ハッピーニューイヤー!
地球上の殆どに人にとって、散々な一年であったであろう2020年が終わりました。
多分、占いで2020年の運勢が悪い人が地球上に急増したので、こんな事になったんやと思う。
新年、2021年はどんな年になるかなあ。良い年になってほしいなあ。
さて、英国の財務大臣、リシ・スナックがいう事にゃ、2020年の英経済は、過去300年最悪の落ち込みだそうです。
過去300年って。記録あるんかいな。
日本やったら江戸時代。
天保の大飢饉が1835年から1837年という話なので、185年前。
それよりもさらに100年以上前の経済と、今の経済を比べてみる意味合いって。
などとツッコミながらも、2020年の英経済の落ち込みの深刻さは伝わりましてので、それで良しとしましょう。
そんな、夫が勤める会社もコロナ倒産。(夫のリストラ話 で色々愚痴っています)
300年に一度の経済の落ち込みの中での就職活動を余儀なくされてしまったのです。
倒産を発表したのが2020年6月末。
まもなく破産管財人が任命され、会社の清算処理が始まりました。
夫は、ITエンジニアという仕事柄、会社の清算処理がほぼ終了するまでは雇用が継続されたのですが、それもついに終了してしまったのが10月末の事。
世間はコロナ倒産・コロナ失業で求職者があふれてるし、クリスマスも近づいているし。
とりあえず、2020年中は積極的に就職活動はせず、ちょっと休憩したいね。
なんて言いながら、やっぱり気になるので、ゆるゆるとは活動していました。
今のところ、履歴書を送ったのは12社。
そのうち、面接までたどり着いたのが3社。(すべてリモート面接。)
面接した3社のうち、1社は一次面接で敗退。
残る2社は、けっこう良い所まで行きました。(うち1つは現在進行中)
でも、この2社の動向をみると、今の就職戦線の特殊さが感じられます。
会社A(純粋に英国の会社)-4次面接で敗退。先方のいう事にゃ、4次面接を突破したとしても、さらに最終面接があったらしい。つまり、合計5回の面接!
会社B(外資系(米国本社)の英国子会社)- こちらは、現在進行中。
一次面接:人事の採用担当者と電話面接
2次面接:ヨーロッパ在住のマネージャー(採用された場合、おそらくこの人が上司になる)と、電話面接
3次面接:なんとここで、5人の面接官と、別々にビデオ面接。30分~1時間弱程度のビデオ面接を5回、3日ほどかけて延々と面接。気分的には、3次面接から7次面接。
4次審査:ここで、大学の成績書と、3名の reference (推薦者)の連絡先を提出。
どうやら、2次面接をした人が、3人の推薦者にコンタクトして、各人と30分くらい話したらしい。3人の推薦者と各30分って、どんだけお話し好きやねん。
ここで、めでたく内々定をいただき、この段階で、初めてお給料その他の条件を提示される。それまで、いくらくらいのお給料の仕事なのか、何も分からないまま、こんなにたくさん面接していたという。
最後の関門:給与交渉。
いただいた条件は、けっして悪くはないのですが、「最高!ヒャッホーイ!」というほどでもない。とはいえ今は、アグレッシブに給与交渉をするような世界状況ではないので、控えめに、少しだけ給与アップ希望を伝える。
ー>現在、回答待ち。
という感じです。
これだけ大量に面接したのに、ここでダメだったら、悔しいなあ。
給与交渉しなかったら良かったのかもしれないけど、交渉の余地があると思ったので、交渉してみたのです。これが裏目にでるか、どうなるか。
ドキドキです。
これがダメだったら、また一から就職活動を再開ですね。
しかし、この二件に共通するのは、丁寧に、いつもより余分に時間をかけて選考しているという印象。
おそらく、会社側もコロナで仕事が減ってるというか、ぶっちゃけ、ヒマなんやと思う。
そして、お金はない。
お金はないんだけど、今の状況だと、上手くいけば、好景気の時よりも、よい人材が安く採用できる。
なので、気になる履歴書の人は、とりあえず面接してみたい。
いざ、採用を検討するとなったら、採用前にたくさん面接していろんな人の目でみてもらい、しっかり選びたい。
おそらく、こんな感じなのではないでしょうか。
そして、応募者側としては、
- 今の状況では、少々条件が悪くても、仕事があるだけまし。
- 少々お給料に不満があっても、とりあえず、このコロナが終息するまで我慢すればよい。
- 経済が元に戻ってきたら、また転職すればよい。
という感じで、少々お給料が低めでも、受け入れてしまうのかもしれません。
そんな中、あえて給与交渉に挑んだ夫(ミャンマー人)。チャレンジャーです。
ああ、やっぱり、給与交渉しない方が良かったのかも。
くよくよ。
No comments:
Post a Comment