Monday 21 November 2016

トイレットペイパーの哀愁

昔、親元を離れてロンドンに渡り、
渡英直後にお世話になっていたホームスティの家も出て、
シェアハウスに移って一人暮らしらしい一人暮らしをはじめた時、
トイレットペーパーを自分で買うようになって、
自分が自立したなあ、としみじみ感じました。

そして結婚して、二人になったからトイレットペーパーの買い置きも増えて、
自分が所帯じみてきたなあ、なんて感じていました。

そして今、自分が歳をとったなあ、一番しみじみと思うのが、
スパーマーケットでトイレットペイパーを選んでる時。

お金の無駄?と、若い頃は思っていました。
でも、歳をとってくると、お尻をいたわることも大切だと思うようになったのです。

今まで、スーパーのオリジナルブランドの中でも一番安いやつ買ってたのに、
最近は、スーパーのオリジナルブランドの中でもソフトでナイスな、
ちょっと値の張るものを使うようになりました。

若い人でトイレットペイパーの質にこだわってる人は、
ちょっと見栄っ張りなところがあるかな、なんて思ったりするのですが、
歳をとってくると、ちょっとしたところにちょっとした贅沢を求めるのです。

とまあ、なぜかしら、私にはトイレットペーパーに、
人一倍の思い入れがあるようです。



この人にも哀愁を感じます。


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