというよりは、
むしろパート主婦と言うべきなのかもしれません。

でも、気分はセミリタイアラーです。

なぜかと申しますと、、、

パートタイムになって、お給料の額面はガクッと半分以下に減りましたが、
収入が減ると税金や年金への拠出額も減るので、手取りは以前の半分程度です。

そして、働く時間が減った分、ストレスも半分以下になりました。
ストレスの減少具合は、体感では額面給与に比例しています。

そして、収入に関しては、額面給与は半分以下になったけど
そのおかげで税金は、ほんの少ししか払っていないので、
手取りの減少は半分程度で済んでます。

つまり、今のワタシの状態は、労働時間と手取り収入の関係という意味では
以前よりも快適な割合になったのです。

でも、他の人々がそんなワタシをを見て羨ましく思い、
ワタシと同じようにパートタイムで働きたいと思うかというと、
実際の所、そんな事はありません。

一般的な、世の中の大多数の人々は、
パートタイムの収入では生活できない。
もしくは、そんな収入の生活では満足できない為、
働く時間を増やして、もっと稼ごうとします。

でも、額面給与が増えれば税金が増え、おまけに税率も上ります。

額面給与が増えれば増えるほど、昇給しても全然手取りが増えない
という、アリ地獄に陥るのです。

ワタシは、働く時間を減らして、額面給与を減らす事で、
そのアリ地獄から抜け出しました。

そして、今までの半分の手取りで生活できるよう、
生活スタイルを変えることで、アリ地獄から距離を置いているのです。

もちろん、今はまだ夫がフルタイムで働いているので、
パート主婦である事は否めないのですが、
基本は、ワタシは自分がセミリタイアラーだと思って生活しています。

近い将来、夫も働く時間を減らして、
夫婦揃ってセミリタイアしたいのですが、
その為には、もう少し資産を増やす必要がありますね。
実現するのはいつになる事やら。。。

(あ、ミャンマーで買った宝くじ、どうなったかなあ?)

Saturday 9 March 2019

毎日少しずつやるしかない

すっかり疲れやすくなったワタシ。
朝おきた時は、今日はあれやってこれやって、
それもやりたいあっちもやりたい、と、意欲だけはあるのです。

意欲だけはあるのですが、なんにせよ、気力と体力がついていかない。

1日で、溜まった仕事をエイヤっと片付けるという事が、
できなくなっているのです。

こうなったら、方法は一つ。
溜めないようにするしかありません。

毎日、少しずつ片付けていくのです。

少しずつで良いのです。

少しずつで良いから。
毎日は無理でも、できるだけ頻繁にやれば、
そしたらいつかは、どこかにたどり着くと思うのです。

一気に遠くを目指すのは、もう無理。

最近、シミジミ感じます。

瞬発力がなくなった。。。

昔は、試験前なんか徹夜で勉強できたのに。
今はもう、それができない。。。

ああ、歳やなあ。

でも、みんな、月日と共に歳をとる!
月日と共に若くなる人はいないのです!

Friday 8 March 2019

ちょっとセミリタイアやめたいかも。

セミリタイアして1年と1ヶ月。
ゆるく働く生活にもすっかり慣れました。

非番の日に仕事の事を考えることは、ほぼ100%ありません。
家に帰ったが最後、次の出勤日まで、糸の切れた凧みたいなもんです。

でも、まだまだ、非番の日はついついダラダラしてしまって
理想的な生活ルーティーンからは、ほど遠いです。

非番の日の生活を律するのが、今後の課題です。

こう書くと、順調にセミリタイア生活しているように聞こえますが、
実は少し悩んでいます。

実はワタシ、もしかしたらちょっと、セミリタイア生活やめたいかも。

再度フルタイムで働きたいワケではありません。

セミリタイア生活をやめて、アーリーリタイアしたいのです。

多分、ここ最近、体調がスッキリしないから
会社に行くのが億劫なので、こんな事を考えるんだろうなあ。

今はあの、華やかなシティにあるオフィスに行くのが、ちょっと苦痛。

ちょっとオシャレすぎるというか、眩しすぎるというか。
歩いてる人達も、これまたオシャレで、見てるだけで疲労感が。。。

足元にフワフワ感があるから、地下鉄の駅のホーム歩くのも怖いし。

でも、残念ながら、現時点では資金的に、
アーリーリタイア(=完全リタイア)は難しいんですよね。

その場合は、しばらく完全無職になって思う存分休んで、
お金がなくなったらまた働くって感じになるかなあ。

セミリタイアしたのに、まだ休み足りないのかとお叱りを受けそうですが、
そうなんです。

休み足りないんです。

多分、このスッキリしない体調が続く間は、
パートタイムで働くので、精一杯という感じ。

別に、大きな病気を患っているわけではないのです。

お医者さんに行ったら、多分、十中八九更年期障害って言われると思う。

10年くらい前、同様に体調がスッキリしない時期があって
お医者さんに行ったことがあるのですが、
血液検査しても特に異常がなく。

Early Menopause(若年性更年期障害)じゃない?と、
あっさり言われて、それでおしまいという、苦い経験があるのです。

折りしも来週は、NHSの定期健康診断で血液検査の予約をしています。
今回は、どんな診断になるかなあ。

何か不足している栄養素とかが見つかってくれたら、
サプリメントでも何でも飲むのに。

もし鉄欠乏性貧血だったら、鉄剤、嫌いだけど頑張って飲むよ。

多分、今のこのスッキリしない体調が改善されたら、
シティのオフィスに行く元気もでるだろうし、そうしたら、
ゆるくでも働き続けたいと、また思えるようになるでしょう。

Thursday 7 March 2019

英国籍を剥奪されたIS花嫁について思うこと

2015年に15歳で英国からシリアに渡り、過激派組織「イスラム国(IS)」
に加わっていた英国人女性が、妊娠・出産を機に英国への帰国を希望している。

という問題が、最近の英国を騒がせております。

先日、彼女のオランダ人夫のインタビューがBBCにて公開されました。

Shamima Begum: 'We should live in Holland' says IS husband
なぜ15歳少女と結婚したのか BBC単独取材で元IS戦闘員に聞く

いやあ、このリポーターさん、かなり率直ですね。
でも正直な所、我々一般市民の気持ちを代弁するような
ちょっと聞きにく質問もしてくれて、すこしスッキリしました。

そして、BBCのエディターさんも、これをカットしなかったという事は、
この内容で世間に公開するべきだと判断したのでしょう。
さすがBBC、なかなかやるなあ。

英国は、彼女の国籍剥奪を決めましたが、彼女の家族とその弁護士は、
当時の彼女が15歳の子供で、適切な判断力がなかったという事と、
彼女のおかれていた環境(学校やコミュニティー)が、
彼女に悪影響を与えた可能性に言及し、
つまりこれは彼女だけの責任ではないので帰国させてくれと、主張しているようです。

通常、国籍を剥奪することによって当人が無国籍となってしまう場合には、
国籍を剥奪することはできないのという事ですが、
英国は、彼女の母親がバングラデシュ人であるという事で、
彼女もバングラデシュ人国籍があるはずだという事を根拠に、
英国籍剥奪を決めたようです。

ただこれは、単に厄介者払いをしたという風にも見えなくもない。

自国民から出た厄介者は、自国で裁いて罰するべきだという考え方もあります。
彼女についても、帰国を認め、英国でそれ相応の罰を与えるべきだという声もあります。

そしてそれは、至極、真っ当な考え方だと思います。

でも、そこでワタシが、個人的に心配だなあと思うのが、
そして、その為に英国の内務省は思い切った決断をしたのではないかと、
穿った見方をしているのが、次の2点です。

  • 当時の彼女が未成年あったということ。
  • して、小さな子供がいる事。

たいてい先進国では、未成年に対する懲罰が極端にゆるい。
そして、小さな子供がいる親にもたいそう甘い。

なので、彼女がもし英国に帰国を認められ、裁判にかけられたとしたら、
弁護側は絶対に、当時未成年だったから~周りにも責任が~とか
そういう事を言い出して罪を軽くしようとする。

おまけに、乳飲み子がいる~とか、同情を買おうとするかもしれない。

で、意外と軽い判決がおりてしまう危険性もあるのですよ。

でも、私は思うのですよ。

インタビューの中で彼女の夫が、

「どうやったら彼女が危険な存在になりえるのか理解ができません」

といいますが、逆に我々は、

「どうやったら彼女が危険な存在にならないと信じられるのか分かりません。」

彼女の夫がなんと言おうと、彼女自身がなんと言おうと、
過去に彼女が自らの意思でISに参加したという事実によって、
もう我々は、彼女を信用することが出来ないのです。

もし本当に改心していたしたら可哀想だけれども、信用はできない。
→ だから許さない。

英国民の大多数は、こちら側の意見だと思います。

信用できないけれども、もし本当に改心していたとしたら可哀想。
→ だから許そう。

という人は少数派だと思います。

そしてこの場合、多数派の意見をとって、それが間違っていた場合は、
被害をこうむるのは本人のみ。

少数派の意見をとってそれが間違っていた場合、
被害をこうむるのは大多数。

今回の英国の決断は、英語では For the greater good といいますが、
大多数の利益と本人の利益を天秤にかけた結果なのかなあ。

For the greater good :a general advantage that you can only gain by losing or harming something that is considered less important.

Wednesday 6 March 2019

ミャンマーでは、女性は太ってる方が良いとされてます

ミャンマーに行くと、毎回毎回、
「太ったね~。」と言われます。

まあ実際、初めてのミャンマー訪問から12年たって、
アラサーだったワタシはアラフォー、アラフィフと、
人生経験もレベルアップしておりますが、
身体の方も、もれなくどんどん成長しております。

でもね。日本だったら、太ったなんて、思っても言わないよねえ。

でも、ミャンマーの人は、皆言うんです。

デリカシーがないのか?女心が分からないのか?

なんて、プンスカ怒っていたのですが、
ある日、ふと、気がつきました。

ミャンマーでは、女性は太ってるほうが良いとされているのです。

え、もしかして、「太ってたね~。」っていうのは褒め言葉?

うん。きっとそうなんだよ。

皆、褒めてくれてるんだよ。

きっと。

Tuesday 5 March 2019

ミャンマーで宝くじを買ってみた

2月のミャンマー里帰り中、なにをトチ狂ったのか、
夫(ミャンマー人)と夫母(彼女もミャンマー人)は、
共同で宝くじを買いました。

夫も夫母も、二人とも辰年なのですが、
どうやら2019年は辰年のラッキーイヤーらしいです。

知らんけど。

というわけで、ダブルドラゴン!とかワケのわからない事を言いながら、
二人で宝くじを買ったのです。

一等の賞金は、なんと、10億チャット!

10億ですよ。10億!1ビリオン!

すっご~い!と思いつつ、桁が多すぎてワケが分からないので、
日本円でいくらになるかとググッてみたら、約7400万円ほど。
米ドルだと66万ドルくらい。

1ミリオン(100万)ドルないのかあ。残念。


まあ、1ミリオンドルには届かなくても、ミャンマーでは大きなお金です。

見事当選した暁には、

夫母の生まれ故郷の村にあるパゴダ(仏塔)を修復したい

なんて、夢を語る夫母子。

宝くじは、結果発表までの間に色々考えるのが楽しいのです。

夢を持つことは良いことだし、
夢を語るのは楽しい。

一方、ワタシは全く夢が無い女。

いやいや。田舎の村のパゴダの修復に7千万もかからないだろうから、
余った分は、銀行に預けて利息を稼ごう!

だって、今のミャンマーの預金金利って、8%もあるんですよ。

パゴダの修復は、せいぜい1千万もあればできるだろうから、
残りの6千万を銀行に預けたら、1年で480万円もの利息が!

これって、日本のバブル経済の時よりも高いのでは?

それだけの収入があれば、夫婦二人でセミリタイアも夢じゃない!

ワタシも、夢がない女なりに、一応夢を見ています。

Monday 4 March 2019

ミャンマーで生ビール

ミャンマーの飲み屋兼食堂みたいな所で食事してると、
時折、男性のグループ客が生ビールの空ジョッキを
死ぬほどテーブルに並べているのを目にします。

本当に、死ぬほど並べています。

思わず数えたくなるくらい。

ミャンマー男性のビールの飲みっぷりは、あっぱれなもんです。

そして、ビール腹っぷりもあっぱれです。

まあ、あれだけ飲んだら、あのビール腹も納得だあ。

っていうか、ミャンマー、生ビール一杯の値段は安いけど、

グラスはちっちゃいのですよ。

だいたい、普通の生ビールのグラスは330mlくらい。

英国の1パイント(568ml)とは飲み応えが違います。

そんな小さな生ビール。
庶民的な食堂的なところなら、一杯800チャット(60円)ほど。

いくら小さいとは言え、やっぱり安い。

なので皆、ガバガバ飲むんですね。

そもそもミャンマーは、ビールがすすむくんな気候だし、
ミャンマービールは、軽くて飲みやすい。

おまけに一杯が小ぶりなものだから、駆けつけ3杯なんかヘのかっぽ~。

でも、生ビールは、お腹を壊してしまう危険性もあるので、気をつけましょう。
良く売れてる店なら大丈夫だと思うけど。

お腹が心配な人は、瓶ビールの方が安全です。

麗しのミャンマービール

Saturday 2 March 2019

ヤンゴンのショッピングセンターにあるフードコートが高い件について

最近ヤンゴンでは、雨後の筍のようにニョキニョキと
ピカピカのステキなショッピングセンターが出現しており、
リッチで新しい物好きのヤンゴンっ子達は、休日になると
猫も杓子もショッピングセンターに遊びにいっております。

実際、ショッピングセンターで猫とか杓子を見かけたわけではありませんが、
これはそういう日本語の表現なのです。

そんな新しいショッピングセンターの上階は、レストランフロアとなっており、
レストランフロアの一部は、例に漏れず、フードコートとなっています。

ところで先日、「夫がお金を払うバトルに連敗中」という記事で、
ミャンマーの外食が高い件についてちょいと触れましたが、
このような、最新ショッピングセンターに入っているレストランは、
さらに割高になっています。

まあ、ショッピングセンターのレストランってそんなもんですよね。

だから、買い物に来て、ただでさえお金使っちゃったのに、
そんな割高なレストランで食事したら、お金がなくなっちゃうよー
っていう人達の為に、まあまあ割安な価格で食事ができる、
フードコートってモノがあるんだと思うのですよ。

でもねえ。

大変興味深いことに、ジャンクション・シティとか、
スーレー・スクエア(シャングリラホテルに隣接する高級ショッピングモール)
にあるフードコート、、、

高いんです!!!

例えばスーレースクエアのフードコート。
おそらく、日本の会社がプロデュースしていて、
ミャンマー料理に加えて、タイ料理、日本料理が楽しめます。
コーヒーやアルコールを供するバーもあります。


でも、焼き鳥5本ミックスセットで、5900チャットは、
ちょっと高いんでないかい?

最低賃金の日給が4800チャcットなんですよ?
最低賃金で働く人は、1日働いても焼き鳥5本セットが食べられないのですよ。

そして何より、ビールが高い!

ミャンマービールのプレミアムしか置いてないというのもありますが、
なんと、一杯2600チャット(190円)。

スーレースクエアから徒歩3分ほどのところに、スーレープラザというのがあり、
そこには小洒落た西洋風のバー&レストランがあります。

かなりポッシュな外観に、一瞬ひるんだ我々夫婦ですが、
そこはやっぱり外国人観光客。

外国人価格でも払えるでぇ~!

と、先日突撃してみました。

そこも、ポッシュなだけあって、
ミャンマービールはプレミアムしか置いてないのですが、
そこのミャンマープレミアムは、一杯2000チャット(145円)でした。

グラスの大きさは同じ。

ミャンマープレミアム用の標準グラスだと思う。

ていうか、ミャンマー、生ビール一杯の値段は安いけど、
グラスはちっちゃいのよ。

だいたい、普通の生ビールのグラスは330mlくらい。

そんな小さなグラスの生ビールが、
庶民的な食堂的なところなら、一杯800チャット(60円)ほど。

プレミアムでなくて、普通のミャンマービールだけど。

つまり、ショッピングセンターのフードコートは、
市中の庶民的なお店の3倍以上!

きちんと割り算して計算してみると、

庶民的なお店(普通のミャンマービール)を1としたら、

外国人向けポッシュなお店(プレミアム)→ 2.5倍

ショッピングセンターのフードコート(プレミアム)→ 3.25倍

 3.25倍!

いくらミャンマープレミアムといえ、ちと高すぎる!

皆さん、気をつけましょう。

ミャンマーのフードコートは、節約するために行く場所ではありません。