さて本日は、在外選挙の投票に行ってきました。
日本在住の方々より、一足早い投票です。
私の投票用紙が、一週間かかって地元の選挙区に届けられるんだなあ、
と、思うと感慨もひとしおです。
しかし、英国EU離脱の国民投票でも思ったのですが、
民主主義というのは、難しいものですね。
国の政治というリーダーシップを、誰(どの政党)に任せるか。
そんな大切な事を決めるための選挙なのですから、
投票する側にも、それぞれのマニフェストをしっかり吟味して
健全な判断を下すだけの、十分な知識と思考能力が必要です。
民主主義とは、国民全体の教育水準がある程度になってこそ
機能する制度だと思います。
昔、日本に“民主主義”が初めて導入された時は、
ある程度納税した成人男性にのみ参政権が与えられたと、
歴史の授業で習ったような覚えがあります。
つまり昔の日本では、貧乏人と女子供はアホやから、
国政に関わる重要な意思決定に関わる資格はないと、
思われていたわけですな。多分。
教育制度が整うにつれ、貧乏人や女性も教育が受けられるようになり、
教育によって得た知識や思考能力がムーブメントを起こして
参政権が貧乏人や女性にも与えられたわけです。
(と、私は思う。)
さすがに今でも子供には与えられていませんが、
最近、選挙権年齢も18歳にひきさげられましたね。
特に女性の参政権については、その昔
時代の最先端を行く教育を受けた女性運動家の方々のおかげで、
今、私のような庶民の女性にも参政権があるのです。
なので私は、自分に参政権が与えられている事に感謝し、
今は日本に住んでいませんが、選挙には参加しています。
そして、投票するからには、できる限りニュースなどで情報を集め、
マニフェストを読んだりして、誰(どの政党)に投票するかを決めています。
自分の一票なんて、結果に影響しないからどうでも良い、
とは思わないでください。
それが積もり積もったら、英国EU離脱の国民投票のような結果を
起こすかもしれません。
No comments:
Post a Comment