クレジットカードの明細書を眺めていて、ふと思いました。
チリも積もれば、山になるなあ。
ワタシは、普段の生活をほぼクレジットカードで済ませているので、
小さな個人商店で買い物する時以外は、少額でも殆どクレジットカード決済です。
英国は、キャッシュレス可がかなり進んでいるため、
大きなスーパーマーケットのセルフレジ等では、
支払いはカードのみのマシンも多いのです。
おそらく、セルフレジのマシンに現金授受機能をつけると
メンテナンスがかなり大変なのでしょう。
紙幣が詰まったりするし、つり銭準備しないといけないし。
そういう場合は、たとえ1ポンド(約140円)の買い物でも
カード払で支払うことになります。
なので、ワタシのクレジットカード明細書には、
3ポンド(約420円)とか6ポンド(約840円)とかの少額取引が
ずらっと並んでいるのです。
まあ、たまには 100ポンド(約1万4千円)やそれ以上の、
まとまった金額の取引もありますが、
殆どの取引は30ポンド未満(約4200円)
一つ一つは、そんな少額取引なのに、
ずらっと並ぶと、合計では300ポンド(約4万2千円)とかになるのですね。
すごいなあ。チリツモって。
まあ、ワタシのこの場合は、支出がチリツモなのですが、
チリツモ貯金と呼ばれるものは、これを逆手にとったものですね。
一回一回の貯金額は少額でも、こつこつ続けていけば、
チリも積もれば山となる。
まあ、山と言っても、所詮チリの山やけど。
チリがいくら積もっても、エベレストみたいな大きな山はできません。
エベレストみたいな大きな山は、地殻変動や火山の噴火のような
スケールの大きなモノによって作られるのです。
そういうダイナミックな事が起こらないと、大きな山はできません。
チリが積もってできるのは、、、せいぜい砂山くらいです。
つまり、こつこつとチリツモ貯金をしても、
たまるのはせいぜい数十万円から頑張って100万円。
億単位の大きなお金を手にする為には、宝くじに当たるとか、
昨年の仮想通貨バブルみたいな波に上手くのるとか、
そういう、ドッカーンとした事件が必要です。
残念ながら、それが現実。
でも大切なのは、それが現実だと諦めてしまわないこと。
もし、元々標高が高い所にいるならば(元手があるならば)
ちょっとした地殻変動や小噴火で、けっこうな標高に達するかもしれません。
標高が高いところに行くためには、まずは砂山でもよいから
何かを積み上げる必要があります。
千里の道も一歩から。
たかがチリの山、されどチリの山。
チリの山をあなどってはいけません。
(まあ、大した事ないっていうのはどうしようもない事実ですが。)
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