Monday 8 April 2019

Microsoft Azure ー ITエンジニアはつらいよ。

夫(ミャンマー人)は、ITエンジニアを生業としています。

ITエンジニアらしく、カラーシャツとジーンズで会社に行きます。

でも会社には、Tシャツにショートパンツという、
さらにITエンジニアらしいいでたちの人々がいるらしく、
夫は敗北感を感じているようです。

でも、ミャンマー人は寒がりなので、
英国の、それもエアコンのきいた事務所で
Tシャツにショートパンツ姿で働くなんてムリなんです。

特にサーバールームなんて、キンキンにエアコンきかせてますから、
フリースとか着込んで行かないと寒くてやってられません。

夫は、ITのなかでもインフラ系のエンジニアなのです。

昔はプログラマーをやっていたのですが、
プログラマーって若い間しかできないんですよ。

体力的にも、ヒラメキ的にも。

なので、大抵のプログラマーは、中年に差し掛かる前に
今後の身の振り方を考えます。

おまけに夫は、ちょうどその年齢の頃に、
ドサクサにまぎれて、ミャンマーから英国に移住しました。

そして、英国でITエンジニアとして生き残るためには、
プログラマーを続けるのは得策ではない、と早々に見切りをつけました。

プログラミングって、長時間労働のハードワークだし、
IT環境され整っていれば、どこでもできる仕事がなので、
労働力単価の低い国に、アウトソースされる傾向にあるんですね。

プログラマーは、物理的に英国にいる必要はないのです。

英国に物理的にいる必要があるのは、
アウトソース先の尻をたたく役(プロジェクトマネージャー)か
ハードウェアのエンジニアか。

夫は、主にウェブサーバーなどのハードウェアを扱う、
ITインフラのエンジニアに転向したのです。

英国にあるハードウェアの面倒を見るためには、
英国に物理的に居る必要がありますからね。

と、思っていたのですが、ところがどっこい!

ここ数年、クラウドってもので出てきました。


クラウドっていうのは、フンワリした何かの中に
データをふわふわと浮かべてみたら、雲のように流れていって、
どんどん足しても、上手いこと収まるって言う、サービスですね。

ワタシの認識、間違ってる?

そんなクラウドサービスに、天下のマイクロソフトも乗り出したようです。

その名も、Microsoft Azure 

マイクロソフトの新しいクラウドサービスのようです。

今の時代、ITインフラはハードウェアさえ不要になったのです。

せっかく、地の利を活かして雇用の安定を得ようと
ハードウェアエンジニアになったのに。。。

悔しくて、ちゃぶ台ひっくりかえしてやりたい気持ちです。

でも、夫はその辺りワタシより大人だったようで。

なんかよくわからないけど、Azure とか言うものの、資格試験を受けています。

まずは、Azure管理者 /Azure Administrator Associate を取得し、
その後、Azureアーキテクト /Azure Solutions Architect Expert を狙っている様子。

ググッてみると、これらの資格保持者の給与額はけっこう高い。

夫の会社では、Azure管理者は必要だから、
資格取得にかかる資金の援助をしてもらえるそうですが
Azureアーキテクトは援助してもらえないみたい。

そこまでの高い資格保持者は必要ないというのと、
そんな資格とっちゃったら、他に転職される危険性が高まるから。

なかなかスルドイね。さすが、転職社会だ。

さて、このAzure、日本語ではどのような表記になるのかと
ググッてみましたが、そうやら日本語表記は定められていないようですね。

マイクロソフトのウェブサイトでは、Azure のままで押しに押してる。

それにしても、マイクロソフトのウェブサイトの日本語訳はひどいなあ。

かつて翻訳家を目指していたワタシとしては、読むに耐えぬものがある。



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