「これ、ボクの仕事っすか?」
業務指示に対して、こう返してくる若者の扱いに、
困ってしまって「ワンワンワワン」という中年。
という構図がよく見られるようですね。
「上司の指示には疑問を持たず服従」というバブル世代サラリーマン。
「万年下っ端社員で、部下を教育した経験がない」まま
中年になってしまった氷河期世代サラリーマン。
同じ中年と言っても、毛色は少々異なりますが、
困ってしまって「ワンワンワワン」には変わりがないようですが。
でも、ワタシは思うのです。
昨今、巷で問題になっている「働き方改革」のために必要なのは、
「これボクの仕事っすか?」という視点ではないかと。
上司から仕事を一つ指示されました。それに対して、
「これワタシの仕事っすか?」と言いたくなるのは、こういう時です。
- ちょっと無茶ぶり?
- ただでさえ忙しいのに。
- 他にやる人いないの?
- だいたい、その仕事、そんなに重要?
- ちょっと無茶ぶり
→ 職務ランク(給与ランク)・職務内容に合致しているのか?
つまり、それだけの仕事をさせるに見合ったお給料を払っているのか?
ジョブ・ディスクリプションの範囲内か?
- ただでさえ忙しいのに。
→ 仕事量は適正か?
部下の仕事量を把握しているのか?
残業させる場合になった場合は残業代が払えるのか?
- 他にやる人いないの?
他にもっと適任者はいないのか?
ここまでは、管理職の管理能力の問題ですね。
そもそも、管理職の仕事は、部下を管理する事なんですから、
適正に仕事を割り当てられないという事は、管理職の能力不足です。
でも、それより何より重要なのが、
- だいたい、その仕事、そんなに重要?
さして重要でもない、無駄な仕事を部下にさせていないか?
まずは、そこを検討する必要があると思います。
つまり、「これワタシの仕事っすか?」という質問は、
適正な仕事の割振りがなされているか?
その仕事は、本当に必要なのか?
という、二つの意味がこもった質問なのです。
「働き方改革」を進める上では、
特に、二番目の質問が重要になると思います。
日本の、特にバブル世代の「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンたちには、
ここらへんの意識を改革してもらう必要があると思うのです。
そして、「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンの共通点は、
「資料に挿入された図表の罫線の書式にこだわる」ことなんですよね。
ワタシは個人的に、こういうオジサンを罫線オジサンと呼んでいるのですが、
あんた達、無意味な仕事を増やしてることを自覚してるのか!
こういうオジサンに限って、
「罫線を直すなんて一分でできる」って言うんですよ。
でもね、罫線を直す事自体は一分もかからないかもしれないけど、
ファイル開けて、該当箇所にいって、罫線なおして、再印刷してってやってたら、、、
一分ではできません!
最低でも、2~3分はかかります。
10回やったら20~30分。20回やったら40~60分。
それは小さな訂正ですが、チリも積もると一時間にもなるのです。
そして、それを訂正しなかったと言って、
何人の他人が困るのでしょう?
数字が間違ってるとか、言い回しが誤解を与えるとか、
そういう内容を訂正するのではなくて、単なる、罫線の太さですよ!
ワタシは、「働き方改革」の名の下に、罫線オジサンに宣戦布告いたします!
自分の気分で、部下の仕事を無意味に増やすのは止めてください!
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