Monday 26 April 2021

ミャンマーで両替の不思議

ミャンマーでクーデターが起こって以来、なんか暗い我が家です。

それでなくてもコロナ禍のせいで、長い間ミャンマーに里帰りできていないのに、今の状況では、コロナが収まっても、ミャンマーに里帰りできる見通しが立ちません。

そんな暗い気分の中、昔の里帰りの時に取った写真なんかを、つらつらを眺めてミャンマーを懐かしがっているのですが、旅行の写真って、ゆっくり見返してみると、色々と面白い写真が混ざっているものですね。

その時は、何か興味深いと思って撮ったんだと思いますが、あとで見ても、ぱっと見た感じ、なぜ撮ったのか分からない写真とか。

下の写真は、そんな中の一つです。



この写真、何かと申しますと、両替所のレート表なのです。

ミャンマーでは、日本円からミャンマーチャットへは両替できないため、一旦米ドルに両替して、現地でミャンマーチャットに再度両替する事になります。

イギリスポンドも、直接現地通貨に両替できないため(最近はできる所もあったようですが)、ミャンマー里帰りの際には、いつも前もって、米ドルに両替していました。

我が家のミャンマー里帰りは、大体、2週間くらいのお休みをとって、現地に10泊くらいします。

航空券はもちろんの事、ホテルもインターネットで予約してクレジットカードで精算しておきますので、現金が必要なのは、滞在中の移動にかかる交通費と食事代。

ミャンマー程度の物価の国で、現地の交通費と食事代なら、そんなに現金は必要ないと思われるでしょう。少なくとも、普通の観光客ならば、そんなに必要ないでしょう。

でも、我が家は一回の里帰りにつき、大体 2,000ポンド(30万円、2800米ドル)くらい両替するのです。

平均すると一泊あたり200ポンド(3万円、280米ドル)。

使いすぎ。

基本的には夫の実家があるヤンゴンに滞在しつつ、毎回、ヤンゴン外へ2~3泊程度のショートトリップに出るのですが、その費用が含まれているとしても、やっぱり使いすぎ。

だって、国内旅行の費用の内、ホテル代はインターネットで予約してクレジットカードで精算してるから。

なぜそんなにお金がかかるかというと、やっぱり、会食費というか、交際費かなあ。

夫の親戚や友人との会食には、お金を払うバトルが発生するのです。

勝者が全員分を払うという、恐ろしいバトルが…。

お金を払うバトルに連敗中の夫(ミャンマー人)

で、余った分は義母に渡してきますので、いつも帰りはすっからかんです。

まあそんな訳で、毎回 2,000ポンドほど米ドル現金に両替するのですが、いつも夫は、両替屋さんに、全部100ドル札で、新札をリクエストします。

夫が言うには、100ドル札でないと、両替のレートが悪くなるというのです。

そして、新札でないと断られたり、レートが悪くなったりすると。

普通ならば考えられない事ですが、まあ、ミャンマーやったらそういう事もあるのかもしれん。ブラックマーケットで両替するのかもしれんし。

と、ずっと思っていました。

そしたらまあ、ある日、上記の写真に撮った両替所のレート表を見かけたわけです。

思いっきり堂々と、お札の種類でレートが異なるレート表を。

BUYの方を見ていくと、USD(米ドル)は、

100ドル札(NOTE) 1523チャット/1ドル

50ドル札 1513チャット/1ドル

20ドル、10ドル、5ドル札 1473チャット/1ドル

2ドル、1ドル札 1463チャット/1ドル

なんか、通貨の両替というよりは、外貨のお札の売買という感じ?

お金を差別するな!

日本には、「一円に笑うものは一円に泣く」という言葉があるんやで!

と言いたくなりますが、ミャンマーの人にとっては、それこそ10チャット(日本円で1円弱)程度なら、笑うしかないのかもしれない。




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