Monday, 27 March 2017

本を読んだよ!って話からの昔話。雇用調整ってものにあったことがある。

本読んだって威張ってますが、絵本です。」


お気に入りの絵本です。
本の感想は、読書日記の方に書いてます。

昔、図書館で絵本を読んでいた時間を懐かしく思い出しながら、
楽しく読みました。

って、子供のころの事を思い出しているのではないですよ。

私、英国に来る前に日本で6年ほどOLをしていたのですが、
おりしも、バブルがはじけた直後の日本、
何とか就職できたは良いものの、景気はどんどん悪くなっていく。

そしてそんな経済状況の中、私が働いていた会社は、一種のリストラ、
従業員の就業時間を減らして支払い給与を減らす、つまり雇用調整を実施したのです。

でも、雇用調整によって減るお給料は
ある程度雇用保険(失業保険といったほうが分かりやすい)により
補填されていました。なので、まあ、節約したら何とか持ちこたえる事ができる、
という程度の給与減額ですんだのですが。

そんな状態なので、まさに、お金は無いけど時間がある。
という生活に突入いたしましたわけです。

なので、会社が雇用調整で休みの日には、図書館に行って
絵本を読んでいたのです。

雇用調整で休みの日。

つまり、会社から仕事に来ないでくださいって言われた日。

他の人なら、そんな日には何をするのでしょう?

私の場合、図書館に行って好きな本を読んでいたのですが、
これは、本が好きで時間があってお金が無い人には、
最高の時間の過ごし方の一つだと思います。

でも私の場合、気楽な実家暮らしのOLだったから、楽しい図書館通いですんだけど、
家族の生活を支えている人だったら大変だったろうなあ。

そんな事をつらつら考えつつ。

当時の私の図書館の思い出は、原因を考えたら決して単純に
楽しかったといえるものではないのですが、

それでも、私にっては、楽しい時間であったと思います。

少なくとも、図書館で本を読んでいた時間は、楽しかった。

そして、今も私は、図書館が大好きです。
図書館という、存在が好きです。

本の虫だった私は、ずっと前から図書館が好きだったけど、
雇用調整時に、図書館に通ってから、さらに図書館が好きになったのです。

本来、本って凄いものです。

著者が、色々な経験や思考を通して、長い時間書き上げたものを、
ものによってはたった数百円から売りに出しているわけです。

本って、知識の凝縮形態です。

そして図書館って、そん知識の凝縮形態を、無料で開放しているのです。

こんなすばらしいものがあるのでしょうか?

私は図書館に行くと、いつも一種の興奮状態に陥ってしまいます。

この建物の中の本は、どれでも、私が読みたいと思ったら読めるのだ、
と、思うと興奮してしまうのです。

話がそれました。

THE GRUFFALO

ちなみに、これは買った本です。
(私も、今は気に入った本は買うくらいの経済力があるのですよ。)

これを読んで、図書館が大好きだった昔の自分を思い出しました。
雇用調整されていた状況さえ楽しめた自分を、思い出しました。

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