Monday 1 April 2019

靴の買い方

ミャンマーは暑いです。
なので普段、靴というものははきません。

暑いし、蒸れるし、健康的じゃない。

おまけに雨季には大雨が降って、
下水施設が発達してないので、すぐに冠水してしまいます。

そんな中で靴を履いたら、一発でダメになってしまうので、
そもそも、靴なんて合理的ではないのです。

というわけで、ミャンマー人は、一年中サンダルを履いています。

乾季は、ちょっとおオシャレなサンダル。
革製のサンダルとかも良いですね。

雨季はどうせ水びたしになるので、もっぱらビーサンで過ごします。

どちらにしても、靴の出番はありません。

夫(ミャンマー人)も、生まれてから英国に来るまでの間、
靴を履くなんて、滅多になかったということです。

でも、英国は寒い。

ビーサンで過ごせるのは、夏の短い期間だけ。

その短い夏の間さえ、寒がりのミャンマー人にとっては
サンダルで過ごすには寒すぎるくらい。

夫(ミャンマー人)は、生まれてはじめて、靴が必要になったのです。

でも困ったことに、夫はそれまで、靴を買ったことがないのですね。

靴の選び方って、子供の頃は、お母さんが爪先のあたりを上から押して、
ある程度の余裕があるか確認して選んでくれる。

少し大きくなったら、自分で靴の外から押してみたり、
履いて歩いてみりして、痛くないか確認しながら選ぶ事を覚える。

注意して選んだと思ったのに、いざ毎日履いてみると、
あそこがあたって痛い、こっちが当たって痛いとなったりして、
試行錯誤しながら、自分なりに靴の選び方を習得していくのです。

それを全くやらずに大人になった夫(ミャンマー人)。

さて、困った。

どうやって選ぼう、

ワタシが代わりに履いてみて選ぶわけにもいかんし。

とにかくはじめは、爪先のあたりを押して、
どれくらいが適度な空間かを教え、
必ず両足で試しばきして歩いて見るようにと教え、
それでもはじめは上手く選べなかったけど、
試行錯誤の末、そこそこ普通に選べるようになりました。

いやあ、はじめはどうしようかと途方にくれました、

犬のおまわりさんじゃないけど、

困ってしまって、ワンワンワワン!

という気分でした。

そんな事があったのも、もう15年以上も前の事。

今では夫(ミャンマー人)も、すっかり靴の生活に慣れ、
お気に入り靴のブランドまであります。

生意気な!


No comments:

Post a Comment