Friday, 27 October 2017

ロヒンギャ難民問題について、インターナショナルメディアが偏った報道をしていると思う件。

最近のミャンマーのロヒンギャ難民の問題。

私が入手できる情報は、英国での報道がほとんどですが、
日本ではどのように報道されているのでしょうか?

インターネットの日本語のニュースを読む限りでは、
日本のメディアも英国BBC同様、ロヒンギャ難民寄りな感じですね。

まあ、この問題は今に始まった事ではなく、
長い長い歴史の中で、常に続いていた確執との事ですので、
どちらが正しいとか悪いとか、簡単に判断できる問題ではないので、
それについての考察は控えます。

夫が言うには、ロヒンギャ難民問題がおきている地域は、
ラカインというミャンマーの民族の一つが住む地域なのですが、
その地域はもともとそんなに裕福な地域ではないそうです。

例えば、その辺りの地域を訪れた国際組織の医師が、
ロヒンギャの子供の栄養状態を診て、とても悪いと診断したとします。
ロヒンギャの子供は十分な栄養を得ることができていない。
この地域ではロヒンギャは差別されているから、
子供たちが栄養失調なんだと言います。

でも、本当にそうなのか?
もし、その医師が隣の村の、ラカインの子供の栄養状態を診たとしたら、
きっと、同じくらい栄養失調なのではないか?

私の印象では、インターナショナルメディアは、
現在、偏った(ロヒンギャ寄り)の報道をしていると思う。

まあ、弱いものを味方をしたくなるのはしょうがないけどね。

そして、残念なことに、地元のミャンマー人の言い分は、
ほとんどミャンマー語であるために、国際社会には報道されない。

ランゲージバリアだと思います。

日本も、言葉の面ではかなりガラパゴスだとは思いますが、
このような政治的にも大切な問題ならば、きっと国内も意見も
英語に翻訳して発信されることでしょう。(きっと!)

でも、現在のミャンマーのロヒンギャ問題に関しては、
各国のメディアが、自国から送ったレポーターの報告を受けて
(もしくは、英語ベースのニュースを買って)
報道しているだけで、ミャンマー内部からの声が
国際的に報道されているという感じがしません。

ですので、報道の立ち位置がとても偏っているような気がします。

ジャーナリズムの基本は、中立ではないのでしょうか?
今の報道を見ていると、とても、そうとは思えません。
それが、ランゲージバリアなのでしょうか?

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