Friday, 22 March 2019

不景気の間は、無理に働かないに限る

昨日は我が家の家庭内ソックフロー問題について語りましたが、
本日は経理ウーマンらしく、キャッシュフローのお話を。

ある会社が予算を作る場合、年間の売上や利益などを示す損益計算書と
その会社の資産と負債の内訳を示す貸借対照表、
そしてキャッシュフロー計算書の3つについて予算を作成いたします。

いくら、損益計算書で利益を出していても、
キャッシュの出入りの調整に失敗してしまうと、
その会社は倒産の危機に陥ります。

ですので、時には、利益を犠牲にしてでも、
必要なキャッシュを確保しなければならないのです。

そして、家計管理の場合、その原則はさらに重要となります。

いくら、投資などで利益をだしていても、
必要な時に必要な額のキャッシュが調達できなければ、
家計は破綻いたします。

そして、家計とは、すなわち人生です。

家計を上手く管理する事 ≒ 人生を上手く管理する事だと思うのです。

そして、人生色々。山あり谷あり。

常に、上手くいった場合と行かなかった場合の2パターンを想定して
イメージトレーニングしておくことが大切です。

さて現在、ますます玉虫色の様相を示してきている英国EU離脱問題。

最悪、合意なきブレグジットになった場合に備えて、
イメージトレーニングをしておこうと考えています。

まあ、英国経済は、10年くらいは低迷するのではないのでしょうか?

ワタシとしましては、その間、熊が冬眠するように、
Hibernate してやり過ごそうと考えています。

Hibernation =冬眠、引きこもり、休止状態。

だって、不景気になったら基本、
頑張っても働いてもお給料は上らないし(ここ重要)
政府の金融政策では金利を下げるだろうから、
この時期に頑張って貯金を増やしても、あんまり利息はつきません。

お給料にしても利息にしても、労力の割にリターンが少ない。

それならば、不景気の間は、キャッシュインの減少を
あえて容認するのが得策だと思うのです。

そして、その労力をお金以外で得られる生活の質の向上に向ける。
趣味を楽しむとか、読書するとか、何か勉強するとか。

キャッシュアウトの方も、質素・簡潔な生活スタイルを目指し、
損益計算書に記載されるような種類の支出は、極力減らします。

ただ、もし優良株の株価までが大きく下がりはじめたら、
チャンスですので、キャッシュを少し放出するかもしれません。

不動産が大きく値崩れする可能性もありますが、
我が家の場合、面倒くさいので、不動産には手を出さないだろうなあ。

不動産投資が好きな方にとっては、不景気こそ投資のチャンスですよね。

どちらにしても、不景気の間は、キャッシュインの減少同様、
キャッシュ残高の減少も容認するしかないと考えます。


不景気時のキャッシュフロー戦略は、こんな感じですかね。
  • キャッシュイン減少
  • キャッシュアウト減少
  • キャッシュ残高減少
  • 投資額増加(?)(状況による)
不況の間は、大半の人は頑張ってもたいした結果が出せません。

そんな時にアクセク頑張って働くよりも、無理せず大人しくしておいて、
しばらくして景気が好転してきたら、春に熊さんが冬眠から起き出してくるように、
おもむろに活動を始めようと思うのです。

好景気の世の中では、
頑張って働いたらお給料が上る可能性もあるし、
政策金利も上るだろうから、
頑張って働いて収入をあげて、貯金を増やす甲斐があります。

もし、株価が上ってきたら、不景気の間に仕入れた株を
利益確定してキャッシュ残高を増やすのも得策かと思います。

金利収入は、なんと言っても無リスクです。
好景気の間はぜひともキャッシュ残高を増やして、
無リスクな金利収入の恩恵を享受したいところです。

好景気のキャッシュフロー戦略が、こんな感じかなあ。
  • キャッシュイン増加
  • キャッシュアウト微増(?)(あまり増加させないように頑張る)
  • キャッシュ残高増加
  • 投資額減少・もしくは売る
さあ、色々ざっくりとイメージトレーニングしてみましたが、
これからの英国経済は、十中八九、不景気に陥るので、
不景気戦略のほうをもう少し精査してみる必要があるかなあ。

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