レ・ミゼラブル
ビクトル・ユーゴーによる、ロマン主義フランス文学の大河小説。
今までも色々ドラマ化、映画化やミュージカル化されてきた大作です。
最近では、ヒュー・ジャックマン主演の
ミュージカルバージョンの映画が人気でしたね。
ワタシも、何回観たことか。作なだけに映画だと
今回BBCは、そんなレ・ミゼラブルをドラマ化してくれました!
年末に始まって、毎週日曜日の夜9時放送の6回シリーズ。
普段は日曜日はデジタル・デトックスしている我が家ですが、
これだけは特別と、ポチっとテレビをつけてます。
そんなBBCで現在放送中の、6回シリーズドラマ、
レ・ミゼラブル
大作だけあって、BBCもかなり力を入れている様子で、
テレビを見ていると、チラホラと宣伝が入ります。
BBCは、日本のNHKみたいなもので、TVライセンスと呼ばれる、
日本のNKH受信料みたいなものを原資として運営されているため、
コマーシャルは入らないのですが、その代わりと言ってはなんですが、
自社の番組の宣伝が、そこここに入ります。
面白いのが、その番組宣伝でナレーションの人が、
レ・ミゼラブル
ジャン・バルジャン
という単語を、フランス語風に発音する事。
その発音が正しいフランス語の発音なのかどうかは、
ワタシには全然わかりません。
でもそれが、フランス語風の発音だということは、わかる。
英国人って、結構こういうことが、よくあるんですよねえ。
フランス語語源の単語をフランス語風に発音したり。
フィアンセとか、クロワッサンとか。
ワタシが思うに、英国人は、フランス語にコンプレックスがある。
英国人って、けっこう外国語が苦手な国民だと思うのですよ。
お金持ちとかビジネスマンは別として、庶民は。
ただ、母国語が英語だから、海外旅行しても困らないだけで。
大体、英語圏の人って、世界中どこへいってもガンガン英語で押し通すでしょ?
あれって、彼らにとっては、母国語でしゃべってるだけなんですよ。
すごいことも偉いことも、何にもないんですよ。
大体、英語圏では、ホームレスだって英語話すんだから。
そんな彼らも、学校では外国語を学ぶんです。
一応、色々な言語から選べるみたいですが、
フランス語を選ぶ人が多いみたいな感じです。
なので、英国人にとってのフランス語ってのは、
日本人にとっての英語と少し似ていると思うのです。
多くの人が、学校でずっと勉強したのにも関わらず、
使いこなせるレベルに到達するのは少数っていうところが。
島国だし、シャイな国民性だし、日常生活で必要ないし。
唯一つ異なるのは、日本人の場合、国内ではOKでも、
世界に出ようと思ったら日本語だけでは不可能なので、
外国語(英語)を習得するモチベーションが生まれますが、、
英国人にとっては、そんなモチベーションすらない。
他の国々の人たちが英語を勉強してくれるから、
英国人が外国語を学ぶ必要がないんですね。
そんな状況の中で、あえて外国語ができる英国人というのは、
羨望の的となっていると思います。
フランス語の単語をフランス風に発音するっていうのは、
そういう、英国人のコンプレックスからくるのかなあ?
なんて、ちょっと穿った見方をしてしまうのです。
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