Sunday 17 March 2019

おくりびと

少ない元手から億単位の資産を手にした「億り人」じゃないですよ。

数年前に映画になった「おくりびと」

納棺師(のうかんし)さん。
広い意味では、葬儀屋さんも「おくりびと」ではないでしょうか。

これって、景気に左右されない、超安定ビジネスだと思うのです。

人は誰でも死ぬし、その時、家族はちゃんとしたお葬式で送りたい。

人生で滅多にある事ではないので、
いざ、お葬式を手配しないといけないとなると、
ほとんどの人が何をどうやったら良いのか途方にくれる。

そういう時に登場するのが、葬儀屋さん。

彼らは慣れているので、テキパキ、サクサク物事を進めてくれます。

途方にくれた遺族にとって、救いの手を差しのべる天使のような存在です。

とても助かるし、とても重要な仕事なのですが、、、
「死」を扱うため、人から忌み嫌われる仕事なのです。

「葬儀屋」だと、昔からの悪いイメージが定着してしまっているので、
死出の旅に出る人を送る出す人、という意味合いを前面にだした
「おくりびと」という言葉が、クローズアップされているのかもしれません。

ちなみに、葬儀屋さんは、米国英語で Funral Director と呼ばれています。

英国英語では、Undertaker が一般的なようですが、
Funeral Director も使われています。

つまり、Funeral と言う儀式を取り仕切るディレクターなのですね。

アメリカでは合理的に、これをビジネスの機会と捉えているのか、
Funeral Directing の学位もあるようですね。

英国では、Diploma があるようです。

日本では、、、どうなんでしょうか?

納棺師って、とても専門的なスキルが必要とされる仕事だと思いますが、
とくに公的な資格というのはないかもしれません。

でも、「葬儀に関連するコース」というのを設置している専門学校もあるようです。

今後、高齢化社会が進むなか、こんなスキルを見につけておくのも、
先見の明があるかもしれません。

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