Saturday, 7 October 2017

Kazuo Ishiguro さん、ノーベル文学賞受賞!

おめでとうございます!

彼は、5歳に時に英国に移住し、そのまま英国に帰化した日系英国人との事ですね。
英国で高く評価されている作家であり、ニュースを見たときにも、
「ああ、そうなのか」と、すんなり納得できました。

ところで私、彼の著作の一つ、
「Never Let Me Go」(邦題「私を話さないで」)を
以前購入いたしました。

多分、その時はこの作品が映画化された時だったのかと思います。
インターネットをブラウズしていて、
うっかりネタバレ記事を目にしてしまったのです。

その記事は、読んだというよりちょっと見ただけだったのですが、
日本語だったので、大事な部分は理解してしまいました。

よりにもよって、この作品についての重要な部分を。。。

そのショックが大きすぎて、それからすっかり読む気がなくなり
積読していたのですが、この機会に重い腰をあげて
読んでみようと思います。

皆さん、ネタバレにはご注意ください。

まあ、今となってはネタバレショックも薄らいできたので、
今なら読めるような気がします。

皆さん、ネタバレにはご注意ください。

さて、ノーベル文学賞といえば、、、

残念ながら村上春樹氏は、今年も逃してしまいましたね。

なんとなく思うのですが、彼は一生ノーベル文学賞は取れないような気がする。

こんなことを書くと、ハルキストから盛大なブーイングを受けそうな気がしますが。。。

私は、村上春樹氏が嫌いなわけではないです。

いや、むしろ好きだと思う。

彼の文章は、ポップでおしゃれで、流れるように心地よい。

彼の作品の魅力は、(私の意見では)ストーリーというよりは、
文章を読んでいる心地良さなので、一回読んだ本も再読したくなる。

そして、再読する場合、はじめからもう一度読んでも良いけど、
適当に開いてそのページを読んだとしても、楽しめてしまうのです。

文章の心地よさ。

私としては、彼の作品のようなポップでおしゃれで心地よい文章は
十分に純文学だと思う。

でも、きっと彼の作品には、ノーベル文学賞が求めているような、
泥臭さとか、悲しみとか、苦痛とか、
そういったものがちょっと足りないのかもしれません。

なので、きっとハルキ氏はノーベル文学賞は取れないんじゃないかなあ。
でも、それはハルキ氏の作品が他の人の作品より劣ってるとかじゃなくて、
ノーベル文学賞のカラーに合ってないんだと思うの。

芥川賞とか直木賞とかにも、カラーがあるしねえ。

何はともあれ、今年のノーベル文学賞は、日系の作家という事で
日本でも色々話題になってるようですね。

何卒、ネタバレはしないようにしてください。
これ以上犠牲者を増やしてはいけない。。。



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