Monday, 24 September 2018

デジタル・デトックス

先日、キューバに行ってきました。

特に用があるわけではなく、純粋に観光旅行です。

キューバ入国には、Tourist Card と呼ばれるビザのようなものが必要なのですが、
Tourist Card 申請書の渡航目的にの欄には、
観光 (Sightseeing) という選択肢がないのですね。

仕方がないので、Support Cuban People というのにチェックして提出しましたが
無事にTourist Cardがもらえて良かったです。

さて、キューバといえば、インターネットの接続環境が悪い事で有名です。

我々は、ハバナに一週間の滞在したのですが、
最初の3日間は5スターのホテルに滞在したため、
切れ切れながらも、なんとかネット接続できたのですが、
残りの4泊は ちょっくら節約しようと、Casa と呼ばれる
一般の人々が部屋貸しをしている宿泊施設に滞在したため、
インターネットから切断された生活を送ることになりました。

最近若者が「キューバに行ってきたよ!」と旅行記を書いているのを
ネットでちらほら見かけますが、おそらく彼らが泊まっているのは Casa です。
だって、値段が全然違うんです。
そして、Casa は安いながらも、悪くない。
我々が泊まった Casa は清潔だったし、お部屋の内装も可愛かったです。

でも、やっぱり設備は違いますね。

いくら共産圏とはいえ、5スターホテルにはステキなバーとか、
シガー(葉巻)のお店があって、それはそれはステキでした。

ホテル内のバーの、中庭に面したソファに座って、
私はモヒートを飲みながら「The Old Man and the Sea」などを読み、
夫は葉巻をふかしながらウィスキーを舐める。

なんていう、優雅な一時を過ごしておりました。
5スターホテルでは。

閑話休題。

インターネットです。

そんな5スターホテルで優雅に3日間過ごした後、
ハバナ中心地に程近い Casa に移動した私達。

いやあ、本当にインターネットがないんです。
びっくりしました。カルチャーショックです。


ちなみに私は、今年45歳。

通信プロトコル、TCP/IP が広く使われ始め、
インターネットが日本で一般的に普及し始めた時、
私はすでに就職していたと思います。

つまり、学生時代までインターネットなぞ無い世界に生きていたというのに、
この20年ほどの間に、すっかりネット生活に慣れ親しんでしまって。。。

この順応力には我ながらびっくりです。

「ネットが無くてカルチャーショック!」なんて言ってる歳ではないのです!

でも本当に、初日はカルチャーショックだったのですよ。

しかしながら、さすがは昔取った杵柄。
なんやかんや言ってる間にネットなし生活にも慣れてきて、
ハバナ最後の夜を迎える頃には、「ネットなし生活もいいなあ」
なんて思うようになりました。

インターネットが無いと、本当に、心からリラックスできるのです。

これはいいじゃないですか!

夫と意見が一致して、キューバから帰国後も
時々、ノーインターネットデーを設定し、
デジタル・デトックスをしています。

デジタル・デトックスの日は、テレビも見ず、パソコンも開かず、SNSもやらず。

娯楽といえば、散歩に行ったり、ボードゲームをやったり、本を読んだり。
キンドルもダメと言われてしまって、それがちょいと辛いのですが、
本当にリラックスできます。

我が家では、大体週に一度、日曜日をデジタル・デトックスの日としています。
本もたくさん読めるし、何より精神的に休養できて、なかなかお勧めです。


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