少ない元手から億単位の資産を手にした「億り人」じゃないですよ。
数年前に映画になった「おくりびと」。
納棺師(のうかんし)さん。
広い意味では、葬儀屋さんも「おくりびと」ではないでしょうか。
これって、景気に左右されない、超安定ビジネスだと思うのです。
人は誰でも死ぬし、その時、家族はちゃんとしたお葬式で送りたい。
人生で滅多にある事ではないので、
いざ、お葬式を手配しないといけないとなると、
ほとんどの人が何をどうやったら良いのか途方にくれる。
そういう時に登場するのが、葬儀屋さん。
彼らは慣れているので、テキパキ、サクサク物事を進めてくれます。
途方にくれた遺族にとって、救いの手を差しのべる天使のような存在です。
とても助かるし、とても重要な仕事なのですが、、、
「死」を扱うため、人から忌み嫌われる仕事なのです。
「葬儀屋」だと、昔からの悪いイメージが定着してしまっているので、
死出の旅に出る人を送る出す人、という意味合いを前面にだした
「おくりびと」という言葉が、クローズアップされているのかもしれません。
ちなみに、葬儀屋さんは、米国英語で Funral Director と呼ばれています。
英国英語では、Undertaker が一般的なようですが、
Funeral Director も使われています。
つまり、Funeral と言う儀式を取り仕切るディレクターなのですね。
アメリカでは合理的に、これをビジネスの機会と捉えているのか、
Funeral Directing の学位もあるようですね。
英国では、Diploma があるようです。
日本では、、、どうなんでしょうか?
納棺師って、とても専門的なスキルが必要とされる仕事だと思いますが、
とくに公的な資格というのはないかもしれません。
でも、「葬儀に関連するコース」というのを設置している専門学校もあるようです。
今後、高齢化社会が進むなか、こんなスキルを見につけておくのも、
先見の明があるかもしれません。
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