英国の課税年度は、4月6日から翌年4月5日です。
これを知った時、ふと疑問に思いました。
なぜ、6日からなんやろう?
ちなみに、英国の会社が採用している会計年度は、
会社によってマチマチです。
会計年度の設定に関して、特に決まりがないからなのですが、
みんな、好きなように設定しているという印象です。
例えば、アメリカ本社の外資系だったら、1月~12月が多いですし、
オーストラリア本社の外資系だったら7月~6月と設定してるかもしれません。
外資系の場合、本社と会計年度をあわせた方が、連結決算がシンプルですからね。
ただ、国としては、4月~3月を推奨していますので、
純粋な英国系の企業の場合、4月~3月が多いかもしれません。
そして、4月5日を基点に、会計年度の最終日が含まれる課税年度が、
その会計年度の課税年度となります。つまり、税務申告の締切日が決まります。
ワタシが勤める会社の場合、会計年度が4月1日から翌年3月31日ですので、
我が社の会計年度 2018年(2018年4月1日~2019年3月31日)は、
英国の課税年度では、2018/19 (2018年4月5日~2019年4月6日)に含まれます。
ああ。ややこしい。
そして、実際の税金の計算には、会計年度 2018年の決算数値を、
そのまま、まるっと使用いたします。
端数の5日は、さらっと無視します。
税額の計算に、この5日間が影響することは、ありません。
実質、英国の課税年度は4月1日~翌年3月31日に限りなく近いと思うのですが、
それでもなぜか、この5日間が存在するのです。
なんでなんやろう?
なんでこの5日が存在するんやろう?
4月1日はエイプリルフールやから、避けたかったのかな。
今日から新課税年度が始まります!ってアナウンスしても、
信じてもらえなかったら困るから?
いやいや、皆大人やから、それくらいは判断できるやろう。
決算してから課税年度が終わるまでに、一息つきたかったのかな。
いやいや、そこで一息ついても意味ないし。
考えれば考えるほど、ナゾは深まるばかりです。
まあ、こんな事は理由を追求せず、受け容れてしまうのが得策です。
1+1=2になる理由を数学的にあれこれ考えるより、
その事実を受け容れた方が簡単なように。
そういえば、日本の場合、殆どの会社が4月始まりの会計年度を採用してますね。
そして、学校の新年度(新学期)も4月1日から始まる。
なので日本では一般的に、4月1日は「新年度」の始まりとされています。
でも、よく考えてみたら、日本の課税年度は1月1日から12月31日ですよね。
こっちもずれてる。
なんで、ずれてるんやろう。不思議やなあ。
世界中どこへ行こうと、税金は嫌われ者やから、避けられてるのかな?
世界広しといえども、もっと所得税払うって言ってるのは、
ウォーレン・バフェット氏くらいなもんですからねえ。
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