Monday 16 July 2018

働く時間を減らしてよかったと思う事 - 1

今年に入って、フルタイムからパートタイムに変更してもらい
労働時間が従来の半分以下に減少しました。

もちろん、お給料も半分以下になりましたが、
収入が減った事により、英国のエゲツナイ個人所得税が
そんなにエゲツナイものではなくなった為、
税引前収入の減少から考えたら、手取り額はまあまあ許せる感じです。

まあまあ許せる額とはいえ、以前に比べたら半減しているので、
家計簿を前に頭をかかえておりますが、
それでも、やっぱり、働く時間を減らして良かったと思います。

セミリタイア生活に入ってそろそろ半年。
この辺りで、備忘録をかねて、働く時間を減らして良かったと思うことを
メモしておこうと思います。

1:身体が楽。

なんと言っても身体が楽。これにつきます。

40歳を過ぎてから、「そろそろ更年期なのかしら」なんて疑ってしまうような、
なんとなくスッキリしない身体の不調を感じるようになっていたのですが、
お医者さんで血液検査してもらっても、これと言って悪いところは見つからず。
結局「更年期だから、しばらくガマンするしかない」となってしまって、
行き場がなくなった感がありました。

2年前には子宮のポリープを取るためのマイナー手術をして、
もう、身体的に無理はできなくなったと痛感しました。

今はそういう時期なんだから、無理せずに休むのが一番です。
もしかしたら、今から10年後くらいに、また元気になるかも知れないので、
もしそうなったら、その時にまた働く時間を増やしたら良いさ、と思っています。

そして、実際に働く時間を減らしてみると、やっぱり身体が楽です。
通勤でも体力を消耗していたので、通勤する回数が減ったことによっても、
かなり体力を温存できていると思います。


2:精神的に楽。

精神的に楽になったのは、二つの側面があります。

一つは、プライベートに関して。

これまで、平日は仕事仕事で週末はバタンキュー、という生活だったのが、
今は身体が楽なのと平日に時間があるのとで、今まで適当に
やっつけ仕事でこなしていた家事に時間をかけることが出来ます。

それまでフルタイムで働いていたとは言っても、日本で働いていた頃に比べたら
労働時間は短かったと思うのですが、いかんせん体力が落ちているので、
平日は仕事と夕食の準備でバタンキュー。
週末は最低限の家事をやったら後は寝だめでバタンキュー。
我ながら、昔の元気だった自分と比べて、今の自分のふがいなさに
自己嫌悪を感じたりしていました。それがストレスだったのです。

あと、今は趣味の時間をとる事も出来ます。
これも、今までやりたくても疲れていて出来ない自分が情けなくて、
それがストレスになっていました。
今は、出来ない自分に感じていたストレスが減少した事に加え、
趣味に集中する事によるセラピー効果で精神が安定してきたように思えます。

二つ目は、仕事に関して。

働く時間が減った事によって、自ずと担当する仕事が減りました。
そして、私自身の仕事へのアプローチも変わってきました。
今までの私は、どちらかというと他の人に仕事をふるのが苦手だったのですが、
毎日仕事に行かないという事が普通になったため、
私がOFFの日に緊急事態が起こったら、他の人にカバーしてもらうしかありません。

今まで、できるだけ他の人にカバーしてもらうことがない様に
気を張って仕事をしていたのですが、パートタイムになった今、
それを無理に行おうとすると、逆に迷惑を掛けてしまいます。

ですので、今まで苦手だった事、つまり、「出来ないことは無理をせずに人に頼む事」
が、だんだんできるようになってきてると思います。

私がいてもいなくても、会社の仕事はまわるのです。
今まで頭では分かっていましたが、心が分かっていなかった。
どうしても、自分が頑張ることによって、なんとかしようと思っていたのです。

でも今は、私が出来なかったら誰かが何とかしてくれる、と考えるようにしています。
その結果、会社が私を不要と判断してクビにするなら、それで結構。

一回はセミリタイアではなく早期リタイア(退職)も考えたので、
私の仕事への姿勢が変わったことによってクビになるなら、それで上等です。

今は、以前よりも仕事を俯瞰的にながめる事が出来るようになったと思います。
仕事と自分の間に距離を置くことができたと言いましょうか。


これは、もしかしたら、プライベートが充実した事により、
私の精神状態が良くなった事が影響しているのかもしれません。

あともう一つあるのですが、長くなったので次にしよう。


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