Tuesday, 7 August 2018

老後の資金計画 (2018年7月現在) - 2

老後の資金計画 (2018年7月現在) - 1の続き。

当初、老後資金として100万ポンドを目標としていたのですが、
二馬力フル稼働で貯金して、それを結構良い利率で運用できたとしてもしても
金融資産が100万ポンドに到達する頃には、私は60歳を超えているだろう、
というシミュレーションの結果に愕然とし、方向転換いたしました。

公的年金(満額出た場合、二人分で約1400ポンド/月)で、
生活費をすべてまかなえるように、生活スタイルを変える事によって、
老後資金問題を解決しようという算段です。

でも、英国のState Pansion (公的年金)は67歳から。
まだ20年以上あります。(夫は25年以上!)
先は長いのです。

という所で、前回は力尽きました。

そう。先は長いのです。
そして、State Pansion を満額受給するためには、
私も夫も、National Insurance という一種の税金のようなモノを
あと14年払わなければなりません。

National Insurance と英国のState Pansion (公的年金)のシステムについては、
後日、一つの記事にまとめてみようと思いますが、
ここでは簡単に説明しますと、年金額を増やすには、
National Insurance というモノを支払わなければならないのです。

我が家は私も夫も普通の給与所得者なので(自営業ではない)
今年の場合年間所得が8,424ポンド(約122万円)を超えると、
National Insurance の支払い義務が発生します。
支払う金額は、年間所得が8,424ポンドを超えた分の12%です。

給与所得者以外の人の場合、 例えば自営業の人は、
給与所得の人とはまた別の計算方法で National Insurance 支払います。
そして、専業主婦など、働いていないけど将来の年金を増やしたいという人は、
年間762ポンド(約11万円)(2018年度の金額)を支払う事によって、
将来の年金額を増やすことができます。
これが一番日本の国民年金に似てますね。

とりあえず、将来の年金受給額を満額まで増やすには、
我が家の場合、夫も私も、あと14年間は、
何らかの方法で National Insurance を支払わなければならないのです。
でないと、老後の資金計画 (2018年7月現在) - 1 の計画が
成り立たなくなってしまいます。

そこでどうするか?

今の所、私の計画は、
「とりあえずあと14年は、パートタイムでもテンポラリーでも
なんでも良いから働いて、年間10,000ポンド程度の収入を得る。」

セミリタイア生活です。

夫も45歳くらいまで、あと4~5年ほどフルタイムで働いたら、
その後は少しスローダウンしようかと検討中です。

そうなったら、夫婦そろってセミリタイア。

楽しみだなあ。

そして14年後、年金満額受給できるまで払い込んだ頃には、私は60歳。
年金受給開始まであと7年。

1ヶ月1,000ポンド(14万5千円)生活するとして、
その7年間を乗り切るのに84,000ポンド(約1,220万円)は必要ですね。
14年間で84,000ポンド貯めるには、1年6,000 ポンド(約87万円)

これくらいの金額なら、二人ともセミリタイアしていても、
何とか貯められそうです。

あ、なんか目処が立った感じで、少し気が楽になりました。

頭の中で考えているだけだと、漠然とした不安があったのですが、
こうやって書き出して考えを整理するのは良い事ですね。




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