働く時間を減らしてもらって、その分収入も減りました。
収入が減ると税金も減るので、若干打撃は緩和されるのですが、
税込み収入自体が大幅に減れば、いくら税金が減ったとは言え
手取りも大幅に減ります。増えることは絶対にありません。
税金減で緩和されるのは、気持ち程度です。
でも、それ以外にも効果があるような気がします。
フルタイムで働いていた時は、慢性的に疲れていたのもあって、
家計簿をつけて無駄遣いを反省したりする余裕がありませんでした。
やりくりなんて考えずに、パッパカパッパカとお金を使っていたのです。
でも、今はそうは問屋がおろしません。
ある程度引き締めていかないと、赤字です。
とはいえ、今の私には、収入と引き換えに得た時間があります。
そして、慢性的な疲れもなくなりました。
活力があるのです。
今は、細かい家計簿こそつけてはいませんが、
疲れてて、週末のランチを作るのが面倒だから外食、っていう率も減り、
出来るだけ家にある食材で作るようになりました。
外食に行くのは、作るのが面倒だからと言うよりは、
自分で作れないような料理やお店の雰囲気など、
外出を楽しむ為の機会にしたいと思っています。
出来合いのもので食事を済ませる割合も減り、生活費のうち、
「浪費」と分類される部分が減ってきたと思います。
節約生活。
簡単に言うけど、結構難しいです。
家計簿診断とか、お金に関する啓蒙記事などで、
収入が少なくても、あれとかこれとかをこうやったりああやったりして
節約すれば、月に2、3万円貯金できるとか言う記事があります。
そういった記事の多くが、自炊することによって外食費を抑える事を
勧めていますが、それなの、今の私には無理です。
月に2、3万円の貯金の為に、疲れた身体にむち打つなんて。
節約生活には、時間と活力が必要です。
睡眠時間を削って、疲れた身体を引きずってまでの節約生活は、
中年を過ぎた人間の体力では、難しいものがあります。
なのでフルタイムで働いていた時は、お金で解決してきたわけです。
でもこの辺で、一旦働くペースを落として、
収入が減った代わりに増えた自分の時間と活力でもって、
節約生活を楽しむことが出来れば、
多分、収支はトントンとまではいかなくても、
そんなに損が大きく膨れ上がると言うことは無いようなきがする。
そして何より、節約生活を楽しめるようになれば、
そして、年金の範囲で生活費をおさめる事が出来るようになれば、
そんなに老後資金を貯めなくても良い事に気がついたのです。
私は別に、アンチバリバリ労働教の信者ではないです。
これから結婚して、子供を育てて家を買ってetc、と
目の前にライフイベント満載の若い人たちは、
これからの人生に於いて、働く時間を増やして(身をすり減らして)でも
収入を増やす必要がある時期があるかと思います。
そして、若いうちは体力も気力もあるから、それが出来るのです。
私も、若い時は頑張ったもんね。
今、人生半ばを過ぎて、色々な経験をしてきて、
住宅ローンはまだ完済してないけど、
多分、このまま行けば返せるだろうという目処もついてるし。
今まで突っ走ってきたけど、ここら辺で立ち止まって、
来し方行く末のことを、色々と考えてみようと思うのです。
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