コロナウィルス問題で、ロンドンは都市封鎖、英国の片田舎ににある瞑想センターも閉まってしまって、今年は、ヴィパッサナー瞑想10日間コースに参加できなくなってしまった我々夫婦。
でも、有給休暇を来年に繰り越したって、世の中の経済が動き出せば、我々の仕事だって忙しくなります。
そうなったらゆっくり休んでいられないから、せっかくならば予定通りにお休みとって、Staycation って言うんですか?お家でゆっくりしましょうという事になりました。
せっかくお休みするならば、コロナウィルス問題で参加を諦めた、ヴィパッサナー瞑想10日間コースを、自宅でできるかぎりやってみようではないかと、10日間の瞑想自主合宿を決行いたしました。
タイムテーブルはこんな感じ。
4:30 - 5:00 Wake Up
5:00 - 6:00 Meditate 1
6:00 - 8:00 Walk/Shop/Breakfast
8:00 - 9:00 Meditate 2
9:00 - 10:00 Break/Book
10:00 - 11:00 Meditate 3
11:00 - 13:00 Cook/Lunch
13:00 - 14:00 Break/Piano
14:00 - 15:00 Meditate 4
15:00 - 16:00 Break
16:00 - 17:00 Meditate 5
17:00 - 18:00 Tea/Break
18:00 - 19:00 Meditate 6
19:00 - 20:00 Break/Book
20:00 - 21:00 Meditate 7
21:00 - 4:30 Sleep
3日目までは、身体がバキバキになってツライです。
でも、4日目からは、身体がなれてきたのか少し楽になって、頭がスッキリし始めます。
頭がスッキリしてくると、嬉しくなって、頑張れてしまうのです。
この調子なら、10日かん、楽勝~なんて思っていたら、7日目あたりに、もう一つの山にぶちあたりました。
なぜか、集中できなくなったのです。
一時間、色々な雑念が頭の中でグルグルしながら、(つまり、考え事しながら)座ってるだけ、なんてセッションが多々でてきます。
なんかもう、瞑想している意味がないような気がして、これではダメだ!と集中しようとするのですが、焦れば焦るほど、色々な考えが頭の中を駆け巡ります。
おそらくこれは、ワタシの心の中に、欲があるからなのだと思います。
瞑想して、上手く精神を集中することができると、心がとても穏やかになって、安らかな気持ちになります。そして、なにか光のようなものを感じるらしいです。
その状態を、「サマディ」と呼ぶのですが、ワタシの心には、10日間の瞑想生活で、この「サマディ」を経験したいという欲があるのです。
なので、瞑想生活も7割過ぎて、まだ「サマディ」らしきモノを感じていないワタシは、焦ってくるわけですな。
でも、「サマディ」というものは、それを経験したいと強く願えば願うほど、逃げていくものなのです。
「サマディ」を経験したいと思うのも、雑念ですからね。
そんな、心の空回りが、7日目の山。
これを越えれば、後はもう、瞑想生活も残りわずか。
残された時間を大切に、各セッション、真剣に瞑想に向き合おうという姿勢を取り戻すことができました。
その頃、夫(ミャンマー人)はラストスパートをかけてましたが。
一時間のセッションを、自分だけ1時間15分に延長したりして。
休憩時間も惜しんで瞑想する夫。
さすが、ミャンマー人やなあ。
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