最近のミャンマーのロヒンギャ難民の問題。
私が入手できる情報は、英国での報道がほとんどですが、
日本ではどのように報道されているのでしょうか?
インターネットの日本語のニュースを読む限りでは、
日本のメディアも英国BBC同様、ロヒンギャ難民寄りな感じですね。
まあ、この問題は今に始まった事ではなく、
長い長い歴史の中で、常に続いていた確執との事ですので、
どちらが正しいとか悪いとか、簡単に判断できる問題ではないので、
それについての考察は控えます。
夫が言うには、ロヒンギャ難民問題がおきている地域は、
ラカインというミャンマーの民族の一つが住む地域なのですが、
その地域はもともとそんなに裕福な地域ではないそうです。
例えば、その辺りの地域を訪れた国際組織の医師が、
ロヒンギャの子供の栄養状態を診て、とても悪いと診断したとします。
ロヒンギャの子供は十分な栄養を得ることができていない。
この地域ではロヒンギャは差別されているから、
子供たちが栄養失調なんだと言います。
でも、本当にそうなのか?
もし、その医師が隣の村の、ラカインの子供の栄養状態を診たとしたら、
きっと、同じくらい栄養失調なのではないか?
私の印象では、インターナショナルメディアは、
現在、偏った(ロヒンギャ寄り)の報道をしていると思う。
まあ、弱いものを味方をしたくなるのはしょうがないけどね。
そして、残念なことに、地元のミャンマー人の言い分は、
ほとんどミャンマー語であるために、国際社会には報道されない。
ランゲージバリアだと思います。
日本も、言葉の面ではかなりガラパゴスだとは思いますが、
このような政治的にも大切な問題ならば、きっと国内も意見も
英語に翻訳して発信されることでしょう。(きっと!)
でも、現在のミャンマーのロヒンギャ問題に関しては、
各国のメディアが、自国から送ったレポーターの報告を受けて
(もしくは、英語ベースのニュースを買って)
報道しているだけで、ミャンマー内部からの声が
国際的に報道されているという感じがしません。
ですので、報道の立ち位置がとても偏っているような気がします。
ジャーナリズムの基本は、中立ではないのでしょうか?
今の報道を見ていると、とても、そうとは思えません。
それが、ランゲージバリアなのでしょうか?
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