私にとって、会社を辞めるということは、どういうことなのでしょう。
ここ数年の間、ずっとずっと、会社を辞めたいと思っていたのですが、
今まで決心できずにいました。
なぜ、今まで決心できなかったのか。
そして、なぜ今になって決心できたのか。
その辺りを自己分析してみようと思います。
まずは、なぜ今まで決心できなかったのか。
まず一番は、経済的な理由です。
いくらシットな仕事でも、毎日会社に行って働いたら、毎月お給料がもらえる。
やっぱり、お金は必要ですからね。
次にくるのは、経済的な理由とも密接につながるのですが、
安定した雇用(正社員)を手放したくないという守りの姿勢。
せっかくの正社員の地位を手放したら、後々後悔するのでは、と思ってました。
その次は、会社のネームバリュー。
まあまあ、有名な会社に勤めているため、勤め先を言うと、
「おおっ」っていう反応を得ることができます。
この、ネームバリューを失うことが、ちょっと惜しかった。
では、なぜ今になって決心できたのか。
まず一番は、ミッドライフクライシスによるものだと思われます。
私、次の誕生日で45歳になるのですが、定年を65歳としてあと20年。
あと20年今の仕事をして定年を迎えたら、私の人生はいったい何だったのだろう。
20年後の私は絶対後悔するだろう、と思ったからです。
確かに、今の会社で定年まで勤め上げたら、
定年後の生活は経済的には安定するかもしれません。
でも、それって、何の為の人生なんだろう。
老後資金を貯めるのが人生の目標っていうのは、
ちょっと悲しいと思ったのです。
次にくるのが、経済的な事。
今は、夫の仕事が結構安定しているので、
私が働かなくても赤字を出さずに生活していくことは可能です。
我が家は子供がいなし、夫も私も、中年になって物欲が無くなったし、
大人二人が普通に生活するだけなら、そんなにお金はかからないのです。
夫の仕事が安定している今がチャンス!と思ったのです。
そして最後に、会社のネームバリューについて。
確かに、有名会社に勤めていたら、ちょっと優越感を感じることができます。
でも、人が見ているのは、会社の名前であって自分ではない。
「何々会社に勤める私」である事によってしか、評価してもらえない。
そんなのは嫌だ、と思ったのです。
私は、どこにも所属しない「私」を評価してくれる人を
大切にして付き合って行きたいと思います。
とまあ、こんな感じで、会社を辞める決心をしたわけですな。
ガンバロウ。
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