Saturday 20 April 2019

「働き方改革」の名のもと、罫線オジサンに宣戦布告します。

近年、ゆとり教育を受けて育った若者が会社に入社するようになり、

「これ、ボクの仕事っすか?」

業務指示に対して、こう返してくる若者の扱いに、
困ってしまって「ワンワンワワン」という中年。

という構図がよく見られるようですね。

「上司の指示には疑問を持たず服従」というバブル世代サラリーマン。

「万年下っ端社員で、部下を教育した経験がない」まま
中年になってしまった氷河期世代サラリーマン。

同じ中年と言っても、毛色は少々異なりますが、
困ってしまって「ワンワンワワン」には変わりがないようですが。

でも、ワタシは思うのです。

昨今、巷で問題になっている「働き方改革」のために必要なのは、

「これボクの仕事っすか?」という視点ではないかと。



上司から仕事を一つ指示されました。それに対して、

「これワタシの仕事っすか?」と言いたくなるのは、こういう時です。
  • ちょっと無茶ぶり?
  • ただでさえ忙しいのに。
  • 他にやる人いないの?
  • だいたい、その仕事、そんなに重要?
さて、これらを一つずつ見ていくと、

  • ちょっと無茶ぶり

→ 職務ランク(給与ランク)・職務内容に合致しているのか?
 つまり、それだけの仕事をさせるに見合ったお給料を払っているのか?
 ジョブ・ディスクリプションの範囲内か?

  • ただでさえ忙しいのに。

→ 仕事量は適正か?
 部下の仕事量を把握しているのか?
 残業させる場合になった場合は残業代が払えるのか?
  • 他にやる人いないの?
→ 職務ランク(給与ランク)・職務内容・仕事量を総合的にみて、
 他にもっと適任者はいないのか?

ここまでは、管理職の管理能力の問題ですね。

そもそも、管理職の仕事は、部下を管理する事なんですから、
適正に仕事を割り当てられないという事は、管理職の能力不足です。

でも、それより何より重要なのが、
  • だいたい、その仕事、そんなに重要?
→そもそも、その仕事は本当に必要なのか?
 さして重要でもない、無駄な仕事を部下にさせていないか?

まずは、そこを検討する必要があると思います。

つまり、「これワタシの仕事っすか?」という質問は、

適正な仕事の割振りがなされているか?
その仕事は、本当に必要なのか?

という、二つの意味がこもった質問なのです。

「働き方改革」を進める上では、
特に、二番目の質問が重要になると思います。

日本の、特にバブル世代の「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンたちには、
ここらへんの意識を改革してもらう必要があると思うのです。

そして、「上司の指示には疑問を持たず服従」オジサンの共通点は、
「資料に挿入された図表の罫線の書式にこだわる」ことなんですよね。

ワタシは個人的に、こういうオジサンを罫線オジサンと呼んでいるのですが、

あんた達、無意味な仕事を増やしてることを自覚してるのか!

こういうオジサンに限って、
「罫線を直すなんて一分でできる」って言うんですよ。

でもね、罫線を直す事自体は一分もかからないかもしれないけど、
ファイル開けて、該当箇所にいって、罫線なおして、再印刷してってやってたら、、、

一分ではできません!

最低でも、2~3分はかかります。

10回やったら20~30分。20回やったら40~60分。

それは小さな訂正ですが、チリも積もると一時間にもなるのです。

そして、それを訂正しなかったと言って、
何人の他人が困るのでしょう?

数字が間違ってるとか、言い回しが誤解を与えるとか、
そういう内容を訂正するのではなくて、単なる、罫線の太さですよ!

ワタシは、「働き方改革」の名の下に、罫線オジサンに宣戦布告いたします!

自分の気分で、部下の仕事を無意味に増やすのは止めてください!

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