日本では、土曜日の午後に「刑事コロンボ」の再放送があるらしいですね。
いいなあ、「刑事コロンボ」。
子供の頃、良くテレビで見たなあ。
と、思っていたら、実は。
実はですね。。。
英国でも、Saturday Afternoon は刑事コロンボタイムなんですよ。
それも、2連発!
ダブルコロンボ!
ふふふ。うれしいなあ。
さすがに、2本も見ると土曜の午後が丸々つぶれちゃうので、
毎週2本は無理ですが。
「今日は何もないぞ~。」っていう土曜の午後は、
まったりとダブルコロンボ。
最近の楽しみです。
ワタシは普段、あまりテレビは見ないのですが、
これはけっこう楽しみにしていて、
土曜の午後になると、「あ、コロンボ!」と
テレビ好きな夫(ミャンマー人)からチャンネル権を奪います。
普段のワタシは、全くと言ってよいほどチャンネル権を行使していないので、
週に一回くらいは良いのです。
夫も、刑事コロンボは好きなので大丈夫。
と、思いきや、ソファで寝っころがってた夫(ミャンマー人)、
最初の殺人シーンの途中で寝て、種明かしの最中に起きた!
いやいや、それでは「刑事コロンボ」の面白さが。。。
どうやら、刑事コロンボに関しては、
ワタシと夫で、テレビへの食いつきが逆転するのです。
子供の時のワタシには、少し難しかったけど
頑張って背伸びして見ていた「刑事コロンボ」。
今になっても、日本でも英国でも再放送されている
全世界的に、息の長い人気番組。
放送されていると、ついつい見てしまう、
「刑事コロンボ」の魅力とは。
やっぱり、
よれよれのコート着てる
パッと見た感じ、うだつの上らない刑事
役職も中途半端:Lieutenant =警部補
イタリア系移民
であるコロンボ刑事。
犯人は大抵の場合、社会的地位のあるインテリ層。
鼻持ちなら無い、ヤナ感じのヒトが多い。
そんな、インテリでヤナ感じの犯人に
バカにされながらも、疎ましがられながらも、
時には、ほぼ八方塞がりになって、呆然とさせられたりしつつも、
最後には、ドッカーンとどんでん返しとしてくれる、
その痛快さが人気のなのでしょうね。
勧善懲悪という単純な構図。
それに加えて、裕福で社会的強者である犯人が、
警察とは言え、中途半端な役職で質素な身なりの、
どちらかというと社会的弱者の部類に入る(ように見える)
コロンボ刑事に、彼の見事な推理によって
コテンパンにやっつけられてしまうという、
愉快痛快な下克上的な構図。
それは、アメリカの格差社会における貧乏人の鬱屈を代弁し、
憂さ晴らししてくれているという部分もあるのでしょう。
ちなみに、英国で土曜の午後の「刑事コロンボ」タイムをやってるのは、
Channel 5 の 5USA
英国人にとっても、「刑事コロンボ」は、アメリカの象徴なんやと思う。
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