Tuesday 9 April 2019

ミャンマーに行くと貧乏性になるワタシ達夫婦

我が家は、夫(ミャンマー人)の里帰りの為、
年に一度くらいの割合で、ミャンマーを訪れます。

これがけっこう、ジミ~に家計に響いてきます。

まずは、英国からミャンマーって、けっこう(というか、かなり)遠い。

航空券代金がバカになりません。

大体、一人当たり往復で600ポンドを目標にフライトを探すのですが、
たいてい、600~700ポンドの間くらい。日本円で、9万円弱~10万円強。
600ポンド以下で買えたら、ラッキーって感じです。

航空券が、1人10万円が二人分で、20万円くらい。

それに加えて、滞在費。

ミャンマーでは、イギリスポンドから現地通貨への両替は難しいので、
あらかじめ、ロンドンで米ドルに両替して持参します。

一回の里帰りで、2,000~2,500ドルくらいかな。
ポンドにして1,500~2,000ポンド、日本円で25~30万円くらい。

ホテルは英国からオンラインで予約して別途クレジットカードで支払うので、
これは、純粋に現地で現金で使うお金です。

ちなみにホテルは、一泊60ドル(7千円)くらいを目標に探します。

そして、夫(ミャンマー人)は、普段母親に仕送りをしていないので、
里帰りの時に、余った米ドルは、夫の実家に置いていきます。

いくらくらい渡せてるのかなあ。

渡せる金額は、我々夫婦の豪遊具合によるのです。

豪遊!そう、豪遊なのです!

いくらサラリーマンとは言え、普段。先進国(英国)で稼いでるんだから、
里帰りした時ぐらいは、ドドーンと太っ腹に!

と、言いたいところなんですが、やっぱり所詮サラリーマン。

対して、夫の学生時代からの友人達は、ヤンゴンの中産階級。

その多くは、自営業。

つまり、社長さんたちです。

東南アジアの社長さんたちをなめてはいけません。

たとえ先進国に於いてであろうと、一介のサラリーマンでは、
彼らの経済力には到底太刀打ちできないのですよ。

なんてったって、恐怖の伝票ルーレットがありますし。。。

お金を払うバトルに連敗中の夫(ミャンマー人)

というワケで、ワタシ達夫婦は、ミャンマーではドドーンと太っ腹、
という考えを捨てました。

ドドーンと太っ腹になるなら、日本の方がよいかもしれません。

ミャンマーでは、節約旅を意識して、Value for Money を追求する、
貧乏性トラベラーになろうと思うのです。

そういう視点から見てみると、ミャンマーの物価って、
そんなに言うほど、安くはないのですよねえ。

東南アジアの中でも、貧乏な部類の国なのに。

最近は、日本人の若者バックパッカー達が、
アジア周遊にミャンマーを組込む事も増えてきているようです。

が、そんな、バックパッカーさん達にとって、
ミャンマーは、そんなに安い国ではありません。

むしろ、近隣の東南アジア諸国に比べたら、
ジミ~にちょい高って感じではないでしょうか?

どれくらい、ジミにちょい高かといいますと、
夫のお気に入りのお店、Nilar Biyani のチキンビリヤ二が、
一人前3,000チャット(約220円)でした。(2019年2月現在)


いやあ、これ、美味しいんですよ。
柔らかくて大きなチキンがゴロっと入ってて。
そんな美味しいビリヤニが220円ってのは、日本人にとっては安い。

確かに安いけど、劇的に安いって事はない。

日本でも、これくらいの料理は一人前1,000円~1,200円くらいで
食べられると思うのですよ。つまり、日本の5分の1から6分の一くらい。

一方、日本とミャンマーの最低賃金の差をみてみると、
ミャンマーの最低賃金は、日額4800チャット(約360円)。
日本の最低賃金は、全国平均874円、一日8時間労働なら約7000円。

と、最低賃金には20倍もの差があるのです!

なのでワタシとしては、これは日本人にとっては安いけど、
ミャンマー人にとっては、決して安いものではないと思うのですよ。

ちなみに、ヤンゴンの路線バス(Yango Bus Service :YBS) の料金が、
一回 200チャット(約15円)。

つまり、ビリヤニが路線バス料金の15倍するということです。

日本の路線バス料金が平均して230円くらいとして、
ビリヤニ一人前3,450円ですよ!

まあ、ビリヤニはミャンマー人にとっては高級料理である事は事実なので、
他のヌードルとかに比べたら高いものではあるのですが、
やっぱりワタシ、ミャンマーの物価はジミに高いと思うのです。

そんなジミ高な物価の中、最低賃金(日額4800チャット:360円)で
生活している、貧困層の生活は苦しいのです。

ワタシ達夫婦が、ミャンマーに行くと貧乏性になるといっても、
まだまだ甘っちょろいものなのです。

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