これには、確固とした正解はありません。
不動産マーケットは国によって異なりますし、
同じ国の中でも、地域によって状況は異なります。
さらに、同じ国内の同じ地域でも、
その人の年代や購入タイミングによっても状況は異なります。
なので結局のところ、この論争は、線路のように永遠とつづくよどこまでも
なのですが、一つだけ思うことがあります。
かの有名な某キヨサキ氏の著書
金持ち父さん貧乏父さん
では、自分が住む家は負債だだという理論が繰り広げられていますね。
この考え方は、やっぱりちょっと、極端なのではないかと思うのです。
この本の著者であるロバート・キヨサキ氏は日系アメリカ人で、
だからこの本は、アメリカ経済をベースに書かれていると思います。
アメリカ人って、一般的に、マイホームを持つ場合は、
少し郊外に大きな家を買う人が多い傾向にあると思いませんか?
家の大きさが誇りというか、部屋の数で見栄をはっているというか。
なので、マイホーム=必要以上に大きな家という傾向にあるような。
逆に賃貸の場合、小さくても通勤に便利な、
都市部のアパートメントが多いような気がします。
ですので、アメリカでは、
マイホーム=郊外の必要以上に大きな家=負債
という図式が成り立つのではないでしょうか。
確かに、分不相応な家=必要以上に大きな家、高価な家を、
自宅として購入するのは、負債になるリスクが高いと思います。
(というより、大博打だと思います。)
が、家族で普通に生活するのにちょうど必要な、ほど良い大きさの、
分相応な家を買うというのは、やっぱり資産になると思うのですよ。
確かに、自宅を持っていても、自分の懐にはお金は入ってきませんが、
ローンを返し終わってしまったら、その家に無料で住めるようになります。
それは、家賃相当分の不労所得がある事と同義だと思うのです。
アメリカで、もし、通勤に便利な場所にある小さなアパートメントを
購入して自分で住む場合、それは資産と呼べると思うのですよね。
投資家は、そういう物件を購入して賃貸に出して収入を得るわけですが、
自分がその物件に住むという事は、空室期間や家賃の未払い等の
リスクのない投資ができるともいえます。
なので、ワタシとしましては、
「もし自分が投資家だったら、購入して賃貸に出そうと思う物件」
を買って、自分で住むのが一番良いのではないかと思うのです。
ちょっとセマいけどね。
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