今のワタシは、物欲がないのであまり無理せずともお金がたまります。
こんなワタシも、就職したばかりの22~23歳の頃は、
毎月決まったお給料がもらえるようになって、
学生時代とは桁違いの金額を自由に使えるようになって、
浮かれてしまった、必要もないのに洋服やバッグなど、
いろいろ買い物を楽しんだ時期がありました。
買い物だけでは飽きたらず、英会話教室に通ったりなんかして、
授業までの間、カフェでコーヒーのみながら、読書をしたり勉強したり。
あの頃のワタシは、純粋に、お金を使う事が楽しかったのです。
今思うと、あれは、熱病のようなものだったのでしょう。
3年も経つと、そんな「お金を使いたい熱」はすっかり冷め、
今度は、海外留学のための「貯金熱」という熱病にかかりました。
そして英国に留学して夫(ミャンマー人)と出会い、
結婚して今のワタシがあるわけですが。。。
こんな過去があってこそ、今ではすっかり、つき物が落ちたように、
物欲がありません。
まだまだ、旅行には行きたいので、そこでお金を使いますが。。。
物欲がなくなって分かった事なのですが、
モノを持ちすぎると、管理がストレスとなります。
購入する時に、あれこれ悩むのもストレスです。
洋服やアクセサリーの場合、これを買ったら、
これに合わせる為に、今度はあれが欲しい、という風に、
芋づる式に次々と欲しいものが出てくるのもストレスです。
きっと、買い物好きな人っていうのは、
こういう事を楽しめる人なんだと思います。
そういう人たちにとっては、お金がなくて思う存分買い物できないのが
ストレスなんでしょうねえ。
逆に、今の日本の若い人達は、物心ついた時から日本が不景気で、
「節約第一!お金の使いすぎは罪悪!」みたいな考え方の若者が多いようです。
それはそれで、ちょっと残念かもしれません。
ワタシは今でこそ、物欲とはかけ離れた生活をしていますが、
昔に一度「お金を使いたい熱病」を経験をしていますので、
浪費することの虚しさをを身にしみて感じているのです。
そう、確かに、浪費は虚しいものなのですが、
長い人生、少しはそういう無駄なことを経験する時期があっても
良いのではないかと思うのです。
その経験があるからこそ、物欲がなくなった今だって、
「ちょっとした贅沢にお金を使う」=「浪費」だとは考え方にはなりません。
浪費というのは、「ちょっとした贅沢」にお金を使うことではなく、
「見栄をはるために」お金を使う事だと思います。
自分が楽しむ為に「ちょっと贅沢」っていうのは、浪費じゃないと思いますし、
少々高いモノを買っても、自分が後々、それを使う度に幸せになるならば、
それはやっぱりムダ遣いではないのです。
物欲がないワタシでも、たまに時々、そういうモノに出会います。
そして、そういう物欲は、満たしてあげるべきだと思うのです。
No comments:
Post a Comment