昨年から続くコロナ禍も収まらない内に、今年二月にはクーデター勃発という、踏んだり蹴ったりのミャンマー。
夫(ミャンマー人)はいつも言います。
「ミャンマーは、呪われている。」
地下資源も豊富だし、気候も農業に適しているし、普通にしてたら、かなり裕福な国になれるはずなのです。
戦前は、ビルマはアジアのライスボールと呼ばれ、ラングーン(今のヤンゴン)のインヤー湖湖畔に位置する「インヤーレイクホテル」や、川沿いのストランドロードに建つ「ストランドホテル」は、近隣アジア諸国のなかで、最も高級なホテルと言われていたそうです。
なのに、なのに。
どうして今は、アセアンで最下位を争う貧乏国になってしまったのか。
それは、1962年の国軍によるクーデター以降、クーデターとデモと弾圧が繰り返されてきた不安定な政情と、気まぐれで利己的で国民の事を顧みない軍政に対する、国民の不信感によるものではないかと思います。
一夜にして国政がひっくり返ってしまう。
もしくは、今まで使っていた紙幣が使えなくなってしまう。
そんな事がいつ起こってもおかしくないようなような状況では、国民の意識は刹那的になり、長期的にものを考える事をやめてしまいます。
とりあえず、今さえよければ良い。
「皆で力を合わせて国を発展させていこう」という方向に考えが向けるためには、将来への希望が必要なのです。
国民がやる気がないのに加えて、政府は私腹を肥やす事しか考えていないので、適正な公共投資が行われていない。
ところで、貧乏な国っていうのは、道路がデコボコです。
道路がデコボコなのは、国の貧しさを測る物差しではありますが、それと同時に、政府がどれだけ国民の為にお金を使っているかという物差しでもあると思うのです。
ミャンマーの道路はデコボコです。
走ってる車も古いのが多いので、サスペンション(っていうんですか?)も、ほぼ機能していないので、地面からの衝撃を、もろにお尻で受ける事になります。
普段は車酔いがひどいワタシも、あまりの揺れにビックリして、酔わないほどの衝撃です。
一応、舗装してある道もそんな感じで穴だらけでデコボコだし、舗装してない道もたくさんあるので、ミャンマーはホコリだらけです。
おまけに、我が家が里帰りするのは春節の頃が多く、その頃のミャンマーは乾季の冬である為、殆ど雨が降りません。(ミャンマーでは、12月から2月くらいが乾季の冬)
二週間くらいの滞在だったら、傘なんて持っていかなくても大丈夫なくらいに降りません。
そして、冬と言ってもヤンゴンの日中は30℃以上になりますので、全然屋外プールで泳げます。
ちなみに、乾季の夏(3月から5月くらい)だと日中は40℃くらいになりますので、真昼間から屋外プールでは泳いでいられません。午前中か、夕方まで待つか。
そして、とにかく雨が降りません。
なので、ホコリが舞い放題。
ワタシは、乾季のミャンマーに行くと、必ずと言ってよいほど、のどをやられてしまうのです。
一度は、完全に声が出なくなりました。
気管が弱い人は、気を付けた方がよいです。
そんな、ホコリっぽい乾季のミャンマー。
お店ではぬいぐるみなんかが売ってたりするのですね。
でも、店頭に置いておいたら、すぐにほこりだらけになっちゃうよ。
新品のぬいぐるみがホコリだらけなのは、悲しい。
というわけで、ミャンマーでは、ぬいぐるみはこのようにして売られています。
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