Saturday, 30 March 2019

土曜の午後は「刑事コロンボ」タイム

日本では、土曜日の午後に「刑事コロンボ」の再放送があるらしいですね。

いいなあ、「刑事コロンボ」。
子供の頃、良くテレビで見たなあ。

と、思っていたら、実は。
実はですね。。。

英国でも、Saturday Afternoon は刑事コロンボタイムなんですよ。

それも、2連発!

ダブルコロンボ!

ふふふ。うれしいなあ。

さすがに、2本も見ると土曜の午後が丸々つぶれちゃうので、
毎週2本は無理ですが。

「今日は何もないぞ~。」っていう土曜の午後は、
まったりとダブルコロンボ。

最近の楽しみです。

ワタシは普段、あまりテレビは見ないのですが、
これはけっこう楽しみにしていて、
土曜の午後になると、「あ、コロンボ!」と
テレビ好きな夫(ミャンマー人)からチャンネル権を奪います。

普段のワタシは、全くと言ってよいほどチャンネル権を行使していないので、
週に一回くらいは良いのです。

夫も、刑事コロンボは好きなので大丈夫。

と、思いきや、ソファで寝っころがってた夫(ミャンマー人)、
最初の殺人シーンの途中で寝て、種明かしの最中に起きた!

いやいや、それでは「刑事コロンボ」の面白さが。。。

どうやら、刑事コロンボに関しては、
ワタシと夫で、テレビへの食いつきが逆転するのです。

子供の時のワタシには、少し難しかったけど
頑張って背伸びして見ていた「刑事コロンボ」。

今になっても、日本でも英国でも再放送されている
全世界的に、息の長い人気番組。

放送されていると、ついつい見てしまう、
「刑事コロンボ」の魅力とは。

やっぱり、

よれよれのコート着てる
パッと見た感じ、うだつの上らない刑事
役職も中途半端:Lieutenant =警部補
イタリア系移民

であるコロンボ刑事。

犯人は大抵の場合、社会的地位のあるインテリ層。
鼻持ちなら無い、ヤナ感じのヒトが多い。

そんな、インテリでヤナ感じの犯人に
バカにされながらも、疎ましがられながらも、
時には、ほぼ八方塞がりになって、呆然とさせられたりしつつも、
最後には、ドッカーンとどんでん返しとしてくれる、
その痛快さが人気のなのでしょうね。

勧善懲悪という単純な構図。

それに加えて、裕福で社会的強者である犯人が、
警察とは言え、中途半端な役職で質素な身なりの、
どちらかというと社会的弱者の部類に入る(ように見える)
コロンボ刑事に、彼の見事な推理によって
コテンパンにやっつけられてしまうという、
愉快痛快な下克上的な構図。

それは、アメリカの格差社会における貧乏人の鬱屈を代弁し、
憂さ晴らししてくれているという部分もあるのでしょう。

ちなみに、英国で土曜の午後の「刑事コロンボ」タイムをやってるのは、

Channel 5 の 5USA

英国人にとっても、「刑事コロンボ」は、アメリカの象徴なんやと思う。


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