Monday 26 December 2022

持ち家vs賃貸、我が家の場合(でも、再現性はナシ)-1

持家vs賃貸論争。
これは、永遠に答えが出ないテーマです。

特に日本の市場では。

日本では、気候のせいか建築方法のせいなのか、住宅の寿命が約30年程度と、非常に短いです。
30年って、耐久消費財に毛が生えた程度ではありませんか。
国によっては、車を30年乗る国もあるよ。

ワタシが縁あって現在住んでいる英国では、住宅の寿命は100年以上という感覚だと思います。英国で家を買う時は、物件によって、土地はfreehold(自由保有権)だったりleasehold (借地権)だったりするわけですが、leasehold (借地権)の場合、借地権の契約が残っている年数が不動産広告に明記されます。
多くの場合、借地権の残年数は、90年とか100年とか、新築だった120年とか。
不動産は、100年以上もつと想定されているから、借地権も長いのです。
そして、借地権の更新にも結構なお金がかかるため、借地権が短くなった物件は、値引きされていきます。(でも、借地権の更新しなきゃいけないから、いくら安くても、ワタシは避けました)。

つまり、不動産が、それくらいもつと言う前提になると、やっぱり、家は買った方が良いという結論になるのです。
中古不動産でも、きちんとメンテナンスしていれば、不動産マーケットが上昇すれば、価格は上がりますからね。
インフレ対策には、有効な投資となります。

イギリスは、この20年ほどワタシが住んでいた間だけでも、毎年、年3%程度のインフレ率をキープしていました。
そしてコロナ後のウクライナの戦争および燃料費高騰やその他諸々の要因により、インフレ率は瞬間速度では10%とも言われていて、家賃が高騰して払えなくなった賃貸住まいの人が住処を追い出されてホームレスが増加、とまあ、賃貸派には、大変厳しい状況となっています。

まあ、英国では、自分の選択による賃貸派っていうのは、お金持ちな人達で、多くの人は、買いたいけど買えないから賃貸という賃貸派なのですが。

まあ、金利も上がってきてるので、家を買って住宅ローンを払っている人達も、大変なわけですが。

でも、日本よりも、ずっと借主の立場が弱い(追い出される危険性が高い)英国では、家賃を払い続ける経済・精神的負担は大きく、無理をしてでも家を買おうという方向に向かうのです。

つまり、英国に限って言えば、持家vs賃貸論争は、持家の勝ちなのです。

なので我が家も、ちょっと無理をして、購入に踏み切りました。

長くなったので、続きます。


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