Friday, 13 December 2019

クリスマス・ジャンパー・デイ

本日12月13日は、クリスマス・ジャンパー・デイです。

クリスマス・ジャンパー・デイとは何かと申しますと、

まず、イギリス英語では、ジャンパーというのはセーターの事を指します。

これはややこしいので、始めは戸惑うところです。(ちなみに日本でいうジャンパーは、ジャケットと呼ばれていると思います。)

そして、クリスマス・ジャンパーというのは、その名の通り、クリスマスにちなんだ図柄のセーターなのですが、ここで一つ、暗黙の了解があります。

それは、クリスマス・ジャンパーというものは、ダサい。

ダサければダサいほど、良い。

あの、ブリジット・ジョーンスの映画で、ミスター・ダーシーがクリスマスパーティーでダサダサのセーターを着ていますが、あんなのが、クリスマス・ジャンパーです。

ミスター・ダーシーは、なかなか良いクリスマス・ジャンパーを着ていたと思います。

そして、クリスマス・ジャンパー・デイというのは、皆が会社に自慢のクリスマス・ジャンパーを着て行って、ダサさを競う日なのです。

その日の終わりに、投票を行って、クリスマス・ジャンパー・キング/クイーンを決めたりもします。

そして、「よくぞこれだけダサいセーターを着てくれた!」と、その勇気を賞賛する気持ちを金額に換算して、チップのような感じでチャリティーに募金するのです。

そんなダサいもの着て会社になんかいけるか!というスカシタ野郎やオシャレ女子は、募金専門になりますね。

その日は会社の共有部分に、カップケーキなんかも供されて、一つあたり1ポンドくらいの募金でもらえたりします。

その日の売上、つまり、ダサいセーターに賞賛して集まった募金やカップケーキの代金は、チャリティーに寄付されます。

そう、クリスマス・ジャンパー・デイというのは、英国人お得意の、チャリティーイベントなのですね。

でも残念ながら、ワタシはクリスマス・ジャンパーを持っていないのです。

だって、クリスマス・ジャンパーって、一生モノじゃないですか?

ダサければダサいほど良いものなんて、一度買ったら、もう二度と買わないと思うので。

そう思うと、なかなか買う決心がつかないのです。

すばらしいダサさのジャンパーに出会って、一目ボレする日までは、ワタシはクリスマス・ジャンパーを買えそうにありません。

あ、そうそう。

ぜんぜんクリスマスとは関係ない日に、ある同僚が「あれれ、ちょっとどうしたの」というようなセーターを着てきた日があったのですが、それを見た別の同僚のコメントがひどかった。

"Nice Christmas Jumper!"(ウィンク!)

えええ。あんた、にこやかにエライイヤミを言いいはりますなあ。。。

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