Saturday, 14 October 2017

選挙について色々考える

さて本日は、在外選挙の投票に行ってきました。
日本在住の方々より、一足早い投票です。

私の投票用紙が、一週間かかって地元の選挙区に届けられるんだなあ、
と、思うと感慨もひとしおです。

しかし、英国EU離脱の国民投票でも思ったのですが、
民主主義というのは、難しいものですね。

国の政治というリーダーシップを、誰(どの政党)に任せるか。
そんな大切な事を決めるための選挙なのですから、
投票する側にも、それぞれのマニフェストをしっかり吟味して
健全な判断を下すだけの、十分な知識と思考能力が必要です。

民主主義とは、国民全体の教育水準がある程度になってこそ
機能する制度だと思います。

昔、日本に“民主主義”が初めて導入された時は、
ある程度納税した成人男性にのみ参政権が与えられたと、
歴史の授業で習ったような覚えがあります。

つまり昔の日本では、貧乏人と女子供はアホやから、
国政に関わる重要な意思決定に関わる資格はないと、
思われていたわけですな。多分。

教育制度が整うにつれ、貧乏人や女性も教育が受けられるようになり、
教育によって得た知識や思考能力がムーブメントを起こして
参政権が貧乏人や女性にも与えられたわけです。
(と、私は思う。)

さすがに今でも子供には与えられていませんが、
最近、選挙権年齢も18歳にひきさげられましたね。

特に女性の参政権については、その昔
時代の最先端を行く教育を受けた女性運動家の方々のおかげで、
今、私のような庶民の女性にも参政権があるのです。

なので私は、自分に参政権が与えられている事に感謝し、
今は日本に住んでいませんが、選挙には参加しています。

そして、投票するからには、できる限りニュースなどで情報を集め、
マニフェストを読んだりして、誰(どの政党)に投票するかを決めています。

自分の一票なんて、結果に影響しないからどうでも良い、
とは思わないでください。

それが積もり積もったら、英国EU離脱の国民投票のような結果を
起こすかもしれません。

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