知らない間に、長い間ブログを書いてませんでした。
英国では、サマータイムが終了すると、ガクッと日が暮れるのが早くなってしまいます。
あれよあれよという間に、どんどん寒くなり日が短くなって、柄にもなく、どうやら少し落ち込んでしまっていたようです。
英国で冬を越すのは、今年で20回目。
今まで、こんな風に気が滅入る事はなかったのに、おかしいなあ。
やっぱり、コロナ禍でずっと家に引きこもってるのが影響してるのかなあ。
それとも、夫の勤める会社が倒産して失業したことが影響してるのかなあ。
多分、両方やろうなあ。
英国は、11月いっぱいコロナで全国都市封鎖してたし。
夫の会社の清算は10月末で終了し、11月からは失業者になったし。
そんな鬱々をした気分を少しでも何とかしようと、瞑想に精を出していたのですが、瞑想も、気分が落ち込んでる時にやると、さらに気分が落ち込んでしまう事もあるので、なかなか注意が必要です。
そんな中で、インターネットで、「禅」の言葉や考え方を通して、心を元気にしようというような記事を読みました。
その記事の中でワタシの目にとまった言葉は「自分でどうしようもできない悩みは、忘れちゃってよい。」
そうかあ。忘れてよいのかあ。目からウロコ!
なんて思いながら、夫と瞑想談義をしていまある朝。
朝から瞑想談義をする夫婦っていうのも、我ながらちょっとどうかと思いますが、まあ、仕方がない。
ワタシ:この前インターネットで読んだ記事にあったけど「禅」の考え方では、「自分でどうしようもできない悩みは、忘れちゃってよい」んやってね。
夫:そうだよ。自分の力の及ばない事象について、「それは自分の問題ではない」と忘れてしまうのは、瞑想テクニックの一つだよ。
ワタシ:ふむふむ。
夫:例えば、瞑想中に脚がしびれてどうしようもなくなったとする。
でも、長時間同じ態勢で座っていたら脚がしびれるっていうのは、地球上の殆どの人間について起こる事だよね。
つまり、それはボクだけの問題じゃない。人類すべての問題であり、ボクにはどうしようもない事なんだ。
だからこれは、ボクの問題ではない。
だから、瞑想中に脚がしびれても、それはボクの問題じゃないんだから気にしなくてもよいんだよ。
ワタシ:えええ。「人類すべて」とは!また大きくでたなあ、このヒト。
そうなのです。夫(ミャンマー人)の言う事にゃ、脚がしびれるのは人類すべての問題。
自分が考えたり思い悩んだりしても仕方がない問題なので、忘れちゃってOK。
なんとも壮大な責任転嫁です。
でも、自分ではどうしようもない問題は、自分の問題ではないから、その問題について思い悩む必要はない。
という考え方は、人生の中の色々な場面で、心を軽くしてくれるかもしれませんね。
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